シンポジウムへ行った時のこと


私が女性だからかなあ?

遺伝子に「母性」が備わっているから?

世代的にも周りで子どもを産み、育てる女性が数多くいます。お母さんたちはみんな自分の子どもに夢中で、子どもの健やかな成長を妨げるものを排除しようとします。必然的に。

あるいは私が微々たる保護活動をしているからでしょうか?

傷ついた犬猫たちをイヤと言うほどみてきました。

日本はただでさえ、動物たちにとっては楽園と言えない荒れ地です。そこに追い打ちをかけるように彼らにさらなる危険が及ぶのは悲しい。

チチともよく話しますが、お互い考え方がちがうので、結論にはいたりません。いろんな考え方があって然りです。自分の中でもうまくまとまっていないし。

そんな中、先週行ってきましたよ。

専修大学で行われたペンクラブのシンポジウムに。
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写真に写っているのはまばらですが、実際はもっと人が多かったです。皆さま、自分の国に関心があるのですね。
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3時間半、びっちり勉強してきました。妹も一緒です。

福島で実際に起きたこと、今なお起きていること、被災者、動物たちの悲鳴や虚しさ……。
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必死にあげた声が届いてほしいところに届かず、そしてその声すらもかき消されてしまいそうな現実。「世論」はまるで生き物みたいに、どんどん変わっていくのを痛感しました。あの事故が起きた直後と今とでは、実際温度差を感じます。

自分自身の胸に手を当ててみても同じですけどね。

賛否両論あるし、私にも本当のところはよくわかりませんが、この地球上の一生物としての感想は、「怖い……」でした。

怖い。

セシウムが怖い。

原発が怖い。

私は電力に恩恵を受けるひとりですが、命を賭する覚悟はありません。電気を使っているから、事故が起きてもしょうがないとは、ムシがいいかもしれませんが、思えないのです。

ニュースなどでも流れている映像ですが、防護服に身を包んだ関係業者が、「汚染水」「汚染物質」と書かれたドラム缶を際限なく遺棄するシーンに身震いを禁じ得ません。

汚染水は海には流せないし、増えつづけたらどうなるのかなあ? そのうち国土の3分の1くらいが汚染水タンクの置き場になるの? とか。

子供じみた考えですね。

でも心配なのです。

福島の原発だけであれだけの被害ですから、日本全国にある原発施設のうち、あと1、2カ所で事故でも起きたら、日本が滅亡していくのではないかという危機感があります。

原発が日本を発展させるのか、衰退させるのか。

もし発展だとしても……

発展は大きな恐怖や痛みを伴わずには成し遂げられないのか。

考えれば考えるほど頭が混乱するのです。

実際、私の高校の時の親友は、現在東京で子育ての真っ最中ですが、線量計を持って子どものあとをくっついています。お米を研ぐ水も、うがいする水も北欧製 のミネラルウォーターにする徹底ぶり。そのお宅は余裕があるからいいけれど、うちはなんでも水道水だから、水が汚染されてしまったらどうしようもないです ね。

「汚染」の一語が、重く心に響きます。

汚染、汚染、汚染……。

国を汚染していくのがたまらない。

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脱原発を考えるペンクラブの集い part3 動物と放射能

総合司会 山田健太
開会挨拶 浅田次郎
第 1 部 映画  「福島 生きものの記録」(岩崎雅典監督作品 )
第 2 部  報告 ― 動物と放射能
① 吉沢正己
② 太田康介
③ 山本 裕
第 3 部  対話・質疑応答
上記出演者 + 岩崎雅典、森絵都
総 括 中村敦夫

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第 3 部  対話・質疑応答。隣の席にいた森絵都さんが「アンニイさん、カバンおねがい」と言い残し壇上へ。紅一点の森さん。いつも冷静で物腰が柔らかく尊敬に値する憧れの女性です。
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芯があり、心があり、頭がいいんですよね。

犬猫のためにご自身でできることを多く実践している方です。

皆さまご存じ太田康介氏。太田さんファンの皆さま寄りすぎでごめんなさい'_'; まだ死にたくないので背後から刺してきたりしないでね
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太田さんが作ったスライドは溢れてくる涙で化粧が崩れるほどでした。太田さんの写真と映像は間違いなく犬猫たちの言葉を代弁していました。すごかったです。

こういう声は、かき消しちゃいけない。

聞かなかったことにもしちゃいけない。

一番感動したのは、総括中村敦夫さんのお言葉。森さんにも言ったのですが、私は耳でなく、全細胞でお話を聞いた気がします。

中村さんは日本への杞憂を、理性と迫力と美しい年輪を持ってまとめました。もちろん、あらゆる生き物たちへの配慮や慈しみも忘れませんでした。私が全身で聞き受け止めた以上のエネルギーを発してお話ししてくれました。まさしく、「総括」ですね。

感動を伝え、記念写真をお願いしました。
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Kさん、また母のお店にいらしてくださいね。
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うちの大切な里親さん(相変わらずお美しい^^)、森さん、私、Kさん!
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足が汚い。リルに噛まれた傷が治らないの^^; 写真は全部だらしなく笑ってますが、終始ヘラヘラしてたわけではありませんからね(笑)。

会場に売られていた本を買いました。読み終わったら妹に貸す約束をしています。
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みんなそれぞれ立場がちがう。利権もちがう。だから考えれば考えるほど頭が混乱するのは事実ですが、私は、日本が汚れていくのは耐えられないです。

「人間のみなさまにおねがいです ぼくたちにとってこの星は 唯一の生きる場所」(ひかる)
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「ここでしか生きられないのだから、汚さないでくださいね」(ドンタ)
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追記:載せようと思った妹の写真が1枚漏れていました^^;
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ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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