私を照らす太陽 3 さようならの準備

家族募集中の保護猫ほたるは相変わらずお声がかかりませんが、本日のほたるネタはツイッターのみにし、ブログには16歳半で旅立ったべべについて書かせてください。

 

 

だいぶ時間が経ってしまいました。

 

 

興味のない方もいらっしゃると思うのですが、べべはこの家の中心だったので、どうしても最後の雄姿をここに残しておきたいのです。ごめんなさい。

 

 

「私を照らす太陽 1 最後のまんま/幸せの703号室」

 

「私を照らす太陽 2 クッションに転がる/幸せの703号室」

 

 

ご迷惑でなければ、順を追ってお読みくださいね。

 

 

前回書いたのですが、べべの終焉を予感した私は、休診日でお休み中だった中島先生に往診を頼みました。今淡々と書いていますが、このときの自分の気持ちを振り返るのが正直恐ろしいです。

 

 

最愛の我が子を看取るのは、ある意味地獄なんだと思います。

 

 

 

2017.7.19(12:46)往診開始

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中島先生をお呼びしたいちばんの目的は、ベベのおしっこが出ていないことへの懸念。先生がべべの膀胱を軽く圧迫したところ、おしっこが大量に出た!

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それだけで私は天へ舞い上がるほど気分が高揚し、万物への感謝の気持ちすらおぼえたほどです。先生ありがとう。ありがとう。べべ、おしっこした。

 

 

あとで知った話ですが、ベベの往診に来る直前に中島先生の愛犬ももちゃんが天国へ旅立ったのです。ももちゃんは前の飼い主さんが亡くなったあと、emi-goと中島先生夫妻が引き取り、病院の看板犬として育てていた大きな犬。

 

 

具合が悪そうなももちゃんが所在なく起き上がったり寝たりする姿が不憫で、私は病院の床でももちゃんを抱っこしてふたりで寝たこともあります。

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怪しくてすみません。けれどももちゃんが私の腕で安らかな寝息を立ててくれたのが私は忘れられないです。がんばり屋さんでかわいいんですよ。

 

 

ももちゃん逝ったか、逝ったか。

 

 

合掌。お疲れさま。えらかったね。

 

 

 

べべ公の体温は37度。自然と徐々に低くなっています。

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べべ公の賢い細胞さんたちが残されたエネルギーをどこに使うかを計算し、エネルギーの放出先を割り振っている状況。

 

 

自力で飲み食いできないべべ公に1本だけ補液をしてもらいました。

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先生が来たとき、べべの口の中にはシリンジで与えたごはんがじゃっかん残っていました。飲み込めていないのです。先生いわく、もう無理して食べさせないほうがいいとのこと。水は飲めそうなら数滴垂らして水分補給をさせることに。

 

 

「今のベベの状態」

 

 

「してはならないこと」

 

 

を私は先生に伺いました。

 

 

いくら弱っているのが目に見えていても、私にとってみれば闘病の延長です。

 

 

つい、なんでもしたくなる。あれこれ与えたくなる。構いたくなる。

 

 

しかし一方では、すでにその段階ではないと十分にわかっていました。

 

 

【先生の話】

 

①べべは長い闘病ですでにエネルギーのほとんどを使い果たしている。べべタイプの子はのたうち回ってもがき苦しむ余力すらなく、意識が薄らいで比較的穏やかな最期を迎える可能性が高い

 

②触診した結果うんちが腸に残っていないのでおそらく排便しない

 

③呼吸がとても安定していてべべなりに高いQOLを維持できている

 

④べべと同じ状態でも長くて1週間粘れる子もいる

 

⑤無理して食べさせない。飲ませない

 

⑥べべは私や家族の存在を認識しているゆえ、なるべくそばにいることで安心感を与えられる

 

⑦亡くなる前は「死ぬ直前の独特な呼吸」に入る

 

⑧息を引き取る瞬間まで私やチチの呼びかけが聞こえていると考えられる

 

 

先生の話を聞いた私はするべきこととやめるべきことを頭の中で再度整理。往診をお願いしてよかった。ますますべべを大切にしようと心に誓ったのです。

 

 

先生はべべの生命力と9年半の闘病の内容に本気で驚いていました。

 

 

「ちょ……ちょっと信じられないことです」

 

 

そんな風に言っていただきました。

 

 

べべの担当医は大巻先生なので、中島先生は今回はじめてべべを診たのですが、実は若かりし頃の中島先生は、病院一棟を借り行った9年半前のベベの大手術をガラス張りの手術室の外で立ちながら見学していたひとりだったのです。

 

 

中島先生は長年あのときの胃がんのジャックラッセルテリアがべべだと気づいておらず、自分が手術を見学したジャックラッセルテリアがべべで、べべが私の子だとemi-goに聞いて仰天したらしい。

 

 

まさかまさか生きているとは……!!

