別れ屋さん

※ブログを連続更新しています。遡ってお読みください。

 

 

先日私は急にあるシーンを思い出しました。

 

 

まさかそんなことがふと頭をよぎるとは。そして今まで忘れていたとは。

 

 

19年前にテレビの前に座っている自分の姿がありありとよみがえってきたのです。

 

 

その頃の私は念願の犬を家族に迎えようと、日々犬に関する情報を集めている最中でした。数か月後にべべと出会い、以後、私の人生がガラリと変わったのです。

 

 

私は「盲導犬のパピーウォーカーに密着する番組」に嗚咽。

 

 

世の中にこんなつらい役目を背負った人がいるのか……それが当時の正直な感想でした。

 

 

だって手塩にかけて育てた犬を1年後に盲導犬協会へ返還するのです。

 

 

寝食を共にしているのはもちろんのこと、山や海にもいっしょに出かけ、なんていったらいいか、犬ファーストのパピーウォーカーの方々にとっての彼ら(盲導犬訓練生の犬たち)は、家族の一員を通り越して、家族構成の中核にいます。

 

 

返すのがあらかじめ決まっているとはいえ、かわいい盛りの犬と「さようなら」する心中はいかほどでしょう。想像するだけでも私には耐えがたかったです。

 

 

番組を観終わったあと、しばらく私は(勝手に)引きずりました。

 

 

そして、べべと暮らすようになると、今度はべべの予想寿命から逆算した余命に意味のない悲嘆を繰り返していたのです。べべが2歳になれば、ああ2歳になってしまった。3歳になれば、どうしよう……もう3歳か、と。もったいないことですね。

 

 

でもそれくらい、私は「お別れ」が怖かったのです。

 

 

あれから約20年経ち、気がつけば、メンタルがだいぶ強くなっています。

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盲導犬のパピーウォーカーの番組に涙をしていた自分が、何十回、何百回とパピーウォーカーたちと同じように「別れ」を選択しています。パピーウォーカーたちがしない「譲渡先の選定」も自分で行っています。微々たる活動は私の自由意思に基づいていますし私にとっては有意義ですが、同時に苦行のように感じられます。団体ではない個人の私は基本的に犬猫の世話を人に任せることもしません。自分の横にいる子の未来を決め、自分のお金を使って自分の家から送り出すのです。

 

 

譲渡に関してはだれも責任を取ってくれない。

 

 

渡すのはタオルや麦茶じゃない。

 

 

自分が大事に育ててきた犬猫です。

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肩にドシッとのってくる命はとてつもなく重い。

 

 

人に馴れない猫や犬にも接してきました。

 

 

過度に人を警戒し、人に攻撃するのをおぼえてしまった子たちにさわるのは私には勇気の要ることです。一枚ずつ一枚ずつ、薄皮を剥がしてその子の心に到達するまでコミュニケーションをつづけるしか選択肢がありません。根気と根性が必要です。

 

 

そうしてようやく仲よくなれた頃、次は「家族募集」が待ち受けています。

 

 

問い合わせがなければないで悩み、たくさんの希望が来れば、延々とメールのやりとりをします。

 

 

だから私はたまにギャーと叫びたくなります。

 

 

自分が削られていくような疲弊をおぼえます。

 

 

けれど私のやっていることには「意味がある」と信じて踏ん張っています。

 

 

まうとの2ショットをMIHOさんが撮ってくれました。

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目に入れても痛くない存在ですよ。

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保護猫白まんじゅうも彼のペースで家猫化しています。

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白まんじゅうをうちのさぶは本当にかわいがってくれています。

 

 

私はさぶにも自分の活動を押しつけて、さぶからも多くのお友だちを奪ってきました。

 

 

ついさっきまで自分が面倒を見ていた子たちが突然目の前からいなくなる違和感を、さぶはどう感じているのでしょう。想像するとたまらない気持ちになります。

 

 

ごめんね。いつも助けてくれてありがとう。

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703号室に出入りするボランティアさんはいません。人間は私やチチだけですが、我が家はさぶやあまぱんが率先してほかの子たちに寄り添ってくれています。

 

 

さぶを膝に抱きながら、さぶに感謝を込めてこれを書いています。

 

 

さぶは私のいちばんの理解者かもしれません。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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うそドリ

皆さまこんにちは。次回はもふもふ譲渡祭でご縁を掴んだ保護猫ふうちゃんが主役になります。自分の中のいろんな思いをようやく少し整理できた次第です。

 

 

さて、ノラ猫あがりのスターたちに関する打ち合わせをしました。

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きんちゃん6冊も買ってくれてありがとうございます。

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夏ごろまでに形にできたらいいなあ。なにかありましたらお知らせしますね。

 

 

