「みなさまこんばんは。703号室保護猫ポテチです。家族募集中です。(ペットのおうちに)デビューを果たしたものの、ぼくにはひとつもお問い合わせがきません」
「まあそんな早く家族が決まるとも思ってないからいいのですけど、本音はやっぱりさびしいです。703号室はまあまあ快適だよ。でも仮の家だからぼく自分の家と自分の家族がほしいのです。ぼくにもいつかきっと見つかりますよね?」
「ハハが夜、ぼくの部屋でぼくを撫でている間、リビングで音がしたので行ってみたらこうだったそうです。あれ? イスの位置、向き……」
「おそらく老犬ナナちゃんがなぎ倒したんだろうと予想したハハ。
ほら、ナナちゃん写真の奥に写ってるでしょ? ほとんど自力では立ち上がれないけれど、いったん立つとパワフルな女性に変身するのです」
「ちょうどこのとき、ちび黒猫“秀多とみじゅ”のきょうだいの放牧タイムでもありました。だけどふたりとも体重が800gしかないミニチュア猫だから重いイスを倒すのはムリっぽいよね……まあ、ナナちゃんでまちがいなさそうです」
「秀多とみじゅは地味に追いかけっこしたりかくれんぼしたり、楽しそう」
イスは元の場所に戻せばいいだけ。それよりポテチ、音にびっくりしなかった? だいじょうぶ?
ポテチは強い男の子だから平気だよね♪
「はい。ぼく地獄みたいな場所で生き延びてきたんですよ。音くらいじゃビクともしません。いや実はちょっとはビクっとしましたけど、大したことありません」
「ハハは今日すごく笑って帰ってきました。ニコニコニコニコ。ハハにはナイショですが、目じわがいちだんと深かったです。いいことがあったらしいです。“秀多か、みじゅか”……自作の鼻歌と交互でこの言葉を繰り返していました」
「ぼくにはなんのことやらさっぱりです。でもハハがうれしそうならそれでいいです。ぼくもなんだかうれしくなりました。ぼくに家族が決まったら、ハハは鼻歌を歌いながら“ポテチ! おめでとう”とぼくに言ってくれるでしょうか?」
「ぼくもハハもその日を信じて待ちますね。ひきつづき応援してください」
LOVE♥
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