姫のご機嫌は2


ごめんなさい^^; あれからいろいろあって。

いえ本当です。本当に忙しかったの。

まああとでわかりますよ(笑)。ああ、こんなことも、ああ、あんなことも、ってね。

さて、姫ちゃんのつづきです。

姫ちゃんの存在を知った私は、病院の帰り道に、突如Iさんを思い出しました。そして、家に着く前に、停車した車内からIさんに電話をかけてみたのです。と いいますのも、風太や小太郎の里親さんになってくれたIさんは、ハンデのある猫に理解が深く、また、日頃から、「なれない子はいない」とおっしゃっていた もんですから。

もちろん、お断りされるのは仕方がないと思っていました。Iさんにもいろいろご都合があるでしょうし、簡単に決められる問題でもないし……。でもなぜか、Iさんなら、頑なだった姫の心の鎧が溶けそうな気がしたのです。私の勘ですが。

「同居する弟と話し合うので、一晩お時間をください」

「ええ。もちろんです」

こんな感じの会話を交わした次の日、Iさんは約束どおり、電話をくれました。

「弟に猫ちゃんの話をしたら、ぜひ我が家で引き取ると言ってくれたので、いつお届けしてくださっても大丈夫です。彼も喜んでくれました」

ってことで、姫はお家が決まったのです。どんな猫の心の傷も癒してきたIさんのお宅の家族の一員として、生きていくことになりました。

病院の先生たちやemi-goにもIさんを紹介したかったので、Iさんに病院へ来てもらいました。これはその時に撮った写真です。病室には、Iさんもいらっしゃいます。
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姫とIさん、はじめてのご対面^^ なんとIさんは、事前に姫の写真をみてないんですよ(笑)。
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「写真を送りましょうか?」と聞いたら、「いいです。どんな顔をしていても、家族になることには変わりはないですから」って。

病院の先生方も、Iさんのステキぶりに、感動し、安心してくれたようです。

帰りの車の中↓ 助手席には、キャリー越しにIさんの膝に抱かれた姫が^^
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この日から、姫はIさんの家族として生き直します。足を1本失ってしまったけれど、この世は悪いことばかりじゃないから、ゆっくりゆっくり、姫の時間を取り戻してね。

以下Iさんから届いた写真です↓

美猫でしょ?
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ケージ越しにごあいさつ
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「姫です。よろしくね」
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「あたしの新しいお城、すごく快適」
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チョビねえちゃんと一緒にハイポーズ
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今はケージから出て、お家の中を自由に歩きまわっている姫。他の誰よりもデレデレに甘えるんだそうです。おなかをさわっても怒らないし、抱っこもOK! なくなってしまった足を撫でられても、安心しきった表情を浮かべるほどになりました。

姫はここが、自分のお家だって、ちゃんとわかったんですね。

猫はおりこうですね。

Iさん、姫の心を開いてくれてありがとうございました。深謝しています。これからもどうぞよろしくお願いします。

かつくん「Ⅹ177姫ちゃん、おめでとう。タガが外れたように甘えまくってね。野良猫ではなく、愛猫として、Iさんファミリーと末永くお幸せに! ぼくも嬉しいです。

ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!」

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