54本の爪を切る

今週末はTOKYO ZEROの勉強会にはじまり、卒業猫たちのお宅へ伺ったり、私が応援させてもらっている腎不全でFIVキャリアの片目のキットくんのお家を訪問するなど、実に保護色の濃い土日でした。明日から仕事なんですけどがんばれるかなあ?

でも聞いてください。

私、すっごくいいことがあったのです。

人生の中でこんな思いを何度も経験させてもらえる自分は本当に恵まれています。

ある保護活動の用事で本日の午前中、私はマイ太郎さんとともに703号室卒業猫めい&じゅんのお宅へ伺いました。

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ママさんがサンドイッチやお菓子やお茶を用意してくださいました。超おいしかったです。

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人慣れ半人前(笑)、年齢不詳、FIVキャリア、よだれがひどかったためほとんどの歯を抜歯したこのお方。グッチ改め「めい」が我が家から卒業して半年経ちました!

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そして、約7年うちの近所を彷徨っていたじゅん(のりまき)もセットでご縁を掴んだのです。保護当時、FIVキャリアの彼も消耗が激しくひどい貧血状態でした。

もちろん、生粋の野良ボス猫だったので触ることなどできませんでした。

703号室で若干軟化したじゅんですが、新しい環境に変わった途端不安になったのでしょう。

いい感じだった「人慣れ」が逆戻りし、シャー、ウー、必要以上に近づいたら本気のパンチ……と、とにかく荒削りのタフガイに変身してしまったのです。

夏頃遊びに行ったときは触れたのですが、まぐれに近い状況でした。

その日私が帰ったあとは触ろうとするとまた逃げる!怒る! がはじまり……

まあ触ろうとしなければお腹を出して寝たり美声でおねだりしたり幸せそうなんだけど。

でもせっかく人の手に慣れつつあったじゅんが触れない子になるのは惜しい気がして。

前置きが長くなりましたが……

 

そのじゅんの今日の写真です↓

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この一枚を撮ったのは、私じゃなくてママさん。

私たちが帰ったあとに撮ってツイッターにアップしていたのです。見たとき目が丸くなりました。

 

「え? ママさんなにしてんの?」

 

感動が感動を呼びひとりでウルウル。ママさんはいつだってめいとじゅんを愛おしそうな眼差しで見つめ、距離を縮める努力をしてきました。だから当然の結果と言えるかもしれませんが、なんか無性にうれしかったのです。

私がさせてもらったことと言えば、54本の爪切り(笑)。

 

マイ太郎さん、ひなホプさんに協力してもらってバチバチバチバチ……

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めいを洗濯ネットに入れるのも至難でしたが、じゅんが特にね^^;

猫コタツ内で籠城中の彼はコタツの布団をちらっとめくられるだけでドスのきいた声で唸る始末。正直怖かったしかわいそうな気もしたのですが、切れるときに切った方がいいので全員で猫コタツを囲みなんとかじゅんを洗濯ネットに入れました。

ネット内に入れたあと、私はじゅんを抱きマイ太郎さんとトイレに移動!

万が一じゅんが洗濯ネットを破って出てしまっても狭い個室内なら再トライできるから。

爪がスッキリ家猫仕様になったあとはネット越しにやさしく撫で撫で♪

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手のぬくもりを思い出させる大切なコミュニケーションです。

小人姫さまも上手にお手伝いしてくれました。

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しばらくしてネットから解放されたじゅんはめいとともにキッチンのガス台上へ逃げました。

 

「アンニイさん!」

 

ふとキッチンに近づいたママさんに呼ばれ振り返った私は、自分の目を疑いました。

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写真ではわかりづらいですが、じゅんが目を細めうっとりの表情でママさんに撫でられています。むろん多少の緊張はあったかもしれません。しかし逃げようともせずにじっと佇むじゅんの姿に私は胸がいっぱいになりました。

糸口を探していたのは、じゅんも同じだったのですね。

慣れている子に接する機会の多い方には想像できないかもしれませんが、私は今保護猫いせやんで苦労しているのでママさんの気持ちが痛いほどわかるのです。

それでも、前向きにふたりをかわいがってくれるママさんを見習い私もいせやんと徐々に仲良くなりたいと奮起しました。よーし! 距離を縮めるぞ!

