ピンク色の歯茎

先週末卒業生まうに会いました。

 

 

バベシアの定期健診でemi-goの病院で里親さんと待ち合わせをしたのです。

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まうの顔を見れるとあって、この日を指折り数えて楽しみにしていた私

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大きくなったかな? 体調はどうかな?

 

 

そりゃもう、ドキドキです。

 

 

顔を見た瞬間、脳内の幸福指数が一気に上昇↑↑↑

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キャー! まう、相変わらずめちゃくちゃかわいいじゃないのっ!

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病院では「貧血王子」と呼ばれていたまうですが、持病バベシアの数値が改善されていました。薬の効果が出てる! 体重も1キロ増えて6キロ台後半に♪

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あまりの感動に飛び上がって喜びました。

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大きくなった。育っている。これ以上うれしいことはありません。

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健康的なピンク色の歯茎。まう歯茎の色を見て一気に安心。力が抜けました。里親さんが欠かさず3種類の薬を飲ませているおかげですね。まうの口の中は乳歯と永久歯が行き交っています。小さな乳歯も頭を出しつつある立派な永久歯もどっちもかわいい♡

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はい。今回も「おいしい診察」です。中島先生、みなさん、いつもありがとう。

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通いなれている病院で楽し気なまう。やさしいチャポポといっしょに^^

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先代まりんちゃんのおさがりのハーネスとまう専用にオーダーされた新しい首輪が艶やかにまうを飾っています。畜犬登録もマイクロチップの手続きも無事に終わり、まうは晴れて「家庭犬」「愛犬」として生きていきます。※引き出しに尽力してくださったaiさんに写真付きで報告済み

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私との再会(前半)と病院付近を歩くまうを繋げて載せています。ぜひ見てくださいね。

 

 

日々まうと向き合ってくれている里親さんの愛情に感謝しつつ、まうのじんわり来るキュートさを堪能したひとときでした。生きていてよかった、と思えるほどの。

 

 

(一番ハッピーだったのはまうの検査結果がよかったこと)

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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まう家2(得た)

皆さまこんばんは。少し空いてしまいましたが、まうの新居へご案内します。

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まう家は都心の分譲マンション。703号室からは車で30分の近距離♪

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なんとテラス付きで、玄関はもちろんのこと、テラスからも出入り自由!

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夜撮った写真なのでわかりづらくてごめんなさい。

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雰囲気は伝わるでしょ?

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細かい目地の木枠が張り巡らされているので脱走は100%不可能

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おまけに二重扉です。

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先代まりんちゃんのためにフルリノベーションした犬ファーストのお城ですよ♡

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リビングとテラスを安全に行き来できる構造です。

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玄関にも飛び出し防止柵を設置してくれました。

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里親さんの安全意識の高さが皆さまに伝わるでしょうか?

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保護主には安心の環境です。

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床は犬の足腰への負担を考えて一面タイル張り

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おかげで人間は寒い思いをしているんだそうです(笑)。

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リビングの一角に設けられた広々としたまうゾーン

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同じサイズのケージを私も倉庫にひとつ持っているのですが、これ、大型犬のみならず、超大型犬でも悠々と過ごせる大きさなのです。頑丈だし、いいでしょ?

 

 

ドキドキ顔のまうくん

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まうはいろんな意味で恵まれていると思う。

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里親さんのお人柄も、環境も、そして犬への思いや接し方も……

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里親さんの心が徐々にまうに伝わりますように。

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まうは賢いから「咄嗟の逃げ」だけ気をつけてもらえれば大丈夫ね^^

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まうのために用意された刻印式の迷子札。名前は「まう」のままです。嬉しい。

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先代まりんちゃんにごあいさつをさせてもらいました。まりんちゃんは素敵なお家で珠のように愛されてきたのですね。まりんちゃん、まうをよろしくお願いします。

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(※里親さんがお仕事で使っている名刺のアイコンは笑顔のまりんちゃんですよ)

 

 

「今度一緒に飲みましょう。遊びにきてください」

 

 