 

 

先生はべべの大手術の一部始終を目撃しているので、手術法などをスラスラ私に話しました。そうそう、そうやって助かったのです。私たちは答え合わせをするように、ベベの過去を思い出し、目の前のべべへの最善を模索しました。

 

 

麻布大学信田教授によるべべの大手術の記事はこちらをご覧ください。

 

「神の手/幸せの703号室」

 

 

 

中島先生を見送ったあと、私はべべの横に滑りこみました。

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おしっこ出てスッキリだね^^

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べべ、聞いた? 中島先生べべの生命力の強さにびっくりしてたよ。

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お母さん無性に鼻が高かった。べべを誇らしく思った。

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お母さんはべべが好き。宇宙一べべが好き。自分よりも誰よりもべべが好き

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笑顔がいいね。体温が下がったからお母さんがべべをあっためますよ!

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不思議なことに、べべはぜんぜん辛そうな顔をしませんでした。骸骨みたいに痩せてはいるものの、この上ないほど穏やかな表情を浮かべていたのです。

 

 

はっきり感じたことですが、べべは死を恐れていませんでした。

 

 

気丈にすべてを正面から受け止めていたのです。

 

 

べべの寿命と私の寿命が同じではない以上、これを目標に、私はやってきたのです。

 

 

だけどなんでこんなに苦しんだろう。

 

 

いっしょにいれて幸せなのに、さようならが迫ってきて胸が張り裂けそうです。

 

 

 

甘えん坊のべべ

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出しゃばりのべべ

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好奇心旺盛のべべ

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ボールに夢中のべべ

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カメラ目線をキメるべべ

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毎日会いたくてたまらない。

 

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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ほたるのワクチン、ほか

皆さまこんばんは。本日はほたるを中心に私の近況などもUPさせてください。

 

 

今朝起きたら、急にほたるが大きくなっている気がしました。目の錯覚かもしれないけれど、成長著しいのはまちがいなしだと思います。

 

 

ツイッターの動画を観ましたでしょうか?

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えらい格好で水を飲んでいます。ほんとうに女子かね?

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「ペットのおうち」

「いつでも里親募集中」

「ネコジルシ」

 

合計3か所の家族募集サイトにほたるの情報を掲載中。

 

 

ですがなんと、お問い合わせはゼロ。冷やかしすらありません。

 

 

えっと……?

 

 

正直かわいくない? それともお金や手がかかりそうなイメージ?

 

 

かわいくないと言われちゃえばそこまでですが、お金や手がかかりそうというイメージでしたらどうか払拭してください。普通の猫と同じです。断言します。絶えずほたるの生活ぶりをブログやツイッターにあげているのでよかったらご覧くださいね。ご質問等も歓迎ですのでなんなりと!

 

 

世間の反応とは裏腹にわたしゃもう、ほたるにメロメロ。大好きで仕方がない。どこもかしこもぜーんぶ。暇さえあればお腹にチュウしています。ふふ♪

 

 

ほたるの良さに気づいてくれる方に私の言葉が届きますように。

 

 

そんなほたる嬢はお世話になったemi-goの病院にて2度目のワクチンを接種!

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ベランダで生きていたほたるの保護を引き受けたemi-goのご主人中島先生と

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いつも忙しそうな中島先生

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へえ、上着Lサイズなんですね(笑)。

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院内は混んでいるので待ち時間が長いですが、手を繋いでいれば大丈夫

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emi-goが撮って送ってきました。ほたると私、仲よしでしょ?

