リル、ありがとう

昨日、うちの末娘リルがスッと旅立っていきました。

 

 

苦しんだ様子もなく、私たちはリルの生と死の境に気づかなかったほどです。

 

 

若い頃は、元気で明るく、少しわがままなところすらも魅力の犬で、昔から大好きなチチにくっついているのがリルの幸せのようでした。体格の割には食が細いのでそれなりに手はかかりましたが、晩年まで大きな病気もせず、実に親孝行でえらかったと思います。

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最近リルを知った方は、おしめをつけている姿か

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寝たきりの印象が強いかもしれません。

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後ろ足が衰えてから、だいぶ時間が経っているものですから。

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最後は、骨と皮のように細くなってしまいました。

 

 

それでもリルは、精いっぱい生きてくれました。粘り強く、強靭な生命力……

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話せば長くなるのですが、残念ながら、今、私には書く気力がありません。よって、おおよそを割愛しますが、私はリルを保護する前の子犬時代からリルを知っているのです。

 

 

リルは18年前の秋に4兄妹で生まれました。母犬の名前はタカコといいます。

 

 

リルの本当の誕生日は、(日にちまではわかりませんが)、おそらく10月の中旬以降です。

 

 

でも、家族になったとき、私は意図的にリルの誕生日をちょっと後ろにずらしたのです。

 

 

理由は、「ワンワンワン」にこだわったから。

 

 

リルの誕生日を11月1日、ワンワンワンの日にしたかったのです。

 

 

だからリルは、そろそろ18歳でまちがいありません。

 

 

大きめの中型犬のリルが18歳って、とてもよくがんばりましたよね?

 

 

そんなところもリルはチチと私の誇りなのです。

 

 

元気だった時代の写真を数枚並べておきますので、見ていただければうれしいです。

 

 

病院での定期健診

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先に天国で待っている、叔母のナナ、べべ公と並んで、703号室にて

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ドッグランでナナと走るリル

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シニア期に入ってもこの脚力

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泥まみれ(あとが大変でした)

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川遊び

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ナナもリルもいいお顔

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楽しい?

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レギュラーメンバー、べべ、ナナ、リルは私の娘

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皆さまにリルのかわいさを自慢しようと、過去のフォルダーを見返したのですが、涙が止まらなくなり、胸の痛みに負けて、途中でやめてしまいました。数えきれないくらいあるのですが、またの機会にでも……。べべ16歳半、ナナ16歳、リル約18歳。私の愛する娘たちは、それぞれの命の丈を使い果たしました。老犬になるまでそばでお世話をさせてくれたことに深謝しています。

 

 

亡くなったあとの写真を載せることを迷いましたが、リルが穏やかな表情をしていたので、ブログに残しておきたくなりました。ご気分を害す方がいたら申し訳ないです。

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リルは最後までかわいいでしょう? やさしく微笑みながら、息をしているみたいでしょう?

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古くて不自由な身体を脱ぎ去って、魂はどこまでも伸びていってくれると信じています。そして、べべ、ナナ、ほほ、あまぱん、兄の高菜……その他私が看取った犬猫たちと共に、私を待っていてほしいです。私もいずれは絶対に行くのだから、その日までのしばしの別れ。

 

 

どんな形になろうとも、家族だから、繋がっています。

 

 

生前リルをあたたかく見守ってくださりどうもありがとうございました。

 

 

しばらくは心にぽっかりと空いた穴のせいで不義理をしてご迷惑をおかけするかもしれません。

 

 

皆さまと皆さまのお子たちが笑顔で過ごせますように。

 

 

I LOVE リル

 

 

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信くんの雄姿とトイレの問題

皆さまこんばんは。

 

 

ありがたいことに最近はシッティングのお仕事が充実しています。本日も3回かわいい子たちのお世話をさせていただきました。バイトや老犬リルや猫たちのケアもあり、家事、炊事もやらなければならないのであっという間に1日が終わります。ブログに書きたいことがあっても放出できません。

 

 

特にバタ活(大声で鳴きながら上半身をバタバタさせる)リルに手がかかります。

 

 

手をかけられるうちは思う存分手をかけたいですし。

 

 

プレゼントなどが届いていますが、落ち着いた頃に自慢させてくださいね。

 

 

1月29日は天国のべべ(2001年1月29日~2017年7月20日)のお誕生日♡

 

 

約10年もの長い時間、胃がんをはじめいろんながんや腫瘍と闘い抜いた私の自慢の宝です。

 

 

703号室の太陽であり、16年半、驚異的な生命力で共に生きてくれました。べべの身体の状態でべべほど長く生きられた子を私はほかに知りません。そのべべがひさびさに夢に出てきてくれたのですが、夢の中でべべと私ははぐれてしまって……目覚めたあとの喪失感に苛まれました。

 

 

べべ見てる? お母さんは元気にしているよ。

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いつかなんかの形で会いたいです。べべに会わずにはいられない。

 

 

さて、我が家の近況として慢性腎不全トリオの写真をサクッと並べますね。

 

 

こまめに補液(皮下点滴)をしているのは腎臓を保護するため。さぶに「余裕」を感じます。

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まあそりゃ、さぶは7年の実績がありますから。ベテランの域ですよ。

 

 

みーちゃんもじょうずにがまんしています。えらいえらい^^

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そして皆さま、保護猫信くんの雄姿をご覧ください!