まうへ未練べったりの私を気遣って、お声がけくださった里親さん。

 

 

ご心配をおかけしているとわかりつつも、胸にじーんと響きました。ありがたいお言葉です。実は近々まうの通院でまうに会う約束をしているのです。楽しみで指折り数えています。

 

 

写真をぱちぱち撮りながらはしゃいだ気持ちのまま、まうを置いて帰りました。

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駅まで送ってくれた里親さん(奥さん)と他愛もない話をしながら……

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淋しさと喜び、心配と安心……いろんな思いを抱えながら家路に着きました。きっと私だけでなく、みんなそうやってそれぞれの人生を生きているんだろうなあ、と。

 

 

何かを選べば、一見、何かは失う。何もかもを満たすことはできないのです。

 

 

けれども私は自分の選択が正しいものであると信じてまうを手放しました。

 

 

しかも私は「失った」わけではなく「得た」のだと考えています。

 

 

良縁を得た。

 

 

まうを求めてくださった里親さんの一連の言動の中に日本の未来への希望を得た。

 

 

微々たる活動の(自分なりの)正確さを得た。正解も得た。

 

 

里親さんのおかげで譲渡の醍醐味を自分の肌で感じて、得た。

 

 

役所を悪者にするような情緒に訴える感傷的な言い方をするべきかはわかりません。最近さまざまな意味でこの活動に於ける理性の大切さを痛感しています。でも私は、もしまうたちを保護しなかったらまうたちはすでにこの世にいなかった可能性がとても高かったことを知っています。だからこそ、まうの譲渡を通じて得たものを噛み締めています。私はまうの命を繋げた。やった。できた。

 

 

まうは善きご夫婦に見初められ、不動の住処を得た。

 

 

それでも、「元野犬の咄嗟の逃げ」は怖いので、里親さんにはくれぐれもご注意くださるようお願いしています。里親さんは手にぐるぐる巻けるようにと長めのリードをオーダーし、ダブルリードで慎重に外に連れ出してくださっています。

 

 

いい譲渡をしたとうぬぼれていますが、皆さまいかがでしょうか?

 

 

おいしいお菓子や肉まん……

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まうにかかった医療費を過分にお預かりしました。ありがとうございました。

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以下が里親さんより届いたまうの近況画像です。

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落ち着いた顔をしていますね。

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まうってどこか儚げな表情をしていますよね。

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「てへ ぼく 元気ですよ」

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黄色似合う~! まりんちゃんのおさがりだそうです。

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赤も似合う!

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テーブルの下にて

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夜は里親さんと一緒にねんね。うちにいたとき同様、寝室では大胆になるそうです。

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キッチンに立つと「ひょっこりさん」になるんだとか。これも我が家と同じ光景^^;

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まう、やるじゃん。すごいね~ 立派立派! まうのペースで馴染んでいってね。

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まうが大好きです。まうを愛育してくださる里親さんも大好きです。深謝。

 

 

応援してくださった皆さまにこうしてご報告できてよかったです。ありがとう。

 

 

LOVE

 

 

かつくん「x295まうおめでとう。最高だね。ハハはまうと里親さんのキューピットになれて喜んでいます。持病もあってほかの仔犬より無愛想だけど、全部まうの持ち物だから、まうの丸ごとを受け止めてくれる里親さんとの出会いに703号室一同、感謝しています。ありがとう」

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まう家1

皆さまこんにちは。本日より2度に分けてまうの卒業記事をUPします。

 

 

あたたかいまなざしでまうを応援してくださった皆さまに深く感謝します。

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1回目は古巣でのまう、次回新居のまうを紹介させてください。

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野犬上がりのまうは他県から3兄妹で東京へやってきました。

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保護時の体重は2キロで、卒業前検診のときは6キロ弱……

 

 

持病を持ちながらまうのペースでそれなりに育ってくれたことが何よりうれしいです。

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emi-goからプレゼントしてもらったごはん

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同じものを買い足してお婿入り道具にしています。ぬいぐるみたちを添えて♪

