万年青春

自分のカメラの中を覗いた感想ですが、私の撮った写真がまあまあうまいです。

 

保護猫さんきゅう(お兄ちゃん)

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保護猫寿子(妹さん)

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どうですか? かわいいでしょう?

 

人馴れ抜群で性格も状態もいいこの子たちの家族探しが急務ですが、これまでろくな写真が撮れませんでした。腕が悪いのではなく、時間がなかったんです。

 

写真をがんばり5月中に家族募集をはじめますので、応援お願いしますね。

 

保護猫いせやんと保護猫天音は6月に家族募集を開始します。

 

卒業猫泰雅の里親さんにいただいた猫のおもちゃ。今まで完成形がわからずどうやって遊ばせればいいのか謎でした。ツイッターにその旨をつぶやいたところ、みいさんがググってくれたのです。

 

なるほど! このような形で中におやつを入れればいいのね。

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食いしん坊さんちゃんが必死に格闘している後ろで、戦意喪失のじゅこちゃん(笑)。

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さんちゃんはのみこみが早く、努力家で頭がいいのねえ^^

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あれ? じゅこちゃんは傍観者?

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「じゅこは知能よりも運動神経のほうが高いらしいよ?」

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そう。

 

ふたりともいいところがいっぱいあって、あなたたちはすばらしいね。

 

 

じょうずに食べれたさんちゃんも傍観していただけのじゅこちゃんも仲良くランチタイム

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手もかからず、健やかに過ごしてくれてありがとう。

 

 

今日は四角い部屋をまあるく掃くだけの自堕落な日中を過ごしました。

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お子たちとは濃厚に絡めましたが、普通に見れば「人間失格」です。

 

ダラダラiPhoneでツイッターを流して見つけた太宰治の小説の一節

 

「僕には、花一輪をさえ、ほどよく愛することができません。ほのかな匂いを愛ずるだけでは、とても、がまんができません。突風の如く手折って、掌にのせて、花びらむしって、それから、もみくちゃにして、たまらなくなって泣いて、唇のあいだに押し込んで、ぐしゃぐちゃに噛んで」

Copy writingより

 

 

【太宰治についてのそれぞれの考察】

 

「太宰か……おれもまあまあ 好きだったな

のうてんきなあまデブには理解不能の境地だろうな……」

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「ダサいおさる?

だれそれ? ぼく知らない」

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「くさい まーきんぐ……

ぼき の こと でちね」

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ほほあたりまでくるともはや「い」しかあってないですね。

 

うちのお子たちは所詮このレベルです。親に似たらよかったのにね。

 

お子たちや周りの素敵な方々のおかげで私は万年青春を謳歌中です。

オンの日とオフの日の両方を楽しんで生きています^^

 

オンといえば、ブログにUPするのが遅くなりましたが、先日太田康介氏が美女軍団とともに母の店にご来店くださいました。猫好きの皆さまによる交流会、情報交換会です。

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前に母の店が潰れそうなどと言ったものですから皆さまが心配してくださったり来てくださったりしていますが、妹夫妻が弁護士をつけ理不尽な新大家に対抗中なので当面は粘れそうです。ちなみに姉の私は店には一切ノータッチの姿勢を貫いています(笑)。

冷たい娘ですが物理的に関わる時間も精神的な余裕もなくて^^;

 

脱線した話を戻します。

 

太田氏の代官山イベントを手伝ったIさん。遅れてきたIさんは「自己紹介」で思いっきりみんなの注目を浴び恥ずかしそうでした。

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妹と同世代同士、盛り上がっていたようです。

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太田氏、字幕翻訳家の松浦美奈さん、ずっとお会いしたかったまろんプリンさん、個人でTNRなどにご尽力されているTさんのテーブル

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松浦さんがマンションの公共部分を完全に私物化し? 猫たちを保護したエピソードを伺い魂の共鳴を感じました。失礼かもしれませんが私も似たところがありまして。

 

 

猫島さん作の版画

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すごすぎる……。

 

皆さまとお話しいろいろ発散させていただきました。ありがとうございました。

 

 

そしてあと2つありがとうを!

