ぼくの健康自慢 ほか

皆さまこんにちは。気分上々の金曜日。

 

 

夜は学生時代の友人なおちゃんの誕生日パーティへ参加するのでお子たちのお世話はチチにバトンタッチします。六本木だって。なに着ていこう?

 

 

「お母さん オシャレするの?」

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まあお母さんなりにね^^

 

 

一見かわいいナナのソファからの顔出し姿。実は入ったはいいけれど、出れない状況です。

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じゃあ入らなければいいのにね。

 

前足でもがいてクンクン鼻鳴き。お母さんに助けを求めるナナ。

 

足腰がわるくなってしまったので踏んばる力が弱くなったようです。

 

力持ちのお母さんはソファごと持ち上げナナを解放。腰痛いよ。

 

 

 

そうそう。先日保護したハンサムくん。無事に医療ケアを終えました。詳細は今度紹介します。

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名前だけ先に発表しようかな? それにしてもきみさあ、被害者ヅラがすごいですね。

 

 

怖かったんだから当たり前か。時間をかけてすこーしずつ仲よくなろ。きみをリリースはしません。せっかくスカウトしたんだもの。私はつかんだ獲物は離さない主義ですから(爆)。

 

 

妹がオフィス近くにある飲食店の名を片っ端から挙げ、その中で名を決めろと言ってきました。

 

 

私が気に入ったのは「満天(まんてん)」。

 

 

よし!

 

 

きみの名は「満天」だ。

 

 

皆さまどうぞお見知りおきください。

 

 

 

「ハハ~ ぼくを忘れていませんか? ぼく まだ703号室の保護猫ですけど?」

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忘れてないよ。ジョイのことで頭がいっぱいだよ。お婿入り準備を終え、カウントダウンだね。

 

 

先週末ジョイを卒業前検診に連行しました。キャリーに入れるのが至難でしたが、最後は作戦通りに。その際チチと大喧嘩。チチがジョイを追い回し必要以上にビビらせてしまったのです。

 

 

卒業を控えた大事な時期にジョイのトラウマが増えたらどうしてくれんの?

 

 

ジョイ、かわいそうなことをしてごめんね。

 

 

ジョイ氏、厳重に移動^^;

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やりすぎ?

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しかし保護動物の安全を守るのは大切なこと。昔、保護犬のリードのフックが突然壊れたことがありました。保護猫のキャリーの蓋の金具が外れてしまったこともありました。

 

 

劣化するほど使っていたわけじゃないのに、要は不良品だったのです。それ以後、私は「物」を過信しません。慎重に慎重を重ねて損はないと思います。ただでさえ、外の環境や移動に慣れていないジョイが万が一キャリーを飛び出したら? 考えただけで恐ろしい(汗)。

 

 

「いいからぼくの健康ネタを自慢してくださいよ」

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ジョイは爪を切ってもらい3種混合ワクチンと血液スクリーニング検査を受けました。診察台ではかった熱が40.6度(猫の平熱は38度)。状況から考えて極度に緊張していたのがうかがえます。聴診、触診問題なし。体重4.3キロ。思っていたより小ぶりです。

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じっとしていてえらいね。すぐ終わるからね。

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20分後、想像以上にすばらしい結果が出ました。見てください~!

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全項目ピタッと基準値内におさまっています。超うれしい♪

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これで安心して見送れる。長く我が家にいる子ですから、この結果は私の自信にも繋がります。とはいえジョイはまだ若く、ぐうだら保護主の私は大したケアもしていないですけど。

 

 

さっそく里親さんとジョイを保護したピチコさんに報告。いっしょに喜びを分かち合いました。

 

 

ジョイありがとう。

 

 

つづいては胃拡張を起こしたべべ公

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造影剤が流れているかレントゲンでチェック。薬のたっぷり入った皮下点滴もお願いしました。

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腫瘍は巨大化しているけれど、まだ液体は通過しているとのこと。

 

 

うん。ならいい。充分です。

 

 

液体が流れているなら、食事を完全に液体にすればいいだけ。

 

 

あの騒ぎからじき1週間経ちますがべべはシリンジご飯とちゅーるをごきげんに食べています。

 

