10分更新 ①旧友らとの忘年会

703号室卒業犬むじろう家よりさぶへの栄養源が届きました。

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むじの写真はむじ家のツイッターより拝借。陰惨な多頭飼育崩壊現場から私が保護した大昔の卒業生。シニアですが元気にしていますよ。

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「むじさん ありがとな おれがんばっているよ」

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ツイッターにも書いたのですが、私は毎日何度もお子らに投薬、シリンジごはん、点滴をしなければなりません。稀ですが予定がパンパンで急いでいるときはつい「早く飲め」と心でぼやくのです。普段通りにやっているはずですが、どこか雑かつ事務的になります。するとお子らは飲み込んだものをプイッと吐き出したり、そっぽを向いてなかなか飲み込まなかったりします。

 

 

けれど逆に時間や気持ちに余裕があるときは丁寧に向き合い「ゆっくりでいいよ。飲んでくれてありがと。えらいね」と褒めながらします。そういうとき、不思議とお子らはスイスイ飲んでくれます。

 

 

いろんなことを私に教えてくれる尊い家族。家族に感謝しています。

 

 

本日はいっぱい更新するぞ! 年末恒例の「今年の卒業生紹介」に帳尻を合わせなければいけません。書きたいことが山ほどあるのです。

 

 

さて、昨日の午後私は旧友らとの忘年会へ。1度目はさぶの体調が最悪の時期でドタキャン。2度目は友人の誕生日会を兼ねていたので伺ったのです。みんな10代の頃からの友だち。さまざまなフィールドで活躍しています。

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だれがどんな生き方をしようと、お互いに不干渉。世界観が多々あるので当然ですね。夫婦で参加する旧友が年々増え、新たな出会いもありうれしいです。

 

 

中野にある「もっつん」のオーナー春ちゃんと。奥には新婚の奥さんもいます。

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冒頭に載せた卒業犬むじも春ちゃんの店へむじ連れで行ったことがあるそう。私の卒業犬だと言ったら、春ちゃんは「ペットOK」にしてくれた模様です。

 

 

春ちゃんは私を見つけるたびに「見てくださいよ」とiPhoneを差し出します^^;

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どうせ「ハッピー」でしょ? わかってるんだから!(笑)

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春ちゃんはショップ出身の愛猫ハッピーと暮らして3年。そろそろハッピーにお友だちをと考えているんだとか。最初は飼い方がわからなくて、ハッピーを連れて散歩へ出たこともあったのですが、今はベランダにも出さない徹底的な完全室内飼育。理由は「だって危ないじゃないですか」

 

 

そりゃそうだ。

 

 

私は友だちの生き方に干渉しません。批判もしません。

 

 

干渉されたくないし批判されたくないからです。

 

 

でも私なりに春ちゃんに日本の現状を伝えてきました。

 

 

春ちゃんはいつもちゃんと聞いてくれました。

 

 

結論から言って、夫妻とも2匹目は「保護猫」に決めているのです。

 

 

2匹目は私が紹介することになってます。将来そういう形でも春ちゃんとご縁を持てたらいいな。もちろん私の譲渡に「友情割引」はありません。お願いごとを守る約束をしてくれたらお渡しします。

 

 

余談ですが春ちゃんは年に1度、ワクチンがてらハッピーにスクリーニング、エコー、レントゲンの定期健診を受けさせています。ワクチンの時期や種類にまでこだわる徹底ぶり。いいね。

 

 

ちなみに私も負けじとインスタのさぶのジャンピング抱っこ動画を夫妻に自慢。そうしたら「知ってます! すげえ、さぶ!!」だって。さぶの名は言ってなかったのに知ってたんだ。ふふ。

 

 

もうひとり紹介したいのがあめちゃん夫妻。忘年会を開いたこの店のオーナーで写真の中央あたりにいます。こわもてです。

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2017年は旧友らに2度不幸がありました。ふたりとも男性で、ひとりは闘病の末に亡くなり、ふたりめは残念なことに突発的に自殺してしまったのです。

 

 

自らの命を絶ってしまった方はひとり暮らしで、3歳になる三毛猫と暮らしていました。その3歳の三毛猫をあめちゃん夫妻が家族として引き取ったのです。

 

 

ひけらかすような雰囲気ではなく、なにげない会話の中でその事実を知った私。

 

 

