子だくさん通院

※ブログ連続更新中

 

 

皆さまこんばんは。本日は2日前の東大病院通院の様子を。

 

 

強力な助っ人MIHOさんもいっしょ。買いたてのiPhone8で写真をパチパチ撮ってくれました。今回は3頭だったのでひとりではきびしかったです。

 

 

家を出る前、病院だと察したほほがMIHOさんのズボンにおしっこをするアクシデントを乗り越え、いざ出発! 道路も空いていてスイスイ♪

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最近はさぶのことで緊張し、常に不安だった私ですが、この日はラフに構えテンションも高め。さぶの回復をじゃっかん実感できたからかな?

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歩行が怪しいナナですが、じょうずに立っていますね。えらいなあ。

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ナナ→腎臓病治験の経過の検査(3回目)

 

ほほ→水頭症の経過観察及び腫れている歯茎の診察

 

さぶ→退院後の受診と各種検査

 

 

正直1頭でもたいへんなのに、3頭だから余計多くのエネルギーを要します。MIHOさんがいてよかった。ほんとうにありがたい。

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特にナナがね……老犬介護している方は「うんうん」頷いてくれるでしょ?

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まず菅原先生による全員分の問診や基礎検査(検温、聴診、体重測定)

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その際、食欲、飲水量、排せつの数、元気の有無などを細かく伝えます。

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「がんばっているぞ」

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うん。知ってる。さぶすごいよね。

 

 

基礎検査後、主治医前田先生も加わりいよいよ本格的な検査開始。菅原先生に連れられナナ、ほほ、さぶが奥の部屋へ。3時間弱かかるのでMIHOさんと私は敷地内の散策へ。紅葉を満喫するぜいたくなひとときです。

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へへ。気取ってみました。これあとでインスタに載せようかな?

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お腹が空きやすいMIHOさんをランチへご招待♪ 農学部敷地内のレストランはオシャレな雰囲気を味わえます。値段の割にボリュームがあっておいしい!

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異国へ旅行に来た感覚。犬猫の通院なんだけどね^^;

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ふだんはあまり行かない入り口のほうにも足をのばしてみました。上野博士と忠犬ハチ公像との記念撮影。中年女性はこういうことをしたがる傾向です。

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ハチ公の死因は悪性腫瘍とフィラリアですって。資料館を訪れてはじめて知りました。ハチ公の臓器の一部がホルマリン漬けで保存されています。

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ハチ公の飼い主上野博士は東大で教鞭を執っていました。ゆえにここにふたりの像があるのです。と物知り風に語ってみたけど、へえ、初耳……

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ふざけすぎてすみません。資料館で上野博士がハチ公を溺愛していたのを目の当たりにして感動したのです。犬と人の信頼関係の厚さを教えてもらいました。

 

 

ようやく3時間経過。院内に戻り、ナナ、ほほ、さぶを待ちます。

 

 

名を呼ばれ診察室へ。前田先生も登場

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「ナナちゃんお疲れさま~」

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菅原先生に撫でてもらっていいね。ナナはお利口にしていたかな?

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さぶはキャリー内で毛づくろい。オトナの貫禄です。

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それぞれのデータをもとに、検査結果をうかがっています。丁寧ですよ。

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ほほは歯茎から出血しているので薬(抗生物質)が一種類追加されました。

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つづいてさぶ、なんと退院時にはまだ残っていた胸水がほぼ消えています!!

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マジですか? やった!!

 

 

さらにご心配をおかけすると思い書くのを控えていたのですが、さぶは退院後数日間調子を崩していたのです。再入院させることも考えていました。

 

 

私は薬を飲ませるタイミング、室温、給餌の量とタイミング、皮下点滴の量、すべてに細心の注意を払いました。ほかの子たちのケアもあってなかなかしんどかった。辛いときはツイッターやブログなどで応援してくれる方のメッセージを何度も拝読。励ましていただきとても感謝しています。

 

 

あとはさぶ自身の生命力の強さですね。

 

 

私との暮らしで膿胸になってしまって、さぶに申し訳ないことをしましたが、さぶは乗り越えつつあります。いっぽうで、外猫たちは家猫とは比べ物にならないほどの高確率で膿胸にかかっていると想像すると複雑です。

 

 

手をかけてもらえない外猫たちはさぶと同じ病気で命を落としているでしょう。

 

 

