お肌のゴールデンタイムはお子らと爆睡。深夜にブログ更新の変態女です。
こんばんは。おはようございます、かな?
昼間、保護猫ミルク&ココアを連れてワクチンとウイルス検査へ行きました。
病院で撮った写真がまあまあかわいかったので見てやってください。
ココア嬢(キジトラ)体重750g
採血の際に泣いてしまいました。
子どもだから怖くて当たり前だと思います。
ココアそのまま大きくなってくれたらうれしい。
つづいてはミルク嬢(キジ白)体重650g
まえならえ、の姿勢で聴診器をあてられています。薄かったしっぽの毛が生えそろいました。
小粒ですが元気いっぱいです。
ミルク健康に生きてくれたらうれしい。
ココア、ミルクともに一回目の3種混合ワクチン終了。そしてウイルス検査はそろって陰性。
2~3日以内には家族募集サイトへ掲載します。ミルクボランティアのうめももさくらさんがたいせつに育ててくださったおちびさんたちです。忙しいを理由にあまり構えない我が家でも、ココアとミルクは姉妹で寄り添い、姉妹で遊び、手もかからずおりこうにしてくれています。
かわいい盛りのミルク&ココアに申し訳ない気持ちになり、ときどき自己嫌悪に陥ります。
だからこそ、精神的余裕を持ってこの子たちの成長を慈しんでくださる方へのバトンタッチをめざし、ご縁を探していく所存ですので、家族募集の暁には皆さま応援をよろしくお願いします。
さて、次は保護猫実葉の退院日の様子を皆さまにご報告させてください。
実葉は予定通り日曜日に退院しました。午後、実葉がお世話になった病院へ。
先生と今後のことを相談しました。腕に入れたプレートを将来的に抜くべきか? 今後の生活で注意しなければならない点は? など。抜糸を終えた実葉ですが、傷口が一部まだ完全には治っていないので、しばらくはカラー生活です。10日分の抗生物質を処方されました。
だいぶ良心的な費用にしていただき先生に感謝です。実葉への支援などお預かりしている分にゆとりがあります。以後の実葉の治療やケアにつかわせていただきます。
実葉は先生と私が話をしている間じゅう、おとなしく待っていてくれました。
さあ、これから千葉県までふたりきりのドライブです。未来に向け出発。
近頃胃腸の調子が著しく悪い私は、高速道路をあきらめ下道で目的地に向かうことに。
私が道に迷わないことと、私と実葉の行く先々に白バイが泳いでいないことを祈りながら、安全運転に徹しました。もし事故るなら帰りにしてほしい。とにかく実葉は無事に届けたい。
車の中ではじめて耳にした実葉の鳴き声。実葉、不安を感じたのかな?
思ったより幼い声を聞きながら私は実葉の半生を想像していました。
名のない野良猫時代。FIVキャリアで片方しか腎臓が見あたらないと言われているゆえ、生きづらかったよね。いっしょうけんめいスリスリするからきっと実葉のファンもいたはず。
実葉に会うと笑顔になれた人が、どこかにいたはず。
善意を信じ悪意に傷つき、腕と骨盤を折った。耳もケガした。怖さと痛みで目の前が真っ暗になった。命からがら茂みに隠れ、自力で治そうとうずくまった。ひとりがんばった。
実葉は一連の恐怖体験後、スリスリする余裕がなくなってしまった。人の前に出れなくなってしまった。けれど探しに来たFさんの鳴らす「カリカリ音」に実葉はつい期待してしまった。
生きているからお腹が減るし、だいいち、人に駆け寄るのは実葉の反射神経の所業だから。
Fさんが自転車の荷台に実葉入りのキャリーを積み、長い道のりをこぐ。
実葉は流れゆく景色をどんな心で眺めていたのか。
どんな心でFさんの背中を眺めていたのか。
二度目に入った家の中。
腫れた腕を浮かせながら、実葉は会う人会う人に体をこすりつけ歓迎した。
手術後の耐えがたい痛み。
実葉はスリスリしようとした。
回復の道程で、実葉はできる限りスリスリした。
「Fさん タナベさん もしかして わたしに 会いにきてくれたの? スリスリしなきゃ」
実葉、肩の力を抜いてごらん。もういいんだよ。
・・・・・・そろそろ到着するよ。ここが実葉の再スタート地点。
着いてしまう前に私の本音をひとつ実葉に打ち明けるね。
はじめてあなたに会ってから、私はあなたのことばかりを考えました。あなたに惹かれ、とても好きになりました。あなたの明るさが私を元気にしてくれたのです。できることならあなたをうちで保護し、たとえ巣立つまでのひとときだとしても、自分の手で育てたかった。それが私の希望で、欲で、ほんとうの気持ちです。
無理をすればできないこともなかった。無理をすればできた。
けれど、いったいだれのための無理なのか?