あめちゃんの奥さんは私におススメの動物病院を真剣に聞いてきました。

 

 

故人の三毛猫は風邪がひどく、引き取ったあと動物病院を転々とまわっているようです。

 

 

なんか泣けた。

 

 

私は早々に帰らなければならず、通常は幹事に声をかけ静かに消えるのですが、高揚感を抑えきれず、だれかが歌っていたカラオケのスイッチを切ってマイクを握り、みんなへの感謝とみんなの活躍を祈る旨を伝えて去りました。

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ふだん私は友人の中にいても「譲渡活動」についてほぼ話しません。

 

 

昔は興味なさげにあしらわれるのが怖くて話せませんでした。

 

 

最近はそれぞれの生き方をわざわざ語る場ではないと思うから話さないのです。

 

 

オンとオフの切り替えがうまくできるようになったのも話さない一因かも。

 

 

しかしフェイスブックなどを通じてみんな多少知ってくれているらしく、だれも私をバカにしたり、否定しないのです。

 

 

「そんなことなんかよりもっと面白いことやろうぜ」と。

 

 

犬猫に関係のない旧友らはむしろみんなこう言ってくれます。

 

 

「アンニイがめざす社会になればいいな。がんばれ」

 

 

私は胸がいっぱいになって家路に着きました。合計3時間のエネルギーチャージ

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読んでくださりありがとうございます。

 

 

10分更新と言いながら1時間かかってしまいました。

 

 

まだまだ10分? 更新がつづきます。

 

 

LOVE

 

 

 

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足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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くろこよりあたらしい家族のほたるへ

「みなさん ようこそうちにいらっしゃい わたしは “くろこ” 12歳 わたしはカナダで生まれ育ち ママと日本へ帰国しました わたしカナダのシェルターの元保護猫なの わたしには “ばあさん” という友だち猫もいたんだけど 11歳でカナダのシェルターからママに引き取られた “ばあさん” はお星さまに…… “ばあさん” は18歳まで生きたのよ すごいでしょ?」

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「これが在りし日の “ばあさん” の肖像画 ママの台湾のお友だちが描いてくれたママの宝物 “ばあさん” はキジトラ模様よ」

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「わたしのママは 美容室のちかくで出会ったFIVキャリアの白猫さんも保護したの けど白猫さんと相性が合わなかったわたしの将来をかんがえて 白猫さんをいいお家にお嫁入りさせたの 白猫さんの里親さんは わたしのママに感謝の手紙や写真をおくってくれてる ママはにっこり」

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「いい連鎖 いい循環」

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「わたしには 近ごろようやく少しだけ距離がちぢまった 同居黒白猫がいるの 彼女は12歳のわたしより うーんと年上 名前は “天音(あまね)” 703号室出身の保護猫 保護当時 わかく見積もっても 彼女は今のわたしより明らかにシニアだった だからハハさんは 老猫天音の里親になったわたしのママに感謝してる 天音はとんでもない苦労猫だったからよけいに……」

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「天音は マイママさんが預かってくれたのよ マイ太郎さんも協力してくれた 天音がどれだけの“忠猫”だったのか ぜひみなさんに紹介したい 天音の前の飼い主さんは死んでしまったの 天音は遺品の整理に来た前の飼い主さんの親族からポンと外に放り出され いきなり外猫になった ある意味自由の身になったにもかかわらず 天音はどこにも行かなかった アパートの前で 天国の飼い主さんを待ちつづけた 季節が過ぎ去り寒空に凍えながらも……」

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「703号室ハハさんの【忠ねこ 天音】という記事をクリックしてみてね すべてわかるよ 天音がいた環境も 天音の気質も気概も愛もなにもかも」

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「約2年半前に天音がうちに来た日の卒業記事も読んでね 天音は白髪ばかり 動きもにぶい だから予想では18歳以上だと思う でもまんまるでなかなかイカシテルよね わたしのほうがかわいいけど」

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「天音 ひさびさの保護主ハハさんを凝視」

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「天音 ハハさんにもいちおうスリスリ甘える」

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「ハハさんはうれしそうだった ところでわたしんち クリスマスムードなの」

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「ママのお気に入りのコレクションがいっぱい」

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「センスいいでしょ?」

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「安全対策もカンペキ」

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「ママが作ったのよ」

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「わたしたちがまちがって外に出てしまったらたいへんだもん」

