さようなら ナナ 

現在私はいろんな意味で人生の岐路に立たされています。

 

 

ブログに書けることはブログに書き、書けないことは書いていません。

 

 

とにかく非常に強いエネルギーを消耗する事態が増えています。

 

 

けれどだからこそ応援してくださる皆さまのおかげで日々をそれなりに楽しく過ごしているのも事実です。皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいです。謝謝。

 

 

さて、ローズの様子を気にしている方が多いことは知っていますが、本日は私の愛娘ナナとの「お別れ」について出させてください。(前回はこちら)

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密葬に近い状態を私は好みます。ゆっくりナナと過ごしたいのです。

 

 

 

たとえ空箱であったとしても、ナナが存在しているうちに抱きしめたい。

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出会いから16年。土手から保護できたのはナナが1歳8か月の頃でしたので、14年以上私はナナのお母さんでいさせてもらうことができました。ナナは私のはじめての保護犬。ペットショップで買ったべべとはその辺の次元がちがいます。

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チチに寝室を借り、最後の夜を共にしました。ナナ、ずっと多頭でごめんね。

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夜が明け、チチと私はナナがはじめてお世話になるところへ向かいます。

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チチは運転席

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私とナナは後部座席に乗っています。

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ナナをキンキンに冷やすのはやめました。ドライアイスはもう必要ない。

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桜が見事ですね。

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ここはいつ来ても厳かで静かで悲しい場所

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大げさでなく、粗末でもない。私たちにピッタリの「さようなら」をさせてもらえます。早めに到着し、別れの儀式に備えます。見上げると桃色の花が咲き誇っていました。

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まずナナを寝かせました。

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次に持参した花で「花かご」作り。そしてナナの毛をチョキチョキ切り、用意してきた小箱にしまうのです。ナナ、毛をちょっとだけお母さんにちょうだいね。

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ほんとうにたいせつな娘です。

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チチからもさようならのキスを

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できれば別れたくない。別れたくない。できれば、できれば、できるなら。

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あと5分しかない。

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最後に家族写真を撮ってもらいました。

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べべのときは私があまりにも取り乱していたので、ナナはぜんぶ残したいと思ったのです。お父さんもお母さんも親として成長していかなければなりません。

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花かごから花を取り出し、ナナを花姫に変身させました。

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ナナは、ナナは、ナナはぜったいに天国へ行ける気がします。

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比喩しがたいほどのいい犬だから。私のすばらしい娘だから。

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ナナ、愛しているよ。ナナが想像している以上に、お母さんはあなたを。

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この扉が開けば、すぐにきょうだいのコロンJがエスコートに来て、ナナはべべたちと合流できる。そう信じるしか私には術がありません。ナナ、行ってらっしゃい!

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チチと私はナナの写真を見せ合ったりしながらナナを待ちました。

 

 

 

お帰りなさいナナ。天の川をイメージした赤の骨壺カバーが似合っています。

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べべと並んでこうして玄関で出迎えてくれるのよね。ありがとうね。

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かつをはじめ、ほかの子たちの骨壺はリビングにあるからうちはにぎやかです。

 

 

 

ナナを見送った私は、自分の中でなにかに一区切りをつけました。

 

 

「なに」ってうまく言葉にできない。

 

 

しかし確実に、私は変化しています。

 

 

私は自分の人生を生きたい。人生をまっとうしたあとは、ナナたちのそばに行きたい。探して探して探して探してあああああああああああああああああ!!

 

 

ごめんなさい。

 

 

 

よく散歩へ行った公園にて。センターは美しいナナ。おーいべべ公こっち向け!