死んでいく子は決して少なくないはず。さぶのような原因不明のケースもあれば、猫同士のケンカによる傷、風邪をこじらせ菌が胸部に入り込んでしまう、免疫が下がり歯肉炎の菌が原因で膿胸になる猫もいるそうです。

 

 

改めていかなる場合も猫は外にいるべきではないと強く確信しました。

 

 

いかなる場合も。

 

 

苦しんですよこの病気。治療をしてもらえなかったら呼吸困難になります。

 

 

さぶが完治したら、たとえ1匹でも2匹でも外猫のスカウトをしたい。

 

 

この世は還元と循環で成り立っていると信じています。

 

 

最後にナナも朗報が♪ 慢性腎不全の15歳9か月のナナの腎臓の数値が改善されていました。うれしいなあ。この調子で治験をあと1か月やります。

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あたりはすっかり暗くなり、ナナは電池切れモードに。大きな赤ちゃんを抱っこしながら、薬と会計を待っています。ナナはだいじだいじ。

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会計は3頭合計+駐車場(1,100円)で54,520円。もうわからん感覚がマヒしてる。でもレギュラーメンバーの一生分はどうにかするとチチと決めています。

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みんな生きてくれてなにより

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夜、お腹が減りやすいMIHOさんにうちで(前日の鍋の残り汁で)おじやを作って食べさせました。つき合ってくれて助かった。わたしゃヘトヘトです。

 

 

さあ、長くなりましたが明日はほたるのトライアル。

 

 

ドキドキ、ワクワク、シクシク、ですね。

 

 

Smile!

 

 

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ぜいたく

なぜか? にゃん太さんからさぶの手紙が届きました。さぶが私に宛てた内容になっています。ほかにも昆布や梅干し、ベベのかわいいオブジェが!

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にゃん太さんありがとうございました。クスクス笑ってしまいました。

 

 

昨夜はマイ太郎さんがマイ太郎家のさぶへのお見舞いを届けに来てくれました。

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うちから徒歩3分のお宅に子猫たちのお渡しに行ったんですって。近い!! 帰りに寄ってくれたみたい。マイ太郎さんご一家ありがとうございました。

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私はすっぴんパジャマ姿で家からほとんど出ていません。楽しみにしていた旧友たちとの忘年会もキャンセル。さぶを看ていないと不安で仕方がないのです。

 

 

ほほとあまぱんも同じ気持ちのようでこうしてはりついています。

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さぶの圧になってしまうんじゃないかというほどの距離感^^;

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さぶを囲ってねんね。みんなさぶが大好き! ほたるもいるでしょ?

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深夜は別室へ。最近寝室にてさぶとふたりで寝ています。

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さぶのごはんは卒業生ちゃた幸家のプレゼントの保温器に入れ、常に39度に

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さぶは自力では食べようとしません。手を変え品を変え、の連続ですが、なにを与えてもそっぽを向く始末。よってシリンジ食です。1日25本が理想ですが、とてもそんな量食べられるわけがないので、半分の13本を目標にしています。

 

 

足りないかもしれないけれど、生命維持最低限は補えているのでは、と。

 

 

水分は自宅での補液(皮下点滴)で補給。まあ、ごはんもベチャベチャ系なので水の摂取量は大丈夫ですね。投薬もあり実際はなかなかたいへんです。

 

 

それでも、家にいてくれるのは幸せ。ホッとします。離れたくないんです。

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さぶの体調が急降下してから、私は緊張の連続でした。はじめは風邪をひいたのかな? 程度に考えていたのです。さぶをさわった感じでわかります。さぶはもともと体温が低めなのに、体が妙にあたたかかったから。

 

 

けれどあの日中島先生に胸水が溜まっていることを指摘され、パニックに。さぶの状況と胸水が溜まる理由として挙げられる病名が怖くてたまりませんでした。

 

 

(悪性)腫瘍かFIPか(いちばんマシなのが)膿胸。

 

 

どれも嫌だけど、せめて膿胸であってほしいと願いつづけてきたのです。

 

 

私は未練がましくあきらめの悪いタイプなので、すぐに「看取り」にシフトしません。後手後手にならぬよう、全神経を集中させ細心になります。

 

 

頭の中は常に選択と判断を繰り返しています。小さなことも大きなことも。

 

 

賭けもします。

 

 

これが正しいかまちがっているかはそれぞれの受け取り方になるでしょう。

 

