猫の里親募集~お返事する黒猫ビーナスの動画

こんばんは、チチです。

ちょっと前まで

「U~~~~!」

と唸っていた黒猫のビーナスも今はだいぶ甘えんぼさんになりました。
これでこの可愛い黒ネコさんの里親募集も出来ますね。

「とうぜんよ!」

pettonoouti (3)

どれくらい甘えんぼになったかって?

それは・・・

(※チチがいつの間にか撮ってくれた動画。あまあまのビーナスが出てきます。

お返事っぷりもいい感じ。すごいおしゃべり女子なんです。ご自身の目でお確かめください。

今日は私が投稿しようとしたら、チチがすでに投稿していたので、これにてドロン! 

ああ、仕事疲れた(涙)。明日も朝早いや……皆さまおやすみなさい。ハハannyより)

いかがでしたか?
ちなみに、今少し酔ってるので誤字脱字があるかもしれませんがお許しください。

可愛い黒ネコのビーナスは里親募集中です。

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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私の動物愛護週間

2週間ほど前に突如近所で見知らぬ猫に出会いました。

卒業ホヤホヤのウイあらためむぎに似た風貌の子。たぶんオス。むぎと同じテリトリー内です。

当然、私は病的に保護したくなり、連日深夜に捕獲箱を設置しました。

私はマンション住まいなので捕獲箱を設置するまでに時間がかかります。猫を見かけてから上階に箱を取りに戻っている間にほとんどの場合、見失ってしまうのです。

見かけてから仕掛けるのですべてが後手後手にまわるのですが、それでも、姿の消えた猫が近くにいてくれているはずだと信じて仕掛けるしかありません。

いつも4時間程度粘ります。手を変え品を変え、箱の中をとびっきりごちそうの宝庫にして。

でもいったん姿を消した猫が再び箱の前に現れることは一度もありませんでした。

先日は勇気を出して午前中から箱を仕掛けることにしました。

「勇気を出して」とは文字通りの意味です。

私の住む町で猫の保護に理解を示してくれる人はほとんどいません。無理解を超越して嫌悪感露骨の住民ばかり。

糞尿、騒音……猫は厄介な生き物だから町からいなくなってほしい。

ある意味、保護を考える私との利害関係が一致しています。

私も汚れた町から猫を救い出したい、そう思っていますから。

だけどいなくするために設置する「箱」の置き場に話が及ぶと、想像力の欠如した住民たちは首を横に振るばかりです。

面倒や迷惑をかけないことを説明しても「面倒だ」「迷惑だ」の一点張りで箱の設置を許してくれません。猫1匹が入る小さな箱を邪魔にならぬようそっと数時間置かせてもらえる場所が私には1箇所しかないのです。

hokaku (3)

いろんな意味でこの場所は猫を保護するのに適しているとは言えません。だけど選択肢がない以上、ここでやるしかないのです。

もうひとつの切実な問題も。

考えてみてください。

もし皆さまが猫だったら「満腹時」に危険を冒して捕獲箱に入りますか?

私なら入りません。

お腹がいっぱいの状態ではどんなごちそうにも見向きしないでしょう。ましては、箱の中に入ってわざわざ食べに行くなど勇気も要ることです。

そこで私は、うちの近所に唯一ある餌場(老人宅)に数時間餌を置かないようお願いしなくてはならないのですが、これが毎度毎度、筆舌に尽くしがたいほどの至難です。

私、かれこれこの老人とは7年以上付き合っています(笑)。

老人宅の餌入れにはほぼ24時間餌が山盛りになっています。

hokaku

一見、飢えている野良猫たちにごはんを提供するやさしいご老人だとの見方もあるでしょう。でも、野良猫の問題を熟知している方は私の考えをわかってくれると信じています。

老人宅やその周辺の衛生状態は極めて劣悪で、未去勢の猫たちはケンカはもちろんのこと、足に釘が刺さったり、少しの傷が致命傷的に膿んだり、やぶ蚊に襲われ顔を腫らしたり消耗が早いです。臭いもひどい。

hokaku (6)

