夜中につぶやくあてのないひとりごと


カラーをつけて不自由そうに寝そべっているひらめに毛布をかけ、抱きしめてみた。

小さくつぶらな瞳で私に訴えかける。

「背中がかゆいよ」

右手でひらめの首を撫でながら、左手でブラッシングマッサージを施してみた。

ひらめを、愛おしいと思った。

リビングに戻って、ゴンタのケージを覗いたら、ゴンタが寝ながら後ろ足をバタバタ蹴り上げていた。ゴンタは夢の中で、自由に走りまわっているに違いない。

元気な頃は、土手で係留されていたため叶わなかった夢を、この体で、今、叶えようとしている。夢の中でなら、ゴンタはきっと、誰よりも速く、走りまわれるのだろう。

草をかきわけ、土を蹴って。

ゴンタを、愛おしいと思った。

ゴンタの寝顔に私の顔を押しあてて、何度もチュウした。

生と死の狭間で、ちゃんと仁王立ちしないと、私は崩れてしまう。

私の肩には、おろしたくないものが、たくさんのっている。

私にとって大切なものが、私の肩にのっている。

どんどん、どんどん、どんどん、増える。

それらをおろしてしまえばもう少し楽に生きることができるのだろうか?

それとも、そうしたら私は、空っぽになってしまうの?

犬も猫も、私の人生には、かけがえのない存在です。

彼らの力になりたい。

彼らを知りたい。

苦楽をわけ合いたい。

赤い糸を探したい。

私はもう、布団へ入ります。

おやすみなさい。

明日のバイト、だる。

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