今日から2度にわけ、悶絶必至の女性をご紹介します。
祝! さくら正式譲渡!
さくらはご存じ「花枝(かえ)」の旧名で703号室に華を添えてくれた私の保護猫です。
2月15日より卒業生もも(海子)宅へトライアルに。がんばって自分の居場所を確保したのです。ほんとうにえらい。少しずつもも姉に近寄るさくらのけなげさが愛おしくてたまりません。
うちでも保護猫たち(満天、メル)やお子たちと仲よくしてくれたし、ありがたい存在でした。
甘えじょうずのさくらに
「おれら男性陣は」
「本気で」
「超メロメロっす!!」
「うふ♪」
ウインク
スマイル
かわいいっ!!
あまりの可憐さになぜかうちの妹までもが夢中に^^;
実は妹は「ももちゃんちとのトライアルがダメだったらうちが家族にする」と言っていたのです。
顔も性格もいいさくらはみんなを虜にするのよね。
でも、野良猫時代は苦労の連続でした。
姉妹のなつこ(つぼみ)と肩を寄せ合い生きていたさくら。
もともと実葉の保護に関わったFさんからのSOSで、私が外猫2匹(なつこ&さくら)の不妊手術費用を負担することになったのですが、実葉だけを保護し、ほかの子たちをリリースするのが精神的に苦痛で、結局全員の家族募集をすることに決めたのがいきさつです。
当時の心情をつづった記事はこちらに。
ブログでは触れていませんでしたが、悔しかったです。なぜなら、さくらとなつこに餌やりをしていたのはとある動物病院だったのです。あり得ないでしょ?
動物病院なんだから、餌やりをするんだったらまず不妊手術をしてくださいよ(苦笑)。
そこの病院を開業している獣医(息子)は精神疾患でオペが不可能になってしまったとのこと。近々病院をたたんで引っ越しをするので、外猫の存在が重荷になったらしい。
まさか個人の私が動物病院の尻ぬぐいに駆り出されるとは。
いろんなことが起きるんですね。日々勉強です。
さくらはなつこよりだいぶ遅れての保護成功。Fさんの粘り勝ち!
しばらくFさんちにステイしたのち、703号室に移動
ごはんをもらいすぎだったのか? 保護後、しばらくひどい大腸炎を起こしたさくら。Fさんちでカラーをつけていなかったので不妊手術の傷跡が膿んでしまうというアクシデントも・・・・・・
傷の洗浄など、通院に耐えました。小さな体だけど、強い女の子です。
外猫時代は出産の経験も。Fさんたちがさくらの子猫を近所に里子に出したそうです。
飲み込もうにも、どうにもうまくいかず、まるで砕けない石を口に含んでいるような状況がたびたび起きます。吐く場所はないし、石は重いし、邪魔なので、無理に飲もうとするけれど、飲んだあと喉に詰まって、今度は息が苦しい。胃に沈めたとしても、胸やけが止まらないです。
だけど、こんな清らかな目を向けられると私はつい、ねえ・・・・・・
「ふっ それが狙いです」
「単細胞はあつかいやすい」
「ううんっ わたし」
「なにも言ってません」
小悪魔め!!
けれど、うまく帳尻が合うようになっているんだと思うのです。
現に私は、やっぱりさくらを保護してよかったと心底喜んでいます。
一度その子に関わると、深く知ると、余計に強く感じますね。
家の中に生きる猫は
無防備でのんきに見えるから。
さくらの里親さんは、さくらが私のブログに登場したときからさくらを迎えることを考えてくれていました。ただ、すっかりわがままなひとりっ子になってしまった先住ももとの相性が心配だったのです。ももは肝臓の数値がじゃっかん高いので、余計に不安も大きかったのでしょう。
私は保護活動に於いてはあらゆる面で楽観視をしないタイプなので、さくらの性格をもってしても、うまくいくという保証はできませんでした。でもなんとなく、さくらのあたたかさがももに伝わる気がしていたのです。さくらが無害だと知れば、ももはリラックスできるかも。
ももは外でひたむきに生きていた子。出産し、母猫となり、わが子たちを育て上げてきた立派な女性。703号室時代はほかの仲間と支え合い譲り合い、いっしょに暮らしました。
だから、きっとだいじょうぶ!
時間はかかるかもしれないけど。
健康で手のかからないさくら。一般募集もしなかったため、ほかの保護猫たちに比べ、いい写真が少なかったです。卒業の前にやっと叶った検診でも、私の具合が急に悪くなって、ちゃんとしたご報告ができないままでした。このときもいい子でしたよ。
目に入れても痛くない存在ですね。
さくらが幸せになるよう、毎日祈っていました。
私は祈るだけしかできませんでしたが、私が祈っている間、さくらは幸せを掴むために、弛まぬ努力をつづけました。里親さんもあたたかくさくらともも姉を見守り、しっかりと支えました。
トライアルってひと言で片づけると、なんか軽いんだけど、そうじゃないんだよね。
さくら、おめでとう。
次回はさくらのお届け日の様子と近況写真をお送りします。
LOVE!
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