 

べべありがとう。

 

 

さて、来週は慢性腎不全のナナの通院を控えています。

 

 

保護猫満天やおちびさんたち(ミルク&ココア)についてもおいおい書かせてくださいね。

 

 

皆さまよい週末をお迎えください。

 

 

LOVE!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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べべ公 緊急病院へ

ミーコさんちにおじゃましたときの記事がまだ書けそうにありません。少しお待ちください。

 

 

昨夜は自分の通院。妹が私に付き添ってくれたのですが、付き添い人はカウンセリングルームには入れないらしく、かわいそうに1時間も外で待たせてしまいました。病院を出たあと、妹婿のたかも合流し、みんなでカンボジア料理屋へ。妹が食べたいと言ったのです。

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はじめて食べたカンボジア料理。おいしかった。楽しい気分で電車に揺られ、妹んちへ。

 

 

「あら 来たの?」

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ツンデレの福は11年前に私が保護した猫。妹の家族としてのんびり生きています。まめ(私が保護した成犬)の顔も見て、ほっこり気分で帰宅。

 

 

703号室にはすでにチチがいて、ナナとリルの散歩を終わらせてくれていました。

 

 

ナナ、あまぱん、さぶの皮下点滴をチチといっしょにやり、お風呂に入り、のんびりモードに。疲れちゃったから、ブログの更新もメールのチェックも断念。まぶたが落ちるまでDVDでも流してゆったり過ごす予定だったのです。

 

 

ウトウトしていたら突然激しい嘔吐の気配と音。見るとべべが大量の水を吐きだしていました。

 

 

所在なく家中を歩きまわり、一口飲んでは飲んだ分を吐く。呼吸も荒い。ふらついてる。

 

 

水を取りあげ、30分くらい様子を見ていたのですが、心配でどうにもなりません。

 

 

夜間緊急対応できる病院に電話。当直の先生にべべの様子を伝え、診察へ連れて行くことに。支度しているとべべがじゃっかん復活の兆しを見せてくれたのですが、腹部の腫れが気になるし、「行かなかった」ことで後悔をしたくなかったので予定通り家を出ました。

 

 

チチは面倒がったので、ひとりで行きました(翌日、説教しました)

 

 

診察、腹部レントゲン、エコー、各種薬の注射および皮下点滴。病名を詳しく説明するために現在飲んでいる薬を持っていきました。すごく有能な先生に対応してもらえたと思います。感謝。

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余談ですが、私は状況に合わせ3つの動物病院にお世話になっています。

 

①ホームドクター(大巻先生の病院/MOMOペットクリニック)

②高度医療設備の整った大学病院(東京大学附属動物医療センター)

③夜間対応もしてくれるまあまあ大きな病院(梅島動物病院)

 

 

今回は③を選択。

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深夜3時半。いつも混み合っている待合室がべべの貸し切り状態になっています。

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べべは私が懸念していたとおり、「胃拡張」でした。胃捻転か胃拡張なら命に関わるから病院へ即駆け込まなければと案じていたのです。

 

 

胃捻転も胃拡張も痛みや苦しみが強いといわれています。小さい体でよく耐えたね。

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エコー検査の結果、胃の内部の悪性腫瘍はすでに4cm以上に膨れあがっており、通過障害が起きているとの所見でした。つまり前よりもさらに食べものがうまく腸へと流れていないのです。通過障害の程度を知るために、造影剤を飲ませました。

 

今夜7時に大巻先生の病院の予約が取れたので、再度レントゲンを撮り、昨夜飲ませた造影剤が今、体のどの位置にあるのか確認してもらおうと考えています。

 

 

帰りの車の中でちんまり座っているべべを横目に眺めていたら、たまらなく愛おしさがこみ上げてきました。重篤な病気を患っているのに、べべね、体重が減っていなかったのです。

 

 

いっしょうけんめい食べてくれた証ですね。ほんとうにえらい。

 

 

私はべべを守る盾になれているでしょうか? ならなきゃいけないのに、ちゃんとやれているか正直不安です。今夜のべべの通院には卒業前の保護猫ジョイも連れて行く予定。

 

 

すんなり洗濯ネットに入れられるかな?