 

撮ったきり出していなかったことに気づいたので今さらですが、ウィズキャトル永澤代表から先日永澤邸のお庭で取れたフキとお菓子をいただきました。

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おいしかったです。永澤さんありがとうございました。この写真載せたら怒られるかな?

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ブログを読んでくださっているTさまより補液セットが届きました。

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愛猫さんを慢性腎不全で亡くされたTさまが我が家のさぶに目を留めてくださったのです。

 

さぶは数日後に通院しますので数値を見て補液セットをつかわせていただきます。

 

「Tさんありがとうございました。おれがんばるな」

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あちこちに逸れまとまらない1ページとなりましたが、要は私が青春を謳歌しているのです。ヒマだったもんですからさんちゃんとじゅこの写真がまあまあうまく撮れちゃって(?)、お子たちと戯れ、書きそびれたネタなどを放出し満足しているのです。

 

さてそろそろお風呂に入りますか!

 

よほど汚れない限り、頭は2日に1回しか洗いません。

 

今日は洗髪パスの日でございます。

 

 

KISS!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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締め切りました

ほほのおこづかいをつかってのショボすぎるプレゼント企画にも関わらずたくさんのご参加ありがとうございました。うれしかったです。

実はほほが読み逃げ犯の方々をあぶりだしてはどうかと言ったものですから(笑)。

ふだん一方的な自己満足の更新ばかりでたまにさびしくなります。

でもいただいたコメントを読みかなりテンションが上がりました。

 

保護したあとモチベーションが上がらず後手後手にまわっていた保護猫さんきゅう、寿子の家族募集をがんばれそうです。まずはちゃんとした写真を撮らないと!

 

私が特に「でしょー! だよねー!」と盛り上がる皆さまからのコメントやメッセージは

 

「里親になった」

「自分で保護した」

「保護した犬猫にご縁を見つけた」

「庭先にやってくる野良猫をTNRした」

 

など。

 

 

かねてより「個人にもできることがある」と思いつづけているからです。

 

私は卑しい人間ですので正直できることなら万人に好かれたいですし(爆)、小さい頃から褒められるのが大好きです。無理なのもわかってるから突っ込まないで(笑)。

 

ですが「まねできません」「私にはできませんから尊敬します」よりも、「だれにでもできることなんですね」「やってみればなんとかなるんだ」のコメントにテンションが上昇します。

 

真剣に取り組めばたしかにしんどいこともあるけれど、基本的には仕事をしながら趣味や生活を大きく犠牲にせずとも普通の個人にもできる有意義な活動だと思います。

 

「不遇な動物は一部の団体などが関わるべきだ。個人としてできることなどない」

 

のではなく、垣根を作らずにだれもが気になった子や身のまわりの子だけでも少しずつやれば一部の団体の方のご心労や負担が減ります。

くわえて社会全体から見たときの受け皿の多さは、文化としての浸透性を象徴するのではないでしょうか? ひとりひとりの認知と行動が社会を変える気がします。

 

暑苦しく吠えすぎましたか? へへ^^;

 

だから今回は皆さまのお子たちのことを聞けて楽しかったです。

お互いできることをちょぴっとがんばりましょう。

 

 

べべはフードの好き嫌いが出て困ったおばあちゃんになってしまいました。なんでも食べて!

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奥ゆかしいはずのナナは最近私の敷布団の中央を陣取っています。お母さんを下僕扱い。

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リルは相変わらず食べさせるのに時間がかかります。あの、元は逞しい土手犬だよねあなた。

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あまぱんはまあまあよく働きましたので、お母さんはとても見直しました。惚れ直しました。

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末っ子さぶは毎晩私のストーキングばかりしています。例のジャンピング抱っこは健在です。

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我が家にしてはすごい再生回数だった約10秒のジャンピング動画。

※私の声がうるさいです。

 

 

そしてほほ、こんなブサイクな写真で申しわけありませんがヨタヨタと一生懸命歩いています。

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皆さまにご参加いただいたプレゼント企画は締切らせていただきました。

 

抽選はチチに動画で撮ってもらいますのでチチの休みまでお待ちくださいね。

 

必ずUPしますので~!