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私が「幸せの703号室」というブログを開設したとき、レギュラーメンバーはこの3頭でした。

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べべ、ナナ、かつ。猫のかつはたったの3歳3か月、べべは16歳半、最後まで粘ってくれたナナは16歳でこの世を去りました。

 

 

 

犬と猫は失うと筆舌に尽くしがたい痛みを私に遺していきます。

 

 

どんなに珠のように育てても、結局命を分けてやることができない。

 

 

どんどん先に年を取ってしまう。どんどん進んでいってしまう。

 

 

彼らの時間の流れの速さが私とはちがう。ほかはぜんぶ同じなのに。

 

 

だから今、私は正直な心、「里親になるってただただ楽しいですよ」とストレートには言えません。楽しいだけじゃないのを痛感しているから。

 

 

けれど生き場のない子たちが日本にいる限り、いえ、この星にいる限り、私は「勇気を持って里親になってくれる方」の必要性を同時に感じています。

 

 

でなければ、家族を得なければ、理不尽に死んでしまう子が仰山いるから。

 

 

 

矛盾していますよね。解きがたい矛盾です。

 

 

私は家族を失った母親です。

 

 

一方で、私は野良猫たちの住処を探す立場です。

 

 

いつか苦しみが癒え、ほんのり自分の中で消化できる日がきたら、また声を大にして、「犬猫と暮らすことは最高です! ぜひ!」とお伝えしたいです。

 

 

皆さまは私に言われるまでもないでしょうが、こんな私からひとつだけ。

 

 

「永遠」はありません。

 

 

 

あなたの横でくつろぐ犬猫たちに、「だいじだいじ」と囁いてみてください。

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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きみのためにできること(ナナ)

※blogを連続更新中です。スクロールしてくださいね。

 

 

卒業生ぐーちゃん(元:千吉)家からナナへブリザーブドフラワーが届きました。ハート型で赤がメイン。ナナの骨壺も赤い布地なのでよく似合います。

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2014年卒業のぐーちゃんはFIVキャリアの成猫。最近腫瘍のオペや歯の手術をしたばかり。たいへんな中我が家を気にかけてくださりありがとうございました。

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卒業生ポテチ家からはピンクと白の上品なブリザーブドフラワーが届きました。

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FIVキャリアの成猫ポテチは幸せ満喫中。先日大巻先生の病院で診察を受けたポテチ。703号室保護猫時代より少したくましくなった? 感じもあるね。

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ほかにもプレゼントがいっぱい届いているのでおいおい自慢します。

 

 

 

さて、今日はナナの亡くなった翌日の話をします。

 

 

酸素室業者への酸素室の返還と清算、ドライアイス購入はチチの担当。

 

 

私は中島先生の病院へ行き、最後の通院の医療費を支払ってきました。

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emi-go、中島先生、ナナがお世話になりました。

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照れもあるのかな? ふだんは決して口にしない言葉を私は中島先生にまっすぐ投げてみることにしたのです。あとは受け手側がどう思うのか……。

 

 

話は遡りますが、ナナが急変したあと、ナナの状態とともにナナの余命を中島先生に私ははっきりと聞いたことがあります。※たぶんこのときですね。

 

 

中島先生の見立てはナナは1週間はもたない。2~3日がヤマだろうとのこと。

 

 

けれど言い方がとても温和で、悪く言えばあいまいだったのです。

 

 

「このまま数値があがりつづければの話ですが、1週間(あるいは2~3日)以内にはなくなってしまう可能性もあるのかもしれないと思います」

 

 

非常に正確です。そしてナナの親の私に気づかいオブラートに包んでくれています。けれど私はそれでは納得がいかず、静かに先生に詰め寄りました。

 

 

「先生あのさあ、○○だと思います。○○の可能性が出てくるかもしれません。思いますかもしれませんをいっそ取っ払って話をしてくれませんか?」

 

 

中島先生はナナを見て一瞬困ったように苦笑いしました。

 

 

そしてひと通り説明を終えた中島先生は部屋を出る間際にこう言いました。

 

 

