同じ空の下をテクテク歩くきみへ

昨夜はあたらしい保護猫2匹を迎えにemi-goの病院へ行きました。

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保護した経緯はまだブログでお話ししていませんでしたね。おいおいきちんと整理します。

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さあ、行こう。emi-goと中島先生お世話になりました。ありがとうございました。

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2匹のことは改めてきちんと紹介させてください。

 

 

 

最近はあちこち(自分の)病院へ通っています。ふう。私もすっかり中古だなあ。これからも通院が必要ですが、気力だけは人一倍ですのでご心配には及びません。

 

 

 

夜はこんなに美しい天使がそばにいてくれるんですもん。

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私の席はちゃんと空けてくれています。ナナ、ありがとうね。

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あまぱんの点滴を見守ってくれています。

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自分の点滴は暴れて抵抗するんですが、他者のときは落ち着いた表情(笑)。

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この前ナナとの思い出を書きましたよね。

 

 

「こんにちはナナちゃん/幸せの703号室」

 

 

 

その際サッと流したのですが、今夜はナナのきょうだいたちの名を書かせてください。

 

 

ナナ

私の愛犬。1歳8カ月で保護。土手を出て我が家へ

 

タカコ

2歳未満で土手で餓死。亡くなる前4頭の子犬を出産。タカコの子は2頭が死に、2頭が生存。うちの1頭が我が家のリルで、もう1頭のゆずは里親さん宅で幸せに暮らしています。

 

アオヤマ

2歳未満で土手で焼死

 

ジョウユウ

2歳未満で土手で焼死

 

リュウ

6歳で土手より保護し里子へ。里親さんとは年賀状のやり取りをしています。元気です。

 

コロン

6歳9カ月で土手より保護。コロンJに改名。ご存じのとおり里親さんに溺愛されています

 

そして最後はゴクドウ

7歳で土手より保護。ゴクウに改名。15歳のゴクウは里親さん宅で暮らしています。

 

 

ここまで書いて、精神的に限界。この11頭は私にとってかけがえのない存在です。

 

 

私ができたこと、できなかったことを、ぜんぶお伝えするのはむずかしい。

 

 

15年前、非力だった私は、べべの散歩時に行った土手で20頭以上の犬たちと出会いました。

 

猫もいっぱいいました。飼えなくなるとみんなが土手に捨てていってしまうのです。

 

犬たちは方々に散っており、たとえばA地点に1頭、A地点から1キロ離れたB地点に5頭、B地点から2キロ離れたC地点に6頭、といった具合でホームレスたちの番犬にされていました。

 

犬たちの状態は決してよくありませんでした。

 

健康診断はおろか、フィラリア予防、狂犬病注射も受けておらず、残飯をもらって命を繋いでいるだけ。引き取られる先が穏やかで面倒見のいいホームレスならそれなりにマシな生活を送れるものの、暴力的で面倒を見ない人間に引き取られるとほんとうに悲惨です。

 

当時はホームレスというより暴力団関係の人間たちが一定数土手で暮らしていたのです。

 

 

(リュウを除く)ナナたち6頭は運悪く、ひどく犬を殴る人間たちの番犬となってしまいました。

 

 

皆さまの想像しがたいような隔絶された非合法の世界で犬たちは育ちました。

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これは15年前に私がインスタントカメラで隠し撮りをしたナナたちの写真ですが、この写真の子犬たちは写真の翌月あたりから徐々に理不尽極まりない扱いを受けはじめ、半数がバタバタと死んでいったのです。生きられたのに、ちがう家でなら生きられたのに!!