あなたではなく、すべては自分のためだと気づいたのです。
私は一旦頭を整理し、あなたの立場に立って物事を考えることにしました。
その理由は、じきあなたにもわかります。
「タナベさん わたし今 どこですか?」
実葉を迎える準備で家中あちこち走りまわるマイママさん(笑)。
このたびはマイ太郎さんのお母さまが実葉の境遇に胸を痛め、終の棲家が見つかるまでの期間、預かりに名乗りをあげてくださったのです。マイ太郎さんも早々にショップの売り上げを実葉に支援してくださいました。実葉はマイ太郎さんのお母さまのお宅でしばし養生します。
※ まだ実葉の家族募集開始にはいたっていませんが、多くの方が気にかけてくださっているので、もし実葉と一生暮らしてみたいという里親希望の方がいらっしゃったらぜひ私にお知らせください。ケアや今後の生活も含め誠心誠意希望者さまと話し合っていきますし、実葉を「ベストの状態」でお嫁入りさせることをお約束します。実葉の年齢は推定3歳程度とのことです。
実葉はキャリーで待機してて。巣作りはドライバーのタナベさんがせっせと行います^^
私が送ったソフトサークル! このピンクが実葉とマイママさんちにピッタリ♪
じゃーん! 完成! 中に姫生活必需品を入れていきます。
私が持参したグッズを一個一個丁寧に確かめながら片づけるマイママさん
温和できちんとされている憧れのオトナの女性。マイママさんなら安心してお任せできます。
実葉を姫サークルの中に放ちました(爆)。大きなサークルで快適そうでしょ?
プレゼントでいただいたベッドが気に入ったのか? ずっとフミフミ。まるで赤ちゃんのよう。
「はじめまして 実葉と申します よろしくおねがいします」
童心にかえりベッドを踏んでいた実葉ですが、マイママさんが近づくといつもの実葉に戻りました。こうして人の心を掴もうと必死で生きてきたんですよね。ただただ、いとおしいです。
行儀がよくて驚きました。すばらしい猫です。気高くて、やさしくて、凛とした。
マイママさんがアップルパイとシナモンティをごちそうしてくださいました。シナモンティは私からのリクエスト。大好きなんです。懐の深いマイママさんとの人生トーク。パンや手作りジャムなどのおみやげもありがとうございました。
帰る前、私は退院祝いに実葉にちゅーるをあげてみることにしました。マイママさんがちゅーると小さなお皿を用意。好奇心旺盛の実葉はおいしそうなにおいに目を輝かせています。
「マイママさん タナベさん これおいしい・・・・・・」
ちょくちょく顔をあげ私たちの様子をうかがっていた実葉ですが、ちゅーるを食べているときばかりはそりゃもう夢中で・・・・・・空のお皿をいつまでも丹念に舐め尽くしていたほどです。
実葉、こんなもんじゃないよ。
まだ満足してはいけないよ。
幸せの上にまた幸せを上塗りしてあげる。
そしてその上にまた幸せを上塗りしてあげる。
甘いミルフィーユみたいに1枚ずつ実葉の幸せを重ねていく。
私は私にできることでベストを尽くしていきます。
生きていてくれてありがとう。
マイママさん、実葉をよろしくお願いします。
ALL LOVE!
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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