 

 

ではおやすみなさい♪

 

 

 

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あなたの名は貴和2

さて、お待たせしました。

 

萌乃あらため「貴和(キワ)」のお家へご案内します。

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当日の朝、ふだんと変わらぬ様子でくつろいでいた貴和を洗濯ネットに入れる際にかすかな胸の痛みを感じました。我が家がベストではない環境だとしても、貴和はようやくここになれ、ここで生活を送っているのですから。

 

でも感傷的になどなっていられません。貴和の門出を祝福しなくてはね。

 

貴和家が遠方ということもありチチが運転してくれることに。とは言ってもチチは運転だけ^^; 里親さんのお宅にはほとんど上がらず車の中でiPhoneをいじってました(笑)。

 

女性同士の方が盛り上がるからいいもん。

 

 

短期間で揃えたとは思えないほど貴和グッズが仰山

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貴和は高さのあるケージからスタートします。

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キャットタワーもありました。日当たりのいい部屋でタワーにくつろげます。

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姫系ベッド発見♪ かわいい^^ 窓には脱走防止対策がしっかり施されています。

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防犯ロックとアミアミをあわせてつかう方式

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貴和のトイレも複数ありました。貴和が快適に過ごせるよう考えてくれてありがたいです。

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働く女性の強い味方。自動給餌機!

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使い慣れたものがいいだろうとドームベッドを持っていったのですが、里親さんが同じものを用意してくださっていてびっくり。一生懸命探してくれたんですね。

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自問自答系のこういうの超好き^^ 慎重なお人柄がうかがえます。

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余談ですが「ペット保険」に入ることも検討しているんだとか。きちっとしてますね。

 

 

マンションは角部屋ということもあり3つのお部屋に窓が複数ありました。

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里親さんはすべての窓に脱走防止のアミアミをつけてくださっていたのです。

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私のブログでもっともよく検索されているワードは「猫 脱走防止」だそうです。

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アクセス解析をまったくしない(やり方もわからない)私にチチが先日教えてくれました。

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どう言ったらいいか……私にも若干の客観視ができるので、保護主として自分がどう思われているかはだいたいわかります。きっととんでもない神経質女だと。でも、犬猫を愛する思慮深い皆さまには「脱走防止をお願いする理由」も絶対に理解していただけるはずです。

 

しかも私がお願いしているのは「玄関のすり抜け防止と換気で常に開ける窓のみの対策」の2点であり、家中の窓すべてに格子をつけるよう無理強いしているわけではありません。

 

私より細心で想像力の豊かな里親さんがたが手間を厭わず施してくださる策に私が毎回学ばせていただいているのです。本当に勉強になりますし頭が下がります。

 

 

オシャレなダイニングセットの後ろにも……すごいなあ。驚きました。

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里親さんの力作、玄関の二重扉↓ お友だちに手伝ってもらいながら作ったそうです。

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「貴和ちゃん、どこにも行かないで。一緒にいようよ」

 

 

貴和への愛情がこもったこの扉が貴和の安全で健やかな生活を物語っているようでした。

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関東圏は危険や車がいっぱいだからこうしておくと安心だよね。

 

 

日当たりがよすぎてほとんどの写真が逆光ですが、誓約書にサイン中の里親さんの後姿をぱちり。キュートで上品なお方です。

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お引越し直後は緊張度が半端じゃなかったのでこういう写真しか撮れませんでした。

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貴和、がんばれ! 里親さん、がんばってください。

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毎日お世話をしている間に必ず距離が縮まると信じています。

 

 

里親さんに片目を入れてもらい記念にお渡ししました。Mだるま開眼!

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以下、里親さんから届いたメッセージと写真です。

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「元気にしてるわよ」

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「猫じゃらし遊び好きよ」

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これを読んでいる皆さまの中で、シャイやおこりん坊の猫さんと暮らしている方いますか?

「我が家はこうして慣れた」「ベタベタになった」などのエピソードを持っている方がいらっしゃったらお手数ですがコメント欄に書いていただければ活動の参考になります。

うちもたびたびシャイやおこりん坊の猫が来るので一度お聞きしたいと思っていましたの^^

(東大病院通院の際に皆さまから寄せられた情報がどれだけ役立ったか!)