 

 

15年経った今でもこの犬たちのことになると私は感情が抑えられず、爆発しそうになります。

 

 

ごめんなさい。

 

 

私は「保護」を目的としていたのですが、男たちが怖くてできませんでした。

 

 

仮に1頭盗むのに成功したところで、すぐに私の仕業だとバレて男たちに警戒され、以後ほかの犬たちに会わせてもらえなくなるのがオチです。

 

だからバカみたいに、ただ焼酎や犬のフードを手に土手に通うしか能がありませんでした。

 

土手に通うために私は前夫と離婚。

 

ヘラヘラ笑いながら土手にいる男たちに媚を売ったことも一度や二度ではありません。

 

土手の男たちからたまに浴びせられる卑猥な言葉が大嫌いで聞くたびに吐き気がしました。

 

 

しかし通わないと犬たちが気になって私は仕事もなにもかも手につかないのです。

 

 

そうして虎視眈々と保護する機会を狙いながら、7年の歳月をかけて、私は最後の1頭、ゴクウを土手から出しました。私の人生がかかっていたと思います。

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土手を出る間近のゴクウ。この時期のゴクウはいいホームレスさんに巡り会えて屋根のある小屋を作ってもらい、栄養状態、衛生状態も悪くありませんでした。ゴクウを連れて帰りたいとの私の訴えに対し、最終的に首を縦に振ってくれたホームレスさんには感謝しています。

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ナナに遅れること5年4カ月、ついに土手を出たナナのきょうだいゴクウは、703号室で私の保護犬として生き直すことになりました。左がゴクウで右がナナ。7歳の頃です。

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なんの手もかけられずに土手に繋がれていただけだったのに、ゴクウは家庭犬として完璧に振る舞って見せました。どこに出しても恥ずかしくないほどの立派な紳士です。

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けれどときどき、背中を触ろうとすると反射的に私を噛もうとしたのです。

 

 

昔のブログにそのことを書いてあるのですが、残念なことに添付していた写真はぜんぶ消えてしまいました。文章だけでもよければ→「普通の背中/幸せの703号室

 

 

いっしょにドライブにも行ったし

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病院でもおりこうだったよね。

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ドッグランデビューも果たしました。ゴクウを抱っこしているのが私でナナとリルも近くにいます。

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里親さんちへのお届けの日。淋しかったなあ。

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新居にて

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ゴクウ用のおもちゃ

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すでに7歳のオトナだったけど、終の棲家で子犬のようにはしゃいだゴクウ

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そのゴクウが15歳をむかえ、木々の香りを確かめながら歩いています。

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首にしっかりと迷子札をつけて、自分の道を、里親さんとともに

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ナナ同様、足腰は悪くなってきたものの、1日に4回のお散歩へ出かけ、健康診断ではなんの問題も見つからなかったそうです。ゴクウやるね。すごいねえ。

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家族に囲まれて暮らすために、お前さんは生まれてきたんだと思う。

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ちょっと遅くなったけど、15歳の誕生日おめでとう。

 

 

近々ナナを連れて会いに行くからね。

 

 

あああああああああああ、LOVE!

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

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足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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窓の外に春を見る

「みいさんみいさん もうすぐ春ですか? 窓の向こうがキラキラしています」

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「みいさんみいさん 見てください 鳥が飛んだり 子どもたちが走りまわっていますよ」

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「みいさんと会うのは これで二度目ですね

 

 

一度目はそっけない態度をして ごめんなさいね

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あのときわたし 手術を終えたばかりで 痛くて痛くて ぜんぜん余裕がなかったの

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スリスリしてあげられなくて みいさんさびしかったでしょう?

 

 

せっかくわたしに 会いに来てくれたのに」

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「どうぞあの日の分まで 抱っこしていってね

 

きれいな写真をたくさん撮ってくれて みいさんありがとう

 

わたし うれしいです

 

 

あ でもみいさん そろそろ いったんおろしてください

 

もうすぐおやつで呼ばれる気がするの いつもだいたいこのぐらいの時間だから」

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「あのタナベさん 手に持っているのは もしかして わたしのおやつですか?」

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「あ やっぱそうだ 今日はシーバだ!」

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「いただきますっ」

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【本日の登場人物】

タナベさん:(これを書いている)私

みいさん:実葉の写真を担当してくれた私の友人

実葉:推定3歳の強くてやさしい女の子

 

 

実葉は終の棲家を求めています。お心ある方の目に留まりますように。

 

実葉の家族募集に際しての詳細はこちらをごらんください。

 

 

→ 「ペットのおうち/実葉」

 

 

LOVE

 

 

 

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二度目の不妊手術

皆さまご心配をおかけして申し訳ありませんでした。心機一転がんばりますので、どうか保護猫満天に目を向けてやってください。お問い合わせをお待ちしています。

 

