保護猫てるちゃんとのこれまで

次、うちに来る保護猫には「てる」という仮名をつけようと決めていました。

 

 

「てるくん」になるのか、「てるちゃん」になるのか……男の子にも、女の子にも、似合う明るい名ですよね。漢字を当てはめるなら「輝」。てる、との出会いに胸が躍っていた私です。

 

 

そもそも、私には保護したいお子がいました。

 

 

それが、この子。出会ったのは2024年5月頃です。場所は、私のお客さまMさん宅

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Mさん宅の敷地で、こうして元気よくごはんをおねだりする姿にロックオンされたのです。

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はい。うちに今いる、てるちゃん、との出会いです♡

 

 

正直な話、てるはあまり不幸そうには見えませんでした。

 

 

やさしいMさんにごはんをちょくちょくもらっていたし、気にかけてもらえていました。てるなりの、生活圏や生活リズムがあり、長年外で暮らしてきた「貫禄」も感じました。

 

 

てるのごはんを求める大きな鳴き声は、生きる力が漲っていて、私は尊敬すらおぼえていたのです。

 

 

てるは外で7年間生きました。

 

 

その間に12匹の子猫を産み、2回目の出産を終えたあと、Mさんが不妊手術(TNR)を受けさせたのです。てるの産んだ子猫は、Mさんのおかげでみんな幸せになりました。

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↑↑↑ わかりづらい画像かもしれませんが、てるの赤ちゃんたちです。

 

 

前も書いたのですが、私も偶然、てるの姉妹が産んだ子猫4匹の譲渡をしたことがあります。

 

 

不思議なことですが、縁って、繋がっているのですね。

 

 

外で長年、自由気ままに生きているこの子を、保護するのはどうなんだろう?

 

 

私が保護を打診したら、外でずっと面倒を見てきたMさんは、どう思うのだろう?

 

 

うれしいかな? それとも、さびしいかな?

 

 

私もソワソワと心が行ったり来たり。若い頃の自分が見たら、情けなく思ったにちがいありません。

 

 

言い訳ですが、重い病と闘っていたさぶのこと、なかなか譲渡できなかった保護猫きなもんのこともストッパーになり、結局私は、「様子見」に、留まっていました。そして、Mさん宅の、かわいい猫さんたちのお世話に伺うたび、ごはんごはんと鳴いて訴えるてるの声を、無視していたのです。

 

 

外猫にごはんをあげることを、快く思わない方が、Mさんの近所に住んでいるため、てるのごはんは、トラブルに発展しないよう、タイミングをみて、Mさんがあげていました。仕事で伺っている私は、地域や住民の事情に疎いので、余計な手出しをしない約束だったのです。

 

 

だから、てるは私の前でいくら鳴いても、ごはんがもらえませんでした。

 

 

Mさんが長くご入院された際は、毎日通って愛猫さんたちの面倒を見ていたのですが、そのとき、「ごはんごはん」と寄ってくる外猫てるの圧力は、すさまじかったです。

 

 

ごはんをあげられなくてごめん。なにもしてあげられなくて、ごめんなさい。

 

 

この胸の痛みは、いずれ自分の後悔に繋がる、後悔の少ない人生を送りたい私は、この痛みを放置できないーー。ある日、移動中の車内で、私はふと、覚醒したのです。

 

 

あ、Mさんに相談しよう。思いを伝えてみよう。

 

 

遅くなったけれど、悶々としていた自分に決別がしたくて、とうとう私は、Mさんに保護を打診。もともと、ご自身も猫のTNRや譲渡活動などをされていたMさんは、この子のためになるなら、と快諾してくださり、てるは我が家に来ることになったのです。

 

 

しかも、保護はMさんが担当してくれました。

 

 

てるはMさんになついているからです。

 

 

自分の捕獲箱とキャリーバッグをMさん宅に運び、Mさんと念入りに打ち合わせをしました。

 

 

「捕まりましたよ」

 

 

後日、Mさんから連絡をもらった私は、その場でガッツポーズ!

 

 

「よし!!」

 

 

ずっと気にかけていたあの女の子を、てると名づけられる喜びが、自分から溢れて爆発しそうなほど、私はうれしかったです。——やった! やった! うちにおいで!

