2一歩ずつ

みなさま間が空いて申し訳ありませんでした。

 

 

さて、本日は卒業生あさひの新居へご案内します。お茶会では自分をいっさい出すことができなかったあさひ。固まりまくりで逃げまくり。それでも里親さんは熟考の末あさひを家族に迎え入れたいと申し込んでくださったのです。

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あさひには悪いけど、私はあさひを1か月程度ケージに入れることを提案。ケージの中で完全にコミュニケーションが取れるようになったら放してもらう作戦です。急がば回れ、ですよね。じゃないと家庭内野良になってしまうから。

 

 

ということで、あさひを連れて出発!

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あさひと私のふたりきりのドライブ。だいぶ早く着いてしまったので待機です。

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6LDKの広ーいお宅に到着。玄関から撮った1枚です。

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里親さんは1F部分で英語を教える仕事をしており、連日生徒さんたちが出入りするそう

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明るく開放的なお家です。

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でも皆さまご安心ください。あさひの居住ゾーンは2Fだけと決められています。階段を登りきると、鍵付きの立派な扉があらわれます。

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扉の手前側があさひとご家族の生活圏となります。

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各お部屋に繋がるホール。贅沢な造りになっています。

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おじゃまします!

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全体はこんな感じ

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素敵です。

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あさひ、出ておいで~♪

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ケージからがっつりスタートするあさひのために大きな3段タイプを準備してもらいました。高さも十分ありますね。ごはんも用意されています。

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窓をほぼ開けない生活を送っている里親さんですが、唯一空ける可能性のある窓には脱走防止対策をお願いしました。お兄さんが設置してくれたのです。

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「ぼく 緊張マックスです」

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「ハハ こういう場合 どしたらいいのでしょうか?」

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まあ、そのうち慣れるから今はしょうがない。

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あっティーさん、にゃん太さんからもらったプレゼントもお渡ししましたよ。

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隠れているつもり(笑)。

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人間たちは食卓に移動して手続きとおしゃべりを堪能

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キャー♡ おいしすぎるゼリーをごちそうになりました。

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時間がかかることを承知であさひを慣らしていってくださる里親さん。外国に住んでいた頃に引き取った愛猫さんを長年かわいがっていたんですよ。帰国の際にはもちろん愛猫さんを連れて帰りました。責任感の強い素晴らしいお人柄です。

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譲渡後、里親さんから届いた写真↓ トイレ籠城中ですが落ち着いています。

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ケージ内の写真なのでかわり映えしないですが、だいぶリラックスしています。

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そして夜鳴きを克服し、里親さんやお兄さんたちとほんとうに仲よくなったんですって!

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先週の時点のラインで近々フリーにすると仰っていたのでそろそろあさひがリビングを飛び回っているかもしれませんね。私は焦る必要なないと思っています。

 

 

 

里親さんからはあさひにかかった医療費のほか、お茶会の際にかわいいお菓子と

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譲渡のときにもおやつをいただきました。どうもありがとうございました。

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あさひはあさひのペースで楽しく暮らしていけるよう努力中です。

 

 

多くの犬猫たちが幸せになりますように。

 

 

 

かつくん「Ⅹ265あさひおめでとう。一歩ずつ一歩ずつだよね。里親さんはあさひのことをとってもたいせつに思ってくれているよ。だから距離がだいぶ縮まったよね。不安がどんどんなくなればいいね。がんばれ!」

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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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1ジェントルマンをめざして

「こんばんは やっとぼくの出番ですよ ぼくあさひ 忘れていないですよね?」

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「ぼくは2月の初旬に703号室に保護されました 当時は意味がわからなかったので悪魔にでも拉致されたのかとずいぶんビビったもんです ふぅ~」

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「ぼくはいわゆる“ビビり系” はじめて会う人も怖いし 知らない場所もダメだし 大きな音も苦手 手を出されるととっさに身構え後ろへ逃げてしまうタイプ」