 

昨日は保護猫実葉(みは)の送り迎えの日でした。前日実家にいたマイ太郎さんが帰りがてら実葉を病院へ運び、実葉はそのまま一泊入院したのです。

 

 

退院日は私が迎えに行き、千葉のマイママさん宅に届ける役目でした。

 

 

 

実葉待ち

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名を呼ばれ診察室へ。入ると術後着姿の実葉がおとなしく診察台の上に佇んでいました。実葉の首もとの赤いシュシュを見て胸がぎゅっと締めつけられました。かわいくて切なくて。

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女子力の高い実葉。iPhoneを向けるとカメラ目線になります(ほんとうです。病院でも先生や看護士さんに笑われていました)。実葉お疲れさま。先生の説明が終わったら帰れるよ。

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実葉の卵巣。食事中の方、失礼。わざわざ先生が見せてくれたので記録として撮りました。

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会計は通常の不妊手術の倍の料金。けれどご安心を。もとが良心的な価格設定なので倍払っても高いとは思いませんでした。それだけたいへんだったということなのです。

 

 

 

さあ実葉、マイママさんが待っているから出発しますよ!

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車内で私は、静かにメラメラと怒っていました。

 

 

ときおり実葉のキャリーを覗くと、実葉はそのつど情けない声を出して不安をアピール。

 

 

どうして実葉は踏んだり蹴ったりだったんだろうね。こんなに素直でやさしいのに。

 

 

このたび実葉は不妊手術をしたのです。

 

 

二度目の。

 

 

ふつうに考えれば、一度でいいよね。

 

 

二度もお腹を切る必要はないもんね。

 

 

実葉が不妊手術済みであることは保護に関わったFさんから聞いていました。Fさんが実葉の存在を知った時点で実葉はすでに不妊手術済みだったそうです。Fさんが直接手術をしたわけではないのですが、たしかな情報のようでした。なのに1か月以上前から発情の兆候を見せていた実葉。大声で鳴き、大胆に体をくねらせ、なにかを必死に訴えていました。マーキングも。

 

 

マイママさんから相談を受けていた私は、ずっと迷っていたのです。

 

 

発情による行動なのか? はたまた単なる自己主張なのか?

 

 

確実に不妊手術をしたのなら、再度お腹を開けて確かめるのは実葉がふびんです。

 

 

結局、年が明けてから今後の方針を考えるという流れになったのですが、お正月休みにマイ太郎さん経由でマイママさんから私に連絡が来たのです。

 

 

「どうも実葉がまた発情したみたい・・・・・・」

 

 

ならお腹を開けて確かめるしかありません。おそらく「発情」でまちがいなさそうですが。

 

 

今回の不妊手術は実葉の腕の手術をした病院を選びました。実葉の全身状態をいちばんよく知っている先生だからです。先生の説明を聞き、私は呆気にとられました。はい?

 

 

「お腹を開けてみたら子宮はありませんでしたが、卵巣がほぼまるまる残っています」

 

 

つまりやはり実葉は不妊手術済みだったのです。では発情の行動はどこから来ているのか?

 

 

・・・・・・「取り残された卵巣」から、とのことでした。

 

 

逆ならわかります。子宮を残し、卵巣だけを取る手術。はたまた子宮卵巣の両方を取る手術。

 

 

けれど卵巣だけをごっそり残す手術は聞いたことがありません。

 

 

子宮がないので物理的には妊娠はしませんが、猫は卵巣が残っていれば発情します。

 

 

つまり発情によるストレスを全身で受けるのです。発情期はオスも交尾をしようと近寄ってきてたいへんだったでしょう。たしかに実葉は以前「不妊手術」を受けたかもしれません。けれど猫のQOLを無視した次元の低いお粗末な処置としか言いようがないです。

 

 

いったいどんな病院で不妊手術を受けたんだろう?