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「玄関の特注の脱走防止柵はわが家のじまん!」

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「ケージはね わたしのいもうと分の “ほたる” って子のために組み立てたもの ママからほたるが加わる話を聞いて わたしはドキドキ」

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「ほたるはわたしみたいにじょうずに爪とぎをつかえるのかな?」

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「おもちゃもあるよ」

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「トイレはほたるのもふやしてあります」

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「あ あなたがほたるね」

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「まだ不安かな?」

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「だいじょうぶ わたしがいろいろ教えてあげる “くろこ姐” って呼んでね」

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「ゴージャスなツリーでしょ」

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「運転手でついてきたチチさんは ちょっとした合間に仕事だって」

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「わたしのママは顔だしNG かわりになんでも出たがるハハさんとほたるを」

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「四十路をすぎてもきぶんはお姫さまだそうです 頭の中はお花畑のハハさん」

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「ハハさんは主役じゃないの わたしのいもうと分ほたるがメインでしょ!」

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「ほたるあなたも黒いのね わたしとおそろい ほんとうの姉妹みたい」

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「ママはあなたを見て 目じりが下がってた でも先住のわたしにえんりょして あなたとラブラブしたい衝動をおさえていたみたい」

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「わたし あなたと仲よくなりたい ほたるわたしと仲よくしてくれる?」

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(↓里親さんからの近況写真↓)

 

 

「ほたるはハハさんにもらった小さなボールがお気に入り」

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「パパはほたるにメロメロ もちろんわたしと天音にもね」

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「ほたる ごはんの味はどう?」

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「わたしとふたりで食べるともっとおいしいよ」

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「わたしのまねして ほたるはねこドアをクリア! やるなあ」

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「ファーストタッチ ほたるわたしに手を添えてくれてありがとね わたしたち全員 毎日毎日“家族”をエンジョイしています 先住くろこより」

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かつくん「x257ほたるおめでとう。くろこさん、天音、ほたる。女性トリオだね。お姉さんたちの言うことを聞いてほたるらしくのびのび暮らしてね。ぼくたち703号室はほたるの故郷です。応援してくれた方へぼくからも感謝を」

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LOVE!

 

 

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小分けを許して(主役はほたる)

ここんところ、かなりバタバタしています。

 

 

ブログに向き合う時間が限られてしまい、ほたるの卒業記事が完結できません。通常は前編と後編の2回にわけ書くのですが、少しズルしてブレイクにします。

 

 

次回こそ必ずお家へご案内します。楽しみにしてくださっている方ごめんなさい。

 

 

でも、本日の主役もほたるです!

 

 

ほたるの終の棲家は広々素敵。里親さんのお人柄は文章のみで表現するので、卒業記事はどうしても家の写真と猫の写真が目につきやすい。

 

 

しかし私は、ほたる家の外観より、ほたるの里親さんの中身を皆さまにお伝えしたいです。もちろん、家の写真も撮ってきましたけどね。

 

 

ほたるはほかにも家族希望をいただきましたが、ほたるの里親さんはほたるの家族募集を開始するかしないかのはじめのころから挙手してくれていました。ただ、気難しい先住さんがいるため「トライアル」を希望していたのです。

 

 

「トライアル」について私は掘り下げて考えることにしました。

 

 

「うーん……ほたるのトライアル、トライアル、トライアル……」

 

 

できればほたるはトライアルを避けたい。家具の配置や家の雰囲気をおぼえるのはほかの子よりハードルが高い。簡単なお試しというわけにはいかないのです。

 

 

結果、1か月程度私が家族募集をつづけて、もしマッチングするご家庭に恵まれなかったら再度前向きにお話し合いをしようという結論になったのです。

 

 

里親さん側も私の意見に同感してくれました。

 

 

「アンニイさんがうちよりほたるちゃんに合うと思う家があるなら、そちらに渡してください。私は静かにほたるちゃんの幸せを願います。応援しています」

 

 

こうも言ってくれました。

 

 

「正直私はほたるちゃんの外見がかわいくてかわいくて仕方ないです。ほたるちゃんの黒い縞毛模様も白のポイントも大好きなんです」

 

 

里親さんの言葉は私の勇気と希望になりました。

 

 

謙虚であたたかく、情の深い方。長いつき合いゆえ内面はよーくわかってるんですよ。ほたるの里親さんは「私史上10本の指に入る難易度の高い譲渡の子」の家族になってくれた方。今でも奇跡のような譲渡だったと感慨深いです。勘の鋭い方は閃いたかな? ふふ。せっかくなので今度ゆっくり紹介しますね。

 

 

里親さんはたくさんのおみやげをくださいました。ほたるにかかった医療費は全額emi-goへ。太田さんの本と里親さんからのプレゼントも添えて!