 

里親さんは今、貴和に嫌われないよう彼女に接してくれています。里親さんのやさしさが貴和に伝わるよう祈りながら見守っていく所存です。

 

貴和を気にかけてくださった皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

らぶ

 

 

 

かつくん「X219貴和卒業おめでとう。里親さんと一歩ずつ歩みよってほしいと切に願います。健やかに生きていってください。ハハは里親さんにありがとうの気持ちでいっぱいです。

どんなタイプの犬も猫も貴和のように家を得られるといいですね」

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あなたの名は貴和1

「かがみよかがみ 世界でいちばんうつくしいのは だれ?」

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(写真みいさん

 

 

もちろん、お嬢さまですよ。

 

 

「ふんっ 当然ね」

gai (2)

 

(写真みいさん)

 

 

遅くなりましたが、萌乃あらため「貴和(キワ)」の卒業記事をお送りします。

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「ほんっとーに 遅い!」

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里親さんはおでこのM模様を見てMではじまる名前を必死に考えたそうですが、結局思いつかず、「貴和」という女性らしく気高い名を彼女につけてくださいました。

 

「貴和」ですよ。皆さまも覚えてくださいね^^

 

あ、ちなみに里親さんは名字も下のお名前のイニシャルも「M」ですので、貴和は里親さんの名字を引き継ぐ関係でやっぱり「M」嬢です(笑)。うれしいですね♪

 

貴和を語る上で欠かすことのできないのが我が家の男子猫あま兄とさぶ兄の存在。

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あま兄は自分のしっぽを差し出し貴和に遊ばせるなど大らかで面倒見がよかったです。

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あま兄は貴和を包み込む太っ腹のやさしいお子でした。

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「おれはじゃじゃ馬むすめの教育係だったよな」   「さぶ兄花嫁修業ありがと」

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貴和のおてんばが過ぎると、さぶ兄は貴和のくびねっこを噛み、教育的指導を施すのです。

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さぶ兄に怒られると、貴和はこんな表情でしょぼんと肩を落としあま兄の元へ……

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その様子が本当にかわいらしくて私は目尻が下がりっぱなしでした。

 

ほほの体調もあり常時10頭前後いる703号室では貴和にかけられる時間が限られてしまいます。そのため貴和は1日のほとんどをひとりケージ内で過ごしました。

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貴和よりあとに保護された子たちがつぎつぎと我が家を巣立っていく中で、彼女をなんとなく置き去りにしてしまっている罪悪感も感じました。

 

 

貴和の人馴れが遅れたのは手をかけてやれなかった私の責任です。貴和ごめんね。

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それでも、貴和は貴和のスピードで私に近づいてくれました。

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撫でると喉を鳴らして喜ぶことも多かったし気づけばいつも私の近くにいてくれたのです。

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すっごくいい子だよね。

不器用でいじらしいあなたが大好きです。

 

貴和は私の力不足が原因でなかなかご縁に恵まれませんでしたが、実はトータルすると先にお家の決まったしじみ嬢よりもたくさんのお問い合わせをいただいていたのです。

しかしお話の最中に希望者さんがフェイドアウトしたり、私の考える飼育環境ではなかったり……紆余曲折を経てあの「ウー! シャー! のお見合い」のチャンスを得ました。

 

怒りモードマックスだった貴和を目の当たりにしてもビクともせず、一本木に貴和を希望してくださった里親さんに深く深く感謝いたします。

 

30代の里親さんはご実家から独立されたのを機に、憧れだった猫との暮らしを具体的に考えはじめました。けれど、ペット飼育可物件へお引越しされたあとも責任持って育てられるか真剣に悩み1年ほどなかなか決心がつかなかったそうです。

私は譲渡活動の経験と勘からそういう方のする「決心の固さ」を信じています。

 

里親さんは凛として穏やかな物言いをする女性です。

お会いした瞬間から好感を持ちました。感情的で気分の変わりやすそうな方ではなく、なんでもちゃんと胸に落としてから行動する女性です。

 

あまたいる保護猫たちから貴和に目を留めてくださった理由は多々あるようですが、貴和の愛らしさ、募集の文章、私の切羽詰った感にもお心を寄せてくださったんだとか。

 

「保護主さんが困っていらっしゃると思い……」

 

どこか遠慮がちに問い合わせメールで仰ってくださった言葉が忘れられません。

 