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看板犬ボボボ。あどけない顔をしていますが立派なおじいさん。生まれてから8年以上土手でかなりの苦労をしてきたのです。今はハッピーね^^

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お、呼ばれました。ほたるちゃん行きましょう。

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3種混合ワクチン、爪切り、体重測定(1.14キロ)

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目の診察中。視力はないけれど、目の周りなど、ほかは問題なし

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猫って後ろ足に「運動のバランスを取るために生えている毛」があるそうですが、中島先生いわく、ほたるはその毛の量が一段とフサフサしているとのこと。話を聞いてみんなで確かめ、しんみり、ほっこり、そしてにっこりです。

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ほたるの身体はあらゆる方法でこの世界に適応しようとしている。ほたるを形成する細胞のひとつひとつまでがほたるが生きやすいよう進化をつづけている。

 

 

足りない部分をこの子の体が補おうとしている。心が補おうとしている。ほたるは健全な発育を遂げています。そここそ私は着目してもらいたいのです。

 

 

「大きくなったあ!」

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看護師さんに褒められました。ありがとうございます。スクスク育ってます。

 

 

ほたるは家族募集中です。どうぞよろしくお願いします。

 

 

つづいては最近のお出かけネタを2つ

 

 

カメラマン太田康介さんのぽーちゃん写真展にお邪魔しました。

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ぽーちゃんの本が大好評でなによりです。私も3冊買いサインをGET! ぽーちゃんは外猫時代からナデナデさせてもらったりと印象深い猫さん。ぽーちゃん、たくさんの方の目に触れて幸せね。

 

 

山岸さん、よっしーさん、山路徹さん、太田さん、高石さんと

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10代からの友だちたちとも久々に会いました。

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2児の母、ゆうこちゃんの誕生日会。ゆうこちゃんとのつき合いは古く(25年以上)、昔は仕事でごいっしょしたこともたびたびあるのです。

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みんなでカニを食べました。

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犬猫の話がいっさい出ない場。それはそれで楽しい。

 

 

でも、外にいるとやっぱりお子たちの顔が浮かんでしまいますね。

 

 

先日、チチがリルを大巻先生の病院へ連れて行ってくれました。

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アレルギー治療中のリルは2種類の投薬をしています。ステロイドは1→2分の1→4分の1に徐々に減らしています。現在は4分の1になりました。毎日薬をがんばっています。かゆみはほとんどないようなのでお母さんも一安心。

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リルと保護猫ポテチのコンビショット

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萌えるでしょ? 昨夜撮りました。保護猫ほたる、ポテチ、どちらも私にとって大切な存在。しかしふたりともいわゆる「決まりやすい猫」ではありません。ほたるとポテチの両方を同時にアピールするのは苦手なので、子猫のうちに新しいお家へ嫁がせたいという思いで、まずはほたるにウエイトを置いています。

 

 

時間がかかりますが、ポテチの将来も真剣に考えていますので、ポテチを忘れないでやってくださいね。なるべく写真を出しますので。

 

 

おっとりゆるゆる男子のポテチは元気に過ごしています。

 

 

 

気温差が激しい季節ですので、皆さま風邪などひきませんように。

 

 

私は末端冷え症のさぶをあたためながらラブラブぬくぬくしています。

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LOVE!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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にっこり通院

皆さまこんにちは。昨日はうちのほほの東大病院通院の日でした。

 

 

東京大学農学部敷地フェチのMIHOさんと私。ほほには迷惑な話ですが、私たちは東大病院へ通うのをひそかに楽しみにしているのです。

 

 

とはいっても、お子たちの医療費ケア用品代がじわじわとボディブローのごとくきいてきて、いつまでつづくんだろうと不安になったりも。チチがいろいろがんばってくれているので、まあまだ大丈夫ですけど。

 

 

 

まずは基礎的な診察

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ほほ、がんばってください!

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後ろ足の毛が抜けてしまったことを伝えました。

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水頭症の治療のため、長期間ステロイドを服用しているほほ(10歳)。もとは黒猫だったのですが、ステロイドの影響で、被毛が茶色になっています。

 

 

けれどステロイドはほほの命綱。利尿剤と併用しています。腫れている歯茎は定期的にコンベニア(抗生物質)注射を打ちます。今のところはこの3点セット。

 

 

内臓の状態は血液検査でモニタリング。ほほは腎臓の強さに恵まれているのでステロイドの長期服用が可能。ゆえにほほなりのQOLを保てているのです。

 

 

ほほの「安定」がどの位つづくのかはわかりませんけど。

 

 

ほほを検査に預けたあと、MIHOさんと私は敷地内を散策します。小腹が減りサンドイッチを食べることに。おいしい上、ボリューム満点。そして安い!! たしか2つで250円だったかな? ありがたい価格設定ですね。

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検査が終わりそうな時間に病院へ戻りました。前田先生登場♪

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どうぞよろしくお願いします。

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前田先生はほほを慈しんでくれています。先生の言動でよくわかります。

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気になるところは画像を撮り、記録

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おや? これは? どうやら前田先生の個人的な趣味のようです。