 

 

迎えに入った直後のてる

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Mさんがてるのために、ごはんやご厚意やノミダニの駆除薬もつけてくださっていました。

 

 

ご厚意は、翌日の医療費として全額つかわせていただきました。ありがとうございました。

 

 

がんばったね。よろしくね♪

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翌日の病院にて

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大巻先生に爪を切ってもらうてる

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皮膚病の痕跡。大巻先生曰く、おそらく、ノミによるアレルギーとのことでした。

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でも、ノミのアレルギーも、もう大丈夫。薬をつけているし、てるは、外にはもう出ないから。

 

 

お耳の汚れの一部

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ウイルス検査のための採血

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お口の中も見せてね!

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はい、すぐに終わるからね。

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歯は、結構年季が入っていました。

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そりゃそうだよね。出産もしているし、外で7年も生きていたんですもの。

 

 

そうこうしている間に、ウイルス検査の結果が出ました。

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予想通り、FIV(猫エイズ)は+で、FeLV(猫白血病)は-です。

 

 

実は外猫時代、Mさんは、FIVキャリアのオス猫に噛まれて、首から血を流しているてるを、見たことがあるのです。そんな訳で、もしかすると、てるはFIVキャリアかもと教えてくれました。

 

 

私はそれを承知の上で、連れて帰ることにしたので、すべて想定内だったのです。

 

 

逆に白血病はないと踏んでいました。

 

 

白血病なら、そもそも外で7年も生きられるとは思えなかったのです。

 

 

予想通りの検査結果だったので、ある意味安心しました。

 

 

噛まれて痛い思いをしたてるのFIV感染は、不幸なできごとでしたが、てるの丸ごとをたいせつにしようと、改めて自分に誓いました。過去は、問題じゃないですよね。

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保護部屋でのてる

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ハンストがひどかったなあ……

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外では、あんなにおねだりしていたのに、ぜんぜん食べてくれないんだもの……

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環境が変わったから食欲が落ちるのは当然とはいっても、本当に不安でしたよ。

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なんだったら食べてくれるんだろうと、あれこれ買いまくった私です。

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口元にちゅーるを持っていくと舐める率が高かったので、総合栄養食のちゅーるをオトナ買いしました。総合栄養食のちゅーるには助けられたなあ。ありがたい商品です。

 

 

あたたかいでしょ? 温活もしてね!

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てるは、強い生命力と自分の意思をもったすばらしい女性です。

 

 

我が家に来て、約1か月ですが、とっても慎重に動いています。

 

 

甘えまくっていたMさんがいなくて、心細いでしょう。

 

 

ごはんをくれたら、だれでもOKというタイプでもなさそうです。

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「外でイキイキとしていた」てるを知っているので、たまに、これでよかったのかな? とわからなくなることがあります。でも私は、「これでよかった」にしたいのです。

 

 

皆さまも、そう思ってくれますよね?

 

 

最後に、私は外猫てるをかわいがってくれたMさんに感謝しています。

 

 

みんな自分の環境の中で、一生けんめいに動いていると思うのです。てるの12匹の子猫の里親探し、てるの不妊手術、毎日のごはんのお世話、てるが生きているのは、Mさんの情の賜物です。

 

 

てるは、オシッコの量が多いので、近々血液検査を受けさせる予定です。

 

 

腎臓の数値が気になるところですが、てるの丸ごとを受け止め、愛することをここに誓います。

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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逆の立場

皆さまこんにちは。間が空いてしまいましたが、いかがお過ごしですか?

 

 

私はいろんな変化を感じた日々でした。

 

 

その中のひとつが、「自分の体調」ですが、血圧測定器を買って、毎日血圧を測っています。

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若い頃の私は、血圧の低さに悩まされていました。

 

 

そんな自分が高血圧予備軍(数値がいつも高め)になるとは、夢にも思わなかったです。

 

 

私は、ほかの女性より、10年以上も早くに更年期を迎え、ブログにはあまり書かなかったけれど、相当の苦しみを味わった時期もありました。それからはずっと、ホルモン補充療法をつづけています。もし、更年期障害で苦しんでいる方がいたら、ここから「ハグ」をさせてください。はい、ぎゅー!

 

 

そうそう。トライアル中の日那乃(保護猫きなもん)の近況もお知らせします。

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先住琥珀くんとのケージ越しのご対面!

