ガラス扉の向こう側

近ごろ多くの方が703号室に遊びに来てくださいます。楽しい時間を共有できるのは最高ですね。しかし印刷まではしばしおとなしくしないとマズいので在宅ワークのラストスパートをがんばります。終わったらまた遊んでください♡

 

 

さて、2月17日に話は遡りますが、なおっちさんとさかえ先生が我が家に集まりました。とはいっても、おふたりは別々の用事でいらしたのです。

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さかえ先生になでなでしてもらううちのお子たち

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さぶ、お決まりだね(笑)。背中の♥模様がかわいいでしょ?

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初対面にもかかわらず、おしゃべりに花を咲かせるおふたり

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看護師のなおっちさんと内科医のさかえ先生は薬の話で盛り上がっていました。

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みんなで飲むお茶のおいしいこと♪

 

 

さかえ先生、大量のおみやげありがとうございました。まなちゃんにも渡しますね。

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ダイエット中なのにパンまで……ペロリでしたよ。

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後日大量の猫砂も送ってくださって、感謝です。

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なおっちさんもちゅーるのプレゼントありがとうございました。

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まだうちにいたえい吉はモテモテ&大接待サービス

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女性たちをメロメロにする魔術を心得ています。

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やるぅ!

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ドヤ顔のえい吉

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当然、ちゅーるのごほうびをもらいました。

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実はなおっちさんがご自身の保護猫茶々姫のために用意したケージとトイレを私に譲ってくれたのです。ありがたすぎる。たいせつにつかわせていただきます。

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組み立てまですみません。さかえ先生もお手伝いありがとうございました。

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さかえ先生が連れてきた“黒真珠”をキャリーから簡易ケージに移動させました。

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この日保護ホヤホヤの黒真珠、ようこそ!

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環境と人に馴れたらいいご縁を探そう。まずはゆっくりくつろいでください。

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数日後の黒真珠。半リラックス、かな?

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情けない声で鳴く黒真珠をリビングの女子たちが興味津々に凝視していました。

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去勢手術の入院の前にケージから脱走。エアコンの上に籠城して大変だったんです。

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なんとか捕獲したけれど汗をかきました^^;

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emi-goの病院で採血。ウイルス検査はマイナスでしたよ。

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おだちゃんに弄ばれる図

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医療ケアと手術を終えた黒真珠

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退院して今はなおっちさんの三段ケージに入っています。

 

 

黒真珠の保護のいきさつをお話していませんでしたね。たいせつなスターですので紹介させてください。彼はさかえ先生の自宅の庭に突然現れた野良猫です。

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先に保護されまなちゃんちに移動した茶トラの「かぼちゃ」も同じ場所にいました。

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それ以外の歴代の野良猫たちはさかえ先生がTNRしたり、里子に出したり、自分の子にしてきちんと管理しています。十年以上のおつき合いのさかえ先生。お世話になりっぱなしなので、かぼちゃと黒真珠はまなちゃんと私が保護譲渡を担当させてもらうことにしました。がんばってきた黒真珠に終の棲家を与えたいです。

 

 

だってこの写真胸が切なくなりませんか? 家に入りたいんですよ。

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動画も貼りつけておくのでご覧くださいね。健気でしょ?

 

 

黒真珠は男の子ですが、動画を見て私は「マッチ売りの少女」をイメージしたのです。

 

 

さかえ先生も心が痛かったと仰っています。私は自分の意志で、自分の手によって黒真珠を幸せにしたいと思いました。皆さまどうぞ応援をお願いします。

 

 

えみやえい吉の卒業記事を終えたら、ばばーんと前面に出しますね。

 

 

LOVE

 

 

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スターが揃った

ツイッターをご覧の皆さまはすでにご存じですよね?

 

 

703号室に新たなスターがやってきました。スカウトに成功したのはチチのおかげ。粘ってくれて感謝です。詳細はまた改めて書かせてくださいね。

 

 

 

「あ……とうとう来ちゃった……」

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ローズにはしんどいかな?