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ほかの先生が見せてくださったのですが、前田先生の「お気に入りのほほさん」だそうです。かわいいねほほ(笑)。

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東京大学でも水頭症で訪れるのは「犬」ばかりで、猫の水頭症はほとんど診たことがない模様。くわえてほほは重度なのでレアケースかもしれません。

 

 

しかし先生たちは物珍しさに着目しているのではなく、私の考えるほほの生活の質をいっしょに模索してくださっているのです。何度も会話をすれば、その方の方向性や思考がある程度見えてきます。

 

 

話をすればするほど、私は前田先生の獣医師としてのあたたかさ有能さに触れることができます。いい先生にめぐり会え、助けてもらっていることにほほともども感謝の気持ちでいっぱいです。

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和気あいあい。笑顔の絶えないひと時

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犬猫の闘病は金銭的にも時間的にも体力的にも割とヘビーです。気分の落ち込みも加わります。ですが私はホームドクターの大巻先生、東京大学の前田先生、保護猫たちがお世話になっているemi-goのご主人中島先生など、すばらしい方々のおかげで前へ進んでいます。私の家族たちは闘病中ですが、死に向かっているのではなく、明日に向かって生きています。そう思わせてくれる先生方です。

 

 

さて、ほほは薬も処方されすべてが終了。足の脱毛は様子を見ながら先生と相談していきます。通院前「キャリーやだ!!」の決死の抵抗をしたほほも、帰りは自らキャリーにさっさとおさまりました。おりこうです。ふふ。

 

 

 

敷地内の地域猫さんたち。不妊手術を終えていることは前田先生にも確認済み!

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近寄っても逃げませんでした。

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MIHOさん、いつもサンキュウ!

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ちなみに医療費と駐車場代で約27,000円。次回は11月の終わりを予定しています。ああ、本日は自分の通院日でもあるのでそろそろ支度をしますね。

 

 

では皆さま、ごきげんよう♪

 

 

LOVE

 

 

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ナナこれからの4か月

茶白の保護猫十香は家族募集中。かわいい写真は一つ下の記事をご覧ください。

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保護猫十香(とか)ちんに家族が決まるまで、毎回ブログに登場してもらいます。カメラで撮った写真も放出していきます。

 

 

さて、ブログのコメント欄ではないのですが、別のところでメッセージをいただきました。私の譲渡に関して、です。

 

 

以前、私の保護動物に「家族希望メール」を送ったけれど、私に無視され悲しかった。という内容。私は代わりに責任を取ってくれる人もいなければ、後ろ盾もない個人です。自分の評判に関わるので、絶対に「無視」はしないよう心がけています。お断りをする場合にも理由を添えメッセージを送っています。

 

 

たとえ相手の方が名乗らなくても、1行メールのみだったとしても、例外なくお返事を書いてきました。だから正直身に覚えがありません。パソコンを変えてしまったので前のパソコンで調査を試みますが、同じ理由で不快な思いをさせている方がいるといけないので、先にお話ししておきます。

 

 

過去に何度もあったのですが、私のマンションが契約しているプロバイダー? サーバーの容量のせいで? 相手方は「送信済み」になっているのに私にはメールが届いていないという謎のアクシデントが起きています。

 

 

もし私からのメールがあまりにも遅いようだったら、ブログのコメント欄を使って私にご指摘いただけますでしょうか? メールを再送しても同じようなことが起きる可能性があるので、ブログのコメント欄をご利用ください。そうすれば私にほぼ確実にメッセージが届きます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

本日の主役は15歳半のナナ♪

 

 

1週間前、私はナナを連れて東大病院へ行きました。

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前の車はシートを倒すことができなかったけど、乗りやすくなったでしょ?

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ナナとのドライブ。写真は停車中です。

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緑豊かな敷地内は深呼吸にもってこいの場所

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到着したよ!

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抱っこで車から降ろして、紹介状、おもらし対策の荷物といっしょに院内へ

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午前11時半の予約ですが、時間通りに呼ばれることは皆無に近い(笑)。

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まあ、のんびり待ちますかね。

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昼すぎに診察室内へ。問診や基礎的な検査をし、先生にナナを預けます。

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ここからが非常に長い。2~3時間検査をするので私は車内に戻り寝ることに

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車のルーフを開ければ視界に木々が広がります。

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1時間寝て、1時間はコーヒー片手に散策。敷地内の猫たちはみんな不妊手術を受けているそうです。懐っこく、のびのびしていました。

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そろそろかな?