 

 

単に知識と経験が不足した下手な獣医師だったのか、あるいはどこかで巻き返せばよかったものの、また、それができる能力はあったものの、途中で面倒になり卵巣を残したままお腹を閉じたのか。「妊娠しなければいいだろう」物言えぬ外猫をおざなりに扱いながら・・・・・・。

 

 

どちらにせよ実葉にとっては不運ですが、後者なら由々しきことだと思いました。

 

 

外猫たちは体調が悪くても自分で病院へ行くことができません。だからなおさら適切な処置や手術を心がける社会でありたいですよね。どうせなら丁寧に接したいですよね。

 

 

改めて動物福祉に関する「意識の底上げ」の重要さを実葉に教わった気がします。

 

 

2か月以上かけてせっかくカラーが取れたばかりなのにねえ。かわいそうに。

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術後服を脱いでしまうので本日実葉あてに新しいカラーを送りました。明日の朝着くからね。

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「タナベさん見て! わたし 【極妻】みたいじゃないですか?」

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「頭ゴシゴシされるの好き」

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「マイママさん ただいま戻りましたっ」

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「ここわたしのお部屋だもん」

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「マイねーが買ってくれた ネイルサロン(爪とぎ)もあります」

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「わたしのベッド ハートの枕がお気に入り」

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マイママさんは実葉をあたたかく見守っています。マイママさんのすべてをかけて向き合ってくれています。ご自身のご年齢や生活スタイルを考えた上で実葉を引き取る選択はしないけれど、実葉の終の棲家が決まるまでは実葉をたいせつに預かると仰ってくださっています。

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実葉はもともと性格のいい猫ですがマイママさんの善意に触れますますパワーアップしました。

 

 

 

実葉の体には「愛」がたっぷりとつまっています。

 

 

 

実葉、何度もがんばらせてごめんね。いよいよ来月から家族募集をはじめるね。

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マイ太郎さんの老婆心アドバイスを受け実葉にも水分を多く摂ってもらおうと、運転手(私)はスープを買って差し入れ。水素水はいただきものですが、実葉に飲んでもらいます。

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お料理上手のマイママさんが私にごはんを作ってくださいました。もちろん、まず最初に実葉に食事を出してから次に人間たちが「いただきます」。おいしかった~~~!!

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ごちそうさまでした。デザートまで平らげてしまいました。

 

 

 

マイママさんがキッチンにいる間、実葉を抱っこの記念写真。私はちゃっかりカメラ目線ですが実葉は後頭部しか向けてくれませんでした。でもいいのです。猫の後頭部フェチですから。

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マイママさん宅を出て703号室へ。帰りは渋滞なしだったので1時間ちょっとで戻れました。

 

 

お子たちが寝ぼけ顔で私を待っていてくれました。ただいま。

 

 

お前さんたちのことも考えているよ。お前さんたちのQOLを。お前さんたちのなにもかもを。

 

 

大好きだよ。足りないところがあったらどうにかお母さんに伝えてください。

 

 

聞きたい。知りたい。気づける部分は気づきたい。直せるところは直したい。

 

 

百度でも千度でも軌道修正し、形を自在に変え、お前さんたちと成長していきたい。

 

 

核はひとつだよ。ほかはぜんぶ自由だけどね。

 

 

LOVE!

 

 

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実葉のかおり

私が保護してしまった成猫たち。それぞれの家族募集を控え、こんなもんを作ってみました。アナログなのによくがんばった。“構ってちゃん”ゆえだれかにほめてもらいたいです。

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満天→703号室にステイ

実葉→マイママさんちにステイ

つぼみ→マイ太郎さんちに移動

花枝→Fさんちにステイ

 

 

皆さまに名前をおぼえてもらいたいです。すべてはそこからはじまると思うのです。

 

 

 

我が家の保護猫満天は家族募集をはじめます。どうぞよろしくお願いします。(写真:みいさん

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さて、満天の話題は次回たっぷりお届けするとして、今夜は実葉に会いに行った日のことを。

 

 

 

卒業猫天音家を出た私たちは、マイ太郎さんのお母さま宅に向かいました。

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「あら? みなさんおそろいでどうしたのですか? 天音先輩のママさん はじめまして♪」

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「みんな わたしに会いにきてくれたの?」

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うおーーー(鼻血)。実葉はほんとうにほんとうに、とんでもなくかわいいです。

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元気そうだね実葉。あんよ痛いの少しよくなった?

