ロスするもの、ロスしないもの

先日、ゆずさんがTwitter上で素敵なプレゼントをくださいました。

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すごい特徴をつかんでいますね。ゆずさん、どうもありがとうございました。

 

 

モデルはこのお方

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我が家の天国組の松ケンです。

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松ケンとは、2023年2月14日にさようならをしました。

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家族になって、1年と1か月ちょっと。松ケンは16歳9か月でこの世を去ったのです。

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最近ブログを読みはじめた方は、松ケンを知らないかもしれません。

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松ケンは、すい臓がんで他界した私の友人から指名され、私が引き取った男の子です。

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松ケンは静かに、日に日に大きくなる肝臓がんと闘っていました。

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チチも私も、松ケンのQOLに重きを置きながらの暮らしだったのです。

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冬は寒さ対策にも気をつかいました。

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病によるダメージが深刻な中でも、松ケンには犬らしく過ごしてほしかった。

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松ケンが、私たちにとって、大切なお子だからです。

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手塩にかけ育てている犬猫たちが弱ると、看る側は、悲嘆が止まらなくなりますよね。

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「どうしてうちの子なの?」

 

 

「この先、どうすればいいの?」

 

 

「苦しみを代わってあげたい」

 

 

「なにができるの? あと私には、なにができるの?」

 

 

多くの犬猫たちを看取ってきた私も、もちろん例外ではありません。

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決して、慣れることはないのですよね。

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そして、悶えて悶えて絞り出した「すべきこと」と「しないこと」が、後々に……大なり小なりの「後悔」となって、私たちを蝕み、心にべっとりと、こびりつくのでしょう。

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結局どんな選択をしても、私たちは清々とはいられない性質であり、また、保護者とは元来、そういう立場なのだとも思います。それでも、一生けんめいに考え、逃げずに向き合っていけば、「看取りの一連で味わった痛み」は、いずれ和らぐことも、私は知っています。

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シッターのお仕事でも、さようならをしなくてはならないときがあります。

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お世話をさせてもらったお子たちとのお別れは、本当にさびしいです。

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飼い主さんのお気持ちを想像すると、かける言葉も見つかりません。

 

 

毎週会っていたシニアのチョコちゃんもそのひとり

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お花を持ってお別れに行った日の写真

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改めて伺った日の写真

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チョコちゃんは幸せな生涯をまっとうしました。合掌。

 

 

寿命の丈が揃わない犬猫と人間は、大概、人間が犬猫を見送る形になります。

 

 

えぐられるような悲しみの先に、私は、失ったものと、失わなかったもの、を見出せるようになりました。とは言っても、まだまだ修行中なので、ほんの少しだけですけど。

 

 

かわいくてどうしようもない、「在りし日の姿」は確実にロスします。

 

 

家の中を探しまわっても、見えないから。

 

 

触り心地やぬくもりもロスします。

 

 

けれど、わが子に向けた、愛と情は、確実に残りつづけます。ロスしません。

 

 

私は、未練がたっぷりと詰まった自分の胸から、ふとしたときに名を呼んで、天国組のわが子を、意識的に外に出しています。そうすることで、自然と身近に感じられるのです。

 

 

運転中や、寝る前、私はまるで点呼でも取るように、自分のお子たちの名を呼ぶのです。

 

 

私が抱く愛情だけは、だれにも奪えない。

 

 

この胸の中身までは、死神でも立ち入れない。

 

 

たとえ時間が流れて、多少色褪せをしようとも、その褪せた色すらもいい塩梅に美しいはずです。

 

 

いつも、いつもいっしょだよ。

 

 

I love my family

 

 

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松ケン、その存在だけで

朝から訃報がつづいて、本当に参りました。

 

 

松ケンの状態も、いつどうなるかわからないのが、正直なところです。

 

 

横目に酸素室の松ケンを眺めながら、心を落ち着かせたいので、ブログでも書こうと思います。

 

 

