皆さまこんばんは。本日2度目の更新です。
日中はひたすら窓を開け換気に徹しました。なお、猫たちの脱走防止対策をしている窓を開けているのでご安心ください~! やっぱ玄関の扉つけてよかった。
さて本日から2回に分け、emi-goの病院にて保護されていた黒猫源ちゃんの卒業記事をUPします。源ちゃんは私が譲渡責任者ですので703号室卒業生です。
お見合いの様子はこちらをご覧ください↓
一口に「病院に保護された子猫」と括っても、個体それぞれにいきさつがあります。源ちゃんの場合はどんな過去があるのでしょう?
源ちゃんは5兄妹で生まれ育ちました。
源ちゃん、蝶々、お珠ちゃん、樹々、そしてもう1匹全盲の女の子がいます。私は全員が幸せになれるよう力を尽くしていく所存です。全盲の子についてはいずれ紹介しますのでしばしお待ちください。かわいいですよ♪
源ちゃんの母猫はemi-goの病院の患者さん宅にごはんを食べにくる野良猫でした。妊娠した母猫は患者さん宅のベランダで源ちゃんたちを出産し、そのまま育児。困った患者さんがemi-goに相談。病院も際限なく保護できないので一度は断ったのですが、子猫の中に全盲の子がいることを知り、emi-goは困ってしまいました。全盲の子は外では生きていけないからです。
悩んだ挙句、emi-goは母猫の不妊手術を条件に子猫たちを引き受けることに。全盲の子も健常な子もみんな病院に来る運びとなりました。※母猫は手術済
源ちゃん、病院は安全だもんね。
小さいのに兄妹たちとよくがんばったね。
だれが悪いんじゃないんだけど、私は常々、emi-goと中島先生の負担が大きすぎると感じています。もし私なら自分で保護し自分で里子に出します。それは私が保護譲渡活動をしていて自信があるからではなく、仮に私がこの活動をまったく経験していなかったとしても。
だって想像してみてください。ちゃんと想像してみてください。
保護から譲渡までの一連は決して簡単ではありません。お金もかかることです。
emi-goのご主人が中島先生でよかった。いつもお疲れさまです。
私はきびしいことを言っていますね。自覚しています。でもemi-goの病院は駆け込み寺ではなく、動物の医療を目的に夢を持って建てられた施設です。彼女はアニマルポリスではなく、ここは無償のシェルターではなく、彼女は「保護できない人々」のサポーターではなく、自分の人生をキラキラと生きるべき女性です。
もちろん、emi-go自身が決断してやっていることです。しかし絶えず犬猫の生死の決断を迫られる彼女の身になれば、いろんな葛藤や苦しみが見えてきます。
私も全部は引き受けられないですが、少しずつできるお手伝いをしています。
で前にも書いたのですが、源ちゃんたちをツイッターに載せて宣伝してみたところ、幸運にも素敵な出会いを果たせたんですよ♪
源ちゃんの里親さんとのやり取りが妙に新鮮でたまりませんでした。
メールがコンパクトでありながら、非常にわかりやすいですし、こちらの知りたいことを前もってサラッと写真つきで送ってきてくれるのです。
たとえば新しい子猫がつかう予定のケージや、先住猫るいくんの写真など。
くわえて細かいこだわりがなく、明言をひと言。
「猫はみんな好きだから男の子ならどんな子でもいいです」
仰っていることはわかります。私もどんな模様の子も好きです。
けれどご連絡をいただいた時点で病院には多数の子猫がいて、変な言い方ですが、選ぶことだってできたのです。にもかかわらず、里親さんは一度も外見や性格に対する希望を口にしませんでした。私のこともさっぱり知らなかったようで、どこからかまわってきたツイートを発見し、すぐ問い合わせをしてくれたとのこと。けれど決していい加減な気持ちではありません。2匹目を迎えるにあたり家を建て、引越しを済ませ、慎重に考えてきたご夫婦です。
それに、里親さんご夫婦と私は近所ではありません。2つの県をまたぐのですが、軽快にemi-goの病院まで会いに来てくださいました。本当、パッと。
ふふ。なにもかもが清々しい。
「やあ! ぼく源ちゃん」
源ちゃん、源ちゃんの里親さん、おもしろい方々だね。
きちんとしているのに全然猫への要求が細かくないところ、尊敬します。
源ちゃんぜったい幸せになれると思うわ。
いろんな意味で「譲渡」は身を削られるような疲労感を伴うのですが、正直源ちゃんの縁結びは、スムーズの一語に尽きました。まるでプレゼントのようです。
源ちゃんの里親さんのお人柄の賜物ですね。
里親さんのツイッター → @neconoago
源ちゃんと姉妹のお珠ちゃんの黒黒コンビ
源ちゃんの食べているごはん、私のおすすめの猫砂を聞かれたので答えると、速攻でご準備くださいました。やることが早いのもいいですね。
先住猫るい兄。地元の里親会出身のこの方はかなりキャラが立っています。実際に会って虜に。自慢のお家を案内してくれたのは里親さんじゃなくて、るい兄だったし。私がプレゼントしたシュシュ(マイ太郎さん作)をつけて!