結果、老人宅の周りに暮らす住民は、必要以上に猫嫌いになります。

老人には手を出せないので、猫いらず(毒)を撒いて猫を駆除しようとしたり、猫の侵入を拒む鉄線を各々の自宅周辺に張り巡らせたり……。

老人自身も、猫をかばい、名をつけかわいがるタイプではなく、個体識別もせずノータッチで餌だけを撒く始末。役所などが介入したときは面倒がって「猫なんか飼ってない、世話をした覚えもない。猫なんか知らん!」などと言います。

ただ、どういうわけか「餌やり」という行為に対する執着だけは強く、汚い器にモリモリ餌を満たすのです。ねずみを捕るという主張もたまにしているようですが、家に猫を入れていないのに、ねずみを捕るから猫を外に置いておくといわれてもねえ……?

話が長くなりましたが、そんなわけで私は、老人宅に撒かれた餌が障害となって猫の保護が思うようにいかないので、過去にはコソコソ侵入し、勝手に餌を捨てる良からぬ行為もしました。常識的ではないかもしれません。でも良識は持っているつもりです。

今回はそれだけでは厳しそうだったので、間にある男性を入れ、数時間餌の入った器を撤去させてもらうようお願いしたのです。そりゃもう丁重に。ほとんど土下座に近い形でした。プライドも正論もかなぐり捨て、ひたすら老人のご機嫌を取り頭を下げたのです。

菓子折りを手に、笑いたくもないけど、へらへら笑って見せたりもしました。

「数時間だけごはんを置かないでください」

さすがに気をよくしたのか? 一度は頷いた老人でしたが、約束は守られるどころか、2時間後の見回りで餌がさらに盛られていて驚きました。

「え……盛ってる……」

しばらく呆然としていたら、家の外に出てきた老人と鉢合わせ、ついに対峙してしまったのです。

「おれが飼っているみたいなもんだから猫を連れて行くのはダメだ!!」

「(私が保護しているから)猫がめっきり減ったじゃねーか!」

「もう来るな!!」

降り出した雨の中、私は孤独でした。

怒号をあげる老人を凝視していたら、急に悲しくなったのです。

だめだ、猫の幸せとか、そういう論理、通じないや……

そして老人の二枚舌をなんとなく醜く感じました。

たしかこの人、近隣の苦情で役所が来たときは、猫なんか飼っていないって言ったのに、今、目の前の私には「飼っているみたいなもん」だって。

「飼っている」と断言しないあたりにも責任の所在をうやむやにしたい下心、計算が見えげんなり。

そして考えているうちにこんがらがってきて、猫を守ろうとしているのが自分なのかこの老人なのか一瞬わからなくなってしまったのです。

それでも諦めたくなかったので、明け方2時過ぎまで粘りました。その間、老人は私を警戒し、何度も外に出て餌を補充しています。他のお宅の敷地内に設置した私の箱の中に猫が入らないよう。

難易度が増すばかりなので、いったん老人の警戒心を解こうと思いました。私自身もクールダウンしなければ精神が持ちません。家のことを疎かにするとチチが怒るし、うちのお子たちも不憫です。

明日朝もう一度仕掛けてだめなら、いったん引いてみよう。

そう決めて昨日、うちのマンションのすぐそばに場所を変え箱を設置しました。以前、野良猫たちがふと通りかかったことがあった場所です。

そうしたらこの子と出会ってしまいました。

hokaku (5)

はじめてみる顔です。

未去勢で警戒心が強く、恐ろしく汚れているので飼い猫ではないはず。近所は茶白だけになったと思っていたのですが、どこから流れてきたのか、他にもいたんですね。毎日犬の散歩で近所をうろついているのにぜんぜん知りませんでした。

狙っていた茶白は、老人宅を縄張りとしているのでしばらくは手出しができなそうです。茶白の保護は折を見て考えますが、これもなにかの縁かもしれません。まずはこの子をピカピカに磨き上げようと思います。

本日去勢手術を含む医療ケアのため入院させました。

病歴、年齢、性格などの詳しいプロフィールは私もよくわかっていないので、退院後改めてお知らせします。グチグチと長くなりましたが、お読みくださりありがとうございました。

今週は動物愛護週間ですね。

動物愛護週間なんてあってもなくても動物は庇護されるべきですが、私は1匹の猫を保護しました。皆さまもぜひこの機会にご自分の一歩を!