 

しかし、もし人間の子どもだったら、たいがいの場合、親は辛くても子どもに闘病をさせるはずです。子どもの回復と明るい未来を信じて自分も闘うはずです。

 

 

犬猫は人権を持たず、口も利きませんので解釈があいまいですが、私は家族が「私を信じてくれる」と信じています。根拠は彼らと紡ぐ「日々のぜんぶ」。

 

 

11月17日のさぶ。容体が急変した翌日の未掲載の写真の数々を↓

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前日は1階のICUにいたのに、さぶくん2階に引っ越しをしたのね。

gauhli;d

 

 

 

うずくまってキツそうだったけど……

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ずいぶん回復したね。

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また面会に来たよ。

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私の顔を見た途端、おしっことちびうんちをひとつしてくれました。

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「ブログに載せるなよ」

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載せちゃった……ごめん!

 

 

「なんか聞きなれた声と 嗅ぎなれたにおいがするな」

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ふふ。実はあま兄もいっしょ^^

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あまぱんはこの日、腎臓病治験の経過観察の予約が入っていたのです。

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先生たちがいいと言うので、入院室に連れてきました。

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あまぱんを察知したさぶは大はしゃぎ

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うちはみんな異常に仲よしです。

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先生が朗報を知らせに来てくれました。胸水遺伝子検査の結果が出たとのこと。1~2週間はかかると踏んでいたのに、3日で出ました。早くてありがたい。

 

 

さぶの胸水に「コロナウイルス」がいません。つまりFIPは陰性!

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こうして一個一個疑わしい病名を潰していくしかないんですよね。

 

 

さぶを看てくださる先生たちに

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親バカは703号室ポストカードを配りまくり♪

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喜んでくれましたよ。いやほんとに! 押しつけたんじゃないからね!

 

 

あまぱんは腎臓の検査以外にも血液検査とレントゲンを追加で依頼

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あまぱんとさぶは同等のケアをしています。仮に私の日頃のケアが原因でさぶに胸水が溜まっているとしたらあまぱんにも異変が起きる可能性がある。だからついでに診てもらうことにしたのです。

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結果、あまぱんは変化なし。異常なし。

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よかった。あまぱんありがとう。

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どんなにだいじにしているつもりでも、いつだれにどんなことが起こるかは予想できません。

 

 

チチと私は、お子たち全員をいずれ送り出したら、細々と譲渡活動することはあっても、もう一から犬猫と暮らすことはないとの心づもりで今を生きています。

 

 

最愛の家族と1日でも長く健やかに共存するのが私たちの自己満足であり、ぜいたくです。

 

 

家族といられる時間はぜいたくです。

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さぶの復活を祈りつつ、楽しく過ごしていきます。

 

 

あたたかいまなざしを向けてくださる皆さまに感謝を!

 

 

LOVE!

 

 

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ずしっときた

※ブログ連続投稿中です。

 

 

さぶ、退院おめでとう。食欲は相変わらずぜんぜんないけど、足を投げ出せるようになったってことは、呼吸は安定しているのかな?

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ほほは毎日さびしそうだったよ。

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さぶが帰ってきてほほは安心してると思う。

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「わたしがほほ兄の遊び相手になってあげてた」

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そうそう。ほたるどうもありがとう。

 

 

あつこさんがさぶの食欲を気にかけ、フードをたくさん送ってくれた。

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ありがたいね。今はまだシリンジ食だけど、いつか自力で食べれますように。

 

 

いちばん手のかかるナナも体調は安定。ここんところ静かに過ごしてた。

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ナナ、穏やかに生きていてくれてありがとう。

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我が家は一丸となって、さぶの帰宅をイメージしていた気がする。

 

 

みんなやさしいさぶが大好きだから。

 

 

昨日は、担当してくれた先生方へのお手紙と心ばかりのプレゼントを手に、はりきってさぶを迎えに行きました。休日もさぶを看てくださったものね。

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さぶになりかわって感謝を!

