ハットリが来てくれた♡

chiseiさま(めいちゃんとちび太のママさん)愛の詰め合わせをありがとうございます。

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703号室に保護猫が増えたのでプレゼント助かります。うれしすぎる~♪

 

 

今夜はほほを洗いました。

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下半身のみまめにシャンプーしています。

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特に抵抗もせずおりこうにふるまっていますよ。

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シャンプー直後は花の香りがするの♡ 色男でしょ?

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さて、溜まっていたネタを放出するとともに、新しい保護猫の紹介をさせてくださいね。

 

 

少し前の話になりますが、私はemi-goの病院で子猫たちのお見合いをしました。

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希望者さんのお目当ては「ニコちゃん」

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ちゃんとブログで紹介していませんが、現在は兄妹揃って703号室卒業生になっています。兄がベルベットくん(下)で、兄を踏むおてんばの妹はニコちゃん(上)

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ちなみにこのときのお見合いはご縁になりませんでした。ニコちゃん、ベルベットくんのことはまたの機会に必ずご報告します。しばしお待ちください。

 

 

emi-goの病院の珍獣たち♡ 山口県の保健所出身のちゃぽぽ

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噛みつき虫のタロ。タロは老犬になって手放された犬なので気難しい一面があります。前の飼い主さんが病気で亡くなってしまったんですよ。emi-goほんとうにえらい。

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emi-goレベルの保護活動をやっている女性を私は見たことも会ったこともありません。

 

 

この日調子が悪かった私のためにemi-goがピンクの犬用毛布を床に敷いてくれました。

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ちゃぽぽ~ 枕にしてごめんよ~

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ちゃぽぽは天国のナナに似てかわいいね♡

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病院にはまなちゃんの保護猫「ツブ」ちゃんもいました。

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「田辺さーん」

 

 

帰り際、emi-goに呼ばれ紹介されたのはこのお方

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洗濯ネットが血だらけ……

 

 

事情を聞くと、黒白猫はなんとこの状態で外で1年以上生きてきたとのこと。

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よーく見てください。すごい痛そうだと思いませんか? しかもパンパンに腫れています。重篤な感染症にならず、この程度で済んだのが奇跡かもしれません。

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とはいえ折れた手が変な形にくっついたまま固まってしまいました。だからこのまま生きていくしかなかったんです。なぜなら彼は飼い主のいない野良猫だから。

 

 

とりあえずお決まりの写真を!

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よし。手術が終わったらやったる。みんなに内緒で縁探しを約束してお別れしました。

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骨をバッサリ

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片手を完全に失ってしまったので

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彼には超スイートな未来を保証してやりたいですね。

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名はハットリくん。ちゅーるが大好き! 若い男の子です。

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人とも猫とも仲よし。生真面目でやさしいタイプ(笑)。抜糸も終えました。

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三本足ですが、703号室内を飛びまわっていますよ。

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ハットリはリリース不可能な体なので保護した方が里親探しをすることになっていました。けれど私が出しゃばって「里親探そうか?」と切り出したのです。

 

 

おせっかいかなと思ったんですが、emi-goの「ぜひ!!」という叫び声を聞いて安心。emi-goの信頼を裏切らないよういいご縁を結んでいきたいです。

 

 

皆さま応援してくださいね。一生懸命がんばります。

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次回はアメショーまあるの保護経緯を!

 

 

Smile!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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黒田まるくんを訪ねて

blogを更新しまくる予定なのに頭が痛くて一日ほとんど寝ていたという効率の悪さ。予定通りに動けないとひたすら自分にイライラします。うーん。

 

 

夜中3時までやっているマッサージ店を見つけたのであとで行ってみよう。これは薬とシップだけではキツいレベルだから自分を甘やかせます。

 

 

先週金曜日、卒業犬まるんちへ行ってきました。

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超ビビり犬のまるが外で待っていてくれたという奇跡

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まあ奇跡じゃなくて、黒田さんの弛まぬ努力と知恵なんですけどね。まるが家族に加わって痩せた黒田さん。まるは私を見るなりパニックを起こしそうでした。

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玄関でも小さくなるまる

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「え」

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「どうしてぼくんちにいるんですか?」

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あのさあ、私は高速飛ばしてまるにプレゼントを持ってきたんだよ? これ↓

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私の高校の同級生かおりがうちに送ってくれたの。

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春頃女子会を開いたときの写真

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何年経ってもみんな仲よし♡

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でも703号室では食べる子がいないから、まるにどうかなあって……

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まるすっかり家族には慣れたみたいね。

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究極の内弁慶だと思います。

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最近お散歩で出会う年上女性みかんちゃん(柴犬風)に夢中のまる。黒田さんから噂話はちらほら聞いているのです。emi-goに話したら「ちゃぽぽの立場は?」と笑っていましたがちゃぽぽにもちゃっかり彼氏らしき犬がいることを私は知っています(笑)。

