もう何年前だったかな? 10年以上前かな?
昔、保護猫の耳の中が赤くただれていたことがあったんです。
私は保護猫の耳の中を覗き込みながら独り言をつぶやきました。
「ああ、耳ひどいね。病院連れて行かなきゃ」
すると近くで聞いていたチチが私にこう返してきたのです。
「え? だれの金で?」
当時私はパートすらしておらず、里親さんに医療費の一部(または全額)負担もお願いしていなかった時期で、保護猫の耳の通院代は当然チチが稼いできたお金をつかうつもりでした。チチのひと言がムカついて仕方ありませんでした。
その頃チチはチチで、会社員としての重圧に耐えられず、でも仕事を辞められず苦悩していたようです。あとで知った話ですけど。
悔しくなった私は、里親さんへ医療費の一部(または全部)負担をお願いすることにし、すぐ自分も働きに出ました。よし、私の力でやってやろうじゃないの!
最近ふとその話を思い出すできごとが。
べべがいなくなって、家でふさぎ込んでいる私を見て、チチが話しかけてきました。私たちはチチとハハですが、家の中ではお互いが自由にやっています。
チチ「あのさあ、家の余った金、ぜーんぶ使って気晴らししてくれば?」
結婚以来そんなことを口走ったのは初です。私は目が点。
住宅ローンやナナ、リル、ほほ、あまぱん、さぶ、保護猫たちの生活費、医療費があるから、全額はおろか、できれば少しでも切り詰めたい。
けれど私はチチの厚意に甘えることにしたのです。
もちろん全額をつかうわけじゃないけど、玄関をプチリフォームする!
気晴らしにはならないけれど、安心にはなる。
うちの玄関は間口が広い。加えてチチも私も日曜大工が大の苦手。だから自分たちの力では不可能なので、プロに依頼し、2重扉をつけてもらうことに。
予算を抑えての注文なので、色や形は100%理想通りにはいかないでしょう。それでも私はすごくうれしくて、工事がはじまるのが待ち遠しいです。
今玄関付近に猫が近づかないよう、各部屋の扉を開け閉めしながら神経質に暮らしています。チチの在宅時間が増えたので、チチの不注意が心配です。保護部屋は5畳ほどしかありません。その扉を締め切ってポテチを隔離しています。
もし玄関に2重扉ができたら、ポテチの行動範囲が玄関ポーチまで広がる。ポテチが自由に闊歩する面積を拡大できる。私にとって有意義なお金の使い方です。
楽しみができました♪ チチありがとう。
チチは今夜不在です。タマちゃんの手術に備え実家に帰りました。明日、姑とタマちゃんを乗せ大巻先生の病院へ運ぶ役目です。嫁の私からも気持ちばかりですがカンパさせてもらいました。ふだん親孝行らしいことができていないから。
さあ、今日は太田さんと山路さんのおススメのサルバドルをもう一度観ながらお子たちとイチャイチャしよ。夕飯も作らなくていいし、洗濯も最低限でいいし。
DVDを観ている間は頭の中が空になるからリラックスできます。
横にイケメンのあまぱんがいてくれるというぜいたくさ
数日前のiPhoneのヘタクソな写真ですが、十香ちんとさぶの掛け合いを
さぶにごはんをあげたら保護猫十香ちんもやってきました。
「うらやましい……」
ちなみに、十香ちんはすでに自分の分を平らげています。
しかし我が家の男子はやさしい(笑)。
十香ちんにごはんを譲ったさぶにごほうびをあげました。
ですがここでもまた、十香ちんに奪われてしまうという……
※さぶには別にこっそりあげたのでご心配なく!
さぶは懐が深い。ほんとうに深い。
私もさぶの爪の垢を煎じて飲ませてもらいたいです。
私もいつか、さぶみたいな人間になりたい。
いつか必ず、そうなりたい。
私の膝の上でいっしょにPC画面を見つめるさぶへ
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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