 

 

2時半頃病院へ。その後1時間ちょい待ち、ようやく順番がまわってきました。初診は1日がかりですね。ナナお疲れさま。がんばった。

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「あ まえだせんせー」

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そう。ほほの担当医前田先生がナナの担当をしてくれるのです。みんなでニコ

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膵臓や腎臓を診てもらいました。ナナはやっぱり慢性的な膵炎を患っているらしいのです。食事を低脂肪食にかえたので、食事療法で経過をみていきます。

 

 

腎臓は左側のほうが悪く、右もいわゆる「腎不全の子の腎臓の形」だとか。

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血液検査の結果、CREAやBUNの数値は保たれているとの診断。

 

 

ナナを東大病院へ連れてきたのには理由があります。

 

 

ナナは慢性腎不全の改善のための「ある治験」を開始するのです。

 

 

治験には食事管理を含め、いくつかの制限がありますが、むずかしいことではありません。期間は4か月。月1の割合でモニタリングしていきます。

 

 

この治験が実り、慢性腎不全の犬猫たちの未来を切り開く一助になるよう、祈る思いで参加しています。近々、さぶとあまぱんも治験をはじめる予定。

 

 

薬品名や詳細を明かせる段階が来ましたら、即座にお知らせします。

 

 

今はまだごめんなさい。

 

 

「4か月の治験の間、ナナは生きていられるんでしょうか?」

 

 

日々弱るナナを横目にため息交じりについ本音を漏らすと、前田先生たちは間髪を置かずに笑顔で即答してくれました。

 

 

「生きていますよ!!」「生きていますとも!!」

 

 

うれしかったなあ。よし、がんばろう!!

 

 

薬待ち

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慢性腎不全は猫の死因の第一位。しかし獣医学の進歩で、そう遠くない日に現在ほど手ごわい相手じゃなくなるかもしれません。期待と夢を込めています。

 

 

ブラブラ散策

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歩行者の方にお願いし、ナナとの2ショットを撮ってもらいました。

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テクテク自分の足で歩いています。じょうずでしょ?

 

 

 

帰宅後はお疲れが全身に出ておとなしいバンビちゃんでした。

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私もさすがに消耗した……。

 

 

お母さんは家族と1日でも長く共に生きられる道を模索しながら歩いています。

 

 

ナナはまだこちらにいてください。その存在にお母さんは励まされています。

 

 

 

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ウマの合う獣医師

皆さまこんにちは。2日連続で遠出し体調がいまいちです。

 

 

前回の冒頭に書いた卒業生のことをきちんとお話します。そのために昨夜里親さんに再度安全対策を目に見える形でお願いし、画像が届くのを私は待っている状況です。お世話になった太田康介さんが先にUPしています

 

 

里親の皆さまへ、脱走だけはさせないでください。一生のお願いです。

 

 

 

さて、ゴロゴロしてばかりも辛いので、本日は獣医師ネタを。

 

 

バンビちゃんことナナの膵臓の数値の件で大巻先生より電話があり、ナナは「膵炎」を患っていると判明。腎臓病と膵炎。食事療法が異なります。

 

 

 

どちらを優先すべきか迷うところ。

 

 

けれど、大巻先生と話し合い、膵炎の食事療法を優先することに決めました。

 

 

理由は簡単。①腎臓病のコントロールがされている点、②カツオバーをごはんに混ぜている時点で、腎臓用の食事の効果が減っている点。

 

 

つまり当面食事は膵炎対策でいくということです。

 

 

早速ナナ用の新しいご飯をポチ

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ナナは近々東大病院へ行きます。腎臓病の治療に関わる「ある治験」を開始するのです。長生きだけがすべてだとは思いませんが、私はできることをしたい。もし、私に人間の子どもがいたら、まちがいなく私はそうするから。

 

 

人間と犬猫の混同はしていません。

 

 

人間は人間であり、犬は犬であり、猫は猫です。

 

 

ただ、私の家族は私にとって異種を超えた存在ゆえ、好きでそうしています。

 

 

そんな私にとって、大巻先生はデカい。

 

 

大巻先生は手柄を横取りしません。どういうことか説明しますね。

 

 

不治の病を患った大型の老犬がいました。大巻先生の患者でした。飼い主さんは東洋医学やサプリメントを一切せず、大巻先生の治療のみをその犬に受けさせていたのです。その犬は宣告された余命をはるかに超え、元気に生きました。

 

 

