きみのためにできること(ナナ)

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卒業生ぐーちゃん(元:千吉)家からナナへブリザーブドフラワーが届きました。ハート型で赤がメイン。ナナの骨壺も赤い布地なのでよく似合います。

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2014年卒業のぐーちゃんはFIVキャリアの成猫。最近腫瘍のオペや歯の手術をしたばかり。たいへんな中我が家を気にかけてくださりありがとうございました。

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卒業生ポテチ家からはピンクと白の上品なブリザーブドフラワーが届きました。

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FIVキャリアの成猫ポテチは幸せ満喫中。先日大巻先生の病院で診察を受けたポテチ。703号室保護猫時代より少したくましくなった? 感じもあるね。

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ほかにもプレゼントがいっぱい届いているのでおいおい自慢します。

 

 

 

さて、今日はナナの亡くなった翌日の話をします。

 

 

酸素室業者への酸素室の返還と清算、ドライアイス購入はチチの担当。

 

 

私は中島先生の病院へ行き、最後の通院の医療費を支払ってきました。

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emi-go、中島先生、ナナがお世話になりました。

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照れもあるのかな? ふだんは決して口にしない言葉を私は中島先生にまっすぐ投げてみることにしたのです。あとは受け手側がどう思うのか……。

 

 

話は遡りますが、ナナが急変したあと、ナナの状態とともにナナの余命を中島先生に私ははっきりと聞いたことがあります。※たぶんこのときですね。

 

 

中島先生の見立てはナナは1週間はもたない。2~3日がヤマだろうとのこと。

 

 

けれど言い方がとても温和で、悪く言えばあいまいだったのです。

 

 

「このまま数値があがりつづければの話ですが、1週間(あるいは2~3日)以内にはなくなってしまう可能性もあるのかもしれないと思います」

 

 

非常に正確です。そしてナナの親の私に気づかいオブラートに包んでくれています。けれど私はそれでは納得がいかず、静かに先生に詰め寄りました。

 

 

「先生あのさあ、○○だと思います。○○の可能性が出てくるかもしれません。思いますかもしれませんをいっそ取っ払って話をしてくれませんか?」

 

 

中島先生はナナを見て一瞬困ったように苦笑いしました。

 

 

そしてひと通り説明を終えた中島先生は部屋を出る間際にこう言いました。

 

 

「あの……さっきぼくが“かもしれません”とか、“だと思います”って言ったのは、(ぼくの性格上の話し方ではなく)相手が動物だからです。

数値だけで動物の命をはかれないってことを、ぼくは獣医師になって学びました。動物はときとして奇跡を起こしたり、いい意味でも悪い意味でもぼくらの予想を裏切ることがあるんです。だからぼくは、“かもしれません”、“と思います”、“○○の可能性が高いです”の言い方をしたんです」

 

 

中島先生の言葉がすとんと胸に落ちた私は「なるほど」と返しました。

 

 

話は戻ってナナ亡くなったあとのあいさつで私は中島先生に深々と頭を下げました。emi-goは横で泣いていたのですが、涙の理由は聞いていません。

 

 

「ナナがお世話になりました。中島先生に生意気を言わせてもらいますが、中島先生はひとりの人間として、獣医師として、ほんとうに腕が上がりましたね。(※中島先生は私、10年くらい知っている先生です)中島先生を私、尊敬します。ナナにしてくれたこと、すべてが正解でした。感謝の気持ちでいっぱいです。上から目線に聞こえたらごめんなさい。でも私は本音でひとりの患者として話をしています。先生は心身ともに成長しましたね。私も先生を見習い、しっかりと成長していきます。これからもどうぞよろしくお願いします」

 

 

中島先生はemi-goとまた困ったような笑い方をし、丁寧にお辞儀をしてくれました。

 

 

 