21世紀の現在も犬猫譲渡活動はどこか「苦しくなければいけない」という風潮を感じます。

 

 

笑顔の写真を載せるとき、私は自分への周りの目がほんのり心配になることがあるのです。そうすると息苦しくなって、なにも書けなくなってしまいます。

 

 

要は自分の中に一種のやましさがあるのかもしれません。

 

 

もっとたいへんさをアピールしなければいけない、みたいなね。

 

 

実際、微々たる活動であっても、楽しいことばかりではありません。

 

 

私の場合、最近は保護犬まうへ投じる時間が膨大です。まうと接している時間だけではなく、まうの家族募集にかけている時間を含めています。希望者さんたちとのやり取りを私は真剣に行っています。何時間も何時間もかかることです。

 

 

でもそれをすべて表に出そうとは思いません。また、出せるとも思いません。

 

 

私はまうと納得のできる(ベストの形の)お別れをしようとしています。

 

 

でも人間ですから、まうへの未練がないわけではないのです。

 

 

その辺の自分のメンタルのコントロールが自分への課題ですね。

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こんな目で見つめられたら、簡単に「バイバイね」ってできないですよ。

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しかしまうは703号室を巣立って幸せに生きるべき犬なので、意思を強く持って臨んでいます。かわいくてかわいくてしょうがないからこそ手放さないとね。

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ひらりさんにうそドリをプレゼントしてもらいました。

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昨年までの凶がウソのように吉に転じるんですって。すばらしい!

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うそドリってビジュアルもキュートなのですね。大好きな赤がポイントに入っていて気分があがります。うそドリを持っている私の爪も赤にチェンジしました。

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703号室卒業生の麦&とろろの里親きえさんが誕生日プレゼントしてくれたネイル

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きえさんありがとうございます。

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深刻な目の病気を抱えている卒業生麦ですが、やさしい里親さん夫妻と闘病をつづけています。周りの方々の笑顔に私自身が救われています。

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風潮がどうであれ、これからも(多少ビクビクしながら))ニコニコ画像を載せていきたいです。自分なりに苦しいことも困っていることもありますが、それだけを前面に出すことは私にはできません。ご迷惑でなければブログに遊びに来てくださいね。

 

 

LOVE

 

 

 

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空が広い

※ブログを連続更新中。遡ってお読みください。

 

 

「703号室は空が広い」

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先日遊びに来てくれたピチコさんが言ってくれた言葉がうれしかった。

 

 

ほう。たしかに!

 

 

周りに邪魔な建物がいっさい建っていないから、そういえばそうですね。

 

 

イメージとして自分が持っていたものを言語化してもらえたというか、だから私は長い間ずっとここに住みつづけているのかもしれないと思いました。

 

 

ピチコさん、おみやげありがとうございました。みんな大喜びでした。

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まうはビビり運子しちゃったけれど、じょうずにおもてなしをありがとう。

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ピチコさんにうちの子たちは「愛されてるなあ」と褒められたのですよ。

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ふふ。愛だけはたっぷりとあります(笑)。

 

 

掃除も行き届かない703号室に来てくださりありがとうございました。

 

 

そうそう!

 

 

昨日は暖かかったので勇気を出して、aiさんからもらったモコモコのパジャマと卒業生りんちゃん家からのプレゼントのモコモコ靴下を洗濯したのです。

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まさに断腸の思いとはこのこと。

 

 

速攻乾いてくれと願わずにはいられませんでした。

 

 

「お母さんのお気に入りだもんね」

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はい。ユニフォーム? ってくらい毎晩着ているのよね^^;

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モコモコパジャマ+モコモコたちとベッドにもぐりこむ時間は至福です。

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狭くて寝がえり打てないのが悩みですけれど……

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家族募集中のまうの写真が中心となっていますが、猫たちも元気にしています。

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ごはん催促中のあまぱん

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キリっとしていますね。おじいちゃんになってもハンサムです♡

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おかげさまで保護猫白まんじゅうはお茶会が決まりました。

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人馴れ70%で止まっているのが気になるのですが、家猫の素質はじゅうぶんにあります。なんせ白まんじゅうは、すでに1年も室内で暮らしているのですもの。

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白まんじゅうの写真も増やして皆さまに見ていただきたいです。

 

 

今夜はたいせつな友人とのお別れの日。猫を通じて出会った方でした。

 

 

どうしようもなく胸が締めつけられます。

 

 

人生はあっという間だからなるべく後悔が少ないよう生きていきたいですね。

 

 

皆さまもいい午後をお過ごしください。

 

 

いつもお越しくださりありがとうございます。

 

 

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遡って、一か月前のきみ(まう)

皆さまこんにちは。本日は怒涛の午前中でした。いろんな方にご迷惑をかけながら生きています。ごめんなさい。そして、ありがとうございます。

 

 

締め切り間近の在宅ワークを抱えていますが、保護犬まうの家族募集中のため、先にブログ更新をします。まうへお問い合わせをいただいておりますが、順次お返事を書いているのでしばしお待ちください。真剣な気持ちでメールを書くので片手間ではできないのです。最大2日以内には必ず!