 

 

 

「ハハ~ ちゃぽぽにはナイショですよ?」

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ふふ。ちゃぽぽには言ってないけど、emi-goには言っちゃった♡

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オヤツを食べそうで食べないまる。隅に置けない男ですがやっぱりシャイです。

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50分のお宅訪問。あっという間でしたが楽しかったです。

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運転中、ディズニー(リル)ちゃんとべべとナナが千葉のドッグランを駆けまわった過去を何度も思い出しました。絵の中からべべナナが飛び出してくれればいいのにね……

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ではシャワーを浴びたら予約の電話をかけて行ってきます。

 

 

皆さまは体調管理に気をつけてください。

 

 

LOVE

 

 

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②ヒヒのご縁が決まりました!

ヒヒの家族募集に多くの応援をいただきました。ありがとうございました。この度ヒヒのご縁が決まりました♡ お問い合わせをくださったほかの方にはまなちゃんからメールを差し上げます。

 

 

「おおぜいの人をまえにきんちょうしています」

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本日emi-goの病院にて行われたヒヒのお見合いに

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なんと13年前の卒業犬ゆず(♀)が静岡県から参加してくれたのです。

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いや~~~んゆず♡ ひさしぶり!!

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会いたかったよ^^

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なんでゆずが来たかと申しますと、実はゆず家のお姉さんファミリー(横浜在住)が偶然にもヒヒを希望してくれたのです。しかしお姉さん世帯と妹さん世帯は物理的に離れているのでまさかゆずに会えるとは夢にも思いませんでした。

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ちさとさん(ゆずの里親)が片道2時間かけて車を飛ばしてきたらしい。わたしゃもう大興奮。ちさとさんと私は仲よし。ゆずの卒業後も数えきれないほど会っているんです。そして13年前のゆずのお見合いにお姉さんも703号室に来てくれたという。私は記憶力がいいので超覚えていました(笑)。

 

 

まなちゃんとまなちゃんの彼とゆず。彼の左側には捕獲ホヤホヤの猫さんもいます。

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ああ、ゆずも老犬かあ。あんた昔いろんなものを壊してくれたよね。破壊魔ちゃんだったよね。なにしてくれても許せちゃうかわいさ。ぜんぶいい思い出です。

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ヒヒはゆずの従妹としてお姉さん宅へ嫁ぎます。お姉さん宅には先住猫さんが二匹いるのでヒヒとの関係も楽しみ。この譲渡はトライアルはナシでいきます。

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ちさとさん、お姉さん、おみやげありがとうございました。

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ヒヒは来週のお届けです。まなちゃんとふたりで行ってきますね。

 

 

 

ゆずと少し歩かせてもらいました。

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幸せすぎる。

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うちの保護猫すずらんもがんばろうと改めて心に誓った次第です。

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お姉さん夫妻を自宅まで送ったちさとさんとゆずは疲れてお昼寝だそうです。

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いいなあ最高。

 

 

つづいてまなちゃんの保護っ子を二方紹介しなくては!

 

 

まずマウス……じゃないや……仔豚さん……でもなくて……うさぎ?

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え? なに? いったいどんな生き物?

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「とぼけてんじぇねーよ」

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ごめんなさい^^;

 

 

外時代ヒヒと缶詰を貪っていた白猫さんでした。白猫さん(女性)はりょうちゃんちの保護猫としてスタートします。りょうちゃんがわざわざ病院まで迎えに来てくれたんですよ。りょうちゃんいつもおおきに。お世話になりますよろしくね。

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うっ……りょうちゃんとチーさんといちばん長くいたのに写真を撮り忘れた。

 

 

白猫さんはりょうちゃんがついているので安泰です。

 

 

最後に、まなちゃんが昨夜保護したという情けないお顔の男性も♪

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しょ、ショボい。ショボすぎて萌える♡♡♡ 名前は「やむちゃ」くんだそうです。

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TNRのRがキツいとぼやくまなちゃん。やむちゃくんの今後は未定ですが、外には不妊手術をしなければならない猫たちが控えているのでまなちゃんが無理のない範囲で取り組んでいければいいな。

 

 

まなちゃんは気骨がある女性ですよ。

 

 

やればできる人、やる気のある人はいっぱいいます。

 

 

どんどん波及していけばいいですね。

 

 

私のblogに登場する人物たちも気になると仰ってくださる方もいます。

 

 

素敵な面々に囲まれてにっこりの毎日。

 

 

保護譲渡活動は犠牲的精神がなくてもできる。私の微々たる行動で証明していきます。

 

 

 

LOVE!