うまく言えないのですが……困っているならもらってやろう、ではなく、貴和を慈しみ我が家の状況を汲んでくださった上で手をあげてくださったことがよく伝わってくる文章でした。

 

お見合いで実際に会った貴和は、里親さんの想像より手強かったかもしれません。

 

ですが、里親さんのご意思は変わらず、貴和の卒業が決まった次第です。

 

あま兄さぶ兄の庇護を受けながらもどこか不機嫌そうな貴和ですが、これからは里親さんとふたりで暮らしていきます。ってかもうすでに10日以上暮らしています(笑)。

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貴和はナーバスな女性ゆえ家族数の多い大きな邸宅だと慣れなければならない関門が増えてしまいます。その面からしても今回のご縁は貴和に向く環境だと思います!

 

里親さんからはお見合い時に人と犬猫たちのおやつと

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お届け時にクッキーのおみやげと貴和にかかった医療費をお預かりしました。

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とってもおいしかったです。ありがとうございました。

 

 

私も例のお皿のほかにお嫁入り道具を準備し晴れな気持ちで貴和を見送りました。

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数日後また会ったけどさ^^;

 

貴和、だれから見てもあなたはもう幸せなんだけど、きっと自分の幸せに気づくのに多少の時間がかかるから、あなたのペースで幸せを知り、ゆっくり味わってくださいね。

 

貴和のお届けの日の様子は次回につづきます。

 

明日中にUPしますのでぜひご覧くださいね。

 

 

LOVE!

 

 

 

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ほほさんの奇跡

皆さま

ほほはイメージしたとおり無事に703号室に帰ってきました。

親バカですが、とっても立派で誇らしかったです。

朝、マイ太郎さんが予定より早く迎えに来てくれました。

「遅れてはたいへん」

そう思ってくださったそうです。ひとりでは不安だったのでどんなに心強かったか。

 

下見をしておいたこともありスイスイ円滑に移動できました。

ほほと私は後部座席に乗せてもらい、ほほを抱き励ましながら病院を目指したのです。

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ふだん猫を移動させるときは安全上の理由などでキャリーから出しませんが、ほほはキャリーに入れておくとパニックを起こしてしまうのです。

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車の中でほほといろんなお話をしました。

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ほほは鳴き声をあげられませんが、表情だけで精いっぱい鳴き不安を訴えてきます。

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暑がる犬のように舌もベロっと出てしまいました。でも、ほほの限界前に病院に到着!

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1時間弱の待ち時間を経て名を呼ばれ診察室へ

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2人組の先生が丁寧に対応してくださいました。CTやMRIなど麻酔の必要な検査をいきなり行うより、まずは神経学的検査と頭部専用のエコー検査をすすめられお任せすることに。

 

先生がほほの写真を撮っていたのでたずねてみたのです。

 

「こういう状態(外見)の子はあまり来ないのでしょうか?」

 

かえってきた言葉を聞いて不安が募りました。

 

「私は……はじめてです」

 

 

ほほ、がんばるんだよ。1時間後にまた会おう。

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ほほがひとり検査をがんばっている間、マイ太郎さんに待合室で待機していただき私はATMへ。お財布に1,000円しか入っていなかったので諭吉たちを迎えに行ったのです。

 

長丁場を覚悟しコンビニで簡単なお昼ごはんをゲット!

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東大の敷地内にハチ公発見。孤独に飼い主を待つ渋谷のハチ公とちがってイキイキとして見えます。ハチ公に触れる飼い主の上野氏の膝の角度に胸を打たれ、べべ、ナナ、リルに会いたくなりました。うちにも私の帰りを待つ犬たちがいるんですよね。

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テラスでおにぎりを食べていると1時間弱でまた呼ばれました。

 

神経学的検査、頭部エコー検査の結果が出た模様です。

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ほほはやはり「先天的水頭症」でまちがいないとのこと。

CTやMRIは麻酔のリスクが高すぎてすすめられないといわれました。麻酔の影響を受け命に関わるかもしれないからです。加えて、CTやMRIをするまでもなく、頭部エコー検査で先生たちは病変をはっきり捉えたのです。

 

医学書に載っている犬の脳(猫にも適用されます)