「あの……さっきぼくが“かもしれません”とか、“だと思います”って言ったのは、(ぼくの性格上の話し方ではなく)相手が動物だからです。

数値だけで動物の命をはかれないってことを、ぼくは獣医師になって学びました。動物はときとして奇跡を起こしたり、いい意味でも悪い意味でもぼくらの予想を裏切ることがあるんです。だからぼくは、“かもしれません”、“と思います”、“○○の可能性が高いです”の言い方をしたんです」

 

 

中島先生の言葉がすとんと胸に落ちた私は「なるほど」と返しました。

 

 

話は戻ってナナ亡くなったあとのあいさつで私は中島先生に深々と頭を下げました。emi-goは横で泣いていたのですが、涙の理由は聞いていません。

 

 

「ナナがお世話になりました。中島先生に生意気を言わせてもらいますが、中島先生はひとりの人間として、獣医師として、ほんとうに腕が上がりましたね。(※中島先生は私、10年くらい知っている先生です)中島先生を私、尊敬します。ナナにしてくれたこと、すべてが正解でした。感謝の気持ちでいっぱいです。上から目線に聞こえたらごめんなさい。でも私は本音でひとりの患者として話をしています。先生は心身ともに成長しましたね。私も先生を見習い、しっかりと成長していきます。これからもどうぞよろしくお願いします」

 

 

中島先生はemi-goとまた困ったような笑い方をし、丁寧にお辞儀をしてくれました。

 

 

 

病院をあとにした私は、ドライブがてらパワースポットへ

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桜がきれいだなあ。そして痛い。桜が痛い。

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これまでナナを護ってくださったこと、未来のいろんなお願いを聞いていただきました。長い時間、ずっと私は心の中で祈りながら手を合わせていたのです。

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※これは私の感覚なのでほかの方からの意見は遠慮してもらいたいです。

 

 

 

帰りにナナに会いに来てくださる方々への手土産とラナンキュラスを購入

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花姫ちゃんただいま

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ドライアイスでキンキンに冷えちゃってかわいそうだね。でも美しいねえ。

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夜、しじみの里親りょうちゃんが会社帰りにナナに会いに来てくれました。

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白い花は横に置き、りょうちゃんにいただいたお花をナナに持ってもらうことに

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いいねえ。カラフルな花束も似合う。

 

 

りょうちゃんがうちに来た日のことを自分のブログに書いています

 

 

よかったら「りょうちゃん目線の703号室ブログ」を読んでくださいね。

 

 

りょうちゃんの中で私は「ゆるキャラ」なんだそうです。へー、そうなんだ。どこがどうそう思わせるんでしょう。次直接理由を聞いてみようと思います。

 

 

りょうちゃんにいただいたおにぎりセットで軽食を済ませる私たち

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エネルギーの消費度がハンパじゃないので私すっごく食べています。

 

 

ぜんぜんガリガリじゃないから(むしろダイエットが必要)ご心配なく!

 

 

 

保護猫百香とあさひもりょうちゃんのちゅーる攻めに遭い、すっかり仲よしに!

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ここにはまだ書けないいろんな話をして、りょうちゃんとバイバイ。散歩がてら駅まで送っていきました。りょうちゃん、ナナに会いに来てくれてありがとう。

 

 

店を終えた母も花束を持ってきました。ナナはいちおう母の孫娘だからね。

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花は母と妹からです。ビタミンカラーでいいですね。

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結局、花は何色でも許されるんです。花は何色をまとってもいいんですよね。

 

 

私べべとナナに会いたいです。あなたたちを抱きしめたい。

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そんな想像に切なくなる毎日を過ごしています。

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でも、大丈夫。私は元気です。

 

 

Smile!