 

 

まあうちなら大丈夫だと思う。私がふたりの間を取り持つよ。

 

 

 

「いじめっ子いじわるっ子だ! ここでは負けないもん」

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そう。ローズのほうが先輩だから堂々としていていいんだよ。

 

 

 

「だけど外でさんざんやられたからわたしすこし不安あるよ」

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うん。わかる。いじめっ子くんは超怒ってるね。彼も私たちが怖いんだろうけど、威嚇がすさまじすぎて、実は私も怖い。ローズと私は同じ気持ちだね。

 

 

 

けどローズ、見てごらん?

 

 

彼の汚れ具合は尋常じゃないよね?

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写真だとわからないかもしれないけれど、こんなに真っ黒な野良猫もめずらしい。きっと彼は自分を手入れする余裕も隙間もなく生きてきたんじゃないかな?

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苦労していれば当然、鎧を外せなくなるよね。

 

 

防衛本能が彼をかたく閉ざしてしまったんだね。今から薄皮をはがすように共存するから、きっと彼、いつか変わるよ。まずは彼の言葉に耳を傾けたい。

 

 

彼の過去を消し去ってやることはできないけれど、安心できる環境のもと、いい経験を積むことで未来は開けると彼に知ってもらいたい。

 

 

ようこそ703号室へ!

 

 

あなたを求め、あなたを探し、あなたを待っていたんですよ。

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ぜんぶほんとうだよ。

 

 

いじめっ子といじめられっ子(ローズ)の攻防を目の当たりにし傍観者ではいられなくなった。いじめっ子もいじめられっ子も保護したくて、ついでに出会った百香とあさひもスカウト。これでようやくスターが勢ぞろいしました。

 

 

ぜひこちらの記事をもう一度お読みください。一連が即わかります。

 

 

ローズ/幸せの703号室

 

 

まずは人慣れしている百香嬢と

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あさひ坊の家族募集からスタートします。

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そしていずれ全員を必ず終の棲家へ案内します。

 

 

 

私のたいせつなスターたちですから。

 

 

 

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ローズ

皆さまこんばんは。ツイッターですでにバレバレですが、ブログでもチチと私が新たに保護した猫のことを書かせてくださいね。ちょっとだけ整理しました。

 

 

まずは「死地からさらったお姫さま/幸せの703号室」を再度ご覧ください。

 

 

↑の記事は新たに703号室スターに加わった茶白猫「百香(ももか)」が主役ですが、一連をわかりやすくまとめてあります。読むと3匹の猫が登場します。

 

①(私たちの大本命)桜耳カットを施された「いじめられ猫」

②桜耳猫を「いじめる猫」(おそらく未去勢のオス)

③最近姿を見せはじめた新顔(百香)

 

 

百香の保護前、①と②の2匹をめぐりチチと私は口論に。

 

 

チチは①の「いじめられている猫」だけを不憫がり、②の「いじめている猫」が捕獲箱に入ろうとした折に、邪魔をして入らせないように阻止したのです。

 

 

私「なんで今(箱に入ろうとした猫の)邪魔をしたの?」

 

チチ「(キレ気味で)だってこの猫じゃねーし」

 

私「え? じゃこの猫はどうなるの?」

 

チチ「知るかよ」

 

 

みたいな会話(苦笑)。到底納得がいかないので、チチと何度も言い争い、チチも最終的には「入った子から703号室に入れる」という流れに落ち着きました。

 

 

どうしても感情が先になってしまうのはわかるのです。

 

 

いじめているほうより、いじめられているほうがかわいそうに映るし。

 

 

でも近所は生きづらい。なら全部まとめて連れて帰りたいじゃないですか。

 

 

それにいじめているほうを先に保護すれば、いじめられている猫は敵が減り、外暮らしのQOLがじゃっかん上がるとも考えたのです。だから順番は関係ない。

 

 

そこに新顔百香が現れ、捕獲箱に入ったので、百香を最初に保護した次第です。

 

 

百香の保護後も、連日餌やり&捕獲箱の設置を繰り返してきました。猫たちが来る時間帯やおおよその居場所もなんとなく把握できるようになり、残りの2匹の保護が順調にいくかのような期待感が持てるまでになったのです。

 

 

なのに近所の人々がまたしても私たちにクレーム? を口汚く浴びせてきて、心底ほんとうにうんざりでした。なんで執拗に猫を嫌うのでしょう? 嫌いだとして、嫌いでいいとしても、私たちが「猫を保護するために行っていること」を阻止する意味はなんですか? 正常な思考の持ち主たちだとは到底思えません。

