すもも丸

腰痛に効くというマットをチチがもらってきて、それに寝てみています。

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1枚しかパジャマを持っていないわけじゃないのですが、ついつい着てしまう紺のボーダー。

 

 

 

1週間に2回は洗ってますからね! と言い訳してみる。いや、ほんとうっ!!

 

 

 

「あやしいな」

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「保温時ってあったかいんだよな 炊飯時は熱気が出てやたら熱いけど」

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炊飯器を保温にしているときは必ずそこにいるよね。猫は「快適」を知る賢者です。

 

 

 

昨日私はemi-goの病院にいるさび猫に会いに行ったのです。

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私のツイッター(@703_anny)ではおなじみですよね。

 

 

 

彼女の存在を知ったのは、少し前。別件で病院にいたときにemi-goに紹介されました。

 

 

 

emi-go 「あの~! タナベさーん、このさび猫、かわいくないっすか?」

 

 

私 「え? なに? (譲渡をやれって?)」

 

 

emi-go 「だれかいませんかね?」

 

 

私 「・・・・・・」

 

 

 

聞けば(聞かなきゃいいんだけど)病院の患者さんがTNR対象としてさび猫を連れてきたのですが、手術前に3匹の子猫を出産してしまったとのこと。今後の予定としてはある程度子猫たちを育て上げたあと、母猫は手術して外へリリースするらしい。

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うーん・・・・・・。そっか。まあ一般的にはわからなくもない。

 

 

 

しかし離乳を待ったあとにリリースするとしたら「月単位」じゃないですか。

 

 

通常の(私の考える)TNRは、猫が外での生活に適応しやすくするために、あえて術後数日以内に迅速におこなうもの。1カ月以上も病院で子育てをするこのケースには当てはまりません。

 

 

病院で家猫化がすすんだら、外暮らしが保護前よりいっそう苦しいものになるのではないでしょうか? テリトリーの状況も変わるだろうし、外猫としての「勘」も鈍ってしまいます。

 

 

子猫は保護し、親猫を放すのはそもそも「子猫は里親が決まりやすい」けれど「親猫はむずかしい」とされている節があるからだと思うのです。それは必ずしも不正解ではないですし、(リリースを含めた)TNRの重要性を私は毛頭否定しません。

 

 

けれど、病院内で生まれてきた子猫たちに比べ、母猫が今までに生きる上で味わったであろう苦労を鑑みると、順番からして私は母猫こそが真っ先に幸せになるべきだと思うのです。そして私の考えもまた、まちがいではないと信じています。

 

 

 

休止モードを宣言しながらもなかなか止められないものですね(笑)。

 

 

 

「わたしもいいんですか? わたしにも希望があるのですか?」

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「タナベさん 見て見て~ わたしの子たちが 日に日に大きくなっていますよ」

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「みなさんの思惑どおりにいかなくてごめんなさい こんなにたくさん産んでごめんなさい でも わたしはいい子たちのお母さんになれました 重いおなかを引きずって 命がけでいきんで 1が4になりました わたしは 生き物としての性をまっとうしたこと ぜんぜん後悔していません わたしにできる限りの すべての力をこのお乳にこめ わたしの栄養を 血や肉をも わたしの子たちにわけたいです」

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「わたしの分身みたいでしょ?」

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ふふ。そうだね。ママに似て、芸術的な美しさだね。

 

 

 

さび猫を見たとき、私は「船だ」と思いました。あなたはまるで一艘の船です。

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だからあなたを「すもも」と名づけてくれた人を駅まで送ったあと、あなたの写真を眺めながら私は小さい声であなたを「すもも丸♪」と呼んでみました。

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あなたのたいせつな者たちを降ろしたあと、いよいよあなたが未来に向かう番になります。

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私が責任を持って、あなたを終の棲家へ案内します。

 

 

私もあなたの船「タナベ丸」となって、あなたを未来に運びますね。

 

 

それ位の余力は私にも充分残っています。

 

 

 

立派なお母さん、大らかでやさしいお母さんへ

 

 

 

つづく

 

 

LOVE!

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

にくきゅうのおせわ屋

足立区・荒川区・文京区を中心に活動するペットシッターです。

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なにができたかな

ピチコさんちゅーるが届きました。どうもありがとうございます。ペコリ。

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皆さまこんばんは。先日お話会を2日連続でやらせてもらった私は、肩に入った力がなかなか抜けないのを自覚し、オイルマッサージへ。担当してくれたのは、50代と思われる韓国の女性。

暗がりの中、仰向けになった私の腹部を触って私を若い女性だと勘違いしてくれたのか?

