Brother


嵐のように荒れくれた1週間もようやく過ぎ、休んでいられる週末がやってきました。とても待ち遠しかったです。はい。

1月4日に去勢手術で外泊したまもるとつよしが戻ってきません。

実はその足で既に卒業したからです。

おめでとう、と素直に書くにはちょっと勇気が必要でした。
手放す勇気、これです(笑)。

5兄弟だったまもるとつよしがやって来たのは、他の兄弟たちが巣立ってから。
ノア(あじ)や珠(さば子)に遅れること約1ヶ月。
子猫と呼ぶには少し大きくなりすぎていました。
5兄弟とも人を虜にしてしまいそうな美猫、だから少し大きくなっても大丈夫と、私には変な勝算がありました。うち1頭は残念ながら預かり家庭先で行方不明 のまま。だからこそ、下手に焦らず、じっくりと脱走防止対策にも力を入れてくれる良いご家庭を探すことに決めていました。

でも、今回はつよしの事が一番大きなネックでした。

ここまで人馴れしない子猫は初めてです。大体の子は、例え凶暴でも数日経つと落ち着いてきますが、つよしは他の子猫より、ずっとずっと警戒心が強くて心を 開きませんでした。甘えん坊のまもるとは対照的に、いつもいつも緊張して、いつもいつも警戒して、必要と感じたら迷わず長い爪を出して向かってくる。そん な子猫でした。

正直、とても苦労しました。
つよしのことを正直に書かなければならないけれど、誤解して欲しくない、ダメな犬なんて、ダメな猫なんて、何処にも居ない、そう思っていますから。つよしにはつよしの良さがあって、それを間近で見ていた私は、どう表現するべきか、苦悩の連続でした。

まずは自分が仲良しになりたい、そう思って無理矢理近づいてしまったこともあったし、良かれと思ってしたことが裏目に出たこともありました。これじゃ、誰にも振り向いてもらえない、だってまず、お見合いの時、希望者さんはつよしに触る事も出来ないのですから・・・。

誰だって、自分に甘えてくる子が可愛いに決まっています。
自分に擦り寄る子に心を奪われ、
自分と通じ合う子に運命を感じる。

それは悪いことでもないし、汚いことでもない。
人間の当たり前の感情です。

それを知った上で、どうつよしの里親さんに出会うか、出会えるのか、本当に悩みました。
悩んでいるうちに、なぜ手放さなければならないのか、それさえ分からなくなって、人馴れしているまもるだけを手放し、つよしは残そうかしらと考えたりしました。

その頃、ちょうどまもるが原因不明の熱を出してしまい、ならばいっそ、2頭とも我が家に残そうと思ったり、つよしを信頼できるボランティア友達に託してまもるを残そうかと迷ったり、頭の中は出口のない迷路に迷い込んだような、めまいが起きるような、悶々とした毎日でした。

悩んでいても仕方ないから、里親サイトにはまもるとつよしを掲載して、少しでも行動を起こすよう努力していました。まもるのお問い合わせは10件弱あった のに対して、つよしは1件だけ。それも「まもるくんか、つよしくん、どっちかください。」2頭のうち、どっちでもいいという内容のメールでした。つまり、 つよしだけを希望する方には出会えなかった訳です。

人は感情豊かな生き物です。
私も、チチも、
その例外ではありません。

一緒に居れば別れが辛い。
手がかかれば尚更です。

お互い、心のどこかで良縁を願い、そのもう片方では、それを恐れる日々を送りました。

大好きなまもる、ずっと一緒に居られたらいいね。
大好きなつよし、昨日より今日の方が、もっと大好きよ。

結果私は、2頭一緒に貰ってくださる方、手のかかる小さなお子様が居ないご夫婦、開口部が少ないマンションに住む方、何よりも優しくて2頭のことを心から 愛してくれる方、つよしのことを理解してくれる方、そのどれか一つでも欠けたら渡さないと決め、再度里親サイトに掲載しました。

これらの条件はいつもより厳しいと感じます。戸建てであっても、猫が脱走しないよう気を付けてる方は沢山居るし、私の里親さんの多くが戸建てに住んでいま す。小さなお子様が居るご家庭もあります。勿論、皆さま素敵な方ばかり。感謝の気持ちでいっぱいです。だからちょっと難癖?的な募集の仕方だったと思いま す。未練タラタラの(笑)。かなり強引だったと思います。でも、その時は、2頭を手放す理由が欲しかった。どうにか自分を納得させる、そんな理由が欲し かったから。

ここまで読めばもうお分かりだと思いますが、今、まもるとつよしはそんなお宅に居ます。

納得できる別れが出来て、私は本当に幸せです。
手放すことは苦しいことだけど、この苦しみは、味わう価値のある苦しみで、それはすぐ、最高の幸福へと変わってしまうタイプのものだから、心からこの苦しみを与えてくれたまもとつよしに感謝します。

ありがとう。頑張って幸せを掴みましたね。

いつも兄弟に優しくて、親猫のように振舞っていたつよし、天使のように甘えん坊のまも。ふたりはずっと一緒に居られるよ。

「俺様がずっとまもるを守ってあげる。」


「じゃあぼくは、沢山甘えてぼくたち二人分の、愛を乞うよ。」


次回は、そんなふたりを引き取ってくださった素敵な里親さんと、ふたりの近況をUPします。萌えること間違いなしの写真が手元にあるので、どうぞお楽しみに~♪

「次回は萌えまくりピクチャーだって。皆さま楽しみにしててね!ぼくもまもとつよしが幸せになってくれて本当に嬉しい♪二人そろって卒業なんて、凄いよ ね!週末はアクセスが減るけど、二人の卒業式には、是非皆さまに参加して欲しいです。愛のポチもよろしくお願いします。ペコリ。」

703号室かつくん&なな

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