 

 

おいそこのバカ。猫嫌いのおめえの視界から猫を消し去ってやろうとしてんだよ。文句じゃなくてありがとうございますじゃねーの? が私の胸の声。

 

 

しかし実際はヘラヘラペコペコ。コソコソヒソヒソ。これしか手立てがない。近所とケンカすると猫が余計に嫌われてしまうから、人質を取られたような心境です。気が狂うかと思うほどのストレスの中、時間がむなしく過ぎていくばかり。

 

 

そして数日前、捕獲箱に桜耳の「いじめられているほう」が入ろうか迷っていたときのこと。20m程度離れた場所で猫を静かに見守っていた私たちごとを見張っていたある人が突然捕獲箱と箱の周りをうろちょろしていた桜耳猫めがけ、ホースで冷水を水圧いっぱいに浴びせやがりました。私は怒りで気がふれんばかり。

 

 

チチはそれ以上だったかもしれません。

 

 

リルの散歩中に猫たちにおやつをあげていたのはチチですから。

 

 

 

だれにも迷惑をかけないようにひっそりと暮らしているだけなんです。

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いつもビクビクして、物陰に隠れて……

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生きているから排泄したり、飢えているからゴミを漁ったりしたかもしれません。

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だけどそれがいったいなんの罪になるというのでしょう?

 

 

極寒の日がつづいています。

 

 

冷水事件が起きてから、桜耳猫は2日間姿を消してしまいました。

 

 

いじめているほうも見かけなくなりました。

 

 

2匹はどこでなにしているんだろう?

 

 

猫が風邪をこじらせ小さく丸まっている様子、震えている姿がリアルにまぶたに浮かび、ますます私は眠れませんでした。想像力って恐ろしい。

 

 

で、昨日は24時間体制で捜索と張り込みをすることに決め、チチと行動。といっても、ふたり揃っては家を出れません。ナナたちのケアをする人がこの家には必要です。チチががんばってくれるというので、捕獲箱をアレンジし、チチが車に捕獲箱を積み、車の中から設置した捕獲箱を見張ることに。

 

 

どっかの変態に猫の入った捕獲箱を持ち去られてはたいへんですから。

 

 

チチは車内にてノートパソコンで仕事をしながら8時間以上粘りました。

 

 

そろそろチチも限界で、私と交代かな?

 

 

チチに電話してみよう。

 

 

iPhoneを手に取った直後、奇遇にもチチから着信が……。

 

 

「今箱に猫が入った! 黒白のほう!」

 

 

あああああああああああああああああああああ

 

 

あああああ

 

 

生きていてくれてありがとう。チチお疲れさま。

 

 

いらっしゃいお姫さま!! 703号室にようこそ!!

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レボリューションをつけるために箱からネットに移しかえるところ

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百香をリビングのケージへ移動。百香が使っていた3段ケージへ案内しました。

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今夜病院へ

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※ 病院での様子は後日お送りします。

 

 

病院から戻ったあとの姫

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彼女の肉球は冷たい雪の上じゃなく、チチのセーターに包まれています。

 

 

仮名をローズと申します。

 

 

どうぞお見知りおきください。

 

 

最後に、残る1匹のいじめっ子(笑)についても、全力を尽くしていきます。

 

 

でっかいLOVE!

 

 

 

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野良猫を想像する

玄関ポーチの清掃をしすぎて満身創痍です。

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はい。同情に値しないですね。わかっています。

 

 

 

期限切れのパスポートをどうにかしないといけません。台湾のいとこの結婚式があるのです。

 

 

ぜったい参加したい。14年間、私は台湾に帰っていません。べべが1歳の頃に行ったっきり。

 

結婚式はもちろんのこと、ガンで亡くなったおじの墓参りや、アマー(祖母)にも会いたい。

 

犬猫と暮らして旅行は諦めました。しかし望郷の念がなくなったわけではありません。どういった形で留守をするのかが悩ましい限りですが、台湾の空気を吸いたいです。

 

 

そういえば30年以上前の台湾にはいたるところに物乞いをする方がいました。幼い時分は「ストリートチルドレン」を見かけたこともあります。現代の日本にはさすがにいませんよね?