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703号室に移動するおちびさんたちはミルクボランティアのうめももさくらさんが病院へ連れて行き、しっかりケアをつづけてくださっています。おいおいこちらでも近況をお知らせしますね。

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べべ、今日も病院がんばろう。

 

 

生きていてくれてありがとう。

 

 

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姫ドレスと姫時間

「ハハ~ 暑いわね・・・・・・」

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けだるい感じの保護猫海子。しかし海子は空調の整った室内にいて暑さを感じていないはず。

 

 

応援してくださった皆さまのおかげで海子にはお声がかかりまして、今もろもろを調整中です。

 

皆さまによいご報告ができるようがんばります。

 

 

 

我が家は今日、念願のリビングエアコンの清浄をしました。

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業者さんもびっくりの汚れ方。エアコンが動いていたのが不思議らしいです。

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なんせ10年間一度も洗ったことありませんから^^; これで電気代が下がるといいのですが。

 

 

 

「エアコンなんかにたよらず 暑いときはおれを凝視しろよ 目と毛色が涼しげだろ?」

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まあそうだね。でもさぶを見て視覚的には涼しめても、体感温度がそうじゃないとキツいよ。

 

 

夏バテ気味は外出を余儀なくされる人間だけで、お子らは元気そのものです。

 

 

 

「ハハ~ ぼく季節を問わず食欲が一向に衰えません。どうしたらいいのでしょうか?」

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うーん。ジョイはまだ育ち盛りだからね。若い男の子は食欲旺盛だよね。健康の証だからおデブにならない程度にバクバク食べましょう!

 

 

食欲といえば、べべもまずまずです。昨日、べべの薬とさぶのセミントラ(2本)を取りに大巻先生の病院へ行ってきました。絶不調のときに比べ100g太ったべべ。たった100gだけどほんとうにうれしかった。べべ、やるね。

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新しく出た流動食のサンプルをもらいました。専用の蓋につけ替えるとなんと蓋を閉めたままシリンジで吸えるすぐれもの。しかもこれまでのやつよりカロリーがアップしています。

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べべは好きでも嫌いでもないといったリアクションだったので、大量買いはせず、少しだけ備蓄しておこうと思います。

 

 

べべの病院を出たあと、私は母の店へ

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あつこさんとしじみの里親りょうちゃんが黒猫「ののこ」の譲渡誓約書を交わすとあってみいさんもいっしょにごはんを食べてきました。りょうちゃんとみいさんはちょいちょい店に来てます。

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くわしくはりょうちゃんのブログをごらんください。ののちゃんおめでとう。しじみさんと距離が縮まるといいね。(ののちゃん関連の703号室の記事はこちらをクリック→中継地点

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※ ののちゃんの写真はりょうちゃんにお借りしました。

 

 

りょうちゃん絡みでもうひとつ! 私の前職の後任の方がりょうちゃんの保護子猫「あこ&みこ」あらため「マオ&ミオ」の里親になったのをおぼえている方も多いのではないでしょうか?

 

「不思議なご縁 いいご縁/幸せの703号室」

 

を読んでくだされば一目瞭然なので説明は省略しますが、このたび「祝! 1か月」を記念しマオ&ミオちゃんの里親さんよりメッセージつきのかわいいお写真とえびせんの詰め合わせが!

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スクスク育っていますね。あいかわらずかわいいこと! マオ&ミオちゃんのご家族ありがとうございました。仕事もがんばってください。

 

 

ほかにもピチコさんが猫砂を箱で送ってくださったり(ありがとうございます)

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あつこさんはゼリーと

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たくさんの食料、飲料

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べべに愛らしいワンピースをプレゼントしてくださいました。あつこさんありがとうございました。

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べべに着せて知人のお宅へ行きましたよ。

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知人のお庭にて

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似合いますか?