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琥珀くんに甘えた声を出すんですって。かわいいなあ♡

 

 

人馴れ、琥珀くん馴れ、を同時に進めているという里親さん。毎日大変なことも多いはずなのに、明るい文面で様子を教えてくださいます。日那乃姫は、快食快便なので、ご安心ください。ゆっくりじっくりの構えで取り組んでくださっているので、またブログにもUPしますね。

 

 

なんせ、日那乃姫は、1年5か月、我が家にステイした大切なお子ですから。

 

 

うちのすずらんも、人との距離はありますが、さぶ、ちゃみとは馴染んでいました。

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いい画像ではないのですが、私にとって、貴重なスリーショットでございます。

 

 

保護猫てるは、次回更新時の主役にしますね。てるは本日より、私の寝室にお引っ越しします。

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日々、仕事やお子たちとの充実した時間を送りながらも、私には、(犬猫以外で)死ぬまでにやってみたいことがいくつかあります。死ぬまでに、というと、大げさかもしれません。しかし、自分が何歳まで健康でいられるのか、わからないし、動けるうちに、叶えたいことを叶えたかったのです。

 

 

そこで、先月、(故郷、台湾以外の国へ)24年ぶりの旅へ出たのです。

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笑平は、私がお世話になっている、市川師匠(犬のプロフェッショナル)宅にホームステイさせていただき、猫たちは、お友だち夫妻が連日お世話に通ってくださいました。

 

 

本当にありがたかったです。

 

 

お友だちが送ってくれた猫たちの写真

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市川師匠宅でくつろぐ笑平

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ふだん、自分がお客さまの大事なお子の命を預かるペットシッターの仕事をしているので、この貴重な体験のおかげで、「逆の立場」で物事を考えられるようにもなりました。

 

 

帰国したら、卒業生まるここ宅から素敵なお手紙とプレゼントが届いていました。感謝……

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まるここ姫の写真つき♪

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闘病をがんばっているまるここ姫、姫の幸せは、ご家族の愛の賜物です。

 

 

今年中に、まるここ姫に会いに行く約束をしています。とっても楽しみです。

 

 

話は戻りますが、私が旅先に選んだのは、タイでした。

 

 

ちょうどミャンマーとタイで地震が起きたので、私の旅先を知っている方々にはご心配をおかけしました。けれど、私がいたのは、プーケット島だったので、まったく揺れず、被害に遭われた方々には面目ないことですが、実は、地震が起きたことすら、知らなかったのです。

 

 

プーケットの魅力の虜になってしまい、帰ってきてからは、スーパーで「タイ」を求めています。

 

 

タイのジャスミン米を見つけた私は……

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炊飯器で

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カオマンガイを作ってみました。パクチーをたっぷり添えて!

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昨夜は、タイスキのタレ作りに挑戦!

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ちなみにあとで、パッタイも作ってみます。

 

 

ああ、気づいたら人間の話題ばかりになってしまいました。退屈した皆さま、申し訳ありません。

 

 

お詫びに、キュートな私の愛娘、ちゃみでもご覧ください。

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あれ?

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ベッドの使い方がいつもおかしいのですよね。

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まあ、たまにはちゃんと使えています。

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ちゃみ、クスっと笑わせてくれてありがとう!

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投薬を含め、お世話をしてくれたお友だち夫妻には「ちゃむ」と呼ばれています。

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私も、「ちゃむ」と呼んでいますよ。

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すずらんは、隠れていたそうですが、私たちが帰ったら、ふつうに出てきていました。

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触る、撫でる、などのコミュニケーションはほとんどできていませんが、すずなりに、私たちを家族だと認識してくれているのだと感じる瞬間です。すずらん、ありがとう!

 

 

ひさびさの更新で張り切って長くなってしまいましたが、皆さま、お読みいただきありがとうございました。どうぞ皆さま、いい週末をお送りください。私は午後仕事です^^

 

 

LOVE

 

 

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日那乃としてのスタート

皆さまこんばんは。保護猫きなもん改め、日那乃(ひなの)がうちを巣立って8日が経ちました。

 

 

里親さんと日那乃は、毎日がんばっています。

 

 

昨夜届いた近況写真

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もっとハンストを起こすかと思いきや、意外とちゃんと食べています。

 

 

これはすべて、里親さんのご尽力の賜物です。いろいろ試してくださっているのでね^^

 

 

8日前の日那乃。ケージごとのお引っ越しの直後の様子です。

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703号室から持ち込んだ大きなケージは、ご主人とチチの「ダブルおじ」が組み立ててくれました。

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お疲れさまでした!

