A letter from your family

先日私は短大の友人たちと会って食事をしました。

立派に子育てをしている女性、仕事をがんばり出世した女性、あるいは仕事と子育てを両立させている女性。私は子どもを産んでいませんし、仕事も中途半端な派遣業。よってこういう場では少し気後れしなんとなく自分が惨めになります。

どのカテゴリーから見ても私は非生産的で中途半端な中年女。

 

けれど私はこの2日間で友人たちが味わえないであろう幸福感を手にしました。

 

自分にも居場所がちゃんとある気がしてうれしいです。

 

卒業レポを控えたさんきゅう&寿子、天音のご家族から届いた手紙を先に紹介させてください。

 

 

心を込めて仕上げてくださった天音のママさんの激かわ手作りカード

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【 あんにい様

天音ちゃん大事にしていきます。

ここにいたるまでいろいろ手配して頂きありがとうございました。最後までしっかり家族として自立した一匹の猫として意思を尊重しながら大切にします 】

 

 

 

さんきゅう&寿子(サスケ&このは)の母上からのお手紙

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【 アンニイさんへ

大切に見守ってくださったさんきゅうくんと寿子ちゃん今日から我が家の家族にさせて頂きます。サスケとこのはとしてこの家でいるのが当たり前に、そしてお互いが愛し合えるそんな家族になれるように!!

里親に渡す時のアンニイさんのお気持ちはきっと嬉しさと寂しさとで表現しがたいものでしょうね。昨夜そんなことを考えたら子供をお嫁にだした時の気持ちと同じ…と涙が出てしまいました。どんな生活がサスケとこのはにとって居心地が良いのか2匹と相談しながら生活リズムを整えていきますね。大切に大切にいたします。

アンニイさん達の愛がいっぱいいっぱいつまった2匹を家族にできて幸せです。そして何より素敵なアンニイさんに出会えたこと…色々な意味で勉強になりました。“宝”です。

ありがとうございました。

私もアンニイさんのように強くて愛情深くそしてチャーミングな女性になれるよう頑張るぞー!! どうぞこれからも色々助けてください。相談させてください。そしてアンニイさん達の活動を心から応援しております。お体大切にしてくださいね。

アンニイさん ありがとう Love 】

 

 

里親さんたちが寄せてくださったお手紙を読んで私は自分の存在意義を感じました。

社会的地位もとりえのない私にもできることがあるんですね。犬猫たちの保護を通じて善き方との心の交流を得られるのは至福です。

 

社会に蔑まれてきた彼らが、しっかりと守ってくださる里親さんの両手に飛び込む瞬間が私はいちばん好きです。これからも、一頭でも多くの犬猫たちが終の棲家を得られるようご縁をコーディネートしていきたいです。

 

 

「ハハちゃん おれの未来の家族からも 手紙もらえるかもよ?」

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そうね。次はいせやんの番だよね。

カードやお手紙に感動したのは事実だけど、あってもなくてもどういう形でもぜんぜんいい。

真心でいせやんを求め、擁く方に出会えるのを楽しみにしながら家族さがししていきます。

 

 

LOVE!

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!

 

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あなたたちはドタバタと足跡を残して

Yaccoさまよりさぶへのプレゼントが届きました♪ 補液セット&ちゅーる!

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慢性腎不全と闘うさぶは自宅で補液をしているので助かります。ありがとうございました。

 

 

先日元土手犬ゴクウの記事に登場したKさんからは夕張メロンが! Kさんいただきます。お孫さんを連れて北海道に移住したKさんは私の保護活動の大先輩です。

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食べ頃だということですので、早速夕飯に出してみました。

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【本日の703号室のメニュー】

●鮭ごはん

●豆腐のみそ汁

●数日前に作ったひじきとこんにゃくと厚揚げの煮物

●梅干

●みそきゅう

◎夕張メロン~♪

メロンが質素な食卓に華を添えてくれました。甘くておいしかったです。

 

 

さて、ブログの更新を終えたらさんきゅうと寿子の爪を切りますかね?

 

「え? なんで夜中に?」

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「ハハは迷惑なひとね」

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あなたたちがさんきゅう&寿子として生きるのは今日が最後です。

 

 

「どういうこと?」

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夜が明けたら新しい名になるよ。ふたりともピッタリのかっこいい名前に!

