まーもを保護して3か月以上経ちました。
はじめは、触ることもできませんでした。
受け入れの環境を整えるため、保護した直後より、まーもにしばし入院してもらいましたが、病院でも点滴できなかったそうです。まーもは人への不信感が強く、先生やスタッフたちも近づける状態ではなかったのです。
我が家に来たばかりの頃もそうでした。
私は猫じゃらしの先端でまーもに触れるだけで、精いっぱいでした。
ある程度距離を取っても、パンチを喰らったっけ。まーもにパンチされたのは、計4回。
今となっては、いい思い出です。
人間が近づくと興奮してしまうため、はじめは腎臓フードとサプリメントだけでコントロールしていましたが、やはりまーもは、調子を崩してしまいました。保護当時、すでにまーもは慢性腎不全のステージ4で、通常なら、点滴(補液)が必要だったのです。
私たち夫婦は焦りました。
無理をさせるかさせないか。
なにを「無理」と言うべきか。
そして、考えた末、まーもを押さえこんで、点滴を受けさせることにしたのです。
苦渋の選択でした。
渦中にいる時は、正解なんて、見えないものです。
正解だったかどうかは、すべてが終わった後に、ぼんやりと見えるものだから。
そういう意味だと、今はまだ、「途中」にすぎないかもしれませんが、私には、まーもが生きることを楽しんでいるように思えるので、これからもできる限りの最善を尽くしていきたいです。
慢性腎不全の猫は、奇跡を起こしづらいそうです。
けれど、まーもは、奇跡を起こしてくれました。
ここ1週間、まーもは食べつづけています。もう二度と食べることはないだろうと決めつけていた腎臓用のドライフードも、むさぼるように食べています。昨夜は4回嘔吐しましたが、この1週間で、嘔吐は昨夜だけ。ちなみに今日は吐いてません。
毛艶も、全然ちがうのです。
チチは、「オレが毎日ブラッシングしているからだ」と得意げですが、それだけではないのです。
食べてるから。
調子がいいから。
慢性腎不全と本気で向かい合い、治療を受けさせようと思ったら、正直割と大変です。
だけど、全然惜しくありません。
この奇跡を体感したあとは、余計惜しくない。
いろいろやりすぎて、なにがまーもに効いているのか、もはやよくわかりませんが、これからも模索しながらやっていきますね。
整理する直前の汚い写真ですが、部屋中、まーもの医療品だらけ(笑)。
※私と同じような? 心配性の方へ! これはね、整理するために広げたのです。普段、危ないものは出しっぱなしにしてないから安心してくださいね。
使用後の注射針などの医療用廃棄物は、すべて病院で捨ててもらっています。個人宅のゴミとして出せないのです。
冷蔵庫で保管しなければならないもの、暗い場所で保管しなければならないもの。もう、いろいろあって、おバカな私は、頭がこんがらがることも。
間違えないようにしないとね。
まーもは治療に協力的で、助かっています。今度点滴中の写真を撮りますね。驚くと思いますよ。何年も家で共に暮らしてきた猫でも、まーものようにスムーズにはいかないのでは? やっぱ生きたがっているんですよね。私、まーもを見てて、絶対そう思う。
今週末の通院が、実は少し楽しみです。
こんな風に思うのは、はじめてかも。
数値がちょっとはよくなってるだろうし、体重も増えていそうだから。
現在、点滴は朝夜150mlずつ。食欲旺盛。おしっこは1日10回~20回。ホルモン注射は、1日おき。様子を見ながら、制吐剤、ビタミン剤、食欲増進剤、血管拡張剤、鉄分なども補ってます。
本来なら、まだ遊びたい盛り。
甘えたい盛り。
いたずら盛りの3~4歳だもんね。
体を元に戻すことはできないけど、今の状態を維持できるよう、がんばるよ。
まーも、ありがとう!
そしてまーもからも、皆さまにありがとうを!
物資、医療費などのご支援をくださった皆さまには、深謝の気持ちでいっぱいです。
私たち夫婦だけだったら、ここまでできなかったでしょう。皆さまから賜ったご厚情のおかげで、まーもは小さな奇跡を起こせました。本当にありがとうございます。
仕事もあり、個人で細々と活動しているため、私は使える時間が限られています。限られた時間の中で、最優先にしているのは、お子たちのお世話。ご支援くだ さった方々へ、個別にお礼メールやお礼状などを差し上げる際に、ちょこっと報告させてもらっていますが、ブログ上できめ細やかに書けなくてすみません。い ただいた物資などについて、いつ、どの程度、どうやって消費したかなど、逐一更新することが難しいのです。だけど、全部ありがたく使わせてもらっていま す。まーもに使えなかったフードや猫砂などは、みゆきやひかるくんに使わせてもらっています。
たくさんの善意に支えられ、まーもは生きていますが、皆さまに甘えすぎないよう、チチも私も、もっと仕事をがんばりますので、これからも見守っていてください。
703号室を訪れてくださる皆さまにも、よいことばかりが起きることをまーもと共に願って。
☆☆☆ありがとう☆☆☆
マイ太郎さん、おいしい和菓子をありがとうございました。ペコリ。
チチと奪い合って食べました。最近、甘いものがやたらほしくなります。
サンちゃんさまより、まーもへの医療費のご寄付をお預かりしました。サンちゃんさまにはご報告済みですが、全額、まーもの通院に充てさせていただきました。ありがとうございました。そして、その節はごちそうさまでした。ペコリ。
かつくん「まーも、調子いいみたいでぼくも嬉しいです。一時はどうなるかと……。
保護猫みゆきの目も、快方に向かってます。痛そうな口内炎たちは、抗生物質の投与により、改善されました。みゆきについてはまた改めて。703号室は、看病や介護の割合が増えましたが、チチハハは、小さな奇跡を信じています。
愛犬、愛猫の病気と闘っているみなさまにも、どうか奇跡が起きますように。
ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!」
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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