病院をあとにした私は、ドライブがてらパワースポットへ

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桜がきれいだなあ。そして痛い。桜が痛い。

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これまでナナを護ってくださったこと、未来のいろんなお願いを聞いていただきました。長い時間、ずっと私は心の中で祈りながら手を合わせていたのです。

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※これは私の感覚なのでほかの方からの意見は遠慮してもらいたいです。

 

 

 

帰りにナナに会いに来てくださる方々への手土産とラナンキュラスを購入

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花姫ちゃんただいま

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ドライアイスでキンキンに冷えちゃってかわいそうだね。でも美しいねえ。

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夜、しじみの里親りょうちゃんが会社帰りにナナに会いに来てくれました。

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白い花は横に置き、りょうちゃんにいただいたお花をナナに持ってもらうことに

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いいねえ。カラフルな花束も似合う。

 

 

りょうちゃんがうちに来た日のことを自分のブログに書いています

 

 

よかったら「りょうちゃん目線の703号室ブログ」を読んでくださいね。

 

 

りょうちゃんの中で私は「ゆるキャラ」なんだそうです。へー、そうなんだ。どこがどうそう思わせるんでしょう。次直接理由を聞いてみようと思います。

 

 

りょうちゃんにいただいたおにぎりセットで軽食を済ませる私たち

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エネルギーの消費度がハンパじゃないので私すっごく食べています。

 

 

ぜんぜんガリガリじゃないから(むしろダイエットが必要)ご心配なく!

 

 

 

保護猫百香とあさひもりょうちゃんのちゅーる攻めに遭い、すっかり仲よしに!

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ここにはまだ書けないいろんな話をして、りょうちゃんとバイバイ。散歩がてら駅まで送っていきました。りょうちゃん、ナナに会いに来てくれてありがとう。

 

 

店を終えた母も花束を持ってきました。ナナはいちおう母の孫娘だからね。

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花は母と妹からです。ビタミンカラーでいいですね。

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結局、花は何色でも許されるんです。花は何色をまとってもいいんですよね。

 

 

私べべとナナに会いたいです。あなたたちを抱きしめたい。

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そんな想像に切なくなる毎日を過ごしています。

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でも、大丈夫。私は元気です。

 

 

Smile!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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最後の病院に妹夫婦とemi-goを添えて(ナナ)

※ブログを連続的に更新しています。よかったら遡って読んでくださいね。

 

 

(ひとつ前の記事からのつづき)さて、ナナを乗せたお母さん号は病院に到着

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中島先生にナナの状態を伝えている間に、ナナが血便を出しました。おしっこは出ていません。昨夜からの激変は尿毒症による発作と考えてまちがいないです。

 

 

最後の望みをかけ、利尿剤を打ちました。

 

 

そして中島先生と話し合い、意識がボーとする薬も注射してもらいました。

 

 

鎮静剤ほど強くなく、身体への負担は最小限のタイプです。

 

 

呼吸を楽にするため、オペ室にてナナに酸素を流します。

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はじめは酸素マスクに抵抗感をおぼえていたナナですが、意識がぼやけていくにつれ、酸素マスクを装着できるように。よしよし、これで呼吸が楽になる。

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急変を恐れ、病院から出られません。中島先生はたくさんの患者を診なければならなず、お母さんがナナのそばに残ることにしたのです。もう離れられない。

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「あー眠い……」

 

 

思わず本音を漏らすと、スタッフがひと言私に声をかけてくれました。

 

 

「なんなら、(中島先生の)寝袋ありますから寝ていってください」

 

 

素直に甘えることに。寝不足で脳がはたらかないのは非効率だから。

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しかしナナが台の上で私が床だとナナとの距離が気になる。そこで閃いたのです。そうだ。酸素マスクのコードがギリギリ届く場所にナナの寝どころを設置しよう。で、こうなりました。写真を撮ってくれたのは様子を見に来た中島先生

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おやすみなさい。ナナ、いっしょにねんねしよう。

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それにしても貴重な体験です。獣医師でもない私がオペ室で仮眠とはね……

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ふと目が覚めると、聞き覚えのある声がしました。妹夫妻がそばにいる!!

