さて、今夜は2月27日にタイムスリップします。
その日私はemi-goの病院をめざして車を走らせていました。MWさまがemi-goの病院へ保護猫を連れて来るという噂を聞き、自作の猫の「保護譲渡に関する資料」を手に無アポで会いに行くことに。MWさまは長年703号室を応援してくださっている私にとって特別な方。
今MWさまは5匹の保護猫を抱えてたいへんな思いをされています。私でお役に立つことは? と考えた末、とりあえず病院へ押しかけることにしたのです。
・・・・・・ら、その前に会っちゃった(苦笑)
猫に・・・・・・しかも2匹も^^;
停車しようと入ったコインパークにて、黒白の猫を発見。★の位置にいたのです。パーキングのまわりは車道だらけ。パーキング内に私が車を入れても黒白は逃げようとせず、その場でハト? だと思われる鳥の羽を一心不乱に食べようとしていました。非常に危険な状況です。
黒白猫をよけるようにして停車後、目を凝らすと塀の上に黒猫の姿が。2匹はきょうだい?
徒歩30秒弱のemi-goの病院にもし捕獲箱があるなら、保護するしかありません。
院内について即聞いてみました。
私「あのさあ もしかして捕獲箱とかって、あるの?」
emi-go「え、ありますよ」
あるんだね。あるんだ。あっちゃうんだ。はあ。
まあ、なら、(はあ)借りよかな?
このとき頭の中で考えていたことは2つ
①2匹とも保護できるかな? 黒白は飢えていそうだから捕まるけど、黒は読めない。
②また一からフルコース(保護~ケア~里親募集~譲渡)×2だ・・・・・・正直、疲れた。
捕獲箱をセットしながらemi-goや病院スタッフに超簡単に事情を説明し、あとをついてきたemi-goといっしょにコインパーキングに走りました。
emi-go「ああ猫だ! (捕獲箱に)入りますかね?」
私「黒白は入る」
という会話を交わした次の瞬間、黒白が箱に入って無事保護完了!
黒白を箱から出し一刻も早く同じ箱で黒猫を保護しなくては。私の保護によって片方が飢えから解放され、片方が路頭に迷うのは後味が悪い。やるなら2匹ともやらないと気が済まない。
「箱早く使いたい、箱」
念仏のようにブツブツ呟く私を見てemi-goと中島先生が急いで黒白を箱から出し洗濯ネットに移してくれました。手際がよくてさすがです。※その際の動画をいくつか撮ったのですが、気になる方はツイッターでさがしてご覧くださいね。ペコリ。
箱と道具を手に現場に戻る。黒猫、いるかな?
やった! いたーーー!
で、この写真に戻ります。
黒白に比べなかなか警戒心が強そう。私が見ている前だと入ろうとしません。
私は10分間気配を消すことにしました。
いったん病院に戻りMWさまにごあいさつ。すぐ再度現場へ!
すると入ってましたよ(涙)。黒いのが。やーい! お前さんは希望の塊です。
捕獲箱の使い方や具体的な保護方法は虐待目的の人間の目にふれるといけないのでブログには書きません。興味ある方は「教えてアンニイさん(保護の回)」で実際にお話ししましょう♪
箱から出た2匹は
洗濯ネットをかぶったまま診察台へ。おててが汚い。苦労してきた証拠です。
一目で黒白の栄養状態が悪いのがわかりました。生後半年弱なのに体重が1.5キロしかない。こんなに痩せた猫はひさびさです。ウイルス検査、駆虫、風邪の治療を依頼
ウイルス検査は2匹とも陰性
予定どおり待合室でMWさまに「譲渡について」を一方的にお話しさせてもらったあと、帰宅。
中島先生よろしくお願いします。
この際2匹との出会いは必然だったと思い込むことにします。
次の日、emi-goの病院へ
コンビでいたいた(笑)
ふたりの食器に回虫さんもコンビ
なんとこれ、口から出たらしいのです。
口から回虫を吐くってことは、お腹の中が虫だらけってこと。
駆虫したので虫とはサヨナラできましたが、ただでさえ食べるものに困り痩せているのに、お腹に寄生した回虫に栄養を奪われどんなに辛かったか。でももうだいじょうぶね。
「シャー!!」
いいお返事。
風邪が治ってワクチンが終わった頃に迎えに来るね。
で、保護から10日後、迎えに行ってきました。703号室に連行です。
emi-go治療費安くしてくれてありがと。最初お金いらないとか言うからちょっともめましたよ。
「ここ どこだよ!!」
703号室だよ!
「おれ知らない こんな場所っ」
うん。そうだろね。はじめて連れてきたわけだし。
黒白の威嚇がすさまじいので、かわいそうですがいったんきょうだいを離れ離れに
血も涙もない人間ですみません。
「あの ここなにするところですか?」
「強制労働とか なにかの実験施設とか・・・・・・」
「ぼく 巻き上げられるお金もないですし 体力のほうも自信がありません」
ぽつーん
笑。いらっしゃい。おまえさんたちは健康なニートでいてくれたらじゅうぶんです。
出稼ぎから戻ったチチに2匹の存在がバレ(言ってなかったんです)「金ちゃん」「玉ちゃん」の名前を授かりそうになってビビった私。話し合いを重ね「サク」と「セス」におさまってホッとしています。捕まった順でおぼえてください。黒白が「サク」で黒が「セス」!
ふたり合わせて「成功」。いいですね。しかし今回はセットでのご縁を考えていません。
もちろんセットでもいいのですが、現時点のサクとセスはあまりにも性格がちがうため、まずはセスをお婿入りさせようと思っています。サクは慣れ次第かな? サクが落ち着くまでセスが待つ必要はないので、早い段階でセスの家族募集を開始します。
より目。実物すごいかわいさです。
人にはベッタリ
セスはリビングにふつうに放牧していますよ。
ツキノワグマベイビー
なわけでドタバタの尽きない703号室ですが、皆さまどうぞごひいきに!
次回はトライアル中のさくら(かえ)の様子や703号室の最近のできごとなどをお送りします。
LOVE
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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