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シースルー素材だから快適だよね^^

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途中の公園でもパチッ

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5歳児のお友だちとそのお母さんとなにやらお話ししています。

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運転手(お母さん)を抱えるべべ。姫ドレスに身を包み、姫時間を謳歌しています。

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べべの時間が、どうかゆっくり流れますように。

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もうすぐ週末が終わりますが、皆さまいい休日をお過ごしください。

 

私はどこかのだれかがずっとテレビをみているせいで、ちょっとうつ気味です(苦笑)。

 

 

LOVE!

 

 

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黄金期のべべと

皆さまこんにちは。家族募集中の保護猫海子は元気に過ごしています。 (写真:みいさん)

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今日はひさびさに闘病中のべべ公について^^

 

 

べべ公、体調がよさそうです。シリンジでの給餌をはじめてからずっと。

 

 

2日前に一度ドバッと吐いてしまったものの、その後安定しています。

 

 

7月19日に、私はべべを連れて東大病院へ行き、手術をしない選択肢を選びました。

 

「もっとも耐えがたい後悔/幸せの703号室」

 

 

あのときに比べると、べべは体調が上向きなので、ときどき、「あ、今なら手術できたのかな?」なんて思うことがあります。「今からでも遅くないのかな?」とも。

 

 

でも、やっぱり手術を選ばなかったのは自分にとってもべべにとってもよかった気がします。

 

 

私たちは今、離れるべきではないからです。

 

 

あの日写真をたくさん撮ったのに載せる余裕がありませんでした。しかしやっぱり載せておきたい。ということで親バカが撮ったべべの通院日を皆さまにもご覧いただければうれしいです。

 

 

 

駐車場で私が車を出すのを待つべべ。といってもべべはすでに自分の愛車に乗っています。

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ウトウトのドライブ。夏らしいブルーのサマーワンピースでオシャレしています。

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そろそろ着きますよ。

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マイ太郎さんが応援に来てくれました。

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ここから待ち→診察→待ちなどがはじまります。

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手術しないことに決めたら、べべからチューが(笑)。ありがとう。最高のプレゼントです。

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愛車の中でおりこうに待っています。

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退屈だよね。ごめんね。

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名を呼ばれ検査へ

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べべ! 行ってらっしゃい!

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長い病院での時間にギブアップ寸前の不服顔

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よくがんばりました。お薬もらったら帰れるからもうちょっと辛抱ね。

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疲れきったべべのお耳にハンドタオルを掛けると、じゃっかん気持ちが落ち着くようです。

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どうかべべの体力がこれ以上消耗しないよう祈りを込め、お母さんから小さなおまじないです。

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病院を出たあと、マイ太郎さんを汚い車に乗せて703号室へ。うちでダラダラ軽くランチをとったあと駅まで送りました。べべやうちの子を心配してくれてありがとうございます。

 

 

7月19日のこの通院のときよりべべは太りました。ふらつきが減り、家の中で走りまわる姿も。

 

 

黄金期のべべとの暮らしを、私は心から楽しんでいます。

 

 

皆さまも皆さまのお子たちとの濃い日々をエンジョイしてくださいね。

 

 

親バカ写真におつき合いくださりありがとうございました。ペコリ。

 

 

LOVE!

 

 

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もっとも耐えがたい後悔

7月11日に東大軟部外科の診察を受けてからというものの、私は揺れに揺れました。

 

 

どっちの道を歩むか、これほど迷ったことはありません。

 

 

べべは自分で選択できないのです。私が決めなければ。

 

 

東大准教授中川先生からの提示は2つ。簡単にまとめると、QOL向上をめざし手術に賭けるか、なにもせずにこのままにしておくか。

 

 

犬猫と暮らしている方の多くが「自然に任せる派」であることは私も知っています。15歳というべべの年齢やこれまでの病歴を考えると、すでに長く生きている部類に入っていることも。しかしべべは西洋医学の外科に助けられ命を長らえてきました。これは紛れもない事実です。

 

 

むろん私は、これから先べべが何年も生きるとは思いません。現状、手術で治るレベルでもないことは百も承知です。もし手術を選択する場合は緩和が目的でした。通過を邪魔している腫瘍を少しでも小さくし、食べやすく、寝やすく、生きやすくする道を模索してみたかったのです。

 

 

迷いに迷う。

 