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この子たちの婿入り支度をしていたらちょっと淋しくなりました。

 

それぞれの保護劇を経て苦労の末ようやく我が家に招きいれた大切なねこたちです。

 

万感の思いであなたたちを送り出します。

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細胞のひとつひとつまで好きだよ。

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たくさんいたずらしなさいとは言えないけれど、賢いさんきゅうはたくさん学びなさい。

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寿子は食いしん坊なんだから健康を害さない程度に、たくさん食べなさい。

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さんきゅうも寿子もたくさん遊び、たくさん眠り、たくさん生きなさい。

 

ああ。

 

明日からうち静かになるんだろうね……。

 

あなたたちはドタバタと駆けまわってここに足跡を残して。

 

 

「ハハちゃん おれいるから大丈夫だよ。ガキどもとはできないオトナのつきあいをしよう」

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LOVE!

 

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河川敷に生きたゴクウ、私の尊い犬 

ナナのことをブログに書いたらナナが余計に愛おしくなりました。

ナナと生きられる私は至極ぜいたくです。ナナ、ありがとう。

 

そうしたら今日、ナナのきょうだい犬ゴクウのママさんがゴクウの近況メッセージと最新画像を送ってくれたのです。幸せそうで頬が緩みますね。

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ゴクウは13歳になってもリードを引っぱりながら元気よくお散歩しているそうです。最近の趣味はママのお風呂場をのぞくことだとか(笑)。やるね!

 

1歳8ヶ月で土手を出たナナは、苦労こそあれどゴクウの比ではなかったでしょう。ゴクウは子犬時から7年以上土手で生きていたのです。私の力不足でゴクウの保護が遅れました。

 

遅れたなんてもんじゃない。

 

7年です。犬の寿命の約半分、私はゴクウに過酷な暮らしを強いてしまいました。

 

きょうだいたちの中でひときわ体の小さな彼が殴られている姿は悲壮でした。

 

ある日KさんIさんと土手犬のもとを訪ねると、いるはずの犬たちの姿が見当たりません。

 

犬たちはなぜか大きな木箱の中に入れられていたのです。

 

箱の中は犬たちの吠える声が響き渡っていました。

 

「犬がうるせえから(木箱のまわりに)灯油撒いて火つけろ!」

 

激高した「男」が子分のホームレスに犬たちを焼き殺せと命じていたのです。

 

私とともに土手に通っていたKさんは、緊迫した現状を目の当たりにし、両方のてのひらをこすり合わせながら、怒り狂う「男」に懇願。

 

「●●さんおねがいよ。それだけは堪忍して。●●さんおねがいよ。堪忍してあげて」

 

そのときのKさんの表情を私はよく覚えています。

 

への字につぐんだ口。

涙を堪えながら媚びるような目をしてKさんは何度も「男」に頭を下げました。

 

 

女三人。

 

当時の私たちにできたのはその程度でした。

土手には合計20頭以上の犬がいたのに行政も動いてくれなかったし誰も助けてくれませんでした。土手に寝食しているホームレスの人たちは比較的温和だったものの、ホームレスの人たちを牛耳り、なにやら仕事をさせていた? ヤクザ風の「男」がとにかくひどかったのです。「男」の命令に逆らえる人間は皆無でした。

 

よって、数年後「男」が心臓発作で他界するまで犬たちは地獄の日々を過ごしたのです。

 

終盤、ゴクウはきょうだい犬コロンJとともにやさしいホームレスさんに引き取られました。

 

 

【環境が改善され生きやすくなったゴクウ7歳 2009年土手にて】

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私は長い時間をかけ、ホームレスさんたちをひとりひとり説得しながら生き残った土手犬たちを保護し里親を見つけました。これもなかなかむずかしかった(苦笑)。

 

ナナのきょうだい犬たちの中で一番長く時間がかかってしまったのが「ゴクウ」です。

 

今でも私は、11頭いたナナの一族に対し懺悔の気持ちでいっぱいです。

特に保護前に土手で朽ち果てた5頭(きょうだい3頭、タカコの子犬2頭)のことは自分が死ぬ日まで忘れないでしょう。タカコたちの死は私にとって強烈なトラウマです。

 

あのときほど自分が女に生まれたことを悔やんだことはありません。

 

あのときほど「力がほしい」と地団駄を踏んだことはありません。

 

けれど生き残った犬たちを全員終の棲家へ案内できたこと、最後の一頭まであきらめずにやり抜けたことだけは自分の実になったかなと思います。7年かかったけどね。

 

ごめんなさい。さらっと書くつもりがつい長くなってしまって……。

 

 

お詫びにMIHOさんが抱っこしているかわいさ満点のほほを載せておきます!

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多くができないかわりに、これからもやると決めたことは徹底的にやっていきたいです。日本にはまだ救いの手を待つ犬猫たちが仰山います。

 

皆さまもぜひご自身のできる範囲でお互いがんばりましょうね!

 

私の回想録を読んでくださりありがとうございます。

 

ああゴクウ!!