 

 

 

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1 再生の道

春先にようやく保護できたいじめっ子。外で小柄な卒業生ローズを蹴散らし、ローズの食べ物を奪っていたシーンが強烈に私の印象に残っています。

 

 

「スターが揃った/幸せの703号室」

 

 

改めて記事に出てくる元ジャイアン(いじめっ子)の写真を見て驚きました。

 

 

捕獲箱に入った際の表情もなかなかキツいよね。

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汚れ具合や人間不信の睨み

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ジャイアンの反骨ぶりが切ないです。いったいなにに抗う姿なのか。

 

 

これまで生きていて楽しいと思える時間がこの猫にはあったのでしょうか?

 

 

だいぶきれいになったあとも、ビクビク、オドオド

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まだ若いのに傷だらけ。FIVキャリアに感染。

 

 

うちの近所のオス猫たちのうち、2匹に1匹はFIVキャリアです。みんな体をぶつけ合って必死に生きてきたんですね。やわらかい心をいちばん奥に隠して、何重も蓋を被せ、前へ出る。

 

「ここはおれのテリトリーだ」

 

「これはおれの食べ物だ」

 

「出て行け、おれが生きるだけで精いっぱいの場所だ」

 

 

当然ジャイアンに友だちはいませんでした。

 

 

生き物としての「余裕」がなかったから。

 

 

私はジャイアンに出会って、ジャイアンの悲しみを知ったのです。

 

 

語弊があるかもしれませんが、野良猫はみんな、非力なストリートチルドレンに似ています。

 

 

私は、重い蓋に潰されすっかり委縮した彼らの心をふんわり元に戻す活動をしています。

 

 

根気よく語りつづければ、与えつづければ、私たちはわかり合えるのです。

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ジャイアンももちろん例外ではありませんでした。

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甘えん坊の素晴らしい猫なんです。

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ジャイアンがコテツという仮名で卒業生ポテチ家留学していたことは皆さまご存知ですよね? ポテチ家にコテツを打診したばかりの頃、実は一回里親きーやんさん夫妻に私、振られているんです。ご主人のひと言が、チクっとしみたな。

 

 

「アンニイさんは焦っている気がします」

 

 

言われた瞬間、ハッとしました。少し恥ずかしいような気持ちも……。

 

 

けれど反面、正直に意見を交換できる里親さんと巡り会えた自分は恵まれていると思いました。

 

 

たしかに私は焦っていたから。

 

 

でも、だれでもいいから渡してしまいたいという考えは一度も持ったことがありません。

 

 

私には追いかけっこをするポテチとコテツが明確にイメージできたのです。なぜならば私は両方の暮らしぶりや性格を知っている立場だから。

 

 

だいぶ経ってから、今度はきーやんさん夫妻が私に声をかけてくれました。

 

 

「トライアル」のお約束でしたが、すごくうれしかった。

 

 

6月3日、きーやんさん夫妻がemi-goの病院へ来てくれました。

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コテツの卒業前検診です。

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この日きーやんさん夫妻とコテツは初対面。中島先生にアドバイスを伺いながら実際のコテツに触れてもらう機会です。責任感の強いきーやんさん夫妻は、すでに「親の顔」をしていて、私はおふたりの雰囲気にひそかに感動していました。

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病院には保護犬時代の「まる」

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まるに会いに来た黒田さんもいたんですよ(笑)。

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きーやんさん夫妻と黒田さんとパチッ

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雑談の中で黒田さんがきーやんさん夫妻に私のことをさりげなくアピールしてくれました。

 

 

「この人(私)から(保護動物を)もらうといいですよ」

 

 

なんか、じーんとしちゃって。黒田さんの保護主宣伝に感謝します。

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こうしてコテツは再生の道を歩んでいくことになったのです。

 

 

まずは1か月留学生としてでしたが、私はうまくいくと確信していました。

 

 

理由はポテチの懐が深いのと、コテツのフレンドリーさ。そしてきーやんさん夫妻の強くあたたかいお人柄も私を前向きにさせてくれた大きな要因でした。

 

 

怒ってばかりのジャイアン時代の壁を乗り越えて、コテツは未来へと旅立ちました。コテツは今、ポテチを兄だと崇拝し、日々ポテチのマネばかりしています。

 

 

次回はコテツの写真を満載でお送りします。ポテチと旬なヤマト坊も登場します。

 

 

皆さま、お楽しみに。

 

 

目立つことはできなくても、私は自分の世界を隙間なく愛で埋めつくしたいです。

 

 

LOVE IS PEACE♡

 

 

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かっちゃん

小ほほの写真に並んで小かつにも出会いました。2004年撮影

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かつの里親募集に使った「アピールフォト」。14年以上前です。

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地元のボランティアさんに保護されたとき、かつはまるでボロ雑巾でした。

 

 

里親探しを依頼された私が、かつを預かることにしたのです。

 

 

入院先の病院へかつを迎えに行った日、会社帰りの私はものすごく疲れていました。その私に院長先生がひと言。「残念ですが、その子は猫エイズです」と。

 