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まうには多くの家族希望のお声がかかりました。どなたも素晴らしい方ばかりでお断りが辛かったです。その中で「安全意識」(→特にこれが重要)と犬への接し方、医療ケアについての考え方が自分と似ている里親さんにお願いをする運びとなったのです。

 

 

里親さんは以前、柴犬のまりんちゃんと暮らしていたのですが、まりんちゃんが5歳で病に倒れたあと、これでもかというほど手を尽くしたご夫婦です。赤坂動物病院で3年間抗がん剤治療をつづけたまりんちゃん。3年ですよ? 病院からは「奇跡の子」と呼ばれていたそうです。まりんちゃんの生命力もさることながら、やはり重厚なバッグアップや愛情があってこそだと私は思います。

 

 

抗がん剤は高いので経済的に厳しい時期もあったとのことですが、「私たちにはまりんは子どものような存在で……」と仰っていたのが印象的でした。それでも里親さんは「あれが正解だったのかわからない」と。その一言を聞いて、私は譲渡を決めたのです。

 

 

もちろん、私は延命治療だけがすべてだとは考えていません。

 

 

里親さんのまりんちゃんへの思いや行動、葛藤や迷い、そして持久力に感服したのです。

 

 

お家の中はまりんちゃんファースト仕様で、里親さんにとってまりんちゃんがどれほど大切な存在だったかをうかがい知ることができました。まうにはそういう家で生きてほしいのです。

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うちもべべ公が6歳の終わりに胃がんを宣告され、以後約10年闘病しました。

 

 

闘病と聞くとただ哀れな犬のイメージを持たれるかもしれませんが、楽しいことは苦しいこと以上にあったのです。里親さんとはそういう話も盛り上がれます。「してやった」みたいな雰囲気はゼロ。ニコニコと懐かしげに当時を振り返るご夫婦です。まりんちゃんを見送って何年も経ってから熟考の末に「また犬と暮らそう」と思った里親さん。言動に責任感の強いお人柄があらわれています。

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よかったね。

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私のまうへの未練はここでさんざん垂れ流したので今さら付け加えることはありません。でもそれだけ、まうは人の心を掴む犬だというのは特記しておきます。

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みんなと仲よくしてくれてありがとう♡

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高菜くんのおしめをまうがしょっちゅう勝手に外すのには困ったけれど(笑)。

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まうをかわいがってくれたゆちゃん

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プレゼントもありがとう。昨晩もゆちゃんに電話でまうの近況を聞かれました。

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豆さんが会いに来てくれたときの一枚。みんなに愛されたよね。

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もふもふ譲渡祭も勇気を振り絞って参加しました!

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やさしい方のお家に一緒にお出かけ

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立派だったね。

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聡明で思慮深い顔立ちです。

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703号室ではリビングの端っこがまうの定位置

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落ち着くの?

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まうのどこか達観したそぶりに里親さん曰く「仔犬ではなく5歳くらいの落ち着いた成犬のよう」だそうです。ふふ。完全に同感。夜な夜な映画鑑賞におつきあいくれてありがとう。

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お届けの日、チチが片道送ってくれたのですが、私は車内で涙をおさえられませんでした。ハンカチで目頭を拭ってもどんどん溢れてくる始末。ヤバい。里親さん宅は新宿区。帰りはひとり都心の駅から電車に乗らなければいけません。どうしよう。ボロボロの顔がいっそうボロボロになる……

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自分がどれだけ泣かずに帰宅できるか、どれだけメイクを保てるか、涙腺との闘いです。

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けれどいざ着いたら、まうのお宅を出るまで涙は一滴も流れませんでした。

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幸せになるまうが想像できたから。

 

 

まうに夢中の私ですが、里親さんがビビりの極致のまうを育てるうえで、どれだけたいへんかはわかります。お見合いの日、私は里親さんに正直な感想を言いました。

 

 

「おそらく今は私の言葉がピンと来ないでしょうけれど、仔犬とはいえ、野犬は……野犬の咄嗟の逃げは……なんていうか、うまく言えないのですが、ショップの仔犬たちとは別の次元、別の生き物にさえ感じられることがあるのです」