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妹いわく、Twitterでナナと私が病院にいるのを知り、タカ坊と駆けつけたとか。

 

 

妹が苦笑いしながら撮ったナナと私。ふたりして超爆睡していたらしいです。

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10秒程度の短い動画ですが、妹撮影の客観的なナナと自分の姿が自然でとっても好きなので、ここに載せておきますね。ぜひ観てほしいです。MIHOさんが音楽をつけてくれました。

 

 

 

朝イチで病院へ来たナナと私は、午後3時前までオペ室にいました。オペを控えている子たちがいるので、そろそろどかなくては。夜の発作に備え、ボーとする薬を追加で投与。そして念のため、自宅に座薬と注射を持ち帰ります。また発作が起きたら、自分で注射する。ほんとうはいけないことかもしれないけれど、ぜんぜん関係ありません。まあ結局、使わずにナナは旅立ってしまったけれど……

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最後に院長婦人のemi-goが子犬時代のナナにそっくりなちゃぽぽを抱いてナナの顔を見に来ました。ちゃぽぽあなた冗談抜きで16年前のナナと瓜二つですよ?

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つづいて病院の看板犬ボボボもナナにあいさつしてくれました。

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ボボボは一見かわいい小型MIX犬ですが、実はナナと同じ土手出身。非常にだらしがないホームレスのもと、言い表せられないほど苦労してきた老犬なのです。

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ボボボのきょうだいは、保護前に果てました。悲惨な死でした。

 

 

ナナとボボボ、土手出身同士、握手!

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emi-goと私の絆なくしてはこの終末医療は成立しません。我がことのように胸を痛めてくれる獣医師がいったいどれほどいるでしょうか? 改めてemi-goと中島先生に感謝。

 

 

ナナ、家に戻ろう。間もなくチチが注文した酸素室が届くよ。

 

 

大きなナナも入れるサイズだから、中でゆっくりねんねできたらいいね。

 

 

私の娘は、私の思考で、私の方法で見送る。

 

 

ナナは立派な犬だから、お母さんもナナに近づけるよう、精進します。

 

 

I LOVE NANA

 

 

 

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ナナの通院にみいさんを添えて

ご心配ありがとうございます。私は泥のように眠りました。

 

 

身体が楽になると心も幾分落ち着いてきます。

 

 

今日はみいさんに「思ったより元気でよかった」と褒められました。べべと別れたときとはまたちがう気持ちが自分の中にあり、とにかくナナには「憐憫」を感じてしまうのです。

 

 

保護前は苦労させたし、自己主張の少ない我慢強い犬だったので余計にね。

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未だに書き終えられなかったべべの末期の闘病→最期を、ナナ分は書いてみるつもりで1日に2度ブログを更新していました。ナナの命の灯がどんどん小さくなっていくのがわかっていたから私もムキになってやめられなかったのです。

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つづけますので、よかったら時間を巻き戻してお読みいただけませんか?

 

 

 

この翌日からはじまります。今回はナナの死の前日の通院の記録です。

 

 

 

もはや数日以内に逝くだろうと予想されていたナナ。

 

 

私は一寸の余裕も持てず、同じ服でスッピンマスク姿ばかり。でもみいさんが病院に付き添ってくれるとあって、景気づけにお化粧をしてみたのです。

 

 

よし出発~!

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みいさんとナナの女子ドライブ。写真はみいさんが撮ってくれました。

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着きました。

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ふだんはひとり&大荷物ですが、みいさんがナナを抱いてくれるからスイスイ

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裏口から入り、病院の休憩時間にお邪魔します。

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血液検査の結果、前日よりさらに悪化していました。

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いつ急変してもおかしくない状態です。

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だけどナナは意識がはっきりしていてぐったりに見えません。

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わんわん吠えたよね^^

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緩和に必要な処置を中島先生と話し合って決めていきます。

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どんな薬をなんのためにどれほど使うのか、ぜんぶ聞いておくようにしています。まあ性格の問題ですね。私は異常に細かいところがあるのです。

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せっかくだからとみいさんがナナとお母さんを撮ってくれました。

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ナナが赤ちゃんみたいでかわいいでしょ?