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「しかし来た以上はこの場所からぼくはピカピカの未来を開拓しなければなりません ぼくも少しは男らしく堂々とふるまえるようになりたいのです ビビってばかりいるのも実は案外疲れるんですよ 身体中の筋肉がこりかたまってしまうのです 人と仲よくなりたいな けれどいじわるされたらどうしよう……」

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「ぼくはぼくのペースで3歩進んでは2歩下がるという感じで修行をつづけました」

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「家猫になる道は意外と険しいものです」

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「ハハがカメラでよくぼくを追いまわしていたっけ」

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「迷惑だったけど ぼくはがんばりました」

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「レンズの先にぼくの明日があると信じたのです」

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「そんなぼくにもようやく家族ができたんですよ」

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「ぼくは今 あたらしいお家で 再度チャレンジをしています」

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「ママにもお兄ちゃんたちにも慣れてきました 夜鳴きも減ったよ 次回はジェントルマンをめざすぼくのお家にご案内します ゆっくりゆっくり ぼくらしさを出していきますね」

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Smile!

 

 

 

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2 希望の種

ジャイアン改めコテツの卒業レポート第二弾です。

 

 

※まだお読みでない方はひとつ下の記事から遡って読んでくださいね。

 

 

きーやんさんのtwitterに載っていた一枚。コテツがTVにかじりついています。

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真剣ですね。これ、一足先に703号室を巣立った兄貴のポテチもやるんだとか。そういえばうちでは一度もTVを観せる機会がなかったな。めったに私がTVをつけないのも理由ですが、そもそも、ポテチもコテツもTVのない保護部屋中心の生活だったのでTV好きだとは気づきませんでした。私の知らないコテツの一面がなんだか胸に迫ります。みんなほんとうのお家で開花していくんですね。

 

 

6月16日留学(トライアル)スタート

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着いたよ。

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コテツ、がんばろう!

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ポテチのケージを今度はコテツが使います。

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この日私は爪が伸びきったポテチのネイルケアを仰せつかりました。

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ベッドの下から引きずり出し洗濯ネットに入れてチョキチョキ

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どうしようもなく、卒業生はかわいいもんです。私の宝ですよ。

 

 

彼らが我が家を巣立ってようやく私にじゃっかんの余裕が生まれ、俯瞰的に見れるようになるのです。そして改めて、彼らの強さと美しさに魅せられるという。

 

 

シャイの王道をひた走ったポテチはペットホテルデビューを果たし、なんとはじめて泊まった場所で堂々とおやつをおねだりをしたそうです。成長したなあ。

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コテツ、怖いかい?

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きみはどんな風に変わっていくのかな?

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うちはね、コテツにとっての踏み台だったと思う。

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わかる? コテツが大きくステップアップするための……

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コテツには勇気を持って、エイッと勢いよく飛躍してほしい。

 

 

きっとできるよね?

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所詮すべてはご縁との緩やかな気持ちできーやんさん夫妻にお任せしました。

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その節はおいしいお茶をありがとうございました。

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あとは信じるだけ。

 

 

自分の見てきたポテチと、自分の見てきたコテツを。きーやんさん夫妻を。赤い糸を。ポテチの寛容さと、コテツの順応性を。自分の予想を。その根拠も……

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時間を経てケージから解き放たれたコテツはポテチに全身でぶつかっていきました。

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コテツなりに空気を読んで少し遠慮をしながらですが

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とても素直に、元気よく甘えたのです。

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コテツはポテチを観察して

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「弟の顔」でマネばかりしています。

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調子に乗りすぎるとポテチ兄からの教育的指導が入ることも^^;

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朗らかで明るいふたり。ぽっちゃりボディーの中身はパンパンに詰まった命です。

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「関係を築く」ってたいせつなことですが、意外とむずかしいんですよね。

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しかし703号室のスターたちはみんなじょうずにやってのけます。