 

 

数日前、里親さんと電話で話していたら、私の言葉を思い出して同意してくれたのです。にしても、まうを育てていく気持ちは変わらない、と。

 

 

あったかいなあと思いました。

 

 

あったかいお家へまうは婿入りしたのです。ありがたいですね。

 

 

新居の紹介は後半へつづきます。

 

 

長くなりましたが読んでくださりありがとうございました。

 

 

LOVE

 

 

 

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高菜は空へ帰りました

月曜日、雨の中高菜が空に帰りました。

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私は高菜の母犬タカコに高菜を産んでくれたお礼を言って、高菜を送りました。

 

 

きれいな姿なのでつい載せてしまいました。気分を害する方がいませんように。

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チチ、母、妹が一緒です。

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豆さんからいただいた美しいお花と私と妹の分を切って持たせました。

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きっとあちらでもキラキラに目立つ存在だと思います。

 

 

おしゃべりの私は早速高菜くんに話したいことが山のように積もっています。

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でもいろいろありすぎてうまく頭がまわりません。

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ひとつだけ、高菜がとても好きだったこと、まずはそれを毎日伝えていこうと思います。

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プレゼントについていたリボンをしばらく高菜につけていた時期がありました。

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高菜の存在は神さまからの私へのプレゼントだったと思います。

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ね?

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皆さまのご存じのとおり、うちにはほかにも犬猫たちがいます。

 

 

卒業記事を控えた卒業生たちもいます。

 

 

家を得た子には祝福を込めて皆さまに近況をお伝えしたい。家の決まっていない子の家を探す場、彼らの魅力をアピールする場でもあります。レギュラーメンバーのリル、あまぱん、さぶの暮らす終の棲家でもあります。だから本来なら即、前を向いていかないといけません。けれどどこかいびつなまま……気分が落ち込んだまま先を急ごうとすると変なテンションになってしまいますよね。自覚しています。皆さまにもきっと消化不良の状態で新しいものを口にするときのような思いをさせてしまうでしょう。見てくださっている方に申し訳ありません。

 

 

そして、にもかかわらず訪れてくださる皆さま、ありがとうございます。

 

 

うまく言えないのですが、高菜を失って意気消沈する私と、まうやアスターの未来を喜ぶ私は、同じ人間でありながら別物です。次回あたりにまうの卒業記事を2回に分けてUPしますね。1回目は我が家で過ごしていた時の写真、2回目は新居でのまうを。写真の整理がなかなか捗らず、明日以降になりますが、一緒に喜んでくださる方がいると信じてがんばります。

 

 

皆さまにとっていい一日でありますように♡

 

 

LOVE

 

 

 

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悲しめる場所

昨日は若かりし日の高菜の写真を見てくださりありがとうございました。

 

 

私ね、ペットロスを思い存分に吐き出せる場所がほしいです。

 

 

ペットロスって、英語にすると軽い感じですがそうじゃないよね。

 

 

胸が引き裂かれます。簡単に「看取り」という言葉を発することすらできないほど、私は家族の死が恐怖です。拷問に等しいほどの。

 

 

家族を失うたびに、周りに心配されます。私のように細々と譲渡活動をしていると、里親さんが私に気を遣うのです。「アンニイさんが辛そうで……」と。

 

 

先日巣立ったまうの里親さんにもアスター(白まんじゅう)の里親さんにも心配をかけています。これからお届けするミケ玉の里親さんにも。明るい話をしたいのに巻き込んで申し訳ない。仕事先でも「大丈夫ですか?」と聞かれます。大丈夫じゃないけれど、「はい」と答えるほかありません。

 

 

いつまで悲しんでいていいのかわかりません。

 

 

いつまでメソメソしていていいのですか?

 

 

三日? 一週間? 一か月? 半年?