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天音の家族が決まりました!

皆さま、こんばんは。朗報です!

 

マイ太郎さんのご実家にお世話になっている保護猫天音ですが、このたび家族が決まりました。応援してくださった皆さま、どうもありがとうございました。

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今週末は、土日つづけてマイ太郎さんのご実家へ天音に会いに行きました。

 

「いっそ泊まって行ったら?」

 

なんて言ってくださったのですが、お子たちのお世話があるのでそうもいかず。

 

天音の件でマイ太郎さんとお母さまには感謝しつくせないほどよくしていただきました。私にできる最大の恩返しは、おふたりのお心に沿う「ご縁」をさがすことです。

 

年齢は不明ながらもけっして若くない天音ですが、彼女自身の努力の甲斐あって終の棲家を得ることができたのです。よくがんばりましたよね。

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天音を遺していかなければならなかった前の飼い主さんも喜んでくださるかな?

 

実はここ数日の間に天音に関する新しいことがいろいろわかりました。

 

彼女はもともと、あるご夫婦と例のアパートの一室で暮らしていたそうです。

 

ご病気の奥さまが先に旅立ったあと、しばらく天音はご主人と暮らしていたようですが、ご主人もガンで他界。その後天音は遺品を整理しに来た息子によって外に出されてしまいました。

 

天音のハッキリした年齢や前の名前は不明のまま。

 

でも、もういいかなって思います。知らなくても。

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天音の里親さんは彼女の余生を丸ごと引き受けてくださいます。

 

最新の通院では10~15歳? との見解も伺っていたので年齢的なこと、健康面などについてもよく話をさせてもらいました。

 

マイ太郎さんやマイ太郎さんのお母さまも含めみんなで話し合いました。

 

「こんなはずじゃなかった」と後悔してほしくないからです。

 

けれど里親さんのご意思の固さは私たちの想像をはるかに超え、私たちがなにをお話しても最後まで変わることはありませんでした。

 

里親さんの目からも天音の加齢は一目瞭然のようでした。

 

お見合い時に里親さんが仰った言葉です。

 

「天音ちゃんの動きや腰の辺りの肉づきが年齢を感じますね」

 

とても冷静に天音を見てくださっていたのです。

 

その上で里親さんは、天音のあどけない仕草や少女らしさに目を細めてくださいました。

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天音の中に「少女」を見つけ微笑んでくださっています。

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そして彼女と生きていこうと決意してくださいました。

 

 

私は本当に感無量です。

 

 

若い子も若くない子もみんな素敵です。

 

若い子の魅力に気づいてください。

若くない子の魅力に気づいてください。

 

若い子も若くない子も生きる場所を求めています。

 

一頭でも多くの保護犬猫たちが終の棲家を得られますように。

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(天音の写真はすべてマイ太郎さん)

 

 

今週は、さんきゅう&寿子ペアのお届け、天音のお届けを予定しています。

 

703号室からハッピーをまとって!

 

 

PS 声帯を取られた卒業犬バービー(栃木県犬遺体大量遺棄からの生き残り)あらため「そよ」のご家族がYou Tubeにそよの動画をたくさんUPしています。よかったらご覧くださいね。ぬいぐるみみたいにかわいいです。元気いっぱい幸せいっぱい^^

 

 

 

DEEP LOVE!

 

 

 

 

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ぼくたち3きょうだい

皆さまこんばんは!

今週は比較的のんびり生きてます。最高!

粗大ゴミを捨てたり保護猫たちと遊んだり、余裕があるのはいいことですね。

でもどんなにせわしなく緊張が張り詰めたとしても、ふと気が緩む瞬間があるのです。そうすると我が家の闘病トリオ(べべ、ほほ、さぶ)の行く末について考えてしまう。

加齢著しいIBDのべべがもしまたがんを発したら?

いや? ノーマークのナナ、リル、あまぱんが病気になったら?

もうすでに歩行困難の域に達したほほの将来は?

そして、慢性腎不全ステージ4目前のさぶ……

 

まあ、考えても仕方ないですよね^^;

今日はさぶの自宅補液です。打たれるスナイパーの抵抗が最小限でありますように。

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さて、ひさびさに我が家の保護猫ゾーンをのぞいてみましょう!

 

保護猫いせやん、さんきゅう、寿子は1日中ほとんど一緒にいます。

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人間にも猫にも厳しかったいせやん氏が徐々に軟化してくれたのも一因ですが、私はさんきゅう&寿子の醸し出す空気がいせやんを変えたのだと思います。

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みんなで遊べるのはもちろんのこと、ごはんやお昼寝も仲良くできます。

 

 

ちなみに、いせやんを怖がらずマイペースに彼に接した保護猫の元祖はこのお方↓

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2月22日(にゃんにゃんにゃんの日)に保護した卒業猫素なうあらため麦さん。麦さんこそいせやんにいじめられても「?」を貫き、いつの間にか男性同士の友情を築いた第一人者!