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キャー! 大成功!

 

 

※念のため、信くんの補液はチチとふたりでやりました。

 

 

3匹分の補液は意外と大変です。

 

 

入れた分だけ尿として出すので、さぶ、みーちゃん、信くんの3匹分のおしっこの量は大袈裟抜きに成猫十匹分に匹敵します。いや、それ以上かも……。そこにすずらん(健常)も加わるので、おしっこ関係は十数匹の猫の多頭飼育のお宅と同じ。正直対処に困り果てヘロヘロになることも。

 

 

年中トイレ砂を買い、トイレ砂を替え、トイレ問題に頭を悩ませています。

 

 

コストを重視すると失敗率が上がるのでコストを考えるのをやめました。

 

 

いくら病気の影響でおしっこが薄まっているとはいえ、おしっこは無臭ではないし、衛生上、失敗されるとキツいですから……。少し前よりシステムトイレの割合を減らし、鉱物タイプの砂を中心にしてみました。信くんは鉱物タイプの砂でもトイレが不安定ですが、さぶの粗相が減ってうれしいです。ちなみにトイレの数は1匹1個ずつ+1個(予備)です。

 

 

病気と闘いながらもそれなりに楽しく過ごしてもらえるよう、QOLを意識しながらいっしょに暮らしています。安心や快適さを与え、大きな幸せをもらっています。いい循環に感謝♪

 

 

LOVE

 

 

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私の末娘

年始に我が家に届いたお子たちへのお年玉。かわいいポチ袋にあたたかいメッセージが添えられていました。人間の子どもがいない私にとって、お年玉は(毎年誰かしらにあげていますが)もらうことなどないと思っていたので、しんみりとうれしかったです。

 

 

2年連続でお年玉を送ってくださった香さん、ありがとうございました。

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リルの分は日々使う包帯と消毒綿を買わせていただきました。さぶは点滴の針を、みーちゃんは大好きなパウチを、保護猫すずらんのはおもちゃにしようかな?

 

 

さて、日曜の夕方、さぶをひざに乗せながらブログを書いています。

 

 

最近のリルは、ますます巨大化していく腫瘍と共生しています。

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包帯を外した姿はあまりにもショッキングゆえ、多分皆さまに驚かれるでしょう。

 

 

腫瘍はこれでもかというほど大きくなりました。そして、魔物の形相でリルの身体にへばりつき、リルを苦しめ、リルを看る私たちを震え上がらせています。

 

 

臭いはないものの、少しでもこすれると血やしょう液が包帯からにじみ出ます。

 

 

リルの血の一滴まで大切なので、ムダな血を流させるわけにはいきません。

 

 

私たちも工夫をしながら、リルといっしょに闘っています。

 

 

だから皆さまには患部をお見せせず、包帯をグルグルと巻いて、家族の秘密にしておきますね。

 

 

リルは包帯でオシャレを楽しんでいると笑っていただければ幸いです。

 

 

ね? かわいいでしょ?

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ふふ。今度ちがう色の包帯にもトライしてみようかな?

 

 

17歳2か月のリルを、私はかつて「末娘」と呼んでいました。

 

 

ブログにもよく「末娘」と表記して、その呼び方を気に入っていたのです。

 

 

末娘だから、つまり、リルはもともと「ひとりっこ犬」じゃないのですよ。

 

 

立派なお姉さん犬が2頭いました。

 

 

天国に眠る私の太陽、べべ公と

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最高のお母さんっこのナナ(リルの実の叔母)

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いちばん若かったリルはお姉さんたちがいたから末娘と呼ばれていたんだよね。

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リル、よくみんなで出かけたね。

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懐かしいねえ。

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そばにいてくれていることが当たり前だとは思わない。リルは毎日奇跡を起こしています。

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リル、とりあえず、お母さんの誕生日までは生きていてください。

 

 

一方的で申し訳ないけれど、約束だよ。

 

 

LOVE

 

 

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精神的支柱

皆さまこんばんは。いろんな話題をUPしたいのですが、パソコンに向かう時間が足りなくてブログの更新が滞りがちです。今度まとめて数記事書きますのでよかったら読んでくださいね。

 

 

保護犬猫たちはみんな元気すぎるほど元気にしています。

 

 

牛丸とぐんと近くなったのがめちゃくちゃうれしいです。

 

 

これから寒くなるので、お互いの距離がもっと縮まることを期待しています。

 

 

近ごろようやく天国のべべ公が私の夢に出てくるようになりました。

 

