「みなさまへ
ぼくは703号室保護猫のポテチ。皆さまにとっていい年でありますように、そしてぼくがぼくのほんとうのおうちに旅立てますように。ようやく、ぼくにスポットライトが当たりました。ぼく、いっしょうけんめいじぶんをアピールしていきます」
「新年そうそうグチるのはあれですけど、聞いてくださいよ。この家は不公平です」
「ぼくのいる保護部屋にレギュラーメンバーのさぶくんがときどき遊びにきます。ぼくはケージの1Fのふわふわクッションをさぶくんにゆずるのです」
「争いごとがにがてのぼく。いたって平和主義者。だからこうして2Fからぼくのクッションに寝そべるさぶくんを“見下ろしてやる!” 程度の小さな抗議をしています」
「あっ!!」
「ちゅーるだ!! さぶくんずるい」
「ねえねえお仕事中のチチさん見てくださいよ? 気づいてください」
「ハハはさぶくんに甘すぎませんか? さぶくんが病み上がりなのはぼくも知っています。しかしそれにしても露骨にさぶくんだけにちゅーるを……」
「さぶくんはちゅーるをペロペロ。ぼくは(食べた気を味わうために)空気をペロペロ……ぼくだってちゅーるが好きなんです。食べたい」
そんじゃさあポテチ、降りておいで!
ちゅーるがほしいんでしょ?
ほしいなら、降りてきて。ポテチは遠慮がちすぎるよ。
「降りたらぼくにもくれるかなあ?」
ほらポテチ、ちゅーるだよ♪
「こ、このなめらかさと濃厚な味は……」
「まちがいない! ちゅーるだ!」
おいしい?
「はいっ!!」
「とっても♥」
「ちゅーるに夢中のぼくを連写するハハ」
「どうしてだろ?」
どうしてだと思う?
「うーん……わからないですが」
「ちゅーるはうんまいです」
ポテチはちゅーる好きだよね。その姿の愛らしいこと!
ポテチの未来の家族になる方に見てもらいたくてパチパチ撮ってるの。
さぶに先にあげてごめんね。でも最初から2本用意していたよ。こういう顔をゆっくり堪能したかった。いろんな意味でポテチをさんざん待たせたね。
703号室のたいせつな保護猫ポテチ。いい方の目に留まるよう本気で取り組みます。もうポテチは薄味じゃないから、どんどん自分を出してね。
わがままもいたずらもいいの。ぜーーーんぶ出していいの。
「わかりました。ではさっそく」
「食べ終わったらあと1本おかわりいいですか?」
まんまる化するから、それはダメ(笑)。
保護猫ポテチの里親募集を開始します。応援よろしくお願いします。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
⇒足立区のペットシッター にくきゅうのおせわ屋をご覧ください!