 

 

法的には人間の子どもには「基本的人権」が担保されているので、そもそも次元がちがうのは承知していますが、ときどき私は頭の中で稚拙な比喩をするのです。

 

 

もしも晴れた日の昼に食べものを抱えたストリートチルドレンに出会ったら。

 

その子の顔色がよく、まんまるに太っていたら。

 

 

よかったよかっためでたし、と拍手を送れるでしょうか?

 

 

私は一歩先を想像できる人でありたいです。

 

 

極寒の暗い雨の夜も、食べものにありつけない日も、病めるときをも・・・・・・どうせならありとあらゆる姿を想像できる人でありたい。

 

 

自分がたまたま見かけた一端がその子の全部ではないかもしれない、と思うのです。

 

 

野良猫を「束縛を受けない自由で至福の生き物」だと断言する意見を耳にするたびに、「どうかなあ?」と首を傾げずにはいられません。私はだれかの考え方を否定したいのではなく、全貌を見据えたいのです。見えないかもしれないけど、見る努力をしたい。

 

 

もしかすると四肢たくましい犬猫たちにとって間仕切りのない世界は魅力的でしょう。2LDKの我が家では得られない景色やスポットもあるかな。

 

 

けれどだれも責任を取ってくれない環境は庇護を必要とする小さなボディには過酷だと思うのです。第一、犬猫は法律で「愛玩動物」に括られています。私たち人間がそう決めたのです。

 

ところで「愛玩動物」に家なき猫は含まれないのでしょうか?

 

 

「自然のままに」の「自然」とはどこからどこまでのことなのか?

 

 

そもそも車社会の大都会に「自然に生きる」選択肢が存在するのか?

 

 

私にはどうしても彼らがコンクリートの上で生ゴミを漁る姿が「自然」だとは思えないのです。

 

 

彼らはだれの目も気にせずに、好きに生きられるのでしょうか? 命の限り、延々と。

 

 

ほんとうに野良猫は幸せなのでしょうか?

 

 

それとも彼らにも勝手に生まれてきた「自己責任論」を当てはめるべきでしょうか?

 

 

いろんな選択肢があった中の「ホームレス生活」なのか、単に人のぬくもりを知る機会に恵まれなかったゆえの生きざまなのか。いったいどっちなんですかね?

 

 

愛を得られる人間と、愛を得られない人間がいるとしたら、それは「理不尽」です。

 

 

私たちの暮らしに深く密着している愛玩動物の犬猫たちも同じじゃないかな。

 

 

守ってくれる手が近くにある犬猫は満ち足りた顔をしています。少なくても私が出会ってきた犬猫たちはそうでした。見間違いじゃないと確信しています。

 

 

終の棲家を得られる犬猫が一頭でも多く増えることを祈って。

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※ 画像は海子改めもも家より♪

 

 

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海子3 ようこそ我が家へ

つづきです。

 

海子のさびしげな佇まいが頭を逡巡し、一睡もできないまま朝を迎え私は管理会社に電話をかけることに。怖かったからできれば避けたかった。でも避けられないと思いました。

 

 

私「もしもし。私は●●アパートの近くに住む者ですが、2週間ほど前にそちらの管理する●●アパート付近で子猫を見つけ、悩んだあげく飼いたいと思っているのですが、姿が見つかりません。管理会社のほうにお聞きすればなにかわかるかもしれないと考え・・・・・・お電話しました」

 

 

担当者Nという女性「猫たちは住民さまの苦情により処分いたしましたが・・・・・・」

 

 

私「え? 子猫たちをですか? 子猫たちを処分したのですか? どのように? 保健所とかへ持っていった・・・・・・つまりは、そういうことですか?」

 

 

担当者Nという女性「はい。そうですが? 住民さまがたいへん迷惑をしておりますので」

 

 

私「あ、そうですか・・・・・・今後もまた処分することはありえますか?」

 

 

担当者Nという女性「はい。住民さまがご迷惑を被っていらっしゃるので、今後も苦情等が来次第、迅速に対処していきます」

 

 

私「はあ・・・・・・わかりました。お忙しいところ失礼いたしました」

 

 

担当者Nという女性「失礼いたします」

 

 

 

この人はいったいなにを言っているんだろう? 抑揚のない声で淡々と。

 