 

FIVキャリア(猫エイズ)という一語は、今より重い響き。現に先生も「残念ですが」と前置きしています。駆け出しの私は目の前が真っ暗になったような気がしたのです。簡単に引き受けなきゃよかった。バカなことをしてしまった。正直後悔しました。

 

 

けれど捨てちゃうわけにもいかないし、かつを連れて帰るしか選択肢はなかったんです。

 

 

私はあの手この手でかつの赤い糸を探しました。

 

 

かつは人見知りの激しい気の強い子猫で、ベタベタ甘えたりしません。

 

 

ケージから出すとすぐに隠れてしまいます。愛想も悪い。

 

 

だけどべべやナナのことははじめから信頼していたのです。

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そのうちにFIVキャリアのかつにもネットを通じて声が掛かり、かつは我が家を巣立っていきました。婿入り先はフルタイム勤務でヒーヒー喘ぐ私からしたらたいへん裕福なお宅。やさしそうな里親さんの人柄に、私はほっとしたものです。

 

 

しかし譲渡から3日目、かつがいなくなったとの知らせが来ました。

 

 

心臓が止まるかと思いました。ナナの散歩を済ませたあと、車で2時間かかる里親さん宅へ飛んでいった私。城のように広い建物の外と中を汗だくで捜索。

 

 

「かっちゃん、かっちゃん」

 

 

かつの名前を呼んでいたら、不意に涙が出て止まりませんでした。

 

 

里親さんはいい方だったのですが、温度差が私とはあまりにも開いています。家族で日常会話を交わしたり、カレーライスを笑いながら食べたり。果てには家族内で次に迎える猫を動物病院へ見に行く約束まではじめたのです。

 

 

若かった私は悔しさを抑えることができませんでした。

 

 

かつが生きていても死んでいても私が連れて帰ろうと胸に誓って探しつづけたのです。かつの居場所がその家の中に見つけられなかったから。

 

 

次の日、かつは無事に私の手元に帰ってきました。

 

 

私にべったりくっついて眠るかつを眺めながら、私は決めたんです。独身ゆえかつに多少ひもじい思いをさせるけど、かつをもうどこにもやらないと。私にとってそれは大きな決断でした。すでにべべとナナがいたもんですから。

 

 

お客さんの間で「幽霊」と呼ばれていたかつくん。でも私相手だとトイレの中まで入ってきます。自分にだけ懐くのはなんとも言えない愛おしさですね。

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703号室に泊りに来た卒業犬「コラくん」とかつ♡ 仲よしです。(2006年)

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1歳、2歳、3歳

 

 

順調に加齢していたかつを突然FIPが襲いました。FIPの診断がつくまで、私はかつにできる限りのすべてをやりました。確定的になったあとも、かつの生きる道を模索しつづけました。当時知り合ったemi-goは私の印象をこう話しています。

 

 

「田辺さんはいつも泣いてる人だなと思ってました」

 

 

FIPウエットのかつのお腹はみるみる膨らんでいきました。腹水が溜まっていくのです。抜いたり抜かなかったり、臨機応変に対応していたのですが、ついに恐れていた胸水も溜まり、最期はいちばん怖かった「肺水腫」になりました。

 

 

そして2タイプある肺水腫の中でもひどい方のくじを引いてしまったのです。

 

 

胸全体に胸水が溜まるのではなく、肺の細胞のひとつひとつに水が溜まっていく方。終盤、かつはほんとうに苦しそうで、私の脳裏にチラチラ「安楽死」がよぎったほどです。

 

 

どんなに手を尽くしても叶わないことがあると知りました。そしてずいぶん自分を責めました。

 

 

FIPは未解明の部分が多い病気ゆえ、「ストレスで発症するのではないか」と言われていたのです。自分がかつにストレスを与えていたのではないか、かつが亡くなったあとも10年以上そればかりを考えています。

 

 

11年前の酸素室。アナログですが、この時代に酸素室はめずらしいでしょ?

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周りで使っている方はいませんでした。

 

 

かつの影響で私は今もFIPという病魔に心を蝕まれています。

 

 

保護猫たちが発熱したり食欲が減るたびに、FIPに対する畏怖が蘇ってくるのです。この病名を書くことすら抵抗をおぼえます。たぶん一生克服できないです。

 

 

かつへの強い未練を持ちつづけている証拠かもしれませんね。

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たった3年しかいっしょにいられなかったけれど、かつは紛れもなく私の息子でした。

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重い病と闘ったかつのがんばりを私は死ぬまで忘れません。

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亡くなる少し前のツーショット。痩せちゃったけど色男でしょう?

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かつくんはべべとナナと同じ場所にいるかな?

 

 

かっちゃん、愛しているよ。

 

 

 

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