 

 

 

「お子さんはまだだね。お子さんはこれから? お子さんを産んでいない身体ですよね」

 

 

と片言の日本語で聞いてきました。

 

 

私は40代で、人間の子どもはいない、年齢的にも今から子どもを産むのはむずかしいと思う、と答えたところ、腫れ物に触るかのごとく私を気の毒がり、労るようにやさしくマッサージしてくれたのです。その方のあまりにもあたたくぎこちない手に私は胸のうちを明かしたくなり

 

 

「私、不幸じゃないんです。子どもを産まなかったことを不幸だと思っていないんです」

 

 

と笑ったら、その方は安堵の表情を浮かべ「そうですね、そうそう」と頷いてくれました。

 

 

私が本心を伝えたあと、不思議とその方からほんのり流れていた気まずさが消え、また夢心地のひとときに戻ったのです。人の数の分だけ価値観がありますよね。重要なのは私が自分の生き方を嫌いじゃないってことだと思います。

 

 

 

ふふ。私は今夜大好物の台湾タケノコを食べたのです。最高~!

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母にタケノコを注文したら、なぜかテキトーにあしらわれ、3回目の電話にてようやく話がまとまるという。お手数をおかけしてすみませんね。

 

 

風邪の影響か? 食欲がいまいちで、こんなときはいい年して母の料理が食べたくなります。

 

 

 

先日もお弁当をリクエスト。もちろん料金は支払っています。相手はプロですから(笑)。

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そうめんをショウガなどであえたものと、ショウガとトウチ(黒い豆)で炒めた豆腐料理。色が地味ですが私にとってはおいしいです。小さい頃から食べなれているし。

 

 

量が多くて1回では食べきれませんでしたが、翌日残った分を平らげしっかり満腹♪

 

 

 

あ、私の食べる話ばかりでなく、お子たちの話題もお送りしないと!

 

 

 

うちのべべ公は「べべ、ごはんだよ」と声をかけると、遠くで寝ていてもムクッと起き上がり、キッチンへ物色にやってきます。胃がんと闘病中のべべ公は食べられるものも量も減っていますが、元来食いしん坊だったので扱いやすい。そういうところ大好きだよ。

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保護猫サクも食いしん坊ぶりではべべ公に負けていません。

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だけど昨日は朝ごはんを残し、昼すぎに3回も吐いてしまいました。

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サク、だいじょうぶ? 我が家に来てからはじめての食欲不振と嘔吐

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心配だね。

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でも吐いた数時間後には在宅ワークに集中していた私の足元で猫砂を転がす遊びを地味にくり広げていたのでまあ様子見でよさそう^^

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あれから量を減らして与えていますが、ちゃんと消化しているようです。

 

 

 

一過性の「胃のむかつき」だったのかな?

 

 

 

サクなりにだいぶ慣れてきましたよ。逃げグセが改善されています。

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あまぱんやさぶのそばに来るフリして私に近づくことも。メチャクチャかわいいです。

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私は「できたこと」を数えるようにしています。「できなかったこと」は意識的に数えないんです。

 

 

彼らの「なにができない」より「なにができた」に目を向けています。

 

 

完ぺきな子はいないかもしれません。

 

 

しかしだれもみんな不完全で、だからこそ、それぞれに味わい深いんだと思います。

 

 

自分も含め、生きている限り、成長、進化の途中ですね。

 

 

 

LOVE

 

 

 

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さぶ流慢性腎不全との闘い方

猫の死因の第一位「慢性腎不全」。私のまわりでも慢性腎不全で猫を亡くした方は多いです。

 

 

 

うちも約5年前、保護猫まーもを天国へ見送りました。保護した時点で白血病慢性腎不全のステージ4だったまーもですが、4カ月以上もがんばってくれたんですよ。

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屈強で触れなかったまーもに点滴をするのは至難でしたが、徐々に心を開いてくれるようになり、最後は私の家族としてこの世を旅立ちました。いつかまたまーもに会いたいです。

 

 

 

まーもにはあらゆる治療を受けさせました。貧血がはじまったあとは「造血ホルモン注射」をなんと自宅で1日おきに打っていたのです。私が^^;

 

 

ホルモン注射は高価で1本約5,000円。だけど効果覿面だったのをよく覚えています。貧血がみるみる改善され、QOLが上がり、まーもは何度も703号室で奇跡を起こしてくれました。

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右上の「検索バー」で【まーも】と入力すれば関連記事が見られます。造血ホルモンに関する記事をひとつだけ貼りつけておきますね。

 

 

「まーもから“ありがとう”/幸せの703号室」

 

 

 

まーもが逝った1年半後、私はまーもを保護した近所でさぶを保護しました。

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2014年1月18日。この日からさぶは私の家族になってくれたのです。

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冬だったのに、さぶノミだらけでびっくりしたよ。たいへんな暮らしだったもんね。

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さぶは外にいた時点ですでに慢性腎不全のステージ3でした。

 

 

 

かわいくて仕方がなくなったのと、まーもにしてやれなかったことをさぶにさせてもらいたい気持ちがあわさって、私はさぶを703号室のレギュラーメンバーに加えました。さぶは長くて1~2年かな? 不謹慎ですが、そのときはふとそんな風に考えていたのです。

 

 

 

でもさぶは裏切り者です。もちろん、いい意味で!

