いぬのきもち6月号(Tさん1、ひらりさん1、おぶーさん1)を承りました。週明けにコールセンターに注文しますので、ひきつづきお待ちくださいね。お手元に届くまで時間がかかるかもしれません。
はなちゃん(ミケ玉)&輪くん兄妹にはお友だちがいて、たわしにも「お友だち」がいて、ココ玉&ミミ玉ペアにもお友だちがいます。お友だちとは、外でお世話をしてくれた方のこと。
それぞれのお友だちは全員私の地元の方たちです。
お友だちたちは各々に家庭の事情を抱えているため、猫たちを家の中で飼うことはできなかったのですが、いわゆるただの「餌やり行為」にとどまらず、猫の具合が悪くなると病院へ連れて行ったり、不妊手術を受けさせたり、本当に心を砕いて動いた方ばかりです。
今日は、ココ玉&ミミ玉ペアのお友だちに聞いた彼女たちの過去に少し触れます。
「わたしとお友だちはじめて会ったのは、2年ほど前。ごはんをもらうようになったのは去年の今ごろ。お友だちは、団地の駐車場で待つわたしとミミ玉に、日々欠かさずごちそうをとどけてくれたのです。お友だちが運んでくれたごはんは、わたしたちの命綱そのものでした」
「もぐもぐ」
「おいしいな♡」
「寒い時期は、毎日一時間わたしをブランケットに包んで抱っこしてくれたよ」
「親しくしてくれたお友だちのお膝はあたたかくて、わたしはいつまでも乗っていました」
「わたしたちはね、団地の駐車場の片隅で、静かに生きていたよ」
「声をかけてくれる人はたまにいたけれど、お世話をしてくれたのはお友だちだけ」
「だから待ち遠しくて待ち遠しくて、遠くにお友だちの姿を見つけると、わたしは道路を渡って走り寄ってしまうのです。早く甘えたい。お腹空いた。早く甘えたい」
「わたしたちは生粋のノラ猫ではありません。団地の住民に飼われ、引っ越しを機に捨てられた元飼い猫です。だからお膝のぬくもりをちゃんと知っているの」
「ミミ玉もわたしも何年も何年もいばらの道を生き抜いたよ」
「やさしい人と、やさしくない人を、わたしたちは識別しながら逃げたりすり寄ったりした」
「あっ! お友だちだ」
「お友だちはいっぱいスリスリしてもだいじょうぶ!」
「そのうち団地でごはんをもらうことがダメになって、わたしたちを心配したお友だちが、わたしたちをお友だちの家の近くに誘導して、そこでごはんをくれるようになりました」
「わたしもミミ玉も人に迷惑をかけないようにひっそりと生きてきたつもりです」
「人に迷惑をかけるときらわれる。きらわれるとますます生きづらい。さんざん外にいるわたしたちはわかっています。だからわたしたちはずっとコソコソしていたよ」
「でもときどき、甘えたい衝動を抑えられない」
「お友だちの家のドアの前で待ってしまう」
「お友だちのあとを追って大声で泣いてしまう」
「だってわたしは、甘えん坊ですよ?」
「同居する家族の了承をどうしても得られなかったお友だちは、あちこちに声をかけてわたしたちの赤い糸を探してくれました。そしてまわりまわって、わたしたちは703号室の保護猫になりました。裸一貫のわたしとミミ玉ですが、心は豊か。家族にあげる分の愛情は持っています。あの……」
「推定5歳過ぎの熟女ですが、素直で温和がとりえです。お膝に乗ってあげようか?」
ココ玉もミミ玉も我が家のだいじな保護猫お嬢さま。保護できてよかったとつくづく思います。若くはない彼女たちですが、年輪の深さが魅力となっています。素敵な方の目に留まりますように。
LOVE
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お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
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