 

 

日那乃の「環境&人馴れの旅」は、里親さんの寝室からスタートします。

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里親さん宅は、私と同区内の分譲マンションで、ご夫婦と先住猫琥珀くんの家族構成です。

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琥珀くん、あなた、かわいい過ぎませんか?

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脱走防止対策にも、力を注いでくださいました。

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こちらは、元からあった掃き出し窓の柵

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腰高窓バージョン

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結構な高さのあるキッチンゲート

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日那乃のお部屋にも、柵をつけてくださいました。これで琥珀くんと柵越しに会えますね。

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そして、すごかったのは、玄関の脱走防止柵

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写真だと伝わりづらいかもしれませんが、玄関が広くて、対策がむずかしい環境だったのです。

 

 

だから、この幅広の立派な防止柵を目の当たりにして、感動に浸った私です。

 

 

里親さんは、ずっと前から私のブログを読んでくださっているお方なのですよ。

 

 

同じ血液型だし、最高に気が合うお方です(笑)。

 

 

寝室のベッドの下も塞いでくださいました。

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ひとつひとつの対策が、どんなに大変だったか。もはや、感謝しかありません。

 

 

日那乃のために準備してくださったグッズのほんの一部

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正直、多すぎて撮りきれませんでした。

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(なぜか最近食べなくなってしまったけれど)好物だったシーバもたくさん……

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窓際のベッドが、気持ちよさそうですね。

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キャットステップがついています。皆さまにも、「猫ファーストさ」が、おわかりいただけますね。

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ヒーターの前でぬくぬくしていた琥珀くん

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幸せそうでなによりです。

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今はまだ、突然登場した日那乃にびっくりしている琥珀くんですが、食欲はあるとのこと。琥珀くんも、日那乃も、「食べて出す」はクリアしているので、そこは安心できますよね。

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日那乃姫、まずは、一歩一歩、がんばってください。祈っているからね♡

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里親さんが送ってくれた画像

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ふふ。いいドームベッドに入っているね。

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写真を整理しながら振り返ると、改めて、里親さんの厚いお人柄と深い愛を感じます。

 

 

琥珀くんとの相性があるので、念のためトライアルを設定していますが、日那乃を迎え入れることに、覚悟を持ってくださっているのが、皆さまにも伝わると思います。

 

 

日那乃を応援してくださった、やさしくてお目の高い皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

二度に渡って卒業レポートを書きましたが、せっかくなので、トライアル後の日那乃について、またブログにUPしますね。我が家での保護猫きなもん時代は、主役率が低かった日那乃ですが、キラキラと明るい未来に向かってしっかりと進みはじめました。うれしい!!

 

 

日那乃、超大好きだよ。さぶとも仲よくしてくれてありがとう。いつもいつも、応援しているよ。

 

 

かつくん「Ⅹ342日那乃、おめでとう。1年5か月ステイののち、すばらしいご縁を得たね。長いトライアルの先に、家族みんなの笑顔があることを、ぼくも願っています。LOVE」

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日那乃にいたるまで

今しがた、私は、ひなの(保護猫きなもん)の里親さんと、電話で話をしていました。

 

 

大変なことも多い時期なのに、すべてを笑い飛ばしてくださる懐の深いお方です。

 

 

ここ数日は、「なんだったら食べるんだろう?」という好奇心のもと、ひなのに多種類のごはんを出して、「実験中」だそうです。シリアスなできごとすらも、ご自身の中でスッと消化して、常に猫の目線に立って、楽しんでくださっています。そして、長期的な視線を持ってくださっています。

 

 

ありがたい。ありがたすぎる。ひなのはもちろんのこと、私にも、メシアのような存在です。

 

 

ひなのはかわいい女の子ですが、里親探しのハードルは、高いと踏んでいました。

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人馴れが不十分なので、嫁ぎ先で、すぐに円滑なコミュニケーションが取れないのです。

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そこを理解してもらうのは、意外とむずかしいし、里親さん側も、さびしい思いをしてしまいます。

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だれだって、自分に駆け寄って甘えてくるお子は、愛おしいですよね。

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自分を拒絶して、隅でガタガタ震えるタイプのお子は、扱いづらいものです。