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モコモコあげは

週末はお台場へ出かけました。今日は今日で大雨の中、あげはを連れて病院へ行きました。その様子はまた今度UPしますが、今日は家族募集を開始したあげはについて!

あげはちゃんのご家族を募集します♪

「あたちのパパママはどこ?」
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後姿もたまらない……。
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あげはちゃんはモコモコプリンセス
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600gのあげは嬢。
何をしていても萌え……。あげはの可愛さ、ちゃんと伝わっているでしょうか? 心配ですよ。
だって、あげはは写真写りが悪いんです。実物はもっとすごいんですから!

「じゃんけんぱー」
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「こてっ」
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「あたち、きれい?」
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「えへ」
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え?
こんなんじゃ全然可愛さが分からない?
じゃあうちに来て!(笑)。

駆虫などのケアも済ませました。
お嬢は好き嫌いなくご飯をモリモリ食べてくれます♪
小さいけど、おトイレだってちゃんとできるし、爪とぎだって決まった場所でやるんです。性格は、おっとりタイプ。活発さはあまり見受けられません。でも子 猫だからそれなりに遊びますよ。あげはは等身大のぬいぐるみをつかったひとり遊びが上手です。とにかくね、愛らしい。飼いやすい。もうこれ以上言うことな し!

小悪魔あげはちゃんをどうぞよろしくお願いしますね♪
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短めですが、今日はこの辺で。
保護犬ポンタや同窓会、うちの子たちのことはまた改めて書きますね。
なんせ、ネタがいっぱい^^;
いっぱいありすぎて1日1回の更新じゃ間に合いそうにない。
でも私、1日2回更新はできそうにない^^; ぐうだらだから。。。

ああ、どうしましょう……。

☆☆☆お知らせ☆☆☆

①703号室同窓会についてですが、当日は小雨決行です。それから、アウトドア用の椅子、またはゴザをお持ちください。じゃないと立ちっぱなしになっちゃ いますよー! アウトドア用のテーブルを持っている方はお借りしたいのでご一報ください。現在5つ借りる予定ですが、ちょっと足りないかも^^; よろし くお願いします。ペコリ。

②エマママさんからメールを頂きました。悪徳ブリーダーに関する署名にご協力頂ける方は、ペット里親会のHPをご覧ください。私も同窓会の時に里親さま方に署名をお願いしようと思っています。

かつくん「いろいろなお知らせもあるんだけど、とりあえずあげはちゃんの家族募集を優先させました。皆さま応援よろしくね!

ハハの本、それでも人を愛する犬をよろしく!

よかったらハハとナナちゃんが載っているONE BRAND .jpも覗いてね。

703号室はランキングに参加しているので、ぼくとナナちゃんの写真をクリックして応援してね。沢山の人に読んで欲しいから」

かつくん なな

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ただのねこ、家族を求む

皆さまこんにちは。
昨日の夜も更新しているので、よかったら昨日の分も読んでくださいね。
たまっていたコメント返しも終えました(笑)。遅くてごめんなさい。

コメントドシドシカモーンです。

今日はみいさんちのさーちゃんの紹介を♪
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みいさんち のさーちゃんに限らず、多くの方が保護犬猫の里親募集をしています。全ての子をとても気に掛けているのですが、自分の更新でいっぱいいっぱいな上、私はバ ナーもまともに貼れない人間なので、気持ちだけの応援になってしまっています。ごめんなさい。私も抱えている子がいますので、お互い頑張りましょうね~♪

今年に入ってから私が保護した成猫を、みいさんは2匹預かってくれました。白三毛の千広(花音)とさび猫のリリー(リー)。リーに至っては、募集から担当してくれました。感謝の気持ちを込めて、さーちゃんについて私が思うことを書きたいと思います。

さーちゃんは、お問い合わせがないそうです。
若いし、性格がいいし、ハンサムなのにどうしてでしょう。
もしかして、FIV+が原因なのかな?