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emi-goはほたるを預かった私の負担額(実費)を考えてくれて、このお金を私が受け取るべきだと言ったのですが、私は「ほたるにかかった医療費」の名目で里親さんからお預かりしたので、私がもらうことはできないと伝えたのです。人と人の信頼関係ってそういうことかなあ、と。生意気を申しましたけど^^;

 

 

私もほたる家よりプレゼンをもらいましたよ♪

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里親さん宅にほたるのお届けに行った際に「足が冷えるから」、と厚めの靴下を履くようすすめられ、その後「あげます」と言われもらって帰ってきたのです。

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靴下重宝しています。クリスマスっぽい飾りもありがとうございました。

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ほたるが巣立った日、さぶの体調が悪かったので、私はお茶する時間すらありませんでした。里親さんはさぶを心配し電車でほたるを703号室まで迎えに来ることを提案してくれたのですが、私は自分で卒業生を送り出したいのです。

 

 

だから着いて写真をパチパチ撮り、誓約書にサインをもらって速攻帰宅。

 

 

いただいたおみやげの中に「味つけしたからそのまま焼くだけ」のディナーの材料(サラダ、スープ、パン込み)が入っていて、私は楽させてもらいました。

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じゃーん! チチ大喜び♪ 私はささみを焼いて盛りつけしただけです!

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配慮っていいね。心と心ってどこまでも通じ合うのかもしれませんね。感謝。

 

 

おすそ分けでいただいたジャガイモは母や友人に配り、残りは私が料理に使用

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ポテトサラダと

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肉じゃがに変身させ胃袋へ。ジャガイモごちそうさまでした。

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太陽のようにポカポカの里親さんです。

 

 

 

最後に、ほたるの近況写真を!

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想像をはるかに超えるスピードで新居を制覇!

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やっぱあなたすごいわ!!

 

 

皆さま、小分けを許して~!

 

 

LOVE!

 

 

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メシア

全盲のハンデキャップを負った保護猫ほたる

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ほたるはパッチリおめめの麗しい猫ではありません。けれどブログでもツイッターでも何度も書いてきた通り、彼女は全身を使い込んで判断し行動し、何ごとにも前向きにトライをつづけてきたのです。まるで体そのものが目のようでした。

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ほたるは自分に視力がないことを第六感で知っていました。

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自分に欠けているものをわかっていたのです。だから昇り降りにせよ無理だと判断したことはしなかったのです。その辺が非常に賢い。

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けれど生まれつき視力に恵まれなかったほたるは、視力を失っている不自由さに気づいていません。いい意味で他と自分の比較ができないのです。

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話は変わりますが先日MIHOさんと私は通院ついでに東大農学部を散策しました

 

 

紅葉が見事で、私たちは敷地内で息をのむほどの美しさに圧倒されたのです。

 

 

そのとき私は胸がチクッと痛みました。ほんの少しですけど、確かに痛かった。

 

 

思わずMIHOさんに理由を打ち明けました。

 

 

「みほりん、私胸が痛い。ここら辺さあ、落ち葉も含めてきれいじゃん? なんか擬人化かもだけど、視覚から得られる感性ってあんじゃん。それは人間より視覚の劣る犬猫も同じじゃないかな。犬猫が景色を眺めて心を和ませるかどうかは不明だけど、でも視覚が豊かなのはありがたいよね。選べるなら真っ暗な世界はいやだよね。今私、ほたるのことを言ってる」

 

 

MIHOさんは深く頷きました。

 

 

そして「ほたるに会いたいね」とニコっと笑ってくれたのです。

 

 

ほたると私がはじめて会ったのはおそらく2017年9月8日

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emi-goの病院の手術室に置かれた簡易小ケージ内にひとりぽつんといたのです。

 

 

「田辺さん、見てくださいよこの子。眼球がないみたいで見えないんです。たぶん生まれつきなんですけどね。田辺さん(この子)……要ります?(笑)」

 

「いや、いいや。遠慮しとく(笑)。(保護の)いきさつはなんなの?」

 

「ある方に相談されたんですよ。餌をやってたメス猫が自宅のベランダで5匹子猫を産んだって。だけどうちの病院はもうケージが空いてなくて断ったんです」

 

 

当然です。病院は飼い主の責任で連れて来た犬猫たちの治療を施す場所。

 

 

飼い主がいない犬猫をエンドレスに引き取って成り立つでしょうか? だれが飼い主のいない犬猫の治療費や入院代を払うのでしょう?