 

 

長いとくどいと思う方もいるでしょう。悲劇のヒロインを演じている、と。

 

 

多頭の私はほとんど迷惑者の域ですよね。本当に自覚しています。

 

 

ごめんなさい。

 

 

自分にも辟易。1日のうちに気分がコロコロ変わる。

 

 

ふつうに笑える時間もあれば、無気力で動けないこともある。

 

 

良くなったかと思えばまた気落ちする。その繰り返しの中で自分のメンタルも周りの気分もめちゃくちゃにしてしまうことを私は恐れています。

 

 

だから無期限で思いっきり吐き出せる場所がほしいのです。

 

 

死に別れて何がどれだけ辛いのか、生きているうちにどういうケアをしてきたか、獣医師に言われた印象的な言葉またはショックな言葉、武勇伝、病院の選び方、他愛もない思い出話、苦労話。今いる老齢の子たちを失うことへの恐れ、心配事、看取り方、見送り方、死生観、いろいろ……。

 

 

感情を表に出したい。思いっきり。

 

 

その行為は決して後ろ向きではありません。

 

 

むしろ心の中をとことん整理しないと前へ進めない気がするのです。

 

 

生産性を取り戻すにはどん底まで堕ちる必要のあるタイプの人間もいます。

 

 

理性も重要だけど、家族の死を理性だけで乗り越えるのはむずかしい。

 

 

高菜の写真を延々と眺めながら、考えていました。

 

 

悲しめる場所を作りたいと。

 

 

私はべべ、ナナ、ほほを近年見送りました。

 

 

正直、自分の粘着質な愛情と未練に疲れ果ててしまったのです。

 

 

人間の子供がいない私にはべべ、ナナ、ほほが子供そのものでした。犬猫に人権がないのは承知の上ですが、私は自分の家族に時間もお金も愛情もかけてきたと自負しています。人間のお子さんがいるお母さんに負けないくらい私はべべ、ナナ、ほほに手をかけました。それでも生き物としての寿命の差で彼らはあっという間に年を取り、私を追い越し、しまいにはいなくなってしまうのです。

 

 

十数年も一緒に暮らしてきたのに、結局いなくなるのです。

 

 

私が仔犬のべべと暮らしはじめた時期に妊娠した友人は現在大学生を育てています。

 

 

自分が選んだ道ですし、人間の子供と犬はちがう生き物だと知りつつも、べべを見送ったあと、私は湧き起こるむなしさを抑えることができませんでした。

 

 

もちろん、自分の選択を後悔したわけではありません。もっと単純です。ただ無性にべべに会いたくなったのです。(会えなくて困ったけれど……)

 

 

責任をもって看取る、というのも犬猫の愛育の一環でしょう。私たちは「看取り」を折り込んで犬猫と暮らさなければなりません。それが正しい考え方です。しかし時間もお金も愛情もかけてきたのです。そればかりか、人生をかけてきました。だから簡単にはいきません。

 

 

簡単にはいかないから悶えるのです。

 

 

やわらかい肉球もふわふわの尻尾もクリクリの目も失って、リビングには名前が書かれた骨壺だけが物理的に残る。みんなそうだよそんなもんだよと言わないでください。わかっています。わかっているんだけど、喪失感に打ちのめされているのです。

 

 

先日私はパソコンが壊れ、べべたちの写真すらなくなってしまうのではないかと慄きました。一応別のHDに保存していましたが、そのHDすら信用できませんでした。

 

 

一瞬、自分の人生が消えかけたような錯覚にさえ陥りました。

 

 

本来、思い出は胸に凛としまうべきものかもしれない。

 

 

そしてときどき、ふと取り出し、思い出話にしっとりと花を咲かせるのが飼い主としての理想的な姿でしょう。けれどそうなれるまでに時間がかかる人がいてもおかしくないと私は思います。

 

 

価値観はみんなちがうのだから。

 

 

どうやればいいのか思案中ですが、思いっきり悲しめる場所を作りたいです。

 

 

誰の目も気にせず、いつまでもグズグズしていられるような場所を。

 

 

そして立ち直ったときにスッと離れられる場所を。

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