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けれど、ひなのの里親さんは、ひなのがそうなってしまった背景まで引いてお考えになり、ひなのの可能性を信じて、未来に期待する(悲観しすぎない)思慮深さをお持ちです。

 

 

里親さんは、在宅時間が長いので、ひなのに接する時間がたっぷりあります。

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精神的にオトナなので、計画性、忍耐力、胆力もあります。

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そして、すでに猫さんと暮らしているので、猫にももちろん慣れています。

 

 

ふふ。里親さん宅の、先住猫の琥珀(こはく)くん

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さぶと同じ、ブルーアイのイケメンです。

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これからクリアしていかなければならない「相性」の問題はありますが、猫好きのひなのにとって、猫さんのいる環境は素敵ですよね。里親さんは、琥珀くんとひなのが、超仲よしになれなくても、お互いになんとなく棲み分けができたらそれでいい、と仰ってくれました。

 

 

そして、ひなのは、推定4歳以上であることは確定しているけれど、「実際は何歳かわからない」のも、あまり気にしないとのこと。つまり、ひなのの丸ごとを受け入れてくれているのです。

 

 

「丸ごと」を受け入れてもらえるのは、至福ですよね。

 

 

正直、私はひなのがうらやましくさえ感じました。

 

 

私自身に当てはめてみても、私は人に好かれる部分と、人には見せづらい部分があるので……自分がありのまま自然に生きて、それをまるっと受け入れてもらうのは、すごくむずかしいですよね。

 

 

だから「ありのまま」でいられるひなのがまぶしいです。

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貼りつけているのがゴチャゴチャの写真ばかりで失礼。ありのままのひなのと我が家です(笑)。

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うさぎ風(耳をさわっているだけです)

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顎をナデナデ(首を絞めていません^^;)

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さぶと同じ部屋で過ごしていたのも懐かしいね!

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ブレブレですが、さぶに甘えているところです。

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ひなののケージにもさぶはよく顔を出していました。

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1年5か月、試行錯誤を繰り返しながら、ひなのとの距離を詰めようとしていた私たちですが……

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いちばんがんばったのは、ひなのだと思います。

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牛歩の微々たる保護譲渡活動ですが、「すばらしい里親さんに出会っている」という部分では、私はかなりのこだわりを持っています。それこそが、この活動の「要」だからです。

 

 

ひなのの里親さんとも、細かくやり取りを重ねてきました。

 

 

丁寧に紡いだ自慢のご縁です。

 

 

次回は皆さまを、猫ファーストで安全な、ひなの姫の新居にご案内しますね。

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里親さんから、ひなのの医療費とお礼? とオシャレで機能的なタオルなどをいただきました。

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さっそく使わせていただいています。薄くて軽い生地で、肌触りがいいですね♡

 

 

私はお嫁入り道具のひとつに、みいさんが描いてくれたひなののトールペイントを持参しました。

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これを里親さんにプレゼントするのが目標だったので、願いが叶って本当にうれしいです。

 

 

ひなの、おめでとう♪

 

 

ひなのは「食べて出す」をとっくにクリアしているので、皆さまご安心ください。

 

 

愛の中で生きられる猫さん犬さんたちが増えますように。

 

 

LOVE

 

 

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きなもんを、見つめてくれてありがとう

今月は、ひとつでも多くブログを更新するのが目標です。

 

 

私は、やたらと移動をする仕事なので、最近はもっぱら、iPhoneで気軽に投稿できるXやInstagramに頼りがちですが、パソコン前に座ってアウトプットする時間も大事にしたいな、と。

 

 

そうそう。我が家のビッグニュースを発表させてください。

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実は、うちの保護猫きなもんのご縁探しに、一筋の光が差し込んでいるのです。

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きなもんと暮らしたいというお声をいただき、先日、希望者さんと「人間だけ」でお会いしました。

 

 

「なんでアタシを連れて行かなかったの?」

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それはね、きなもん、あなたのシャイで繊細な性格を考えてのことですよ?