マイノリティは私のほうだ・・・・・・ブログで吠えていい気になって、世間の冷たさがどこか遠い世界のように思えて・・・・・・まわりはみんな犬が好きで猫が好きで大切に育てていて・・・・・・。

 

 

管理会社が処分したというのが私の仮説でした。だから当たっていたのです。

 

 

子煩悩なはずの海子が子猫のもとへ戻らず何時間も私たちのそばを離れなかったこと。深夜もう一度会いに行ったときも海子はひとりで外にいたこと。お乳がぜんぜん張っていないこと。乾いた一方的な張り紙。大袈裟なほど立派な立ち入り禁止柵。禁止柵を設置した際に苦情源(子猫)を見逃すはずがないこと。本能的にヒソヒソ子育てをするはずなのに、海子は夜鳴き。

 

 

子猫を探す海子。大声で子猫を呼ぶ海子。

 

 

泥だらけの手足で駆けずり回りながら我が子を求める母の姿。

 

 

母と引きはがされ与えられたばかりの命を奪われた子猫たち。

 

 

それらが真実みを帯びて一気に自分に襲いかかって来て、私はめまいが起きました。夜まで待てない。餌やりのふたりとの約束の時間まで待てない。待つ必要もない。

 

 

次に1本でも苦情の電話が管理会社に鳴った時点で、海子はなんらかの方法で処分される。

 

 

餌やりのふたりも、海子が住民に嫌われ足蹴にされることを嘆いていた。海子は夜鳴きしている。海子は建物の敷地内にいる。入ってはいけないと人間が勝手に決めた敷地内に。餌やりのふたりを頼りにして、甘えたくて、過去には女性のほうの家にも入り込んだことがあったと聞いたし・・・・・・海子はお腹がすくし、ほかに行く当てもなく、あの死のアパートの中にいる。

 

 

海子は近隣迷惑になるほど夜鳴いている。

 

 

次苦情が来たら処分される。消される。

 

 

私は手の震えと心臓の鼓動を抑えられませんでした。

 

 

そして、ひさびさに爆弾がドカーン!! と爆発したかのごとく、大きな怒りを感じました。

 

 

バカが。子猫たちは害獣じゃない。

 

無抵抗な子猫たちへの陰湿な仕打ち。苦情に対処するほかの方法は考えなかったの?

 

せいせいと律儀に仕事をしたつもり? ただの弱い者いじめや迫害じゃなくて?

 

だれの手も借りず海子が毅然と命がけで産んだ尊い子猫たち。

 

悲しい世界に産み落とされたねえ。悲しいねえ、悲しいねえ。

 

 

じぶんの負の感情をねじ伏せるには、もう母体を保護するしか方法がありませんでした。

 

 

それから数時間後。実は先日書いた以上に保護に苦戦し、703号室まで道具を取りに行ったり来たりの末、ようやく海子を無事に連れて帰れたのです。今思い返しても奇跡的で・・・・・・。

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私は勝手に連れて帰らないという餌やりのふたりとの約束を守りませんでした。

 

 

夜、パンとビールと事情を書いた手紙を持って餌やりの2所帯を訪ねました。

 

 

1時間以上外で待っていたのですが、なかなか帰ってこなかった男性には手紙を。

 

 

海子を家に閉じ込めて飼うのはかわいそうだと主張していた女性とは直接話をすることに。

 

 

約束を守れなかったことを詫び、子猫たちが保健所で処分されたこと、担当者の女性の名前と話の内容、海子の命が切迫して危ないこと・・・・・・海子が我が家のケージでくつろぐ写真を見せながら丁寧にを伝えたところ、女性は理解を示し「よろしくお願いします」と任せてくれました。

 

 

こうして、海子は703号室にやってきてくれました。

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余談ですが海子は私が今年の元旦に取り逃がしさんざん探していた猫でした。

 

 

あのとき保護できていたら、今回の犠牲はなかったので海子に申し訳ない気持ちです。

 

 

しかし時間は巻き戻せません。これからは海子と繋がる良縁を探していくことで罪を償います。

 

 

おおよその人間にとっては、取るに足らないようなたった一匹の汚れた野良猫かもしれませんが、海子はいっしょうけんめい生きてきました。立派な女性だと思います。

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LOVE!

 

 

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