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処置中

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あとちょいで帰れるよ!

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白米子ちゃんにも会えたので

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スタッフと記念にパチッ

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みいさんと

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さあ、ナナ帰りますよ~! みいさんおつき合いありがとう。

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みいさんが作ってくれた夕飯のおかげで夜は主婦として楽しました。シリンジやねぎ入りそばもありがとう。助かった。

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ナナ、こうしてあたためてあげるよ。お母さんの寝る場所をゆずってあげる。

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お母さんはナナの横に滑り込むけど、いい?

 

 

あげられるものはなんでもあげる。できることはなんでもする。

 

 

あなたはお母さんのだいじだいじな娘です。

 

 

そんなことを強く思った夜でした。

 

 

 

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昨日の通院(中島先生)

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にゃん太さんが作ってくれた百香のバナー。こういうのありがたくてうれしい。

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今ナナがたいへんですが、百香の家族募集はつづけています。

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どんな状況でもいったん乗った船を私は降りるつもりがありません。百香はすばらしい猫で、空気を読み、邪魔にならないよう振舞っています。かわいくて、かわいそう。こんな家でごめんね。どなたか百香を考えてくださいませんか?

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私の娘のナナには3人の主治医がいます。

 

 

東京大学の前田先生、MOMOペットクリニックの大巻先生、大師前どうぶつ病院の中島先生。症状に合わせて私は病院を使い分けるようにしているのです。

 

 

長年ナナを診てくれた大巻先生の病院が少しお休みに入るとのことだったので、昨日はemi-goの病院(emi-goは中島先生の奥さんです)へ行きました。

 

 

大巻先生と中島先生は先輩後輩の間柄でとても親しいです。

 

 

大巻先生からの引き継ぎ書を手に、中島先生とナナの今後を考えることに。

 

 

さあナナ、お母さんとふたりきりのドライブだ!

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到着。私は裏口から入ります。スタッフが撮ってくれました。

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敢えて私は病院の休憩時間を狙いました。emi-goへの特別なお願いです。私たちの仲だからこそ実現可能なのです。ありがたい。もうナナの状態が悪いから待合室で長い時間待てないの。※ふだんはこんなことはしません。

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emi-go夫妻は休む暇もなく働いていました。いつご飯食べてるんだろう?

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ナナの子犬時代にそっくりなちゃぼぼがナナにごあいさつ

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診察がはじまりました。

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大巻先生のデータがあるのですが血液検査を再度します。

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ナナ、がんばろうね。お母さんがそばにいますよ。

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前日よりさらに熱があがり体重が減りました。よくないなあ……

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つづいてエコー検査の準備

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ナナはほとんど眠っていました。

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動画に中島先生とのやり取りを動画で一部記録しています。

 

 

 

※相談の結果鎮痛剤は結局選択せず

 

 

一拍のあと、血液検査が出ました。前日大巻先生の病院ではかったときより、爆発的に悪化。膵臓、肝臓、腎臓の数値が振り切っているという恐ろしい結果。簡単に説明すると劇的な膵炎を起こしたことにより改善されていたはずの腎臓並びに肝臓に多大な悪影響を及ぼしているのです。

 

 

点滴の量を250ml増やし排尿を促す作戦。鎮痛剤はナシで、セレニアの鎮痛機能や吐き気止めの力に賭け、抗生物質(腎臓に負担のかかりにくいタイプ)を処置

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これまでどうにか均衡を保ってきたナナの体内が今、乱れに乱れています。

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私はQOLだけを追求し、ナナを愛していこうと決めました。

 

 

病気だから苦しいのは当然です。しかし100の苦しみと10の苦しみはちがう。

 

 

ナナの苦痛を減らす。可能の限り、お母さんが減らす。ぜったいに。

 

 

帰宅後、ナナは少しだけごはんを食べてスヤスヤ眠ってくれました。

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チチと力を合わせ、24時間体制でナナを守っていきます。

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あ、そろそろ支度しなきゃ!

