ゴンちゃんのサークルを掃除する間、リビングで寝かせました。
この時は、穏やかな寝顔を浮かべていました。
ゴンちゃんの寝顔を見ていると、心がポカポカしてきます。前も書いたかもしれないけれど、ゴンタから、ごほうびを与えられたような気分になるのです。
1時間後、起きてしまいました。
絶叫がはじまると、私も心の余裕がなくなるので、写真におさめるのはいつも寝顔。だけど1回くらいは、覚書として、カメラを構えてもいいよねゴンちゃん。
一見、笑っているような表情
パッチリおめめで、どこをみてるの?
私? きっとちがうよねえ……
力の限り、叫ぶ姿
ごはんもお水もおむつも寝返りもあんよも、全部終わったよ。
ゴンタ、しんどい? 立てないのは辛いよね。
立ってクルクルまわってた頃は、いつも笑ってたもんね。
ゴンタの気持ちは、わかってるんだよ。
もう自力では首もあげられなくなってしまったから、悔しいんだよね。
立派な肉球を、持て余してるんでしょう。
ゴンタの話を、全部聞いてあげられる余裕がほしい。
写真を撮ったあと、サークルに入って、ゴンタの首を起こし抱きしめました。私の匂いや熱に気を鎮めてくれることもあるから。でもこの時はダメでした。一筋縄にはいかないようです。
ゴンタの望みがわからないわけではありません。認知症を患っているとはいえ、2年1か月の間、ずっと一緒に暮らしてきたのです。でも望みを叶えてやることができない。なぜなら、ゴンタの望みは自然の摂理と真逆だから。
今はかろうじて、前足が少し動くだけ。
首に力が入らなくなっているので、車いすはもちろんのこと、人間がゴンタを補助するハーネスでも、もうほとんど歩けません。
できない、が増える。
イライラが募る。
爆発する。泣く。泣く。
この写真に写っている肩の床ずれは一進一退ですが、腰の床ずれは消えました。
ほらね。ここ、けっこうひどかったんです。
おむつを替える際、腰の床ずれが見当たらなくてさがしちゃったよ。こんな風にきれいに治ってくれたのがうれしくてたまらなかった。免疫力、自然治癒力の低い老犬にとって、傷が治るって、当たり前じゃないんです。
ゴンちゃん、できることもあるじゃない。
まだいっぱいある、と思う。
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