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細かい説明は省きますが通常は大脳が上部にしっかりとあるのですが、ほほは脳内に水が溜まりすぎて大脳がほとんどなくなってしまったそうです。大脳がありえないほど薄く、「ペラペラ」という表現を使っていました。

 

真ん中の黒い部分は全部水だそうです。大量の水、水、水。水に圧迫され大脳が退化、萎縮。ちなみに感情をつかさどる中脳はほぼ正常の様子でした。

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マイ太郎さん「え……こういう状態でも……生きていられるものなんですか?」

先生「う~ん……普通は8年も(生きられない)……奇跡ですね」

私「ほほは苦しいんですか?」

先生「この状態だと通常は苦しいと思います。でもほほさんは……小さいときからですので、この状態に慣れていて苦しみはあまりないかもしれませんね」

マイ太郎さん「外科的な手術などで脳内に溜まった水を取り除く方法はないですか?」

先生「ほほさんが若い猫なら選択肢のひとつに“脳の水を腹部に流すチューブを埋め込む手術”があるのですが、すでに8歳という年齢と麻酔のリスクを考えるとぼくは投薬などの内科的ケアがいいと思います。それぞれのメリットデメリットを考えても……」

 

ほかにもたくさんお話しました。

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副作用の多いステロイドは減量の方向で利尿剤の種類をかえてみることに。

 

はげもなおるかな?

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落ちているようなほほの左目はほとんど見えていないこと。

右目も回転斜視が認められる。

脳内の水があまりにも多いため視神経が圧迫され独特のビジュアルになったんですね。

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先生が「ほほさん」なんて呼ぶもんだから、私はまたほほが誇らしくなりました。

ほほはこの世に産み落とされた瞬間から闘っていたんですね。

静かだけど、強い子です。

 

若くて元気な頃は、私とともにたくさんの卒業生を育ててくれました。

 

 

卒業生ビヨンセ改めビーと

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卒業生春吉(PAで保護)と

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天国に眠る卒業生ほのと

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入れ替わり立ち代り何十、何百と703号室にやってくる“家なき猫”たち。

ほほは彼らが卒業するまでどの子にもやさしく屈託のない心で接してくれました。

 

みんながほほより幸せになるまでずっと。

 

ほほはえらいねえ。

宇宙がお母さんに与えてくれた奇跡の塊であり、最上の紳士だと思います。

 

 

あんまり過保護に育ててあげられなくてお母さんがわるかったねほほ。

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お母さんは反省することがいっぱいありすぎてなにから手をつけたらいいかわからないよ。

 

 

もしほかの環境に育っていたらほほはもっとのんびり生きられただろうに。ごめんなさい。

 

でもうちの子になっちゃったんだから、しょうがないよね。

 

 

帰りの車の中のほほは行きより落ち着いているようでした。

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私は科学人間の大巻先生と東大の先生がたが仰ってくれた「ほほが生きているのは奇跡」の言葉を幾度も頭の中で反芻しながらほほに話しかけました。

 

「ほほは生きているだけでいいんだからね」

 

医学的な奇跡は否定しませんが、ほほがここにいるのは奇跡だけではありません。

ほほが生きるために絶えず努力してきたのを私は知っているのです。

 

残念ながらほほのQOLはおそらく大きくは変わりません。外科的アプローチがむずかしい以上劇的に好転することはないでしょう。けれど東大病院のセカンドオピニオンに私は納得ができたので、少しでも、ほんの少しでもほほの状態が改善されるよう考えていきます。

 

手術はしませんが、闘病はこれからもつづきます。

明るく大らかにほほ、べべ、さぶを包み込めるお母さんを目指して!

 

 

皆さまご心配をおかけして申しわけありませんでした。

検査代も覚悟していた額よりかなり安く済んで拍子抜けしちゃったほどです。今日ATMで過剰におろした分は1円たりともむだにつかわずお子たち長い闘病の足しに取っておきます。

 

情報をくださった方々にもありがとうを。

 

私信:コテツちゃんのママさん、ニアミスで会えなくて残念でした。またの機会にぜひ^^

 

皆さまと皆さまの愛する家族たちのご多幸を祈りつつ!

 

 

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