703号室は艶女子のお嫁入りを前にウキウキモードです。
これでやっとせまい保護部屋で過ごすビーナスとシャロンを窮屈な暮らしから解放してやれる。10頭の我が家では慢性的に人間の手が足りず彼女たちにさびしい思いをさせてきました。お届けまで健康管理だけは気を抜かずにしっかりやっていきたいです。
私は少しずつ準備をはじめています。
心ばかりの嫁入り道具。医療関係、誓約書などの書類。そしてお手紙。
個人とはいえ、いいえ個人だからこそ、譲渡にはいくつかのお約束をお守りいただく形を取っています。里親詐欺、無責任な飼育放棄などを防ぐ意を込めて。
その内容を私は誓約書の8項目および ※注) (→それらを総括する項目)に記載しています。猫と暮らす上で常識的なことばかりですが、口頭ではなく書面にしたためています。たとえ親しい友人へ犬猫を譲渡することになっても、私はこの手続きを省きません。
でも、堅苦しい書類での約束よりも、私は人と人の心の繋がりを重んじたいです。
誓約書の発行人欄にサインするときより、里親になってくださる方へ感謝のお手紙を書いているときのほうが私は落ち着きます。本当に伝えたいことを自由に伝えられるから。
嫁入り道具のひとつとしてねこひげスタンドをプレゼントすることに!
ビーナスとシャロンを彷彿させる黒猫たち。ビーナスとシャロンの卒業を夢見て買ったもの。
かわいいでしょう?
ビーナスとシャロン、若い黒猫女子同士、お揃い感がありますよね。
(左:シャロン 右:ビーナス)
ともに横浜のmegさん家出身の彼女たちですが、好みや性格はぜんぜんちがいます。
ビーナスにはビーナスらしく生きてほしい。
はじめは人づき合いも下手で、大勢の猫を前にすると棚の下に隠れてしまう繊細なビーナスには静かで穏やかな環境が合うと思うのです。ビーナスだけが主役になれる場所でなら、ビーナスは赤子のごとく甘えられるようになります。時間はかかるかもしれないけれど、時間がかかることを理解してくださるご家族の元でならきっと幸せになれるでしょう。
一方、シャロンは甘え上手のおてんば娘。
今は保護猫ごましおとの追いかけっこを日課にしています。
シャロンには明るく賑やかな家庭が向くでしょう。
ただ、神出鬼没な一面があり、突然エアコンの上や洗濯機の下に隠れてしまうので安全面には充分配慮してもらう必要があります。家の中で行方不明になる分には笑い話で済みますがふとした隙に外へ出てしまったら夜闇に溶け込んでしまうから。
ツーショット写真をUPするとこのふたりが仲良しに見えるかもしれませんが、性格の相違などからか実際はそうでもないです。だから私はセットでのご縁を期待していませんでした。
「適材適所」
やっぱりこれに尽きると思います。
ご両家からはお迎えの準備の件でよくメールをいただきます。
ビーナスのご家族からは玄関に設置する柵の高さや幅の件でご連絡をいただき、シャロンのご家族からはすでに完成した完璧すぎる脱走防止柵の写真つき報告メールが……。
拝読していると体の芯からあたたまります。
ありがとうございます。
この気持ちをなににたとえましょう。
目には目を、歯には歯を
愛には愛を、猫には愛を!
本日のありがとう♪
ピチコさまよりダンボール2箱分の猫砂と腎臓フードが届きました。
毎度たくさんの物資のプレゼントをありがとうございます。
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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