追記:先ほど会ってきました。猫に名前をつけたので、皆さまにお知らせしたくて。猫の仮名は、福多朗(ふくたろう)にしました。漢字ガチガチの名前は普段つけないのですが、この子にはもういろんな意味を込めたくて。
福多朗は今夜、命をかけた大手術に臨みます。
あああ。福多朗、どうか乗り越えて!!
今日大巻先生と話をしました。
保護から一週間、交通事故の子は、まだ生きています。少し食べてくれているようです。
一番の危機は脱したのでしょう。
これからについてですが、残念ながら、足が腐っているので、断脚を余儀なくされました。
片足だけでも残したかった私は、先生と相談し、2種類の抗生物質を使ってもらいましたが、膿がとめどもなく吹き出し、足がどんどん腐っていくので、残すの は難しいとのこと。事故で失血したまま、貧血が改善されないので、オペは輸血とセットで行います。右足、左足を切断し、骨盤も治す大手術。乗り切れるかが 心配です。
とっても気になるお値段ですが、私の時給の約200時間分とでも言っておきましょう。
この子のために200時間働くのはいやではありませんが、個人の負担があまりにも大きいと実感しているのも事実です。でも、このままにはできないんです。
足が壊死して毒が体中にまわったら、命すらも失ってしまうから。
事故に遭った子は、生きようとしています。
撫でると喉を鳴らします。自力で食べます。生きるのを諦めているようには思えません。
よって、安楽死を安易にすすめてくる感情的なコメントはやめてくださいね。
この子に直接会って、様子をみれば、誰にでもわかってもらえると自負しています。
人間だって同じでしょ?
内臓は丈夫なのに、事故で手や足を失ってしまったからと言って、周囲が死をすすめるなんて、普通はあり得ないじゃないですか?
まあ、なにがいいのかなんて、人間目線でしかはかれないからわからないんですけどね。
先生の話によると、壊死の進み具合から考えて、私が保護する寸前に交通事故に遭ったのではなく、保護の数日前に事故に遭ったと考えるのが妥当だそうです。
ひとりぼっちでじっと壮絶な痛みに耐えてきたんだね。
目につきやすい場所に倒れていたのに、誰も助けてくれなかったの?
私は本当に、悲しいよ。
もう少し早ければ、あなたの足を切らずに済んだのに。
外は危険がいっぱいだよね。
保護したのは、仕事に向かっている最中でした。道路脇にうずくまっているこの子を見つけ、つい近寄ってしまったのです。私は視力が悪いし、この子はキジ模様だから、血が見えなかったのですが、首をあげてはいるものの、不審な私が寄っても、逃げなかったのです。
もっと寄ってみると、あることに気づきました。
逃げないんじゃなくて、逃げられないんだ。
でも、どうして?
目の前に着いて、ようやく謎が解けました。
後ろ足が血だらけで、一部は骨が見えている状態だったのです。
そのまま抱き上げ、703号室に引き返しました。
ネットなどを持っていなかったため、素手で両脇を抱えるように持って、走りました。
この子の心音が、私の指に伝わってきて、私は涙が止まらなくなりました。
上半身はまだ元気が残っていたのか? 急に抱えられて怖がったこの子は、余力で私を噛もうとしました。噛まれるのは怖くなかったけど、噛まれた衝撃で、自分の手を離してしまうのが怖かったです。
家に着いた後、妹に電話。
私はどうしても、急に仕事を休むわけにはいきません。
ドタキャン調で仕事を休んだら、店を開けられなくなり、いろんな方に迷惑がかかるのです。
私の信用も、クビもかかっています。うちの子たちの生活がかかっています。
妹がすぐに来てくれたので、私はまた出勤しました。
通ってきた道をよくみると、いたるところが血だらけでした。
あと1時間でも遅れていたら、間違いなく、この子は亡くなっていたでしょう。
迅速に病院に運んでくれた妹に、感謝します。
妹が送ってくれた写真↓ 写真だときれいに見えるんですけど、実際はひどいもんでした。
犬猫の体にはね、血が流れているんですよ。
痛みや苦しみを、感じるつくりになっているのです。
私たち人間と同じですね。
さあ、明日はまことのお届けだ!
爪切りしようっと。
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