私が大巻先生を褒めます。

 

 

「その子が生きているのは大巻先生のおかげですね」

 

 

大巻先生は否定します。

 

 

「いえ。正直、ぼくのおかげではありません。その子がどうして生きていられるのか、実はぼくも科学的にわからないのです。その子の力じゃないですかね?」

 

 

私は多くの人間を見てきました。だから驚きました。

 

 

大巻先生は私にとって欠くことのできない人だと思ったのです。

 

 

そして実際、大巻先生はべべの延命を助けてくれました。

 

 

くどいようですが、大巻先生による胃がん発覚後、べべは9年半生きたのです。16歳半でこの世を去るまで、べべはQOLを維持しながら生き抜きました。

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6月30日の写真。(みいさん撮影)

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私の武勇伝をぜひぜひ読んでほしいです。べべの死後、私はこれを読んでちょっとだけ楽になりました。どういうホームドクターが、私に必要なのか。

 

 

※断っておきますがあくまで私の体験と考えです。

 

 

1 ホームドクターと愛犬の生/幸せの703号室

 

2 神の手/幸せの703号室

 

3 共に生きてる/幸せの703号室

 

 

誤解のないよう捕捉します。

 

 

犬猫の医療、人間の医療、どこまでやるのかは各家庭それぞれ。やることやらないこと、選択は自由です。やらなければならないとは微塵も思いません。

 

 

私はそのように里親さん方にもお伝えし、卒業生が病気になった場合、求められたときのみアドバイスをしています。ほかはいっさい口を出しません。

 

 

仕事や家計の事情もあるでしょう。ぜんぶわかります。想像できます。

 

 

だから私のしてきたことについても、しなかったことについても、正解とか不正解ではなく、フラットな気持ちでブログを読んでいただけたらうれしいです。

 

 

ここは私の持ち場です。誰かを傷つけたくないし、傷つけられたくもない。

 

 

皆さまが「愛する子を思って」した選択は最善で正しいに決まっています。

 

 

私のウマの合う獣医師は、数値で根拠を示す科学的な発言をする方。私が諦めていないときに、諦める方向に諭さない方。治療が見える透明性。失敗を隠蔽しない方。万能でなくて全然構いません。オンとオフのスイッチを持っている方。

経験に基づく勘の鋭い方、多角的で視野の広い方。知識が豊富な方。

うちの子を愛してくれなくてOK。プロとして仕事に取り組む方。ベストを尽くす方。精神的な慰めや導きは要りません。ありのままを伝えてくれる方。

いっしょに模索できる方。ときには喧嘩ができる方。喧嘩ができるというのは無駄なエネルギーを放出するためではなく、お互いが大人として建設的な提案をし合える方という意味です。

 

 

べべは大巻先生に出会い、老衰の状態まで粘れました。人はみんなちがうから、皆さまが大巻先生とウマが合うとは限りません。皆さまは皆さまにとって「ウマの合う先生」に会えることを心から祈っています。

 

 

ちなみに当のべべは大巻先生が大嫌いでしたけど(苦笑)。

 

 

最後についでといってはなんですが、あとふたり。

 

 

大巻先生の後輩であり、emi-goのご主人でもある「だいしまえ動物病院」の中島先生東大病院の前田先生。中島先生は穏やかかつ真摯な人柄で大巻先生も信頼している先生です。前田先生はやさしく理知的で肯定的な意見をくれます。

 

 

ほかにも多方面にわたって数名お世話になっている先生がいますが、今回はこの辺までにしておきますね。読む方が疲れちゃうといけないので。

 

 

ビジネスの世界で耳ダコのセリフがあるじゃないですか?

 

 

「顧客のニーズにこたえる」

 

 

単純に括るのもあれですが、結局私は、そういうことだと思うんです。

 

 

皆さまが顧客だとしたら、そのニーズにこたえるのが獣医師です。

 

 

自分のニーズと向き合うのはたいせつですよね。

 

 

私は具体的になにを望んでいるの?

 

 

数時間前の703号室

rabu (7)

 

 

 

ナナが飛びまわっていました。歩けるっていいね!

rabu (8)

 

 

 

ほほはスヤスヤ

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保護猫ポテチ。保護部屋の中を探索する回数が増えています。

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「メシ くれないのぉ?」

rabu (4)

 

保護猫十香(とか)は食い意地が張って仕方ありません。さぶのお皿に顔をつっこんでは食料を強奪。魅力的な女性です。

 

 

長くなってごめんなさい。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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