 

 

さて、前回2回目のワクチンの際の写真をUPしたのですが、iPhoneのカメラロールの中に1回目のワクチンの記録写真を見つけたのでそちらを放出させていただきます。

 

 

2回目→1回目と遡って時系列メチャクチャでごめんなさい^^;

 

 

ちなみに1回目は12月16日で2回目は1月17日に7種混合を接種しました。

 

 

はい。出た! ちゅーるを食べながらのおいしい診察&ワクチン

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ニコニコと明るく楽しくです。

 

 

 

補ていしてくれたのはスタッフのおだちゃん

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今より一か月分小さいですね。

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まう、鳴きもせずよくがんばったね。お疲れさま♪

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さすが男の子

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とても誇らしいです。

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「てへ♡」

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それにしてもきみ、攻めのかわいさだね。どうしてそんなに美形なのですか?

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自慢動画(6秒と短いのでぜひ見てください)

 

 

たまらんね……

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まうくん、きみはカンガルーの赤ちゃんでしょうか?

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フリータイムも設けたのですが、ビビり運子&おしっこをした挙句に隠れてしまいました。

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病院は広いから、怖かったかな?

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まうのワクチンをしたこの日は、地元でTNRや保護譲渡活動をしていらっしゃる方が多くいて、捕獲箱に入った(猫ではない)疥癬の動物を連れてきた方も……

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中島先生がレボリューションをサッとつけていました。勇敢でやさしいです。

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帰宅後、さぶとあまぱんと保護猫白まんじゅうに囲まれるまう

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安静にしようね。

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一歩一歩自分なりに丁寧にまうに向き合っているつもりです。

 

 

まうのかすかな変化も見逃すまいと目を凝らしてまうの成長を追っています。

 

 

けれど仕事やほかのお子たちのお世話もあり、なかなか100点満点とはいきません。だからまうへのせめてもの償いとしてまうをすばらしい家庭に託したいと考えています。なにを持って良縁とするかは各々の価値観ですが、まうは私の保護犬ですので私の主観でいきますね。

 

 

私はまうを迷子にしないご家庭にまうの命のバトンを渡したいです。

 

 

脱走は死と隣り合わせだといっても過言ではないです。

 

 

犬の飼育歴の有無や犬に馴れているかどうかは関係ありません。

 

 

あらゆる危険を想像し、回避できる方にまうをお願いする所存です。

 

 

口うるさく感じられるでしょうが、一生けんめいまうを育てているつもりですので、私の心情をご理解いただければうれしいです。まうが安全意識の高く、お心ある方の目に留まりますように。

 

 

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みんなでゴロゴロ

皆さまこんにちは。愚痴を聞いてくださりありがとうございました。

 

 

顔の痛みを感じつつも、気持ちは前を向いています(笑)。

 

 

今夜は保護犬まうの2度目のワクチンです。まう、がんばろうね♡

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昨日は母の店での仕事でした。

 

 

まかないは愛するトマ玉

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まーさんに粟(あわ)をプレゼントしてもらいましたよ。粟はおかゆにして砂糖を入れて食べるのです。幼少期からの私の大好物「小米西飯」。さっそく今夜作ります。

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おかげさまで店は大繁盛。休憩時間ナシのノンストップ立ち仕事ですが、話しかけてくれたりノラスタを買ってくださるお客さまもいて私もニコニコ働けました。

 

 

「出かけちゃうの?」

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身支度しているときは、高菜とまうを近くに置いています。

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老犬と子犬にお留守番をさせるのは心が痛い。終わったらすぐ帰るから、ごめんね。

 

 

帰宅後、お風呂にゆっくり入るのが目下の楽しみ♡

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ゆちゃんがプレゼントしてくれたバスオイルの香りに癒されまくっています。最高!

 

 

ごはんトイレ掃除散歩おしめ替えシャンプー点滴とやることがとにかく多い。

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だからこそいっしょにリラックスできる時間のありがたみを感じます。

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ベッドの上限定の大胆なまうくん

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かっわいいねえ~

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無垢な姿を見ていると目尻が下がります。

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「ガウガウ」

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「おれもベッド好き」

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さぶのおてて♪

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「みんなでゴロゴロ」は本当に至福の時間♥

 

 

この時間のために生きていると言っても過言ではない位の……

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お子たちが元気で一日一日を積み重ねていける毎日に感謝、ですね。

 

 

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