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新居でくつろぐ姿は保護主冥利に尽きます。ありがとうコテツ♡

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ポテチとコテツの存在はきーやんさん夫妻を突き動かしました。コテツの正式譲渡が決まった週末、おふたりは母猫に見放された3匹の乳飲み子を保護したのです。

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左の2匹は生まれつき障害や身体的な問題があり、残念ながら育ちませんでした。

 

 

こうして振り返っていると電話口で号泣していたきーやんさんの声がよみがえってきます。

 

 

手を尽くしたのに報われなかった悲しみ、しなくていい種類の後悔、生への慈しみ、死への悼み、ヤマトの発育に対する不安……

 

 

ふだん理性的なきーやんさんが流す濃い涙に私はかける言葉を失うほどでした。

 

 

今、きーやんさんの家には三匹の猫がいます。

 

 

先住ポテチと本日の主役コテツ、それから生き残ったヤマト坊

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彼らはつまり、希望の種です。

 

 

素晴らしい出会いに感謝して!

 

 

かつくん「Ⅹ264コテツおめでとう。本日の写真の多くはきーやんさんの提供です。コテツの医療費を過分にお預かりしました。ありがとうございました。ハハはちょくちょくヤマト坊のご尊顔を拝みに行っているそうですが、ポテチは完ぺきに姿を消し、コテツも他人行儀で素っ気ないと嘆いていました。ポテチもコテツも703号室に連れ戻されるんじゃないかとビクついているんだと思います」

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1 再生の道

春先にようやく保護できたいじめっ子。外で小柄な卒業生ローズを蹴散らし、ローズの食べ物を奪っていたシーンが強烈に私の印象に残っています。

 

 

「スターが揃った/幸せの703号室」

 

 

改めて記事に出てくる元ジャイアン(いじめっ子)の写真を見て驚きました。

 

 

捕獲箱に入った際の表情もなかなかキツいよね。

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汚れ具合や人間不信の睨み

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ジャイアンの反骨ぶりが切ないです。いったいなにに抗う姿なのか。

 

 

これまで生きていて楽しいと思える時間がこの猫にはあったのでしょうか?

 

 

だいぶきれいになったあとも、ビクビク、オドオド

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まだ若いのに傷だらけ。FIVキャリアに感染。

 

 

うちの近所のオス猫たちのうち、2匹に1匹はFIVキャリアです。みんな体をぶつけ合って必死に生きてきたんですね。やわらかい心をいちばん奥に隠して、何重も蓋を被せ、前へ出る。

 

「ここはおれのテリトリーだ」

 

「これはおれの食べ物だ」

 

「出て行け、おれが生きるだけで精いっぱいの場所だ」

 

 

当然ジャイアンに友だちはいませんでした。

 

 

生き物としての「余裕」がなかったから。

 

 

私はジャイアンに出会って、ジャイアンの悲しみを知ったのです。

 

 

語弊があるかもしれませんが、野良猫はみんな、非力なストリートチルドレンに似ています。

 

 

私は、重い蓋に潰されすっかり委縮した彼らの心をふんわり元に戻す活動をしています。

 

 

根気よく語りつづければ、与えつづければ、私たちはわかり合えるのです。

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ジャイアンももちろん例外ではありませんでした。

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甘えん坊の素晴らしい猫なんです。

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ジャイアンがコテツという仮名で卒業生ポテチ家留学していたことは皆さまご存知ですよね? ポテチ家にコテツを打診したばかりの頃、実は一回里親きーやんさん夫妻に私、振られているんです。ご主人のひと言が、チクっとしみたな。

 

 

「アンニイさんは焦っている気がします」

 

 

言われた瞬間、ハッとしました。少し恥ずかしいような気持ちも……。

 

 

けれど反面、正直に意見を交換できる里親さんと巡り会えた自分は恵まれていると思いました。

 

 

たしかに私は焦っていたから。

 

 