 

東大の先生方にさんざん説明を受けたあと、大巻先生に見解を伺い、友人らに相談し、チチともとことん話し合いました。いったんどちらかに向かおうとしても、また振り出しに戻るという、自分史上で前代未聞の優柔不断に陥りました。考えすぎて頭が狂うかと。

 

 

べべの調子は日に日に下がっていきます。下がり方が辛そうです。

 

 

べべは獣医学で解明されていない非常にめずらしい病気で、絶えず腫瘍ができる体質です。ほかのジャックラッセルテリアの中にも同じ病気と闘っている子が数頭いるそうですが、まだ研究段階なのでくわしいことは明らかになっていません。

 

 

べべの胃と十二指腸に巨大な腫瘍ができています。そこが食べものの通過を邪魔し、生活の質(QOL)を落としています。現在バイオプシーの結果待ちですが、ガンでまちがいないでしょう。けれど、ここからが重要なポイントなのですが、どうやら悪性度の低いがんで、うまく病巣部を取っ払ってしまえば、大きく改善される可能性も残されているのです。

 

 

 

やるなら今しかない―――。

 

 

 

キャンセルは直前でも可能とのことでしたので、19日に手術の予約を取りました。

 

 

 

予約後も私は悩みつづけました。自分の力では抱えきれないほど。

 

 

べべ、そもそも、QOLってなんだろうね。

 

 

肝心のチチも「決められない。任せる。べべをいちばんわかっているのはお母さんだからお母さんが決めたことならそれはまちがいないよ」などと投げてくる始末。

 

 

相談した友人らも全員同じ答えでした。私がいちばんべべを理解している。だから私の出した結論がべべにとって正しい、と。

 

 

決められない、どうしようもない心持ちのまま、19日の手術日を迎えました。

 

 

 

べべ、ごめん。結局決められなかった。でもとりあえずお母さんと病院へ行こう。

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もう一度中川先生の話を聞いてからにしよう。

 

 

 

先生は1時間以上かけ、丁寧に説明してくださいました。先生の話を聞きながら、私は何度もべべと目が合い、自分の中でじわじわ結論に到達するのを実感したのです。

 

 

べべは私の根幹。べべの登場によって私の人生が真逆の方向へ進んでいったのです。

 

 

だからなにを選んでも私は後悔するでしょう。べべはそれほど重要な存在です。

 

 

けれど自分にとって「もっとも耐えがたい後悔」は、べべを不慣れな病院に置き、震わせ、闘わせ、挙げ句の果てにひとり逝かせること。私のいない場所で。

 

 

元気になって帰ってきてくれるなら手術もアリかもしれません。でも保証がない。消化器の手術は消耗するのです。もし手術自体が成功しても、べべの気力、体力が持たなければ、べべは精神的に私を失ったまま路頭に迷いながら果てていく。

 

 

 

その姿を想像すると、私は手術に踏み切れませんでした。

 

 

 

先生に自分の思いを伝えスッと軽くなった胸で病院をあとにしました。

 

 

先生方も私の判断を支持してくれました。ありがたいことです。

 

 

 

さあべべ、お薬を待っておうちに帰ろうかね。

 

 

 

お父さんも話していたんだけど、べべが言葉を話せたらきっと「入院やだ」っていうんだろうね。

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お母さんの選択によって、べべは苦しみを味わうかもしれない。それを見るお母さん自身も苦しいと思う。代わってもやれないし、楽にしてやることができないかもしれない。なんにもしてやれないかもしれない。でも絶対にべべの最後の瞬間までいっしょに生きることは約束します。

 

 

 

べべが想像する以上にお母さんはべべが好きです。お母さんの心を割ってべべに見せたい。

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病院から帰ったあと、一眠りしたべべはいつものストーカーに戻りました。

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なんだよ。洗濯物を干したり、お風呂に入ったりするだけだよ。

 

 

なるべくべべを起こさないようコソコソ動きまわっている近頃です(笑)。

 

 

※東大病院へのお出かけ写真をいっぱい撮りましたのでまたの機会にUPさせてください!

 

 

 

Smile

 

 

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