ぼくを見つけてくれた人


「さて、この麗しいボーイはだれでしょう?」
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「6年前の、ぼくですよ」
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「ぼくもほほも、このときはまだ幼くて」
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「ほほにできたはじめての友だちがぼくでした」
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「ケンカもよくしたっけ?」
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「ぼくはよく遊び、よく寝る子で」
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「自慢じゃありませんが、手のかからない子猫だったのです」
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「その後、ほほが703号室の子としてこの家に残り、ぼくは卒業生としてこの家を巣立ちました。この時点では、まさか6年の年月を経てほほとまたこの家で再会することになるとは……」
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「人生山あり谷ありとはよく言ったものです。人生が山あり谷ありなら、人間と暮らしているぼくたちは、人間の生活環境の変化や気持ちの変化に左右され、ときには翻弄されることもあるのですね」
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「個々の奥底にうずまく濁流の変化は神さまでも予想不能でしょう。だから心の広いぼくは、ハハを責めませんでした。のんたもプー太郎もひたむきに生きてきました。そしてチチハハの謝罪をぼくたちは正面から受け止めました。ただ、ぼくはひとつだけハハに注文をつけたのです」
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「ハハ~ 次こそは、たのんだよ」
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「ハハはぼくの心の言葉を肝に銘じた様子でした。ぼくが語りかけるずっと前から重く受け止めてきたようです。長い間、ずっと重く、そして苦しく……。だか らぼくたちが生きていることや、また自分の手元に戻ってきたことが、ハハは本当にうれしかったそうです。チャンスをくれてありがとう、と」

「今からぼくは、この家を卒業します。ぼくを見つけてくれた人の元へ旅立つのです。ようやく、スタートラインに立ちました。新しい生活を送るぼくをどうか見守ってくださいね」
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