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さぶを乗せ病院へ急いだときとはちがう気持ちでくぐる同じ門

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さぶ、紅葉がきれいだね。

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まだ完治したわけじゃないけれど、病院と力を合わせてがんばっていこうね。

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前田先生、外科の先生とパチッ。麻酔科の先生にもお世話になりました。

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さぶが意識不明になったときは、前田先生もかなり焦ったそうです。

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そりゃそうだよね。いきなり容体が急変するんだもん。ぜったい怖かったはず。

 

 

 

さぶと薬、会計待ち

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職員の方が撮ってくれました。さぶの姿が見えていないのが残念……

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お見舞いの駐車場代も合計1万円以上かかったし、8日間で高額に

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これを「払えていいね」と言う人がいるんだけど、私はちょっと悲しかった。事情がわからない人はなんでも簡単に言える。けどさぶ、そうじゃないよね。

 

 

「払えていいね」じゃなくて、どんなことをしてでも「払う」。払う以外の選択肢が私とチチにはない。それだけの話。

 

 

さぶ、帰ろう♪

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さぶがいない間、昔のさぶの写真を眺め、「さぶ補充」をしてたよ。

 

 

外時代のさぶ。これを撮った人は、野良猫(さぶ)が自分ちの敷地内に入って困るって嘆いてた。私は愚痴を聞くフリをして本心は別のところにあった。

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数年を経て、私の捕獲箱に入ったさぶ。はじめは手に負えないかと不安に思ったほど箱の中で怒って暴れたんだっけ。イヤな思いをさせてごめん。

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さぶは元捨て猫。耳カットなしで去勢手術済。家に入ったあと急に驚くほど甘えん坊に変身したからどう考えても「家猫」だったはず。

 

 

だれにどんな事情で捨てられたの?

 

 

何年もの間、外で生き延びてえらい。

 

 

さぶはうちでは大スターだよ。(写真:猫撮るさん)

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(以後の写真はすべて:みいさん)

 

 

さぶを紐解くたびに、さぶの事情に近づくたびに、懐の深い勇ましいさぶに出会う。

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「おれに惚れたか?」

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うん。ずしっときた。

 

 

さぶを家族として迎えた4年前、さぶの余生と自分の人生を重ねていこうと決めたの。だれかにとっては要らないペットで、だれかにとっては迷惑な野良猫で、大多数の人はさぶの存在にすら気がつかなかったけど、私にはさぶがまぶしい。さぶが私の中でプラスにはたらいています。

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さぶの生命力を信じています。

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そばにいてくれてありがとう。酸いも甘いも、ぜんぶ家族と共に。

 

 

 

KISS!

 

 

 

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さぶが703号室に帰ってきた!

「ただいま おれ帰ってきた みんなに心配かけてごめんな」

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「脱毛しちゃった 毛剃られちゃって 寒いし恥ずかしいんだよね」

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「地肌がピンクで萌えるか?」

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「おーちび おっきくなったなあ 元気だったか?」

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「まだ本調子じゃないんだよね……」

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「休み休み回復していくから またおれに会いに来てな」

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「おれとほほ兄から KISS」

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皆さまこのたびはさぶのために祈ってくださり、気にかけてくださり、本当にありがとうございました。退院の様子や未掲載の病院の写真などはまた改めて。

 

 

少し疲れが出てしまったので今夜はお子たちとゆっくりします。

 

 

皆さまのパワーをいただいてさぶは復活しました。感謝感謝です!!

 

 

LOVE

 

 

 

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箱の中で疲れてふてくされているきみへ

朝のほたる。ほほにさりげなくタッチしています。

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爪が伸びじゃれつかれると痛いので切りました。ほたる必死の形相が笑えた。

 

 

それにしてもあなたその格好……女性かね?

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さて、家事を終わらせさぶの入院している東大病院へ。

 

 

チチに嫌味を言われました。

 

 

「もし入院しているのがおれだったら絶対毎日来ないよな?」

 

 

ふふ。図星です。そんなのあたり前じゃん。

 

 

でもまあ、チチには感謝しています。私がいない間にお子たちの面倒を見て、高額の医療費を捻出するために必死になってくれているのがよくわかるから。

 

 

さぶは予定していたドレーン設置をやめたのですが、全身麻酔をかけたのでCT検査は受けました。東大のCTはすごいのです。過去にはべべとあまぱんが東大でCT検査を受けています。レントゲンやエコーでは判断がつかない病気も、CTならより確定診断に繋がります。頼りになりますね。

 

 

さぶの輪切り。耳、鼻、口、脳が見えますね。

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マウスをスクロールしていくと目が出てきました。下あごも見えます。

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なんかちょっと不気味^^;