 

 

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百香のトライアルが決まりました♪

亡きナナの話をしている最中ですが、うれしいニュースをお知らせいたします。

 

 

このたび保護猫百香の長期トライアルが決まりました。

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猫と触れ合ったことのない先住猫さんのいるお宅ゆえ、現時点でご縁決定とは申せませんが、いいご報告ができるよう里親さんと力を合わせていきます。

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お届け日を調整中ですのでひきつづき百香に会いに来てやってくださいね。

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そしてご無沙汰になってしまったのですが、あさひはじめ保護猫ローズと

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ジャイアンも控えています。

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ナナの見送りまでを書き終えたら、あさひとローズとジャイアンを前面に出します。応援していただければほんとうにありがたいです。必ず全員卒業させます。

 

 

 

百香のお茶会の模様を簡単に

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百香のお茶会が偶然ナナの火葬と重なり、私はうまく頭を切り替えられるか不安でした。希望者さんとは前々からの約束だったのでできれば動かしたくなかったのです。ナナはナナ。百香は百香。私にとって両方たいせつです。

 

 

そこで急きょ助っ人を依頼。みいさんです。

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みいさんと私はつき合いが長い。

 

 

みいさんは私が保護動物たちの写真撮影を頼むことで知られているでしょうか? みいさんは写真のみならず「譲渡」が非常に安定していて絶妙にうまい。私の尊敬する女性です。

 

 

希望者さんに偉そうにしません。けれど伝えるべきことはきちんと伝えます。

 

 

実はこれが意外と難しくて、つい上から目線になってしまう保護主さんが多いのです。まあ逆に希望者さんのご機嫌を伺うような保護主さんもいますよね。

 

 

みいさんはフラットな感情で物事を理性的に話すことができるタイプ。

 

 

実際私は電話でかいつまんで漠然としたイメージを伝えたのみでした。

 

 

「こんな感じのお茶会にしたい」的な。

 

 

それを「うん。わかった」のひと言で済ませるみいさん。私とはあうんの呼吸です。むずかしい説明や細かい詰めは必要ありません。みいさんだからこそです。

 

 

お茶会の直前、私のパソコンにて希望者さんとの一連に目を通すみいさん

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※みいさんであっても希望者さんの個人情報の保護はしています。

 

 

夜、ピンポンが鳴り、いよいよはじまりました。百香がんばれ!

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里親募集サイト経由で知り合った里親さんはわが家に着くなり、ナナ(とべべ)の遺骨の前に正座し、手を合わせてくださいました。貴重な涙を流しながら……

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この一枚で里親さんのお人柄が皆さまにおわかりいただけると思います。

 

 

リルにもあいさつし、かわいがってくださいました。リル、よかったね^^

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ナナには枯れない可憐なお花を、犬猫たちのおやつまでいただきました。感謝!

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百香は連日ナナに会いに来ていたお客さまがつづき、戸惑い気味

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今夜はあなたが主役だよ。里親さんは遠路はるばる百香の顔を見にいらしたの。

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私がお茶を淹れている間、みいさんは百香の性格を説明し、里親さんとともにちゅーるをあげてくれていました。助かるね。ありがとう。

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2時間みっちり、私のポリシーと里親さんの環境を擦り合わせていきます。これは703号室の卒業生たちにとって、重要な時間です。すでにお宅の写真と先住猫さんの写真は拝見済み。

 

 

さらに間取り図を書いていただき、開口部を細かく確認しているところです。ケージを置く場所、窓及びドアの位置、活かす窓、壁のように動かさない窓……

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おススメのキャリーバッグや通院方法も力説。洗濯ネットに入れるところ

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里親さんはひとつずつ丁寧に聞き、質問をくださり、先住猫さん(るいくん)と百香の安全や未来について真剣に考えてくださいました。

 

 

ご主人さまに見せる動画を撮ってお帰りになった里親さんは、家族会議を1日経て熟考し、百香のトライアルを快諾! 私のポリシーと百香は「セット」なので、里親さんは早速脱走防止対策に取り掛かってくださっています。

 

 

ナナの命の灯が消えようとしていた時期にやり取りをしていた私は、里親さんをお待たせしてしまうこともあり、ご迷惑やご心配をおかけしたことと思います。

 

 

しかし常に私にやさしく接してくださり、「気長に待ちます」と仰ってくれました。

 

 

トライアルではありますが、百香の良縁を想像すると気分がハイになります。

 

 

百香、苦労してきたあなたには安楽な一生を送ってほしい。

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里親さん、みいさんに感謝。素敵なお茶会でした。

 

 

Smile!

