こんばんは。今日は週末に訪ねた卒業生宅をご紹介します。
チチと私、1日で3軒の卒業生を訪問したんです(笑)。
どのお宅も時間が足りないほど楽しかったです。
懐かしい面々が登場しますよ!
2回にわけて更新します。
「保護されて数週間後の頃のぼくだよ」(預かりうららさんちにて)
はい! おわかりですね。
トップバッターはうちの近所で出会った「ひかる」改め「はな丸」!
最初はもうボロボロのガリガリでした。
保護を決めたのは、目から血の混ざった涙を流しながら彷徨っていたから。すでに目はつぶれかかっていました。盲目になってしまったら厳しい外界では生きられないのに。
保護後、預かりうららさんの献身的なケアと目の精密検査を経ました。目は現在、きれいに治っています。
そしてこのお猫さん、異彩を放つ703号室卒業生の中でもひときわ手ごわかったです。近づいただけで脱糞するほど繊細なガラスのハートの持ち主でした。
なにもかもが怖い。
拒絶拒絶拒絶!
ストレートな怒りんぼともちがう。
石のように硬く心を閉ざしていたのです。
FIVキャリアでもありました。
慣れるまでにかなり時間がかかったし、家族探しのハードルは高かったです(自分比)。
保護期間はなんと1年以上(汗)。
ご縁探しも一筋縄にはいきませんでした。
ようやくめぐり会ったのが今の里親さん。
このたびは「はな丸」が卒業まる1年を迎えたので、里親さんがチチと私をお誘いくださったのです。
見覚えのあるエントランスを逸る気持ちでくぐり
王子さまのお宅へ
窓にはしっかりと脱走防止柵がされたままです。
はな丸王子はお決まりのリアクション(笑)。
こうなると思ってました^^;
でもさわれましたよ♪(チチバージョン)
私もこねこね
ママは余裕のにっこり抱っこ。すごすぎるよ。
お茶をいただきながらこれまでを振り返ります。
初耳の話がいっぱい飛び出しました。
はな丸は数ヶ月大絶叫で鳴きつづけたそうです。我が家では一切夜鳴きをしなかったので、聞いたときは驚きました。そしてやはり里親さんに対しても、ビビリや拒絶の部分を色濃く出していたんだとか。リビングで家族が普通に過ごすようになるまでに、半年かかったそうです。
半年ですよ?
半年間、粘り強い根気を持ってはな丸に向き合ってくださったおふたりを尊敬します。
そして徐々に心を開くようになった彼を、深い愛情で包んでくださったおふたりに感謝します。
ホームレスだった彼が、今、こんな風に暮らしています。
ご家族には無防備な姿も晒します。
こういう姿を目の当たりにすると、私は無限の可能性を感じるのです。
「慣れるわけがない」
「できるわけがない」
そう決めつける方が関わった犬猫たちは、慣れるわけがないし、できるわけがないのです。
でもそれは、その先を見ようとも信じようともしない方の偏見や狭い見識によってもたらされた当然の結果かもしれません。
なんてえらそうに書いている私も、自信喪失で凹みっぱなしになることしばしば。しかし私は犬猫たちを信じています。もちろん、長い時間がかかる子もいるで しょう。簡単にいかないことも多いでしょう。でも必ず、犬猫たちは関わった人間とどこかの時点で心をぶつけ交わるのです。それが早いか遅いか、わかりやす いかわかりづらいかだけのこと。
はな丸とご家族が改めて教えてくれました。
チチが撮ってくれた記念写真
はな丸、祝1年!
幸せになったねえ!!
この幸せを、少しでも長く噛み締めてほしいです。
わがままな保護主より
はな丸家よりバームクーヘンをいただきました。
ありがとうございました。おいしかったですよ♪
次回は、はな丸のママさんが本気で惚れこみ、2匹目の家族として迎え入れることを真剣に考えたという卒業生のお宅と、大の仲良しの里親さんとのランチについてUPします!
ハンデのある子もない子も
若い子も若くない子も
健やかな子も病める子も
甘えん坊も怒りん坊も
美しい子もぶちゃいくな子も(笑)
みんなみんな終の棲家を得られますように。
ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました
お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。
足立区・荒川区・文京区を中心に活動してますが地域のご相談やお世話内容など、
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