 

 

本日もナナは通院します。生活の質を維持するために。

 

 

 

Smile!

 

 

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お帰りジャイアン

※ブログ連続更新中。よかったら下の記事もお読みください。

 

 

いじめっ子だったくせに、4匹の中で心も体ももっともボロボロに傷ついていたのは、ジャイアンのようです。まだとても若いのにFIVキャリアでした。

 

 

まあ、想定内なので仕方ないです。

 

 

去勢手術の麻酔の際に歯の状態で中島先生に推定年齢を考察してもらいました。

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歯は真っ白。歯石もついておらずびっちりはえそろっています。

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おそらく2歳前後でしょうとのこと。

 

 

しかし歯を見なければ、私は7~8歳かと思っていたのです。

 

 

外でいつもヨレヨレだったから。

 

 

これも麻酔中。一見目が正常っぽいですが、意識は朦朧としています。

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言っておきますけど、こんな普通にさわれるタイプじゃないからね(笑)。

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ケージが重すぎるので中島先生とemi-go夫妻が車まで運んでくれました。

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やさしい中島先生、emi-goありがとう。お世話になりました。

 

 

ねえねえジャイアン、病院の空気感伝わってないかな?

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怖い思いをさせたかもしれないけれど、みーんなあったかいハートを持った人たちなんだよ? 砂で汚れていたケージもきれいに掃除してくれたでしょう?

 

 

スタッフ内に際立ったキャラがいます。仮名白米子(はくまいこ)さん(右)。

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白米子さんですが、パンもお好きのようで、私が会計待ちをしている間、しきりに袋に残った2つのパンのどちらを食べようか迷っていました。

 

 

見かねた私が「2つとも食べたら?」と提案してみたところ「はっ!! ですよねー!!」だそうです。非常に清々しい。そして愛嬌のある女性です。

 

 

食べるために生まれてきたんだそうです。うん! いい!

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懐っこい笑顔で「田辺さーん」と呼んでくれる白米子さん。

 

 

カメラを向けると照れて隠れる一面も。最高だよ♪

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腕のいいトリマーさんでもあります。会いたい方はぜひ大師前どうぶつ病院へ!

 

 

あ、彼氏募集中ですってよ!

 

 

 

ドライブを経てうちの下に着きました。

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よし、じゃ703号室に戻ろうか?

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ジャイアンは保護部屋のケージからスタートします。

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足を投げ出しているの、わかりますか?

 

 

ジャイアンは隠れていないんです。近寄ると激しく怒りますが、スペースはお気に入りのようでくつろいでくれています。なんて賢い子でしょう?

 

 

ジャイアン、我が家はいろんなタイプのお子がいるの。図々しい子や

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不思議な子

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野良時代の顔見知りも揃ってるよ。

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まとめて連れて来ちゃったから^^;

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あさひと百香をおぼえてる? 全員あなたにいじめられてた子たちだよ。

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特に被害を被っていたのは超小柄なローズだったけど……。

 

 

 

ジャイアン、好きだよ。

 

 

好きだからこそ、仲よくなりたい。そのフワフワの毛に私の手のひらを乗せたいの。ブラッシングしてあげたい。マッサージしてあげたい。いずれ、いい?

 

 

苦労してきたんね。わかるよ。ぜんぶわかる。だからスカウトしたの。

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あなたはぜったい、とびきりのスターになれる。

 

 

LOVE!

 

 

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