今夜、点滴をしようと、まーもをベッドの下から出したチチと私は、顔面蒼白になりました。
まーもの口のまわりが、血だらけだったのです。
血をぬぐったと思われる両手も。
内臓からの吐血ではなく、口内潰瘍がひどすぎて口から血が噴き出した感じです。
点滴前に、まーもの口の周りをそっと拭きました。手も。
点滴、アルサルミンの投薬を終えたあと、また拭きました。
コットンが血に染まりました。
ハンサムなまーもに、血の汚れは似合わない。
蒸しタオルを作って、体全体を拭きました。
まーもは気持ちよさそうに目を細め、体をすり寄せてきました。ごつんごつんと音が鳴るほど激しく。私たちは体をぶつけ合わせ、お互いの存在を確かめました。
とてもいい時間だったけど、針の筵のようでもあります。
「キレイに拭いてもらった。オレ、ハンサムでしょ?」
今夜撮った写真です。血だらけの姿は、撮れませんでした。
なんでこの子は、こんなに凛々しいのでしょう。
誰か、教えてください。まーもがこんな目に遭わなきゃならない理由を。
今まで、まーもの好きなようにさせていましたが、ベッドの下はもうダメです。
奥に隠れてしまったら、顔が見れない。
万が一、脳痙攣が起きたら、終わり。
ベッドの下で苦しみ悶えるだけ。
猫は隠れて死にたがるという意見もありますが、それは違います。猫は死に場所を求めて隠れるわけではありません。敵に見つからない場所で、じっと息をひそめながら体力を養う生き物なのです。復活を遂げるために。生きるために。
チチは最近、毎晩まーもとリルと一緒に寝ています。
ベッド下の奥深くに潜られるのは避けたいとしても、寝室への立ち入りを禁止したくない。
考えた末、チチはベッドの枠を分解。マットレスだけにしてみました。
これなら一緒の空間にいられるけど、ベッドの下には行けないですね。
でもちゃんと隠れる場所も用意してあるから、ご安心くださいね。
猫の習性については、多少の知識があるつもりですから。
分解してもなお巨大なベッド枠は、保護部屋に移動。
もう保護部屋とは呼べないほどごちゃごちゃですね。布団とかもぐちゃぐちゃで見苦しくてすみません。言い訳ですが、この方がまーもの点滴をしやすいのです。
分解作業が終わると、チチはスーパーへ行き、まーものごはんを買ってきました。
口の中がこんな状態でも、まーもはまだ食べようとします。
一口でも食べてくれるなら、一口でも食べてくれるなにかを、一口でも食べてほしい。
リーナルケア、ふやかしたドライフード、ウエットを用意しました。
チチによるマッサージタイム。まーもは全身で喜び、赤ちゃん猫のようにフミフミします。
まーもが、がんばれますように。
まーもが、がんばりすぎませんように。
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