 

 

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家族を生かす役

703号室卒業生のセス家からホワイトデーのプレゼントをもらいました。

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わざわざうちまで持ってきてくださったのに、私が不在でお会いできず残念。セスとゆずくんはすっかり仲よし。画像は里親さんのツイッター(アカウント:みかのん @sesuandyuzu)より拝借!

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ふふ。その調子その調子!

 

 

 

703号室の家族募集中の保護猫は百香(1歳女の子)と

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弟気質のあさひ(1歳男の子)。興味のある方はぜひお知らせください。

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次に家族募集のステージに立つローズ(女の子)と

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ニューフェイスのジャイアン(男の子)もお忘れなく!

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さて、先日私は703号室卒業生クー太の里親MIHOさんにつき合ってもらい東大病院へ。ナナ、あまぱん、さぶの慢性腎不全トリオの診察日だったのです。

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MIHOさんがいてくれないとほぼ成り立たないナナの通院

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車内で吠えまくり&暴れまくりのため、私ひとりでは制御不可能。ありがとう!

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MIHOさんといっしょだと待ち時間も楽しい♪

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東大病院は受付から会計までスタッフの方々があたたかいので癒されます。

 

 

 

診察内容は、ナナ、あまぱん、さぶの基礎検診と血液検査。腎臓病の治験の期間(4か月)は終了したのですが、私の希望で特別に治験薬の処方をつづけてもらっています。

 

 

なんでも話し合って決めていますよ。いいよね。

 

 

結果をざっくりお伝えすると、ナナ、あぱまん、さぶ全員の体重が確実に増え、腎臓の数値が下がりました。これねえ、奇跡みたいなできごとなんですよ。

 

 

みんなシニアだし、何年も闘っているんですもの。たまらなくうれしいね。

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あまぱんだけは、貧血が少し進んでいるとのこと。小島先生とあまぱんっ!

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けれど打つ手はまだまだあります。

 

 

貧血の進行の様子を見ながら、①プロラクト鉄(サプリ)を投与⇒②造血ホルモン注射⇒③輸血を視野に入れ治療していきます。これからあまぱんがたどる道のリスクを想像しておくことで私の精神が安定します。私は絶対に最後まであきらめません。できる限りのすべてをお子たちに注ぎます。

 

 

さぶもいい調子~!

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身近に有能な獣医師がいてくれるのは心強いですね。東京大学の前田先生、ホームドクターの大巻先生及び中島先生には感謝してもしきれません。

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ポカポカ陽気で気分爽快の1日でした。

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帰宅後、さっそくシリンジごはん。あまぱんへの虐待じゃないからね(笑)。

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ナナもあまぱんもさぶもシリンジが中心で自発的には食べません。1日に約40本。ただひたすらシリンジごはんを作り与えまくっています。点滴や投薬も。水頭症のほほの投薬、アレルギーのリルの投薬や散歩やごはん(大変なんですよ食べないから)、保護猫たちのお世話、人慣れ、里親さん方とのコミュニケーション、相談メール、家事、炊事……。

 

 

ひとつひとつを取れば雑務と笑われてしまうかもしれないけれど、実はいっぱいいっぱいの状態。加えてときどき私はふと落ち込んだりします。

 

 

私には立派な肩書きがあるわけでもないし、フルタイムで働いているわけでもないし、保護活動も滞ってばかりでもっとがんばっている方がいるし、自分って実態がなくてなんだか胡散臭い。しかも惨めだなあ、と。

 

 

皆さまは私の状況を多少理解してくれるでしょう。

 

 

しかし世間一般に「アンニイさんってなにやってるの?」と聞かれると思わず私は答えに窮してしまうのです。……私はなにをやっているんだろう?