 

 

「ふーん?」

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きなもんには、最終的に合計3家庭からのオファーをいただきました。

 

 

オファーなんて書くと、軽い感じですね。

 

 

もちろん、私も含め、それぞれが真剣な気持ちです。

 

 

私の仲よしのお友だちも、きなもんを検討してくれていたのですよ。

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お友だちの住環境などの問題があり、話し合いの末、今回の話は流れたのですが、きなもんを通じて、お友だちの深くてやさしいお人柄を知れて、本当にうれしかったです。

 

 

犬猫たちを通じて、人と出会う、人の本質に気づく、私にはそんな機会がたびたびあります。

 

 

それだけでも、自分は恵まれた人生を歩んでいると思えるのです。

 

 

感謝ですね。

 

 

さて、まずは人間だけでお会いしたのですが、近日中に「お見合い」もやりますよ。

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きなもんはきっと、緊張で固まってしまうだろうね(笑)。

 

 

でも、それでいいんだよ。きなもんらしく、していてね。

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希望者さんは、ハンサムな先住猫さんと暮らして、きなもんをずっと見ていてくれた方です。

 

 

今はお迎えの準備を進めてくださっています。

 

 

きなもんの性格や、現時点では人馴れが十分でないことを、理解してくれています。

 

 

きなもんは、かわいいお子ですが、馴らそうと思うと、かなり手がかかると思います。

 

 

現に、さんざんいっしょにいる私やおじ(チチ)のことも、怖がるくらいですものね。

 

 

そこで、私側の勝手な願望を未来のご家族に申し上げるなら……

 

①(生死に関わるので)脱走できない環境で、きなもんが安全に暮らせること

 

②たとえ、「ベタベタの甘えん坊」レベルに馴らさなくても、いざというときに、きなもんを動物病院や避難先などに連れていけるノウハウを、身に着けられる方

 

で、あってほしいのです。

 

 

私自身も、①と②は実践しているつもりです。

 

 

この前、病院に連れて行ったしね^^

 

 

もちろん、甘えん坊になったきなもんを私も見てみたいです。

 

 

可能性はあります。希望を捨てているわけではありません。

 

 

ただ、私の元では、まだ馴れていないので、「この先」を、私も見たことがないのです。

 

 

私の考えは、希望者さまにお伝えしてあります。

 

 

そして、もし、お話が進むとしても、先住猫さんがいるので、長めのトライアルからのスタートにさせてもらうつもりです。すべては、きなもんと会っていただいたあとになりますが、双方が納得の「ドキドキだけど、ニコニコの譲渡」ができることがたいせつだと思います。

 

 

ご縁だから、どちらかが無理をするのはよくないですものね。

 

 

お会いできて私は、心からよかったです。

 

 

あまたいる保護猫たちの中から、成猫の人馴れ不完全なきなもんを見つめてくださったこと、きなもんのビジュアル(色合い、まあるさ)も好きと仰ってくれたこと(ふふ。私も大好き)、すずらんのシャー顔が好きと仰ってくれたこと、さぶを失った私への慰めのお言葉、先住さんの幸せそうな暮らしぶり……メールを交わして、お会いして、お話して、いろいろ、沁みました。

 

 

きなもん、きなもんを見つめてくれた方がいたよ♡

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もう、何百回もきなもんに言っていることだけど、人間もそんなに悪くないよ?

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「うーん。アタシ、まだ怖いの」

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うん。わかる。

 

 

きなもんとはちがう意味かもしれないけれど、私もときどき、人間が怖くなることあるよ。

 

 

4キロの小さなきなもんなら、なおさらそうだよね。

 

 

まあ、少しずつ、少しずつ、自分を開いていってくれたらいいな。

 

 

お話に喜びつつも、住み慣れた我が家を出て、きなもんの環境が変わることになるのを想像すると、その先がどんなにキラキラな未来であったとしても、私は緊張します。

 

 

1年5か月もここにいる、きなもんは、なおさらですよね。

 

 

だから、せめて一部だけでも、きなもんの環境を維持したまま、お渡しができたらな、と。

 

 

……ああ、あれこれ書いていると、際限なく長くなってしまいますね。

 

 

とにかく、皆さまにいいご報告ができるよう、がんばります。

 

 

母の店に来て、母を通じて、きなもんに好物のごはんをくださった方や

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きなもんを美しく描いてくれたみいさんにもありがとうを♡

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永遠に眺めていられるほど素敵なトールペイント!

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色合いも最高。なによりきなもんが似すぎています。みいさん、きなもんの特徴を捉えすぎ!

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まわりのあたたかい方々の多幸を祈らずにはいられません。

 

 

生きていると、なにかと負荷がかかりがちですが、よく、愛の重みも実感します。

 

 

皆さまもいい日々をお過ごしくださいね。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

LOVE

 

 

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