でも、だれでもいいから渡してしまいたいという考えは一度も持ったことがありません。

 

 

私には追いかけっこをするポテチとコテツが明確にイメージできたのです。なぜならば私は両方の暮らしぶりや性格を知っている立場だから。

 

 

だいぶ経ってから、今度はきーやんさん夫妻が私に声をかけてくれました。

 

 

「トライアル」のお約束でしたが、すごくうれしかった。

 

 

6月3日、きーやんさん夫妻がemi-goの病院へ来てくれました。

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コテツの卒業前検診です。

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この日きーやんさん夫妻とコテツは初対面。中島先生にアドバイスを伺いながら実際のコテツに触れてもらう機会です。責任感の強いきーやんさん夫妻は、すでに「親の顔」をしていて、私はおふたりの雰囲気にひそかに感動していました。

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病院には保護犬時代の「まる」

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まるに会いに来た黒田さんもいたんですよ(笑)。

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きーやんさん夫妻と黒田さんとパチッ

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雑談の中で黒田さんがきーやんさん夫妻に私のことをさりげなくアピールしてくれました。

 

 

「この人(私)から(保護動物を)もらうといいですよ」

 

 

なんか、じーんとしちゃって。黒田さんの保護主宣伝に感謝します。

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こうしてコテツは再生の道を歩んでいくことになったのです。

 

 

まずは1か月留学生としてでしたが、私はうまくいくと確信していました。

 

 

理由はポテチの懐が深いのと、コテツのフレンドリーさ。そしてきーやんさん夫妻の強くあたたかいお人柄も私を前向きにさせてくれた大きな要因でした。

 

 

怒ってばかりのジャイアン時代の壁を乗り越えて、コテツは未来へと旅立ちました。コテツは今、ポテチを兄だと崇拝し、日々ポテチのマネばかりしています。

 

 

次回はコテツの写真を満載でお送りします。ポテチと旬なヤマト坊も登場します。

 

 

皆さま、お楽しみに。

 

 

目立つことはできなくても、私は自分の世界を隙間なく愛で埋めつくしたいです。

 

 

LOVE IS PEACE♡

 

 

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もものお輿入れ1

皆さまおはようございます。

 

 

前夜にブログを更新予定でしたが、チチが延々とテレビをみていてかないませんでした。すっかり遅くなりましたが、本日は長期トライアルを終え卒業生になったお姫さまに登場してもらいます。

 

 

百香(ももか)改め「もも」

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保護したのはなんと1月中旬

 

 

「死地からさらったお姫さま/幸せの703号室」

 

 

ももと出会ったいきさつを書いています。

 

 

私も読み返しました。

 

 

なつかしさに胸が詰まりますね。ナナが生きている頃だったので余計にそう感じるのかもしれません。ももはナナの介護がたいへんな時期に私といっしょに過ごしてくれたたいせつな存在です。

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来たばかりの頃はシャーシャー威嚇し虚勢を張っていたね。

 

 

少しずつ見せてくれたももの「本来の姿」に私は無限の可能性を垣間見ました。

 

 

ずっと言いつづけてきていること。

 

 

「馴れない猫はいない」

 

 

それをうちの保護猫たちが体現してくれているのです。

 

 

ね? もも

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薄皮をはがしたらとんだ甘えん坊がいました。

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私は保護動物と接して学んだのですが、人間のみならず、犬も猫もみんなほんとうは自分の心を預ける場所を求めている気がするんですよ。はじめからチャンスに恵まれた子たちは快適な環境で無邪気に腹を出して眠れるけれど、それ以外の子たちはオーバーリアクションで愛を乞うか、はたまた共存すべき対象を信じることができず、牙を剥いてジタバタと暴れるか。とても悲しいことですね。

 

 

私は彼らの生きづらさを目の当たりにするとまるで自分が生きづらいみたいな錯覚を起こして手を伸ばしてしまうのです。もちろん多くの数はできないけれど、いっぺん取り組んだらとことん突き詰めてしまう。じゃっかんラフなタイプのほうが楽なのはわかっています。しかし私には無理。

 

 

肩に力が入りまくりです。

 

 

命と向き合う場所に「脱力」があってはならないんじゃないでしょうか?