経口での薬の投与はやめて、1か月以上前から薬を皮下補液に入れて流しています。

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後ろ足がむくんでいるので、補液の量は半分になりました。これは今日の分です。

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明日も明後日もできますように。できますように。

 

 

昨日、松ケンを囲んで、たぁちゃん、はるくん、チチ、私でランチをしたのです。

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おいしいお弁当を差し入れてくれてありがとう。ごちそうさまでした。

 

 

松ケンは、シリンジご飯を食べたり、歩いたり、おしっこをしたり、松ケンなりの元気さを披露。私は松ケンの小さな行動が、いちいち、どうしようもなく誇らしかったです。

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松ケンは生きているだけで、とてつもない価値のあるお子です。

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ほんの少しだけ、気晴らしに近所の公園へ行きました。

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松ケンのひとり目のお母さん、かおりんの息子はるくんと

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はるくんと、はるくんのおじのたぁちゃんと

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5分ほど公園にいて、さあ帰ろうか、となったところで、松ケンが急変

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慌てて松ケンを抱いて、みんなで即、703号室に戻りました。

 

 

酸素室内で寝かせていると、夜、起き上がって「出たい出たいアピール」。外に出すと自分で水を飲み、おしっこと、立派なうんちをチチと私に見せてくれました。どれだけホッとしたことか。

 

 

けれど、今また、調子が不安定になっています。私はソワソワが止まりません。

 

 

はるくんとたぁちゃんは、前にも一度、我が家に来ました。

 

 

その日の写真をUPしそびれていたので、載せておきますね。

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昨年12月の初旬です。

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松ケン、楽しそうだったなあ……

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はるくんと

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たぁちゃんと

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雑誌、「いぬのきもち」の取材をしていただきました。

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だから、うちにはたくさん人がいて、松ケンは注目の的だったのです。

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さぶもうれしそう^^

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カメラマンさんとさぶとすずらん

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松ケンと私のツーショット

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「いぬのきもち」3月号の特集に、松ケンが載っています。

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もなちゃんの素敵な文章と、松ケンがかわいいので、ぜひ見てやってくださいね。

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15歳8か月で私の家族となった松ケンですが、私たちには数えきれないほどの思い出があります。

 

 

松ケンを幸せにしたい、私は少しはできているのでしょうか?

 

 

胸が苦しくなるほどに、松ケンが好きです。

 

 

 

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松ケンと生きる

※ブログをハイスピードで更新しています。よかったら遡ってお読みください。

 

 

香さんより、オシャレでセンスのいいクリスマスプレゼントが届きました。

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かわいすぎるクマさんのお菓子♡

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お手紙やみーちゃんのお花代まで……。気にかけていただき、ありがとうございます。香さんはまた猫さんを保護したとのことで、合計5にゃんのお母さんになられたそうです。

 

 

香さんに保護された猫さんは、幸せ街道まっしぐらですね。

 

 

さて、前回も書いたとおり、本日は松ケンといっしょにお台場へ遊びに行く予定だったのです。

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でも、3-4日前から、松ケンは体調を崩して、今は703号室で療養中です。

 

 

病院で処方された、松ケンのための薬剤の入った皮下補液

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昨日は自分からカロリーエースを少し舐めてくれましたよ。

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おとといの夜、大師前どうぶつ病院へ連れていきました。

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血液検査の結果、肝臓の数値がとても悪いです。

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中島先生に「肝細胞がん」について、改めてくわしく話を聞きました。

 

 

松ケンの年齢やコンディションからすると、手術は現実的ではないと思います。

 

 

また、麻酔を必要とする精密検査も、受けさせるつもりはありません。

 

 

先生いわく、病気がゆっくりと進むことが多いので、私は「のろのろ」に強く期待しています。

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病院では一瞬テンションがあがった松ケン。18歳のタロウとごあいさつ♡