うちの亡きかつもFIV+でした。
その為私は、保護猫たちとかつの距離を保つのに苦労を覚えました。
保護猫たちはケージの中で我慢してもらい、リビングに放す時はかつを寝室に移動させていました。

でも、心の中ではこう思っていたんです。

「ばっかばかしい。めんどくせー。何やってるんだろ、私」

FIVは簡単にうつりません。だから全然怖くなんかなかった。ちょっとやそっとのことではうつらないのに、どうして隔離をしなければならないのか?

それに、ウイルス検査が陰性でも若くして亡くなる子は沢山います。逆にウイルス検査が陽性でも、しぶといほど長生きする子は数え切れません。15年生きる 子は、1匹や2匹じゃないんです。たまたま、うちのかつくんは亡くなりました。でも、FIVを発症して旅立ったわけではありません。

私が保護猫とかつの間に壁を設けたのは、差別や偏見から双方を守るためだったんです。

数メートル離れているにも関わらず、保護猫とかつが一緒の空間に写っている写真を見て

「保護猫ちゃんを希望しようと思ったけど、先住猫がFIVなのに同じ場所にいるから、保護猫ちゃんにもうつっているんじゃないか?」

とのメールが届いたことも。

数メートル離れているんだから、うつりようがない。
例え寄り添っていても、簡単にうつるものじゃない。

本当のことを言っているのに、なかなか理解されず、苦悩しました。

汚れた目でかつくんを見ないで。
私のかつくんは、病原菌じゃない。

隔離措置は私にとって保護猫たちをかつから守るためじゃない。
かつが差別を受けるのは、どうしても耐えられない。
だから私は先回りして、ひたすらかつと保護猫たちの距離をキープし続けたんです。遊びたい盛りのかつには申し訳ないことをしました。まあ、うちのかつくんは保護犬たちと仲良くしてくれたから淋しくなかったと思うけれど。

私たち保護活動をしている人間は、一度保護することを決めたら、途中でその子を投げ出したりしません。

トイレができないという理由で外に放すこともしないし、いたずらをするからといって手放すこともない。血液検査の結果、FIV+であろうが、フィラリア陽性であろうが、その子を思う気持ちは全く変わらない。むしろ、日に日に愛しさが増す。

みいさんはさーちゃんがFIV+であることを知った直後、私に電話をくれました。みいさんの声は不安を含んでいました。

みいさんが何に不安を感じたのか?

私にはすぐ分かりました。

みいさんちの先住猫たちに病気がうつるかもしれないから?

いいえ。
みいさんはFIVについて正しく理解しています。だから全く心配していません。

若いさーちゃんがすぐにFIVを発症してしまうと嘆いて?

いいえ。
全然。みいさんはさーちゃんが極めて健康的であると知っているのです。

みいさんの不安はさーちゃんに対してではなく、さーちゃんを見る周囲の視線なのです。ただFIV+だったというだけで、誰もがさーちゃんの前を通り過ぎる のが嫌だったんです。さーちゃんが謂れのない偏見や差別にさらされるのが耐えられないんです。私もそう。保護に携わっている人はみんなそう。FIVの子に 対して浴びせられる冷たい視線を我慢できない。

