前回のつづきです。
マイ太郎さんちにいる結ちゃんは猫が大好き。猫に依存しながら生きています。
結ちゃんを(実葉を希望してくださった)肉球きらりさんに紹介するなら猫のお友だちもお願いしたい。悩んだあげく、私はFさんに連絡を取ってみることにしたのです。
Fさんは現在2つの多頭飼育崩壊現場からレスキューした多くの猫を自宅で保護しています。
Fさんがさっそく何匹か写真を送ってくれたのですが、ちゃたろもその中にいたのです。しかし、ちゃたろは肥満細胞腫であることが判明。簡単に決められる問題ではないので、私はいったん話を保留にしました。ただ、いずれにせよちゃたろには手術を受けさせたい。
でも私の性格ですから、手術だけ、と決めても、その後どうしたってちゃたろが気になります。
そこで肉球きらりさんに事情を話し、ちゃたろの病理検査の結果を待って、もし良性ならちゃたろも候補に入れてもらえないかと打診。私はなんとなく良性だと思っていたのです。
なぜならFさんいわく、1月の保護時点でちゃたろの皮膚にはオデキがあったそう。4月になっても患部が大きくなっていないのと、猫の肥満細胞腫は(犬に比べ)良性の確率が比較的高いのを知っていたから。けれど万が一もあり得ます。だから慎重にすすめました。
肉球きらりさんは医療関係のお仕事をしているので病気にあかるい方。きっと心配もあったことでしょう。それでも結ちゃんとちゃたろに会いたい、と言ってくださりお茶会が実現!
ちょうど病理の結果が「良性」と出てみんな一安心。お茶会はうちのマンションの会議室で開催。住民は1,000円払えばだれでもレンタル可能。密室なので安全。重宝しています。
結ちゃんはちょっと緊張モードでしたが、じっとおりこうに過ごしてほんとうにえらかったです。
肉球きらりさん結嬢をなでなで♪
マイ太郎さんが作ってくれたおそろいのシュシュでおめかし
KISS
ちゃたろも結ちゃんもはじめての場所でよくがんばっているね。すごい!
マイ太郎さんスイーツごちそうさまでした。
肉球きらりさんおみやげありがとうございました。
結ちゃんが限界に達する前に結ちゃんとマイ太郎さんは帰宅。肉球きらりさんと私とちゃたろの3名が集会室に残ってしばしおしゃべり。
ちゃたろ肉球きらりさんにスリスリ甘えます。
見ていて切なくなるほどいっしょうけんめいに
自分を必死にアピールしたんですね。
「そうりゃそうですよ ぼくが家族を得るチャンスです」
うん。ちゃたろの熱意はしっかり伝わったと思う。
人慣れ途中の結ちゃん。推定6~7歳以上の中年猫ちゃたろ。良性とはいえ、再発する可能性をはらむ肥満細胞腫。私は肉球きらりさんに即答を求めるのはやめて、熟考をお願いしました。
ちゃたろを触っている間、肉球きらりさんが心配そうに「あ・・・・・・」と声を出す。
私 「どうしたんですか?」
肉球きらりさん 「ここにブツッと(できものが)・・・・・・」
私 「え?」
肉球きらりさん 「あっ! 乳首でした。ハハ」
私 「ハハ」
なんかこのやり取りだけで胸がいっぱいになりました。
ちゃたろをまさぐる肉球きらりさんのあたたかい手が、もうすでに「保護者」のような気がして。
きっと肉球きらりさんは真剣に考えてくれる。前向きに考えてくれる。だけどもうこのとき、すでに私の中で「結果」は重要じゃなくなっていて、うまく言えないのですが、私は肉球きらりさんが結ちゃんとちゃたろのために時間を作り会いに来てくれたことだけで充分だと思えたのです。
後日、肉球きらりさんが結ちゃんとちゃたろを家族として迎えたいと連絡をくれました。
いいお茶会でした。
ちゃたろ、わかる?
「わかりますよ ぼくわかります」
「クンクン お風呂ギライのハハは 人間臭(獣臭)がほんのりします」
「胸部が平たいので ハハの鼓動もよく聞こえます」
「ぼくわかります 人間の手を知って 使いみちを突きつめました」
「弱い者を抱くのが正しい使いみちですね ハハぼくにそのオチを言わせたいんですよね?」
そうです。
ちゃたろあのさあ、ついでにもうひとつ。政略結婚? のような形で申し訳ないんだけど、結ちゃんと仲よくしてよ頼むね。Fさんちゃたろは猫大丈夫だって言ってたんだよ? ちゃたろとさぶがケンカしてから少し不安になってきた。ちゃたろに紳士の振る舞いを切望します。
すべてがうまくいきますように。
結ちゃんとちゃたろも。
ブログを読んでくださる皆さまのお心にある願いごとも。すべてすべて。
LOVE!
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