麦さんの天性のゆるさがいせやんを溶かしたのですね。

 

こちらは最近の麦さん↓ 相変わらずゆるいです(笑)。

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里親さん、癒し満点のお写真ありがとうございました。麦さん幸せそう♪

 

麦さんと同じ血が流れているからか? いせやんはさんきゅう&寿子にいじわるせず、むしろ先輩保護猫としてふたりにごはんをゆずるなどかいがいしく面倒を見ています。

 

「いせにいはやさしいのよ」

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そうね。でも、うまく言えないけどそれだけじゃない気がする。

 

あなたたち3きょうだいの独特なやわらかい雰囲気がいせやんにはわかったんだね。

 

 

さんきゅうを保護した時点では私、なにも知りませんでした。ただ、さんきゅうを保護しようと格闘していた際に、小ぶりの三毛猫とすれちがったのです。

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三毛猫ですから当然女の子です。ほっといたら子猫を産むにちがいありません。そういった意味で次はこの子を保護すべきだと腹を括りましたが、あそこまで本気になったのは自分の「とりこぼし」に気づいてからでした。

 

あの大雨の日にさんきゅうを保護した私は、翌日また現場に行ってみました。

 

小柄の三毛猫にせめて不妊手術だけでも受けさせなければ、と思ったのです。

 

現場でしばしうろついていた私は、アパート横の畑付近で三毛猫を見かけました。

捕獲箱を設置するも入らず。昼、失敗、夜、失敗、翌昼、失敗、その夜失敗……

 

「空腹でもなさそうだし、三毛ちゃん、警戒心が強いなあ……」

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同じことを数度繰り返す中で私は三毛猫のごはんの面倒を見ていた男性に出会いました。

 

男性は当初不審者風の私と捕獲箱を警戒していましたが、徐々に話を聞かせてくれるように……。

 

一年ほど前、母猫が飢えた赤ちゃん猫3匹を連れて男性宅に現れたそうです。猫を飼ってはいないけど猫が好きだった男性は、情にほだされ餌やりをはじめてしまいました。

 

そのうち、母猫が失踪。生死は不明。

 

赤ちゃん猫たちは消えたお母さん猫の言いつけどおり、自力で毎日男性宅に通いつづけてごはんをおねだりしました。雨の日も極寒の日も、3匹並んでやってきたそうです。

それが「麦さん」と「さんきゅう」と「寿子」でした。

 

話を聞いてはじめて、私が保護した麦さんに2匹のきょうだいがいたことを知り、うち1匹が保護して間もないさんきゅうだったことを知り、すれちがった三毛猫が最後に残ったきょうだいであることを知りました。

 

つまり私が三毛猫から肩を寄せ合って生きてきたきょうだい2匹を奪ってしまったのです。

 

あのときの焦燥感と後味の悪さをたとえる言葉が見つかりません。

 

三毛猫は最低でもTNRを、などと言っていられなくなったのです。

 

もう絶対に保護するしか道がない。

この子たちの運命を私が変えてしまった以上、最後の子を外には残せない。

 

切迫しているにも関わらず、保護は難航しました。もはや捕獲箱は無用の長物で、唯一三毛猫を触れる男性を説得し直接キャリーに入れてもらうしか方法が思いつきません。

 

けれど男性にも感情はあります。

外とはいえ一年間面倒を見てきた子と別れるのは淋しいのです。「保護」の大義を振りかざし私の正論をぶちまけて戦うのは得策ではないので、まくし立てずに「やんわりお願い」作戦に徹しました。

連日のように男性のもとに通いました。最後は便箋2枚びっちりの手紙に世間話で聞き出した男性の好物のプレゼントを添え祈る気持ちで待ちました。

 

それからいろいろあって(割愛)数日後……私の願いが通じました。

男性が意を決して三毛猫を捕まえ、私に電話してくれたのです。

 

ああああああありがとう!

 

こうして、時期はずれましたが麦さん、さんきゅう、寿子の全員が703号室にやってきました。

 

消息不明の母猫がのこした3匹のヨチヨチたちをみんな保護できて幸せです。

 

 

近隣住民から「大迷惑!」と罵られながら外で生きてきたさんきゅうと寿子ですが

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ご家族からは熱烈な「大歓迎!」を受けています(笑)。

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然るべきところに然るべきものがおさまるとLOVEが生まれますね。

 

 

LOVELOVE

 

 

 

 

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