お待たせしました♪ 今日は大吉の卒業について。
きちんとご紹介する前に、小出しに大ちゃんの近況を書いたもんだから、皆さま、心配だったでしょう(笑)。「大ちゃんどうなってるの?」のメールが何通か 届き、対応に追われました^^; 実は一度、卒業記事を書こうと思ったんですよ。でもその日に、大ちゃんが里親さんをパンチしてしまって(汗)。なら、慣 れてきてから書いた方が、私の気も楽かなと。
大吉は、難しい猫です。一筋縄にはいきません。この凛とした顔つきをみればわかるでしょ?
イヤなことをされると、すぐこんな顔をします。
きっと外でも、武士のようにふるまい、ケンカも負け知らずだったんでしょう。実際のところ、お世話をしていたチチも私も、叩かれたり、噛まれたり、結構痛い思いを味わいました。
本当は、すっごく甘えん坊で、心根がやさしい子なのにね。
大吉には、自分の大切な場所(コアゾーン)があり、いくつもの掟があるんです。
「こういう時はぼくに近づかないで」
「今ならぼくをさわってもいいよ」
「ここには入ってこないで。入ってきたらぼく怒るよ」
一緒に暮らしてみればわかることなんですが、言葉ではうまく説明できません。
甘えるけれど、決して媚びすぎず、基本的には静かで、芯が強く、頭のいい猫。
卒業猫メイが我が家にいた頃は、メイを毒見係にしたり、メイに安全確認をさせてから、自分が行動するかどうか決めていました。
メイは完全に大吉の子分で、大吉に逆らうことができなかったよね(苦笑)。
仲良しだったけど、上下関係は決まっていたのです。
このままだと、メイは痩せていく一方で、大吉がどんどん大きくなるのが心配で、メイの未来を熟考した末、大吉とは離す方向に決めたのですが、ひとりぼっち で新しいお家に行った大吉には、しんどかったかもしれません。大吉のことで里親さんから相談メールをもらう度、メイを中心に考えるべきだったか、大吉を中 心に考えるべきだったか、わからなくなって、混乱しました。実は大吉の里親さんは、メイと大吉のセットも考えてくださっていたのです。
メイとの記念写真! 大ちゃん、へんな顔~!
でもね、絡まった糸がうまくほどけつつある今は、自分の決断が正解だったと自負しています。大ちゃんは、勇気を出して、一歩一歩、里親さんに近づいてくれ ました。里親さん側も、大変だったと思います。噛まれたり、引っかかれたり。我が家から持参したボロボロのダンボールハウスに籠城して、ハンストを起こし た大吉に、正面から向き合い、日々淡々とお世話をくり返したのですから……。大吉の里親さんご夫妻を、心から尊敬します。
ササミを湯煎して与え、根気よく語りかけ、何時間も大吉のいる部屋で一緒に過ごす里親さんの気持ちが、賢い大吉に伝わらないはずがありません。大ちゃんは 今、なでなでさせてくれるようになっただけではなく、ゴロゴロ喉を鳴らしたり、鳴いて里親さんに空腹を訴えたり、里親さんに甘えたり、とにかく、心を開く ようになりました。
「大吉、お前は偉いな」
※写真は我が家にいた頃のもので、写ってるのは里親さんではなくチチです。
「ぼく、怖かったよ。でも、怖がる必要がないって知って、自分を出せるようになったの」
大ちゃんの目って、すごくきれいじゃないですか? グリーンの輪がかかっていて、私、大好きなんですよね♪ 小さな頃から野良猫として生きてきたであろう 大吉、または誰かに捨てられてしまった大吉の澄んだ目に映る人間の姿は、きっといいもんじゃなかったでしょう。だけど今は、自分だけをみつめ、お世話して くれる里親さんの姿、自分に笑いかけてくれる里親さんの顔が、はっきりと映っているはずです。
大吉、おめでとう。
大吉が幸せになるだけじゃないよ。
大吉と暮らす里親さんだって、もっともっと幸せになる。
だってお前は、「大吉」だからね。
里親さんの紹介は次回へつづく。
今日中にUPします。
かつくん「大ちゃんと里親さんの距離がなかなか縮まらなかった時、ハハは真剣に悩んだんだって。でも、大吉を信じていたから、大吉になら、必ず伝わると 思っていたから、こういう結果になって、すごく喜んでいます。大吉はまだまだ人慣れ、場馴れの道程にいますが、もう安心していいでしょう。里親さん、お疲 れさまでした。ぼくも心から尊敬します。
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!」
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