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「タナベさん わたし だいぶ足の痛みが気にならなくなってきました」

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そりゃよかった。マイママさんが日々実葉のケアをし見守ってくださっているおかげだね。

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実葉はシャンプー後の女の子のかおりがする。クンクン嗅ぎつづけてしまいます。

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「わたしがタナベさんのおひざにのったら タナベさんが笑った」

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「ね? わたしはもともと サービス精神が旺盛なの」

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「マイ太郎さんはじめまして お母さまには日頃よりお世話になっています」

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「おうちゃくなスリスリで失礼します わたしちょっと今 毛づくろいに忙しくて・・・・・・」

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骨折後のあの大手術から約2か月経ちますが、実葉はまだ足の骨がくっついていません。よって姫サークルの中で過ごす時間が長いのです。元気な若猫には退屈かな?

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「タナベさん ここだけの話 サークルの外に出てマイママさんをこまらせたりもしているの わたし マイママさんといっしょにおうちの探検をするのがだいすきだもん」

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そっか^^;

 

 

体が元気になった証拠だね。でも実葉、マイママさんにあまり心配をかけてはいけないよ。

 

 

マイママさんが実葉をすごくたいせつに預かってくれているのが私とてもありがたいの。だから実葉もマイママさんの言うことをよーく聞いて辛抱してね。ぜんぶ実葉のためだから。

 

 

 

「はーい」

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よしよし。実葉、あなたは超おりこうです。

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「ふふ タナベさん わたし 水族館でモデルさんをしたんですよね」

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「オットセイさんが わたしをみつめています」

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オットセイさんは大きなカメラを持ってきていたよね(笑)。

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上半身をサークルの中に突っこんで渾身の撮影

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※ 今回の実葉の写真はほとんどがマイ太郎さんの提供です。

 

 

 

きれいに撮ってくれたよね。

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みんな実葉の明日をいっしょに夢見てくれているよ。

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マイママさんさんが淹れてくれたシナモンティを飲みながらしばしおしゃべりに花を咲かせました。メンバーはマイママさん、マイ太郎さん、天音のママさん、私、そして主役の実葉も近くで耳をそばだてています。同じ空気の中に実葉がいるのが私はなんともうれしかったです。

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実葉が家族募集のステージに立ち、良縁を得られるのを目標にがんばっていきます。

 

 

 

実葉は来週病院での検診を控えています。皆さまには改めて結果をご報告しますね。

 

 

 

めっきり寒くなってきたこの頃。実葉を保護できてよかったとつくづく胸を撫で下ろしています。

 

 

 

こんな子が外にいてはいけないですよ。

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LOVE!

 

 

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実葉の手術、その後、そしてベールのきみ

昨日のお昼、実葉の手術がはじまりました。病院からは連絡がないので私から行くことに。

 

 

じゃないとソワソワして落ち着かないのです。みいさんからラインが来て、実葉のいる病院はみいさんの知っている病院だと聞き少し安心。

 

 

5時半すぎに到着。実葉を見た私は唖然としました。

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頭を下げる実葉。まるで「ごめんなさい」のポーズです。

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うなだれている姿があまりにも痛々しく弱々しく、今まで会った中でいちばん小さく見えました。

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みいさんもしばし絶句。正直この日ばかりは写真を撮るのをためらいました。

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でもこれも実葉です。しっかり記録しておかないと。よくがんばった。実葉はすごいね。

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20分後、いっしょうけんめい体勢を変えながらやっと横になった実葉

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よかった、と喜ぶのも束の間、すぐにまた体勢を変えようとします。

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激痛が体を貫き、身の置きどころがないといった様子

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参った。当事者がいちばん苦しんでいるのは当然ですが、見ている方も相当辛いです。

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「わたし スリスリできない」

 

 

 

みいさんが帰ったあと、Fさんが病院へ見舞いに来ました。先生の説明を聞いています。

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骨の手術は術後たいへんな痛みが残るらしい。実葉の体内にはプレートやネジなどの異物が入り、実葉と共存することとなりました。生涯、ずっと。そして組織がかなり傷んでいたこともあり、手を尽くしたけれど歩行はもとに戻るかわからないそうです。