 

 

仮に人をランク別あるいはカテゴリー別にわけるなら、きっと私は生産性の低い部類に属するのかもしれません。それが自分の肩身をますます狭くさせてしまう。なのに妙に忙しい。時間がない。この矛盾はいったいなに? と……。

 

 

けれど今回のナナ、あまぱん、さぶの検査結果を受け、私は信じてきたことを地道につづけていてよかったと素直に思いました。

 

 

私は自分の家族の介護闘病をしている者です。

 

 

私の家族は犬と猫です。

 

 

つまり私は、家族を愛するお母さんです。

 

 

家族を生かす役です。

 

 

Smile!

 

 

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お帰りジャイアン

※ブログ連続更新中。よかったら下の記事もお読みください。

 

 

いじめっ子だったくせに、4匹の中で心も体ももっともボロボロに傷ついていたのは、ジャイアンのようです。まだとても若いのにFIVキャリアでした。

 

 

まあ、想定内なので仕方ないです。

 

 

去勢手術の麻酔の際に歯の状態で中島先生に推定年齢を考察してもらいました。

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歯は真っ白。歯石もついておらずびっちりはえそろっています。

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おそらく2歳前後でしょうとのこと。

 

 

しかし歯を見なければ、私は7~8歳かと思っていたのです。

 

 

外でいつもヨレヨレだったから。

 

 

これも麻酔中。一見目が正常っぽいですが、意識は朦朧としています。

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言っておきますけど、こんな普通にさわれるタイプじゃないからね(笑)。

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ケージが重すぎるので中島先生とemi-go夫妻が車まで運んでくれました。

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やさしい中島先生、emi-goありがとう。お世話になりました。

 

 

ねえねえジャイアン、病院の空気感伝わってないかな?

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怖い思いをさせたかもしれないけれど、みーんなあったかいハートを持った人たちなんだよ? 砂で汚れていたケージもきれいに掃除してくれたでしょう?

 

 

スタッフ内に際立ったキャラがいます。仮名白米子(はくまいこ)さん(右)。

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白米子さんですが、パンもお好きのようで、私が会計待ちをしている間、しきりに袋に残った2つのパンのどちらを食べようか迷っていました。

 

 

見かねた私が「2つとも食べたら?」と提案してみたところ「はっ!! ですよねー!!」だそうです。非常に清々しい。そして愛嬌のある女性です。

 

 

食べるために生まれてきたんだそうです。うん! いい!

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懐っこい笑顔で「田辺さーん」と呼んでくれる白米子さん。

 

 

カメラを向けると照れて隠れる一面も。最高だよ♪

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腕のいいトリマーさんでもあります。会いたい方はぜひ大師前どうぶつ病院へ!

 

 

あ、彼氏募集中ですってよ!

 

 

 

ドライブを経てうちの下に着きました。

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よし、じゃ703号室に戻ろうか?

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ジャイアンは保護部屋のケージからスタートします。

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足を投げ出しているの、わかりますか?

 

 

ジャイアンは隠れていないんです。近寄ると激しく怒りますが、スペースはお気に入りのようでくつろいでくれています。なんて賢い子でしょう?

 

 

ジャイアン、我が家はいろんなタイプのお子がいるの。図々しい子や

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不思議な子

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野良時代の顔見知りも揃ってるよ。

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まとめて連れて来ちゃったから^^;

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あさひと百香をおぼえてる? 全員あなたにいじめられてた子たちだよ。

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特に被害を被っていたのは超小柄なローズだったけど……。

 

 

 

ジャイアン、好きだよ。

 

 

好きだからこそ、仲よくなりたい。そのフワフワの毛に私の手のひらを乗せたいの。ブラッシングしてあげたい。マッサージしてあげたい。いずれ、いい?

 

 

苦労してきたんね。わかるよ。ぜんぶわかる。だからスカウトしたの。

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あなたはぜったい、とびきりのスターになれる。

 

 

LOVE!

 

 

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