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右、左に手があります。真ん中のは肺あたりです。

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そのまま下がって腹部へ。片側の腎臓が萎縮。先生いわく「腎臓病特有の腎臓の形をしています」とのこと。慢性腎不全だからこれはしょうがない。

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頭のてっぺんからしっぽの先までスキャンしてもらい、数えきれないほどいろいろな検査を受けた結果、悪性腫瘍の説も否定気味になりました。

 

 

残るは「特発性膿胸」。実は東大へ行く前からこれに期待していたのです。

 

 

膿胸だったらいいな、膿胸だったらいいな、ひたすら願いつづけていました。

 

 

膿胸も決して侮れない病気ですが、まだ闘いようがある。けれど胸水の原因がFIPや悪性腫瘍ならどうしたらいいか……中でも私はFIPを恐れていました。

 

 

遺伝子検査の結果FIPが否定され、CT検査の結果悪性腫瘍の可能性が低いとなるとやっぱり原因不明の特発性膿胸でまちがいなさそうです。

 

 

さぶには噛まれた傷もないし、これといって思い当たる節もありません。皮下点滴が原因なのか、私がなにか悪いことをしてしまったのか、いっぱい考えました。ブログには書いていませんが、先週あまぱんを連れて東大へ行ったのです。

 

 

あまぱんもレントゲン検査を受けたところ、あまぱんはぜんぜん大丈夫。

 

 

だとしたらもうなにが悪かったのか原因がわからない。

 

 

さぶとあまぱんは同じケアをしているから。(※腎臓組の犬のナナも異常なし)

 

 

私が悩んでいたら、先生たちが励ましてくれました。特発性膿胸は飼い主のケアや飼い方云々に関わらず、いきなり発症することが多いそうです。

 

 

気づいたときにはすでに末期で命を落とす子もたくさんいる病気なので、手遅れになる前に気づけてよかったです。体調の変化には敏感でいたいですね。

 

 

さぶに合う抗生物質のおかげで入院前に比べ、悪い菌も激減

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合計270mlも胸水(狭義では膿)を抜きました。どんなに呼吸が辛かったか。

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ほんとうによくがんばったと思います。口が利けないからかわいそうだったね。

 

 

先生たちに助けていただき、ありがとうございました。

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写真には写っていませんが外科の先生方にもお世話になりました。

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で、楽しみにしている面会時間到来!

 

 

菅原先生によると、麻酔以降さぶはずっと元気がなく、ケージの奥のほうに縮こまっているそうです。慣れない環境で検査の連続、疲れちゃったかな?

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それでも私の顔を見ると、そばへ寄ってスリスリスリスリ……

 

 

胸が締めつけられます。さらに痩せてしまったので持参したちゅーる1本、高栄養の缶詰4分の1程度をゆっくりゆっくり食べさせました。

 

 

お隣の悪性リンパ腫と闘うキジトラさん。翌日いったん退院できるとのこと。

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よかったね。おめでとう。自力でごはん食べてえらかったね。お母さんはいっしょに新年を迎えるのが夢なんですって。お母さんの夢、叶えてあげたいね。

 

 

「おれも帰りたい」

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あれ? さぶはげっそりだね。お毛毛も剃られちゃったの?

 

 

さぶ、さぶ、今夜を無事に乗り越えたら、明日お母さんが来るよ。

 

 

さぶを箱の中から連れ出しに。どう? あと1日ここで辛抱してくれる?

 

 

ということで、さぶは一時退院のお許しをもらいました!!!!

 

 

やったやった。容体が悪化したら病院へ戻りますが、まずは通院に切り替えて治療をつづけていきます。この10日間、生きた心地がしませんでした。

 

 

特にFIPを疑われたときとさぶが意識不明の重体になったときは辛かったです。

 

 

今でも木曜に死の淵からさぶが蘇ってくれたのが信じられず、あの日私の横に居てくれたみいさんは本気で「べべちゃんがこっちに来るな! ってさぶに怒ったんじゃない?」などと話しています。私もなんとなくそうかもと信じています。

 

 

疲労困憊の日々でしたが、さぶがうちに帰ってきてくれると思うと、あきらめないでよかったとしみじみ。うれしいです。

 

 

皆さまにご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

 

 

帰り道やっとちゃんと空を見た気がします。美しい秋の雰囲気を車内からパチ!

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あああ、明日が待ち遠しい。待ち遠しい!!!!

 

 

Smile!

 

 

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