お届け日車内のキャリーにて撮影した源ちゃん
源ちゃん、隣の隣の県だから、ちょい我慢だよ?
(高速が空いてるから行きは1時間で到着)
ちなみにトライアルはなし。ご夫婦のおおらかさに接し、必ずうまくいくと信じての卒業。現にるい兄と源ちゃんは距離が縮まっています。
次回は源ちゃん宅にお邪魔します。
源ちゃんよりるい兄さんの写真が多いかも^^;
ベランダで育った源ちゃんの、とにかくうれしい譲渡でした。
LOVE!
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ハンサム源ちゃんの兄、るい兄くん「ウォーなんて可愛いのー」と思わず声が出てしまいました。美形兄弟なんですね。
emi-goさんの病院の保護猫さんの事で、ちょっと考えさせられました。
私も以前、保護猫の事でemi-goさんにお世話になりました。
emi-goさんに助けられ、里親さんを探す事ができましたので、偉そうな事は言えないのですが、もったいないなぁと思いました。
猫を助けたい・保護したいという優しい気持ちが、誰かを犠牲にするのは本当にもったいないです。その優しい気持ちを大切にして自分の出来る事は全てやる。どうしたらいいのか分からない事だけを誰かわかる方に相談しながら、人を犠牲にする自分だけのやさしさではなく、本当のやさしさを大切にしてほしいと思いました。
小さな子供が、猫を保護して誰か助けてというのとは違い、大人ですから自分で出来る事がきっとあるはずです。
保護だけして、後は丸投げで誰かに押し付けるのではその保護したお気持ちが本当にもったいないです。
ごはんをあげて、後は知らないというのも折角の優しさが、不幸の連鎖をつくってしまい、やはりもったいないです。
後、一歩だけ踏み出して、避妊手術だけでもして一生ごはんをあげれば、面倒を見れなくなるほど増えない、誰にも面倒を押し付けなくて済むのにと思います。
優しい尊い気持ちは、誰かの犠牲の上には絶対に成り立ちません。誰かを当てにして助けても、当てされた方の時間労力金銭を奪っているのです。自分に出来る最大限の努力を惜しまなければ、当てにされた方は、他のもう一匹を救えるかも知れません。
助けるのが当たり前の人間は、いないと思います。全ては犬たち猫たちを助けたい一心で、どこかで努力し我慢して、それでも犬たち猫たちが幸せになってくれれば報われると思うからやるのであって、誰かの良い事をしたという満足感の為にやるわけではないと思います。
可哀そうだから保護した、可哀そうだからご飯をあげると思えたなら、まずは自分で出来る事を努力すれば、その優しい気持ちは誰も犠牲にしない本当の優しさになれるのにと思います。
豆様
そうなんですよね。仰る通りです。個人でやってきた私はどこかほかの方に対しても厳しいところがあるかもしれません。
できるのに、って思ってしまうところがあるんですよね。でも個人でやっている方は大勢いて、豆様もそうですが、本当に猫を幸せにしている方は多いです。たくさんじゃなくても出会う分だけでも、と。
だからできれば受け皿を求めるやり方ではなく、自分で完結してほしいと思います。
経験値の違いで私のほうがうまいこともあるので、相談に乗るのは全然いやではありません。
相談に乗った方から「うまくいった」とご報告をいただけるとほんとうにうれしいですし。
みんなが自分にできる範囲でやれればいいですよね。
犬猫の保護活動はどうしても一部の団体または個人をみんなが応援するという形になり
垣根ができやすくなってしまいます。
それは間違った方法ではないのですが、個人のスキルを磨いて個人でもできることを増やしたほうが
社会全体から見た時の浸透率が格段に違うと思うのです。
だから私自身が大きく発展することを私は望んでいませんし(発展できない器ですが^^;)
みんなができる社会をめざしたいと思ってやってきました。
emi-goの負担が大きすぎます。今はできる範囲で彼女の力になりたいです。