ジロ、幸、チコ


ジロが死にました。

小さなお口から、血を沢山吐いて、鼻からも血を出して、肛門からも血を出して、目も開かぬまま逝きました。

その数時間後、今度は幸が逝きました。

駆けつけたユキちゃんみなちゃんが懸命に暖めてくれたのに、苦しそうに口を大きく開けて逝きました。逝く間際、ジロ同様、少し血を吐きました。

とても元気だったのに、名前もちゃんとつけたのに、ジロと幸のお母さん、本当にごめんなさい。助けてやれなくて、死なせてしまってごめんなさい。

死因は不明。

昨日は、病院へ2度も行き、その都度出来る検査をしましたが、体力の限界なのか、はたまた免疫の問題なのか、分かりません。家にはべべナナリリそれからも う一頭生き残っているチコがいるので、パルボなら最悪だから、その検査を昨日の夜中、それから今日の午前中、2度病院で行いました。

パルボは陰性。隔離はしなくて大丈夫との事で、その部分では安心しました。

可愛い3頭の写真を沢山撮ったけど、一枚も今は載せられない。

かつの時の悪夢に支配され、昨夜は一睡も出来ませんでした。
死んだジロと幸は兄妹。
生き残ったチコはその兄弟ではありません。

チコが一番弱かった。
チコはへその緒をつけて、氷のように体が冷たくなって、保護した日に死んでしまうことを覚悟していました。
その一番小さくて弱いチコが、今まだ生きています。

私は何が何でも、チコを守らなければなりません。
それなりに後悔や反省はあるけれど、今はそれを考えるべきではない。
チコを死なせるわけにはいきません。

チコは死神からは守る。

今はあまりお乳を飲めないチコに1時間おきでミルクを与えています。
そして信頼できる病院で、しばらく毎日点滴します。
体温を38度に保てるよう、常に注意を払わなければなりません。
少しでも冷やしてはいけないし、暑くなりすぎてもいけません。

チコはたった230g
まだ生まれて今日で5日経ったか経たないかの犬です。
必死にお母さん犬を探す仕草を見ていると、切なくてたまりません。

チコを逝かせたくない。
ジロ、幸、力が及ばなくて本当にごめんね。

チコの生命力に全てをかけて、子育てを頑張ります。

「チコはセンターで保護した子です。乳飲み子を捨てる位なら、不妊手術を受けさせるべきだと、ぼくは思います。ジロも幸もぼくのそばに来てしまいました。 でも、チコにはぼくの傍に来て欲しくない。コメント返しなどが少し遅れますが、応援してね。チコの容態が安定してもう少し育ったら、ハハが写真をUPす るって。」

703号室かつくん

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