家族募集中の保護猫ミミ玉と琴里については次回以降またアップします。
楽しみにしてくださっている皆さまごめんなさい。
今夜、私の頭の中は明日会える予定の男の子のことでいっぱいです。
ある男性がひっそりと自宅で亡くなったのです。
最近男性と連絡が取れなくなったとの友人の通報を受け、警察が男性宅へ行くと、1匹の飼い猫が、ちょこんと男性の遺体のそばに寄り添っていたそうです。警察官の配慮で、そこにいた猫が餓死しないように、山盛りのごはんと、お水を残していったとのこと。
話せば長くなるのですが、まわりまわってその話が私のもとへ来ました。
あまぱんがいなくなった我が家は、物理的にはキャパが一頭分空いています。
けれど私はすっかり気力をなくしていて、ミミ玉と琴里の家族募集だけで本当にいっぱいいっぱいの状態です。Twitterやブログをご覧の皆さまには水面下でやっている保護動物の家族募集に、私がどの程度のエネルギーを費やしているかをおわかりいただけないかもしれません。
「保護」ならだれでもできるけれど、やっぱり「譲渡」はむずかしいと日々痛感しています。相手あってのことですから、自分の都合だけで動くことができません。いろんな思いを抱きながら今はとにかくミミ玉と琴里のご縁を結ぼうと自分なりに踏ん張っていたところでした。
しかしその猫は、この瞬間もひとりぼっちで空き家の中にいます。
警察が帰ったあとの猫は忘れ物のようにずっと室内に閉じ込められている状態で、だれにも会えず、甘えられず、助けを求められずに孤独に耐えています。
本日、男性の友人はようやく男性宅の合鍵を警察にもらうことができました。
そしてその足で猫にごはんをあげに行くと、猫は数日ぶりに見る人間の姿に、鳴いて鳴いて、足元に絡みついて、「行かないで」と訴えたのです。猫とは何度も会っているけれど、鳴き声を聞いたのははじめてだと男性の友人が話していました。
残念ながら、亡くなった男性の周りで猫を引き取れる方がいないので、私が明日仕事のあとに男性の自宅まで猫を迎えに行くことになっています。仕事もうちから遠いし、猫の所在地も遠方です。
近ごろ毎日すごい距離を運転してる気がする^^;
早く猫に会いたい。がんばったねえ、と抱きしめたい。ひさびさに胃が痛くなるほど心配しています。皆さまもよかったら猫の無事を祈っていてください。
男性の友人が撮った今日の写真
自分の若い頃は「死」がなんとなく遠くにぼんやりとあるだけでした。でも、うまく言えないのですが、加齢に伴い、死が近づいているように感じるときがあります。願わくば、人間の生死に幼い子どもや非力な犬猫たちが巻き込まれ、置き去りにされない社会に近づけたいです。このような話もきっと氷山の一角だと思いますが、ひとつでも多くのセーフティネットを考えていきたいですね。
猫さん、どうかどうか、明日の夜までがんばってね。待ってて。
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