実葉のお問い合わせをくださった方々は実葉の幸せを願ってくださっていて
FIVキャリアについて、腎臓の問題について、手などの骨折について
それぞれできちんと調べ、ぜんぶを知っています。
ぜんぶを知ってなお、実葉に会いたいと言ってくれています。
昨夜私は活動をはじめたばかりの15年前のことをブログに書きました。
あの頃は犬に限らず、野良猫たちの境遇もまたひどいものでした。
ハンデのある猫はおろか、ただ成猫というだけで「もらい手などつくはずがない」と言われていたのを思い出します。保護活動をしている人たちはみんな嘆いていました。疲弊していました。半分あきらめていました。だから成猫を保護する人は今より少なかった気がします。
時代がちょっとずつ変わって、猫と暮らす方の意識が高くなって、保護成猫を選択肢に入れる方が増えました。細々とした個人活動の私も、その恩恵にあやかりすばらしい出会いを果たしています。あたたかい方々に深謝しています。
実葉は愛と希望の中で生きています。
「ありがとう わたし 充実しています」
私はうちの保護犬猫たちの家族に名乗りを挙げてくださった里親さん方を尊敬しています。
心だけはいつも寄り添っているつもりです。
私はたくさん保護したい子がいますが、多頭崩壊になるので終生飼育ができません。
だから保護動物たちを「譲渡」をしています。
譲渡は私にとって次の保護に繋がる唯一の方法なのです。
私は一定期間をいっしょにすごせばいいだけの得役ですが、里親さんはその子の最後の瞬間まで共に生きなくてはならない役目です。私にできないことをしてくださるのが「里親さん」。
私の夢を引き継いでくださるすばらしい方々です。
うちの里親さんはよく、私の保護猫を迎え入れるのがプレッシャーだったと笑います。
そうですか? ごめんなさいね。
でも、2頭目、3頭目も私から譲り受けたいと仰ってくれたりもします。
すごくうれしい瞬間です。
譲渡は互いにフェアでなければなりません。
両者対等がいい関係性に繋がるんだと思います。
生意気を申し上げましたが、これからも透明性の高い譲渡をめざしてがんばります。
そして703号室に限らず、日本ではあまたの保護犬猫たちが終の棲家を求めています。
犬猫を迎えるとき、ペットショップやブリーダーを利用するのもひとつでしょう。
ですが生意気を申し上げたついでにあとひと言。
良心的なブリーダーや良質店はたしかに存在するかもしれません。
しかしそれはあくまでも、ほかと比べて親切だった、というだけの話。過激な言い方かもしれませんが、業者ですから当然お金が絡んできます。生体売買を生業としているので、大なり小なりどこかで必ず歪みが生まれています。多くの場合、歪みのツケを払わされているのは子犬子猫、繁殖犬繁殖猫であることを、私たちは知った上で犬猫たちを買わなければなりません。
それが責任と思考のある大人の行動だと思います。
私は生きている限り、もう二度と犬猫を買いません。
家族は買わなくても出会えるからです。
それに私は、犬猫たちを商売道具にはしません。そこが業者と私のちがいです。
これから犬猫と暮らしてみたいと思う方がもしこれを読んでくださっているなら、どうか保護犬保護猫を検討してみてくださいね。逸材がいっぱいいますから。
「タナベさん 見て見て~ わたしの肉球 スベスベになりましたよ」
おお、そりゃよかったね。外を彷徨っていたときはガサガサだったものね。
たいへん美しい足裏を見せてくれて、実葉ありがとう。
皆さまいい週末を♪
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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