第6話“リア子の美容と健康法”
「おねい!! ちょっと、おねいっ!!」
「今日は、紫外線が強いから、窓辺にいたら日焼けしちゃうっ」
「わたしは色白だから、美白肌を維持するために、これ以上の紫外線は困る」
「ごめんなさい……悪いけど、そろそろカーテンを閉めてくれませんか?」
「わたし、美容にはいろいろ気づかっているの。ルルねいが、エステの2号店をオープンさせたって聞いたけど、ルルねい、わたしにもスペシャルフェイシャル(60分)をおねがい」
「おねいが毎日飲ませてくれるのは、わたし専用サプリ、“D-フラクションプレミアム”。これ、免疫力を高めるサプリメントなの。きのこあじがまあまあのお気に入り♪
健康を保つために、わたしは運動も欠かさないの。おねいと毎晩、猫じゃらしで体操をして、ときどきヘンなポーズのヨガもしてるの。あとは1日2食、好き嫌いなくごはんをおいしくいただくのがわたし流。シンプルだから、つづけられるのです」
「福島からきた当初、わたしは2キロしかなかったけど、病院からおねいんちにお引越した頃には2.2キロになって、今は2.6キロに増えちゃった。でもまだ太りすぎじゃないもん」
「この前、黒木先生に会いに行ったのよ。その日はワクチンを見合わせたんだけど、黒木先生、わたしの状態をみて、ほめてくれたの」
「リアちゃん久しぶり。今日はずいぶんおしゃれしてきたんだね。またかわいくなった?」
「く、黒木先生……
「わたしは黒木先生の診察だと、ちゃんとがんばれるの。黒木先生におりこうにするって約束したもん。わたしは約束を守る女の子なのよ。わたしは黒木先生が大好き。診察をがんばったあとの、黒木先生の抱っこが大好きっ! 黒木先生、かっこいいでしょ?
でも、かっこいいから大好きなわけじゃないの。
黒木先生は、わたしやまわりに、必要以上の不安や悲しみを、植えつけない人なのよ。前ね、こう言ってくれたの」
「白血病キャリアだからって、必ずすぐ発症すると決まったわけではありません。ぼくは エイズキャリアの19歳の猫を知っています。そして、13歳になる白血病の子を知っています。いずれも、かなり若い時期に感染したにも関わらず、ちゃんと 生きているので、リア子ちゃんのことも、信じたいですね」
「血液検査の結果も、今は良好ですし」
「ね、リアちゃん」
「わたしを信じてくれているのよ。わたしの命を信じてくれる人が、こうしていてくれることが、とても嬉しいの。おねいも、tenねいも、ハハも、パピコ代理も、ルルねいも、みんなわたしを信じてる。だから、生きる。わたしは生きる。健やかに、前向きに! それがわたしの健康法」
~お願い~
703号室を応援してくださる方は、卒業猫あずきの投票を応援してください♪
ここをクリックすれば投票できます↓↓↓
http://contest-2011.doubutukikin.or.jp/vote/detail/311/
かつくん「リア子、美容と健康に気づかってるんだね。会う度にかわいくなる理由が、ハハにわかったみたい。ハハもリア子のまねをして、少しは体操でもすればいいのに。
残念なことに、年々崩れていくよ。ハハこそルルさんのお店へ通うべきだよね。
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!」
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!