保護犬つるは、「手のかからないタイプ」ではありませんでした。
女の子なのに、意外とやんちゃです。
おトイレの失敗は限りなくゼロに近く、特段、トイレトレーニングをせずとも優秀でしたが……
起きている間中、とにかく走る、噛む(甘噛み)、(さびしいと)鳴くの三拍子
あ! 猫のケージもガジガジやっちゃったね^^;
「わたし なんかした?」
常に全身で喜びや不安を表現するつる
明るく、前向きで、何ごとにも一生けんめい
頭がよくて素直でまっすぐな犬です。
ボールを投げると持ってくるところがべべ公にそっくりで、私は若いべべ公のいた703号室を何度も思い出しました。つるのおかげでタイムスリップできてうれしかったよ。ありがとう。
家族募集に使う「アピール写真」を撮ろうとしても、まったく静止してくれないつる。
よって私はつるの寝ているとき、もしくは寝起きのボーとした時間を狙うしかなく、撮影のために仕方なく朝の5時半に起きてスタンバイしたのですよ。
だから、カメラロールにはこんなんばっかりが残っています。
寝相の悪い私とはあまり寝てくれなかったから、チチがうらやましかったなあ……
目を閉じても
開いても
いや半開きのいわゆる変顔の一瞬も
私にはつるがキラキラとまぶしくて無我夢中でパチパチ
我ながら完全に主観を欠いた撮影者です。
途中からなんかもう、モデルさんがかわいくてしょうがなくて、「撮らない」ができなくなり、気づいたら500枚近くつるの写真が増えてしまったという……
「ハハはアホね」
はい。小悪魔にコロッとやられてしまったものですから。
私は本気でうちの保護犬猫たちのことをスターだと感じています。
カメラを投げ出して抱きしめたい欲求に駆られまくりです。
いや~ん♡ つるそれは反則! あとで私にもやってくれー!
つるの天性の愛らしさと、保護主が多少苦労した甲斐もあってか? つるには合計25件のお問い合わせをいただいたのですが、その中で唯一犬と暮らしている方に私はつるの未来を託す決意をしました。つるが犬好きなのは、すでに皆さまご存じですよね?
つるの里親になってくださる方のことを私は絶対的に信頼しているのです。
その理由も以前書いたとおりですが、なんたって14年前に我が家を巣立ったゆずという名の元祖破壊魔ちゃんを長きに渡り大切に育ててくださっているから。
14年のおつき合いってすごくないですか? 本当に自慢です。
これが14年前に703号室で私が撮ったゆずの写真です。
地元に捨てられていたおおっきい仔犬で、「ゆず」と名づけたのは私です。
ゆずとつる
今まで一度も考えたことのないこのコンビですが、妙にしっくりきました。
そうだつるの教育係はゆずに任しちゃおう♪
里親さんがオーダーしてくれたふたりの迷子札
とんとん拍子で迎えたつるの卒業日。なんと、里親さんが新幹線に乗って東京駅まで迎えに来てくれたのです。予定していた医療ケアも滞りなく終わり、体調万全のつるですが、キャリーに入れると必ず大絶叫をするのが怖くて悩んでいたのです。車だと帰りに大大大渋滞にハマることが予想され、翌日も予定がパンパンのため、選択肢から外しました。しかし、いざ新幹線で行くと腹をくくっても、心配が絶えなかった私にとって、里親さんのありがたいお申し入れはまさに救世主(笑)。そうだ。里親さんと二人なら恥ずかしくない。いざつるが騒いだら私は遠くへ逃げれば……
結局、つるはホームでギャン鳴きを繰り返し、注目の的となったのですが、新幹線に乗ってからは少し落ち着いてくれて、後半は完全に観念の状態に(ホッ)。
だから席に座れたし、ついでに事務的な譲渡誓約の手続きも済ませることができました。
いろんな意味で、記憶に残る濃い卒業式でした。
つるとゆずの対面などは次回ゆっくり紹介させてください。
つるの幸せを願ってくださった皆さま、お読みくださりありがとうございます。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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