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日付がかわって本日、Fさんは警察(生活環境課)へ行きました。担当の方に丁寧に応対してもらえました。スクールサポーターを介して今後は未成年を指導をしていく方針になりました。両親にはもちろん言いますし、町内会にも目を光らせてもらうことにします。さまざまな意見があろうかと存じますが、実葉の次に悔しい思いをしているのは私どもです。できる限り精いっぱい動いています。ブログやツイッターに書けない事情もあるので皆さまどうかお察しくださいね。

 

 

昨夜寝る前、私はふと実葉にちゅーるを舐めさせているシーンを想像してみました。

 

 

実葉、ちゅーるとか舐めたことあるのかな? もし舐めたら目を輝かせるんだろうな。

 

 

そんな風に考え、術後のキツそうな実葉をかき消そうとしたのかもしれません。

 

 

 

さて、実葉の手術から丸一日経過。午前中から卒業犬コロンくんとのデートでべべ、ナナ、リルと横浜方面へお出かけしていた私は、帰宅後ひとり実葉の病院へ。毛布を持っていきました♪

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羽のように軽いのにふっわふわの自慢の1枚です。気に入ってくれるかな?

 

 

「あ タナベさん 昨日はごめんなさい じょうずにスリスリできなくて 毛布ありがとう」

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実葉ごはん完食! もう10年以上このフレーズばかり言っていますが「食べることは生きること」。実葉の食欲に生への執着心を見て取れました。やるね。

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術後より調子もよさげな雰囲気。よし! もっともっと回復してね。

 

 

 

「わたし ちと 楽になりました」

 

 

 

 

病院には実葉を保護したFさんがいました。Fさんは不妊手術を終えた猫を連れていました。実は実葉のほかにFさんから相談されていたことがもうひとつあったのです。「事情を抱えた野良猫2匹(メス)の不妊手術代を都合してほしい。病院には自分が連れて行く」という内容でした。

 

 

私がお受けできるのはここまで。この先は無理です。

 

 

線を引いて話し合いました。Fさんも納得しています。経済事情を抱えてはいるものの、Fさんは(10年以上私と支え合いながら保護活動をしてきた)小宮さんの友人でもあります。

 

 

実葉のこと(医療費負担、ケアおよび里親探し)と、2匹のメスの野良猫のこと(不妊手術代および医療ケア代を私のほうで持つ)はすでに大人同士で折り合いがついています。

 

 

そのうちの1匹をさっそくFさんが保護。実葉のいる病院で手術、ワクチン、駆虫を済ませていました。私は一連にかかったお金を病院に支払うため、Fさんと待ち合わせしていたのです。

 

 

お金だけ払えばいいものの、好奇心旺盛の私はついキャリーの中を覗いてしまいました。

 

 

洗濯ネットになんか書いてあるし(笑)。

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そうしたら急にわからなくなってしまったのです。

 

 

実葉はひどい目に遭ったからだいじだいじで、この子は不妊手術だけの約束だからもといた場所に返す。あなたは実葉じゃないからバイバイね。

 

 

そもそもいったい、実葉と洗濯ネットの子の間にはどんなちがいがあるというのでしょう?

 

 

この子も人慣れしている風だし、外暮らしが厳しいのは本来どの猫もいっしょのはず。

 

 

・・・・・・・・・・・・なにが正しいのか間違いなのかどこにウエイトを置くべきなのか際限なく手をつけるべきなのかやめるべきなのかお子たちのことを考えなくていいのかどうすればいいのか。

 

 

しばらく待合室で悩んだのですが、私は自分の心に従うしかありません。

 

 

自分の目で見てしまったからね。次は見ない。

 

 

 

あなたには家猫になってもらいます。てかなんて書いてあるのそれ? 気になるんですけど。

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へへ。ベールに包まれていますね。

 

 

 

明日には保護子猫ココア&ミルクがやってきます。満天もいます。

 

 

レギュラーメンバー、べべ、ナナ、リル、ほほ、あまた、さぶのケアもあります。

 

 

実葉もいます。

 

 

だけど14年半譲渡活動をつづけてきた自分の底力を信じ、難局を乗りこえていく所存です。

 

 

皆さま、応援お願いします。ペコリ。気になる保護猫がいる方は気楽にお問い合わせください。

 

 

 

Smile!

 

 

 

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