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ちゃぽぽもやさしくしてくれました。

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大きさのちがいがすごいですね。

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中島先生の足元にて

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みんなが松ケンにニコニコと声をかけてくれて、あたたかいひとときを過ごしました。

 

 

松ケンに体力をつけさせることが必要なので、お母さんは新しいミキサーで作りましたよ。

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松ケンが残した缶詰たちを介護食に変身させてみたのです。

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むりせず、1mlずつ、松ケンにシリンジで飲ませています。

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こんな風に長い舌をつかって、じょうずにシリンジをペロペロしてくれますよ。

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だれに頼めばいいのかわかりませんが、松ケンをどこにも連れて行かないでほしいです。

 

 

松ケンはまだまだうちにいます。いてもらいたいです。

 

 

松ケンもそれを望んでいると私は信じています。

 

 

チチも私も、松ケンを心から愛しています。

 

 

だいじなだいじな家族です。

 

 

LOVE

 

 

 

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リルの日常

※ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

今朝、事前にまうが通院する情報をキャッチしていた私は、いそいそと病院へ

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キャー会えた♡

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写真だとわからないでしょうけれど、まうが私を見てしっぽフリフリの大歓迎をしてくれたのです。

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三つ子の魂百まで、ですかね? 自慢しちゃってごめんなさい。まう、ありがとう!

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すっかり紳士の面持ち。トレーナーさんとご家族のおかげでお散歩もじょうずになったまう。センターの職員さんを噛み、譲渡に適さないといわれた過去がウソのようです。小さいとき、私が散々甘やかせたからどうなるかと心配したけれど(私はまうを怒れない)、まうには厳しいリーダーよりやさしく接してくれるお家のほうが合う気がしていました。里親さんもまうを怒れないと笑っています。

 

 

まうをあまりにも好きになりすぎて、私情が入りまくり、譲渡するのがめちゃくちゃキツかったのですが、あのとき歯を食いしばってまうを手放してよかったと心から思います。だって客観的に見て、まうはうちにいた頃より満たされているし幸せそうだから。

 

 

(※↑関連記事をリンクしているのでよかったらお読みくださいね)

 

 

バベシア症と闘うまう。私も祈る思いで見守っています。

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猫の登場が多い703号室ですが、私は、犬も猫も同じ位たいせつです。

 

 

我が家のリルの近況もぜひ読んでくださいね。

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この画像のリルのごはんは手作り食ですよ。材料はごはんとお肉とカボチャと無塩バター。ドロドロに煮込んでさらにミキサーにかけました。ふだんは犬用のフードを食べているのですが、たまに気分を変え、おやつがわりに作っています。パクパク完食! おいしいねえ!

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腎臓の数値が悪くなってきているので補液は1日おきに120mlを入れています。

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貧血との兼ね合いがあるので、この量が限界かなと。

 

 

じっとおとなしいときとバタ活で暴れるときがあり、難易度は「中」程度。

 

 

おだやかな寝顔

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先日リルを抱っこしたら、リルが私に大きな「運」をくれました(笑)。

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異臭を感じつつもブツが見当たらず、ポケットに手を入れるまでわからなかったという^^;

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ありがとう。リルがくれるものはお母さんなんでもうれしいです。

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若い頃からお散歩が生き甲斐だったリル。天国のべべ、ナナと並んで歩いていました。

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身体が不自由になった今でも、外に連れて行くと喜びます。

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支えればまだグル活できるのですよ。えらすぎますね♪

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立たせて歩かせて座らせて休ませるの繰り返し……

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「人間椅子」の座り心地はどう?

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満面の笑顔がリルの答えですかね?

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全体像

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抱っこしながら自作の歌を聴かせると、そのまま眠ってしまうことも……

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遠い未来のことは想像しないようにして、ゆっくりと前に進んでいきたいです。

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たとえ私たちの前方にあるのが残酷な別れだとしても、恐れずに、できることを一歩、一歩。

 

 

悲しむのはあとでできますものね。

 

 

リル、I LOVE YOU♥

 

 

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