今夜タロパパ黒田さんが、タロの写真を手に母の店に来てくださいました。
タロが使い残したおみやげの数々とお菓子やアマゾンの商品券をありがとうございました。
タロが天国へ旅立って7ヶ月
この間のタロパパ黒田さんの胸中は如何ばかりだったでしょう。
想像するのも気が引けるほどです。
5月末にタロの訃報を受けた私は
黒田さんにかける言葉が見つかりませんでした。
すぐに手紙とお花を送ったけれど、ブログには書けませんでした。
タロがこの世からいなくなったことがショックだったのです。
保護主の私ですら沈んだ心持ちなのに、譲渡の日から絶えずタロを溺愛しつづけた黒田さんご夫妻は……タロを失った悲しみを乗り越えられるかただただ心配で。
今夜の黒田さんは一見お元気そうでした。
きっと必死に乗り越えてきたんでしょう。痛いほどわかります。
店にいる間中ほとんどタロの話しかしなかった黒田さん
黒田さんはタロとこの瞬間も一緒にいるんだなあ、と思いました。
タロは生きているのですね、黒田さんの中に。
黒田さん、料理は口に合いましたか?
何年か前にも店に来てくれましたよね。つまらないものばかりですがどうしても黒田さんにごちそうさせていただきたかったのです。タロが亡くなった直後はお会いするのも難しかったですが、黒田さんが落ち着かれたらお顔を拝見したいと。
黒田さんは動物愛護センターや保護猫のお見合いにも付き合ってくれた慈悲深い里親さん。いつも応援してくださいます。
タロが繋いでくれた大事な方です。
タロは卒業犬のカテゴリー「タロ」に登場しますが、その頃ブログに載せた写真が消えてしまったので、今日の記事で写真を数枚紹介させてください。
タロは今までの卒業犬の中でもっとも手を焼いた男の子でした。
16キロ超の柴犬
捨てられ野良となり千葉県を放浪していたところをセンターに収容されましたが、縁あって我が家で保護する運びになり、殺処分を免れた犬です。
保護当時私はタロの「噛み癖」に泣かされましたが、本質はやさしい犬でした。
苦労が多かったから牙を剥くしかなかったんだよね。
703号室保護犬時代。私に向かってにっこり笑って
猫はだめだったけど、子犬とは仲良くごあいさつできました。
妹と妹の愛犬まめ(小)と並んで土手の散歩へ
柴犬同士お似合いカップルに見えたお二方ですが、実はタロとまめは一度母の店で死闘を繰り広げているのです。私の拙書をお読みの方はご存知ですね?
あんなに激しい犬のケンカを見たことがなかったので止めるほうも必死でしたが、今となっては全部いい思い出です。
卒業後も奥さまを本気で噛み怪我を負わせるなどアウトローな日々を送っていたタロですが、黒田さんの厚い情のおかげで徐々にキャラを変えていきました。
あれ? タロくんタロくん! タロくんはどこかな?
「はーい! ぼくここだよ」 (お届けの日の一枚)
水色のレインコート姿がかわいい。レインコートがあれば雨の日もおさんぽできるね。
卒業後ドッグカフェにて再会したとき
「あっかんべーだ」 (黒田さんと遊びに行った先で)
1日中、常に家族に囲まれながら過ごしたタロ。
こんな暮らしぶりの犬がいったいどれほどいるでしょうか?
「最近ぼく、運動不足です。運動をしなくなりました。歩かないですね。歩く目的を失ったんです。タロがいた頃は……タロとなら、どこまでだって行けたのに」
黒田さんの言葉のひとつひとつを、タロに聞かせてあげたい。
でもタロにはちゃんと聞こえている気もします。
黒田さんの声が。
タロ、家族っていいねえ (703号室卒業犬同窓会にて)
生まれ変わっても黒田家に行きな。
黒田さんとならきっと何度でも、幸せになれるよ。
黒田さん、ありがとうございました。
お体を大切にしてください。
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懐かしい写真と優しいお言葉、感謝致します。久々に泣けてきました。チチハハさんはもちろん、多くの方に助けられました。
本当にありがとうございました。
タロパパさん
今まで本当にありがとうございました。タロは幸せだったと思います。これからはどうかご自分を大切にしてくださいね。
ひさびさにお会いできて本当に良かったです。