 

とはいっても、少しの間だけですけどね。

 

 

べべ公は私の太陽でした。

 

 

べべ公が思いっきり走る姿を想像しながら、私もときどき出先で全力疾走しています。

 

 

一度きりの人生。たくさんのチャレンジをしたい。しかしたびたび二の足を踏む自分がいます。

 

 

何ごとにもひたむきだったべべ公の爪の垢を煎じて飲みたい気分です。

 

 

べべ公を失ったとき、犬猫と暮らして見送るのはこんなにも辛いものかと驚きました。

 

 

と同時に、ここまで深く愛せる対象に出会えた自分は、なんて贅沢者だろう、と思いました。

 

 

べべ公は酸いも甘いも教えてくれた私の先生です。

 

 

べべ公は16年半の生涯のうち、9年以上が胃がんや多発性腺腫やしっぽのがんとの闘いだったけれど、負けん気の強いガッツのある女の子でした。べべ公が私の誇りです。

 

 

今は姿が見えないけれど、べべ公は確かにいました。

 

 

私たちは運命の赤い糸で結ばれていました。

 

 

死神が糸を切ろうとしても、私たちは何度も何度も振り払い、何度も何度も支え合い、1日1日を乗り越えてきました。べべ公との日々が私の精神的支柱になっています。

 

 

ありがとう。べべ公が宇宙でいちばんたいせつでした。

 

 

宇宙でいちばんたいせつだったことを、私が生きている限り毎日思い出しています。

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LOVE

 

 

 

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空白の時間

「どうせその辺にいるでしょう」

 

 

そう考えるようにしていても、姿がぜんぜん見えません。

 

 

むちっとしたボディーも

 

 

つるつるの毛も

 

 

アイコンタクトと連動しているかのごとく、クルクルまわる尻尾も

 

 

家中に漂っていたそれぞれの強い催促も視線も自我もオーラもぬくもりも、やっぱり見つからない。

 

 

それでも16年間共に暮らしてきた家族だから、ここにいたという感覚は忘れようがない。

 

 

気配がないのに、感覚が残っているのは残酷なことだと思うこの頃です。

 

 

激しい喪失感はいまだに突如としてやってきます。

 

 

私の場合、「目的地から次の目的地への移動」の際の、ふとした隙間を襲われるのです。

 

 

昨日は仕事でやたら移動が多くて参りました。

 

 

iPhoneを取り出して気を紛らわそうとしても、会いたさが液体みたいに身体じゅうに染みて、ああ、もう! いつになったらまた一緒に暮らせるんだよ、と胸を掻きむしりたくなる衝動に駆られて、結局カメラロールの過去写真にすがってしまう。

 

 

私の家族は、人間社会においては自発的な生活能力のない犬猫たちだから、看取れたことは幸いでした。それが責任を果たすことでもあるのは知っています。

 

 

けれど寿命の差の開きがあまりにも大きい。

 

 

失ったあとの空白の時間をどう埋めたらいいのか狼狽えます。

 

 

「思い出にして、心にそっとしまう」のが、私は不得意です。

 

 

我が家には三頭のレギュラーメンバーの犬たちがいました。

 

 

手前がべべ、奥の左がナナ、そして右が若かりし日のリル

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こうして「過去のできごと」として紹介するのすら本当に苦しいです。

 

 

私の中ではなにも終わってないのです。

 

 

「お出かけ」が大好きだったうちの犬たち。三頭を連れて外出するのは一苦労でしたが、出先で出会うべべ、ナナ、リルの笑顔が私の中にこびりついています。

 

 

べべ、ナナ、若かりし日のリルを連れて、もっといっぱいあちこち行けばよかった。

 

 

そんな月並みの後悔を覚えるとき、私は垂れた糸みたいに力なくうなだれ、毎度イヤーな種類の自責の念に蝕まれ、押しつぶされてしまいそうになります。

 

 

愛おしさにキリがあったらいいですね。際限ないのがキツいです。

 

 

だからこそ、今も横にいてくれているリルとさぶにいろいろなものを還元していきたいです。

 

 

べべ、お母さんの背中をべべはよく見上げていたでしょう?

 

 

実はお母さんもべべの真似をしていたよ。べべは小さいけれど、背筋を伸ばして前へ向かう後ろ姿が凛としていてきれいだった。べべと同じ景色を眺めた日は例外なく最高でした。

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広い公衆トイレをお台場のドッグカフェとまちがえて、われ先に入ろうとしたナナ。ふだんは控えめなのに、外だとはしゃいでしまうナナがかわいくてしょうがないです。

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肉体と肉体のコミュニケーションが取れない今、せめて魂の繋がりを信じて、残りの人生を歩いています。どんな形であれ、再びお互いを擁く瞬間を夢見ています。

 

 

2014年12月28日の写真を添えて

 

 

I LOVE べべ

 

I LOVE ナナ

 

 

 

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