 

 

それでもemi-goの病院には当時、数えきれないほどの保護猫たちがいました。すべてemi-goが被るのです。すべてですよ?

 

 

世話から医療ケアから募集から譲渡からお届けまでを、彼女ひとりがやるのです。ほとんど彼女の持ちだしたお金でやるのです。

 

 

どうなんですかね? 私はあり得ないと思うけど。

 

 

「断ったのに、どうして(子猫が)いるの?」

 

 

emi-goは私の質問に答えました。

 

 

「一回断ったんですけどね。そのあとに5匹の子猫の中に全盲の子がいるって聞いたんです。(全盲の子猫は)外で生きていけないじゃないですか? だから母猫の不妊手術を条件に病院に連れてきてもらったんです」

 

 

「(目の見えるほかの)きょうだいたちも?」

 

 

「はい。一匹だけってわけにもいかないし、目の見えるきょうだいたちも気になるじゃないですか? (きょうだいなわけだから)」

 

 

「へえ……まあ協力できることがあったら手伝うわ」

 

 

私は自分の意思を口には出さずに会話を終えました。

 

 

しかし5匹ぜんぶ私が里子に出そうと決めたのです。全員私が出す。

 

 

皆さまご存知のとおり、私は健常な子たちから募集をスタートさせました。

 

 

最後に残ったほたるはじっくり取り組もうと練っていたのです。

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703号室に連れてきて、ほたるにふつうの日常を謳歌してもらい

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ここでほたるといっしょに成長していきたいと思いました。

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ほたるの魅力は無限であることへの証明も兼ねています。

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ほたるは私の予想をはるかに超えた快活な女の子

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空気の読み方も

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「ちゃっかりさ」も一流。これこれそれナナのごはんだよー!

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「さぶ兄にタッチ成功っ!」

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ふふ。ほたるよかったね。

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さぶ兄は紳士でしょ?

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「うんっ ふところが深くて好きっ!」

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「ほほ兄はわたしのおもちゃ」

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「いっぱい遊んでくれたし 教えてくれたよ」

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ほほもさぶもお疲れさま。よくほたるの面倒を見てくれたね。

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「あま兄は わたしの枕」

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「おなかがタプタプしていてキモチいいの」

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ほんとだ。ほたる熟睡してる^^

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「ときどき話し相手になってくれるよ」

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「お話のなかみはナイショ」

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あまぱんもありがとう。みんなのおかげでほたるはスクスク育ったね。

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甘えじょうずだけど小さいくせに自立心もあるほたる

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ひとりでもじょうずに過ごしていました。

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えらい子です。

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私にもベッタリ

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おーいほたる!

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人の髪で遊ぶのはやめなさい!

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もし、ほたるが全盲じゃなかったら、ほたるのきょうだいたちはパンパンの満員だったemi-goの病院に保護されなかったかもしれません。

 

 

きょうだいたちそれぞれが終の棲家で元気に暮らしているのは、ほたるにハンデがあったから。そう考えると、ほたるこそがメシアだったのかな、と。

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ほたるをトリに、これで5きょうだい揃って「703号室卒業生」になりました。

 

 

 

応援してくれた皆さまに改めて感謝を述べるとともに、次回ほたるの家族の紹介をしますので、楽しみに待っていてくださいね。ありがとうございました。

 

 

 

BIG LOVE!