 

 

私は犬猫を擬人化しているわけではないのです。

 

 

ただ、うまく表現できないのですが保護動物は私の中でものすごい存在感があり、私は自分の愛を自分の形で徹底して貫きたいのです。

 

 

昔同じ活動を手広くしている方にクスクス笑われたことがあります。

 

 

「自分の家から巣立った子の名前をぜんぶおぼえているのは逆に不思議」

 

 

そうかな?

 

 

まあその方と私は規模がちがいますが、私は相槌を打てませんでした。

 

 

私には忘れようがないですよ。

 

 

自分なりに一生懸命、珠のように育ててきたんですから。

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もものお見合いの日のことははっきりと覚えています。

 

 

ナナの火葬の日の夜だったからなおさらね。

 

 

精神的にあまりにもキツかったので日にちをずらすことも頭をよぎったのですが、いったいどこにピリオドを打てるかわからず予定通り行うことに。

 

 

今振り返っても、あれでよかったと断言できます。

 

 

そもそもナナとの別れと、ももの幸せは別の次元です。ひとつは抗えないものだとしても、もうひとつは丹念に創作できるのです。ここは前へ進むべきだと思いました。

 

 

けれど私もそこまで強くないので、お見合いのヘルプに来たみいさんにお願いをしたのです。「お見合いが終わるまではナナの話をしないで」と。

 

 

 

「ハハの精神力が試された“お茶会”だったんですね」

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「ぼくのときもシャキッとまとめてくださいね」

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はいよ。あさひ、任せておきなさい!

 

 

ももの里親さんは一途な方で、ももだけにお問い合わせをくださっていました。

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そしてナナの命の終焉を静かに見届け、共に祈ってくださった方です。

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気長でやさしく責任感の強い里親さんに私はバトンを託せて本望です。

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辛い時期でしたが、もものおかげで一筋の光を実感したのです。

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もも、ありがとうね。

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うちでももにしてあげたかったこと、できたはずのこと、いろんな心残りをすべて「譲渡のエネルギー」に変換し、私は安心してお任せすることができました。

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終の棲家で家族のみなさんにクルクル変わる表情を見せてね。

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ペロッと舌を出すもも

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ダイナミックなあくび

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けだるそうな昼顔

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かわいいね♪

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つい撫で撫でしちゃう♡

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もものお嫁入り道具を準備していたら、目の前の霧がうっすら晴れていきました。私は「卒業」させるのが好き。私にとってもっとも有意義な瞬間です。

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遠方のお届けにはマイ太郎さんがつき合ってくれたんですよ。

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マイねー忙しい中どうもありがとうございました。

 

 

 

2か月のトライアルを設けたのは、先住猫「るい」くんとももの相性をじっくり合わせるため。るいくんは元保護猫ですが、一匹で保護されたのでほかの猫を見たことがありません。ももがるいくんのお友だちになれるかが要だったのです。

 

 

このたびもものがんばった甲斐があり、まだ道半ばですが正式譲渡のお返事をいただきました。るいくんとももの距離は日に日に縮まっています。

 

 

「皆さま応援ありがとう 次回はわたしのお城に案内するね わたしんちにはお留守番用の猫部屋があるの お父さんが手づくりなんだけど 超快適よ」

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路地裏で飢えていた一匹のホームレス猫がシンデレラになりました。

 

 

入魂の結果だと自負しています。でも決して難しいことではありません。

 

 

だれにでもできることをしたまでです。

 

 

それによって救われたのは、実は私のほうです。

 

 

困っている猫を見かける猫方は、ぜひやってみませんか?

 

 

LOVE!

 

 

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