FIVキャリアの人慣れ度の低いシニア猫の家族探しは大変でした。

家族になろうと名乗りをあげてくださる方も勇気の要ることだと思います。

FIVキャリアの猫なんてめずらしくもないし長生きする子はたっくさーんいますが、こういう活動をしていると世間の風当たりの冷たさを痛感することがあります。

だからこそ私にとって、めいとじゅんの家族は希望であり自慢なのです。

心から感謝しています。ママになってくれてありがとう。

 

めい&じゅんのママさんからおみやげをいただきました。

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ひなさんもおみやげありがとうございました。

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プライベートの女子友だちがフードを支援してくれました。ゆきこちゃん、ありがとう!

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facebook友だちのOさまからはお菓子のようなコスメが♪ テンション上がりますね。

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お友だちと母の店に食べに来てくださっただけでなく703号室POST CARDもお買い上げくださりありがとうございました。

 

今、譲渡活動で苦しんでいる保護主さんもいっぱいいらっしゃるでしょう。

そして猫と暮らしたいと考え猫ブログを徘徊している方もいるのではないでしょうか?

「条件のいい子」がかわいいのは当たり前で、かわいい子を希望するのも当たり前です。

でももう少し深いお心で考慮してくださる方が増えたら、シニアの子、シャイな子、キャリアの子、持病や障害のある子にも活路が見出せます。

日本は救いの手を求める弱者で溢れかえっています。

あなたががちっと掴んだ命は、あなたを映す鏡となるでしょう。

そしてあなたの行動があとにつづく人々の鑑となるかもしれません。

一緒に一歩踏み出しませんか?

里親になるってすばらしいですよ。

 

LOVE!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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麦ととろろに会いました

いろんなことがまた滞りがちになっています。関係者の皆さま申し訳ありません。

ごましおの家族募集とPOSTCARDだけはスピーディにやってます(笑)。ご入金確認が取れ次第24時間以内に送らせてもらっています。あまりにも遅すぎる場合は宅配事故などが考えられるので絶対にご一報ください。

 

保護猫ごましおは元気です。あまぱんも引く食べっぷり!

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さて、本日私はドライブがてら卒業生のお家に遊びに行ってきました。

このお方たちを覚えていらっしゃいますか?

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我が家にいた頃は紅緒と長丸という仮名でした。

2匹セットで里親さんのもとへ(画像は里親さんより)

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いつもラブラブのおふたり♪(画像は里親さんより)

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ひとまわり体の大きなとろろ(長丸)が先に去勢手術を終え次は女の子の麦(紅緒)の番です。

 

「あハハだ! いらっしゃーい!」(とろろ)

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ママに抱っこされる麦嬢

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この子たちの里親さんはきょうだい(ライゾー、ボンゾー、みつ豆)の里親さんとも交流があり、5きょうだい同じ病院にかかっています。

ファミリー同士が繋がっていてくれて、保護主としては最高にうれしいですね。

 

とろろがくぐっているブルートンネルはきょうだいの里親さんからの贈り物♪

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ママにべったりの麦嬢

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甘ったれモードでした。

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イケメンとろろくん^^

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おてんばの一面もある麦嬢!

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里親さんはこの子たちの成長記録として写真をこまめに撮り、医療ケアのファイルを作って管理しています。ありがたいですね。

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捨て猫だった麦&とろろはみいさんに運よく保護され我が家にやってきてくれました。里親さんに渡した命のバトンを里親さんは大切に握りしめてくださっています。

こういう姿を目の当たりにすると、ごましおのご縁探しもがんばろうと思えるのです。

かけがえのない時間をありがとうございました。

エネルギーチャージしてパワー満タンの私!

里親さんがネイルケアしてくださったので(手だけ)女子力も上昇です↑↑↑

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超お気に入りです。ありがとうございました。

12月はみいさんとともにこの子たちのきょうだいのお家にも遊びに行く予定です。

ところで、深夜に帰ってきたチチ。12時半を過ぎているのに「夕飯なあに?」ですって。こんなに遅くなるんだったら、どこかで食べて来てくれればよかったのに(苦笑)。

まあ、簡単に作って出しましたよ。変な時間に食べてばかりで健康を害さないといいけど。

 

 

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