 

 

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“祈りと行動”と“祈りのみ”のちがいについて

メイちゃんチビ太くんのママさん、いつもプレゼントありがとうございます。爪とぎは大人気。ほかにも我が家に必要なものばかり……助かります。

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皆さまこんばんは。今日は自慢とうんちくです。

 

 

さぶの具合がとても悪かったとき、私はチチを誘いパワースポットへ。藁にもすがりたくて、ふたりで「703号室」のお祓いをしてもらいました。

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私はこのパワースポットにご利益を感じます。だから心を鎮めたいとき、悲しいことが起きたとき、つまり苦難の際には必ず訪れています。お願いばかりでなく、たまにお礼にも伺っています。護ってくださりありがとうございます、と。

 

 

しかし日本にはいろんな方がいます。

 

 

それぞれの世界観、政治観、宗教観があるので私は敢えてその辺に触れるのを避けています。私はどちらかというと「根拠」を追求するタイプ。昔はぜんぶフィーリングで生きていました。でも加齢とともに変化する訓練をしています。

 

 

先日保護活動関連の内容の打ち合わせでお会いした方に、私は理系の思考だと言われました。そうなのかな? 実は私はどちらかというと文系ですけど。

 

 

そしてたまに他の方から私は非現実的なものを一切信じない風に映るようです。

 

 

事実私は動物病院の先生方にも必ず「数値」で示してもらうようにします。

 

 

選択肢とそのメリット、デメリット、それぞれの成功とリスクのパーセンテージ。先生方から開示していただいた情報の中で自分で選択をしたいのです。

 

 

私は自分の人生に責任を持ちたいです。人のせいにしたくありません。極力社会や隣人が悪いと思いたくありません。人を一括りにもしたくありません。

 

 

好き嫌いや損得だけを考えて生きていければ楽でしょう。でも縁のほうが私には重要です。縁こそ目に見えませんが私は縁を信じています。加えて「祈る」気持ちを持っています。常に祈っています。

 

 

ただ、祈るだけで終わりたくはないのです。

 

 

不遇な犬猫を憐れみ、明るい未来を夢見る方は多い。

 

 

つい、善意の心で応援の意を込めだれかに発してしまうひと言

 

 

「何もできませんが、祈っています」

 

 

ですがこの言葉にいったいどんな意味と効力があるのでしょう?

 

 

私は行動こそがすべてだと考えています。行動の大小は関係ありません。行動を起こすかどうかのみです。一頭の犬猫の里親になる、それは最高の行動です。

 

 

たとえば、学業をおろそかにし、受験勉強を一瞬たりともせずに、合格祈願だけ行ったところでどうにかなるのでしょうか? 希望校にすんなり受かるものですか?

 

 

不遇な犬猫たちのために祈るのは純粋かつプラスの感情。私も絶えず祈っています。しかし私は自分なりに行動し、努力をした上で願掛けをしたいです。

 

 

もし、不遇な犬猫の問題を改善しようと思ったら、祈るのと同時に、ご自身にできるアクションを起こしていただければ、もっとたくさんの命が救われます。

 

 

私は善人ではありませんが、自分の理想の社会に向け、小さな一歩を踏み出したい。その位の勇気と信念は持って生まれてきたと自負しています。

 

 

最近の我が家のほっこりシーン

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さぶとほほのラブラブぶりは異常です。うー! お母さんも仲間に入れて~!

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ほほは10歳。さぶはシニアですが年齢不詳

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どちらが年上かはわかりませんが、703号室歴は断然ほほのほうが長い

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だからほほは、薄毛で病み上がりのさぶの面倒を見ています。

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シリンジでごはんをあげているとどうしてもさぶの顔まわりが汚れてしまう。

 

 

それをほほが丁寧に舐めてあげるのです。

 

 

もしかすると、さぶの顔についた残飯を狙っているだけかもしれません(笑)。

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だけど動機はどっちでもいいですよね。

 

 

ほほは満足げで、さぶは幸せそうです。

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面倒を見るほうも見られるほうも、いい顔をしています。

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ほほもさぶも外で困っていた元野良猫。

 

 

私が保護しなければ、ほほもさぶもみすぼらしい姿で寒空を彷徨い、重い持病の彼らはまちがいなく短命でした。路地裏でひっそり死んでいたでしょう。けれど私の行動によって、彼らは今、互いを抱き合い、穏やかな表情で寝ています。

 

 

「ぼくもだよ」

tou (4)

 

 

 

そうだね。あまぱんはお母さんの腕枕で眠っているんだもんね。

 

 

一頭でもいいんです。

 

 

直接保護することに躊躇するなら里親になる選択肢もあります。

 

 

そしてすでにそうされている方には深いリスペクトを!

 

 

家に入れる犬猫たちが一頭でも増えることを願って!

 

 

LOVE

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、

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