保護猫ジョイを家族募集サイトに掲載しました。ジョイ専用ページはこちらです。
ジョイの情報をサイトに記載していた私は、途中で手が止まりました。
ジョイの推定年齢を書く欄です。
「ジョイ、1歳4か月か・・・・・・」
思わず独り言が漏れる。
次の瞬間、胸がぎゅっと締めつけられる。正直、息が苦しいほどでした。
よし。よしジョイ、書き終わったら、書き終わったらごほうびをあげよう。
ごめん。ごめんなさい。私がわるかった。
ジョイの年齢を知らなかったわけじゃないのです。
春頃、推定11か月でやってきたのですから、当然1歳を越えています。意識として私の中に定着していたので特段驚いたわけではありません。
でも、私は注視しなかった。気にも留めなかった。ジョイの存在はまるでそこいらじゅうを流れる空気のように、いいもわるいも、これまで特別扱いしなかったのです。
ジョイは体もひとまわり大きくなり、たくましく育ち、相も変わらずごはんをねだり、食べて出し、ごきげんに遊び、ときどき甘え、スヤスヤ眠り・・・・・・いつの間にか1歳を過ぎていた。
立派ですね。
ジョイをぞんざいに扱ってきたつもりはありません。ジョイは私のたいせつな保護猫です。
しかし私は、食べれない子や元気のない子を優先するあまり、ジョイを精神的に置き去りにしてきたと気づいたのです。ジョイはなんでもおいしそうに食べてくれるから、ジョイの好物を第一に献立を考えたことがなかった。毎日欠かさずオモチャで遊び声をかけ撫でたけど、ジョイを中心に生活をまわしたことはなかった。私たちは半年近くいっしょにいるのに。
悲しくて、自分に腹が立ちました。
「手のかかる子」も「手のかからない子」も関係ありません。私はもっと手をかけるべきでした。
「手のかからない子」が損をしたり、あとまわしにされたり、さびしさを味わうのはちがうと思いました。どのようなタイプの子も、心に等しく配置するべきでした。たとえ毎日はむずかしくても、たまにはジョイが舞台の主役になるよう配慮するべきでした。
もしかすると「誕生日」ってそのために祝うのかもしれませんね。
ジョイは食べものの好き嫌いがない。ならその先を想像してみよう。
なんだったらより喜ぶんだろう?
家族募集サイトへの掲載確定ボタンを押したあと、私は飛ぶように収納棚へ行き、ジョイの喜びそうなスープをおやつに選びました。選んでいる間じゅう、頭の中はジョイ一色。
ジョイ、ごめんね。仕切りなおし! 今からジョイを祝おう。
モンプチのスープにしてみたんだけど、おまいこれが絶対ダントツ好きだよね。
「お? いいにおいがしますね ハハ~ 手に持っているのはぼくの分ですか?」
「ハハ~ それください ぼくにください~」
私の足元へまとわりつきながら、私をケージへ誘導します。
私より先にケージに着いて、勢いよくジャンプ!
ポンと置いてやると、ジョイは夢中で舐め出しました。
ハムハム、ハムハム、目を輝かせながらハムハム、ハムハム。
ハムハム泣けた。ほんとうにしばらく涙が止まらなかった。
もう一回だけ、ジョイごめんね。
ジョイと家族になる方は幸せ者だと思います。
“JOY”の名の通り、家族の「喜びの種」となってくれるでしょう。
ジョイは家族募集中です。応援お願いしますね。
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