私にはずっと気がかりだったお兄さんがいました。
emi-goの病院に私の保護子猫ニコちゃんに会いに来てくれたお母さんとお兄さん。ニコちゃんを抱いたときのふたりの笑顔が忘れられません。
ニコちゃんはほかの方との縁が決まり、私はお母さんにお断りメールを書きましたが、ふたりの落胆したそぶりを想像するだけで胃がキリキリと痛んで仕方なかったです。
自分が乾いたつまらない大人になってしまったと思いました。
ドライでパサパサの心。いつからこうなったんでしょう。
しかしこの度こま吉の里親きちこさんが保護した4匹の天使たちのおかげで、私はお母さんとお兄さんの夢を叶えることができたのです。
そして1匹の子猫が、お兄さんとお母さんの掌で幸せを掴みました。
ありがとうの気持ちでいっぱいです。
きちこさんが保護した子猫たちの中にキジトラの女の子がいる!
ニコちゃんと似ている!
私はすぐにきちこさんに連絡しキジトラの女の子を私が引き継ぐことを提案。
きょうだいたちと引き離してしまう旨も伝えたのですが、きちこさんは「一匹ずつでもいいご縁なら気にしません」と二つ返事。
横浜から菊ちゃん(仮名)をemi-goの病院に届けてくれたのです。
きちこさんが愛情を込めて育てた菊ちゃん
風邪の治療もがんばりました。
「もしまだ子猫が見つかっていないならぜひ会いませんか?」
私は菊ちゃんの写真を添えお母さんにメール……
私たちは会う約束を交わし、お母さんは仕事帰りにひとりで病院に来てくれたのです。
菊ちゃんいいところをたくさん見せてくれました。
小さいけれど、利発で素晴らしい猫さんです。
菊ちゃん、お母さんの腕の中はあったかいでしょ?
耳を掻いていたので検査してみたのですが、異常なしでした。
中島先生、かなちゃん、いつもありがとう。
きちこさんがまんまをたくさんくれたのでお腹ぽんぽこりんの菊ちゃんです。
きょうだいを代表して採血
※ウイルス検査の月齢については中島先生とつめた話をしています。あくまでもこの時点での検査結果であることも含めて里親さんにはお伝えしています。
ごほうびにお母さんからちゅーるをもらってご満悦
一生けんめいちゅーるを食べる姿を眺めていたら
鼻の奥がツンとしました。
ああ。この子は生きるために生まれてきたんだなあ、と。
きみたちには五感と喜怒哀楽があるんだもの。ね? タロ
もらったおやつを隠すボボボ。8年以上河川敷で苦労してきた犬です。
食事中は隔離されるちゃぽぽ。理由はみんなの分を奪ってしまうから(笑)。
帰り際、お母さんは菊ちゃんを育てていきたい、うちの子にします、と仰いました。
そのときの表情がイキイキしていてとても美しかったです。
私は美しいものが見たくてこの活動をはじめたことを思い出しました。「運命は変えられる」と実証するためでもあります。私は簡単にギブアップしたくありません。
壁の向こう側にどうしても行きたいのです。
砂漠を越えればオアシスが広がっている気がするのです。
お母さんはニコニコ顔で帰っていきました。サプライズを準備するんだそうです。
後日、菊ちゃんはお輿入れの日を迎えました。
おみやげ、きちこさんから預かった嫁入り道具、書類を持って♪
私たちがいる場所は砂漠でしょうか? それともオアシスでしょうか?
すべては自分次第だと思いませんか?
お母さんの様子を目の当たりにして、私も潤いを感じました。
循環しているんですね。
ならば常に前進しなくては!
菊ちゃん改めチョビちゃん♡ おめでとう!
次回はサプライズパーティに皆さまをご招待します。
LOVE IS ALL
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!