さーちゃんを見て。

こんなに素敵な男の子ですよ。

みいさんは心からそう思っています。それを伝えようとしています。

FIVは簡単にはうつりませんが、絶対にうつらないわけではありません。でも、工夫次第では先住猫がいるお宅でも上手に暮らしていけるんです。それに、さーちゃん単体なら問題はもっと簡単でしょう! ね、さーちゃん♪

「むずかしいはなし、おしまい。ぼく、ただのねこ」
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ごめんごめん。そうだね(笑)。

……いや、違うな。
さーちゃんはただの猫じゃない。
ハンサムな猫よ。

どうかさーちゃんをはじめとする保護猫たちが早く良縁に恵まれ、お外で順番を待つ子たちに手を差し伸べられるようになりますように……。

かつくん「さーちゃん、絶対に家族に巡り会えるよ。ぼくはそう信じている。だって、ぼくが生きていた頃、703号室を読んだ多くの方が“かつくん、可愛い”って思ってくれたでしょう? それがすべてだよ。

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かつくん なな

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細く小さく白い男

男たちはネオン街の中央にいた。

平社員ベレーボは、酔いたい気分であった。

祝杯……。

ベレーボは素直に仲間の幸を喜んだ。
彼の同僚の永久就職が決まったのだ。
今は男子も“永久就職”する時代なのか――?

まあ、いい。

とにかく酒を。酒だ酒だ!

「係長、ぼくはいい気分です。彼の将来は、これで安泰ですね」
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「ああ。彼はああ見えても結構苦労が多かった男でね……。
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ホームレスの時代もあったそうだよ。捨てられて、路地裏をさまよっていたんだ。まるで野良猫のようにね……。見かねた人が食事をめぐんでくれたらしい。その人の話によると、彼は皿からこぼれおちた砂だらけのしらすを、必死な形相で食べたらしいよ」

「彼にそんな過去が?! ……なるほど! だから“しらすくん”なんですね。
なんだかますます彼の幸せがまぶしいな……」
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ベレーボはすかさず、少し離れた席の同僚にグラスを傾けた。

「しらすくん、おめでとう! 苦労もあっただろうが、君に幸あれ!」
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「ああ、ありがとう。幸せになるよ。
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でもね、お別れだから君には話しておくけど……実は、ぼくちんはしらすじゃないんだよ」

「そうだね、うちのが“しらすさんはサラリーマン金太郎みたいなイメージね”って言ってたよ。ぼくも君はしらすというよりは金太郎の方がしっくりくると思うよ」
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「いや、そうじゃないんだ。しらすはぼくちんじゃない。君なんだよ。
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アディオスバイバイ、またいつか。ぼくちんは新境地で生きるよ」

べレーボの全身を鳥肌が駆け巡った……。
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何を言ってる?
何を言ってるんだ。

ぼくがしらす……?
しらすはぼく……?

ベレーボはひどく混乱した。
そして心に重い荷物を抱え込んだまま、妻の待つ自宅へ戻った。

あら、あなた。
お帰りなさい♪

久々にみなさんで集まって騒いで楽しかったでしょう。
しらすさんの送別会はどうだった?

ベレーボは小さくつぶやいた。

「しらすはぼくだよ」
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え?

何を言ってるのあなた。

……この人、深酔いしてしまったのかしら?
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「鏡を見ろって言われたよ。どう見ても、しらすはお前だろ? って……」
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まあ!!

そんなことを?!

でも、

言われてみれば確かに!!

ベレーボは妻のリアクションに落胆を覚えた。

「どうせぼくは、ちっぽけな男さ」
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そして静かに寝室へ向かった。
その背中には哀愁だけが漂っていた……。

~おわり~

出演者金太郎の卒業によって、おさかな商事ネタ、終了です(爆)。

金太郎はお坊ちゃまになりました。次回卒業記事をUPします。

そして明日は犬組ケンちゃんのお届けです。
ケンの卒業記事も近日中にUPしますので皆さまお楽しみに~♪

アディオスバイバイ

かつくん「あほらし。やっと終わったか。ぼく、つきあいきれません。

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