 

 

 

昨日さぶは大巻先生の病院へ。慢性腎不全と闘うにはモニタリングが非常に重要です。

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東レから出た新薬「ラプロス」をはじめるのか、このままセミントラをつづけるのか先生と相談。

 

 

 

話し合ってもなかなか答えが出ず、血液検査の結果を見て方向性を決めることにしました。

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「おれ これ苦手なんだよな」

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人間みたいな表情のさぶ

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お疲れさま。結果待ち中。クールガイに見えて実はガクガク震えているという(笑)。

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10分後、結果を聞いて飛び跳ねました。

 

 

 

CREA 2月17日 3.1→5月9日 2.9

BUN 2月17日 30→5月9日 27

 

 

体重は100g増!

 

 

やった!!

 

 

再生不可能とされていた腎臓ですが、数値上悪化していないどころかじゃっかん改善すらしているではありませんか。約3年半前の数値と比べても現在の方がいいなんて!

 

 

 

うれしいね。さぶ、ありがとう。

 

 

 

さぶに噛まれたあともだいぶ治りました。歯が刺さって痛かったのですが、もう全然♪

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たまにさぶたちの闘病の方法についてご質問を受けるのですが、私のやり方はちょっと偏っているので、皆さまの主治医と相談するのがいちばんだと思います。

 

 

 

あくまでもさぶの場合ですが、私は食事制限をしていません。

 

 

 

もともとさぶは食が細く、食べものを「腎臓食」に限定すると食べないので栄養不良に陥ります。だから私は、腎臓食ももちろん与えますが、さぶが食べてくれるなら基本的にはなんでもOKとしています。ただ、市販されているものを自ら買う場合には「シニア用」を選んでいます。

 

 

 

どうしても食欲が出ないときはべべのクリニケアをシリンジで飲ませたり、食欲増進剤ペリアクチンを投与しています。さぶにはこの薬が効いています。

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さぶグッズはこんな感じ。水分がだいじなので点滴セット(週4~1回120ml)、毎日必ず欠かさずセミントラ、免疫力の維持のためDフラクションプレミアム、(食べてくれるときは)腎臓食

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腎臓病の子は多尿ゆえトイレの片づけがキツい。うちはさぶ、あまぱん、ナナが腎臓病なのでトイレ用品を驚きのスピードで消費します。でも、先生方いわく、この時期が長ければ長いほどいいそうなので、これからもいっぱいおしっこしてもらえるよう添え木役を果たしたいです。

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余談ですが、水頭症の治療で利尿剤を朝晩飲んでいるほほも多尿気味(汗)。よって家にいると私は1日中トイレ掃除に追われます。

 

 

 

ということで、風邪でギブ寸前ですが、トイレシーツを買う必要に迫られ先ほどスーパーへ

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鼻水が滝のように溢れるのでもったいないのですがパソコンの横はティッシュの山

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見苦しくてすみません。

 

 

 

まあ、鼻が利かないのでマーキング臭に気づかず気分よく過ごせていますけど。

 

 

 

最近チチがマヌカハニーを送ってきました。身体にいいらしいですね。

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これを飲んで早めに寝ます。

 

 

 

さぶの数値を見てすごくホッとしました。2週間後はあまぱんを病院へ連れて行きます。

 

 

 

欲ばりだけど、1分でも長く家族のそばにいたいです。

 

 

 

ああ、まーもに会いたくなっちゃった。

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GOOD NIGHT!

 

 

 

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2 手を知る 手の使いみちを知る

前回のつづきです。

 

 

マイ太郎さんちにいる結ちゃんは猫が大好き。猫に依存しながら生きています。

 

 

結ちゃんを(実葉を希望してくださった)肉球きらりさんに紹介するなら猫のお友だちもお願いしたい。悩んだあげく、私はFさんに連絡を取ってみることにしたのです。

 

 

Fさんは現在2つの多頭飼育崩壊現場からレスキューした多くの猫を自宅で保護しています。

 

 

Fさんがさっそく何匹か写真を送ってくれたのですが、ちゃたろもその中にいたのです。しかし、ちゃたろは肥満細胞腫であることが判明。簡単に決められる問題ではないので、私はいったん話を保留にしました。ただ、いずれにせよちゃたろには手術を受けさせたい。

 

 

でも私の性格ですから、手術だけ、と決めても、その後どうしたってちゃたろが気になります。

 

 

 

そこで肉球きらりさんに事情を話し、ちゃたろの病理検査の結果を待って、もし良性ならちゃたろも候補に入れてもらえないかと打診。私はなんとなく良性だと思っていたのです。

 

 

なぜならFさんいわく、1月の保護時点でちゃたろの皮膚にはオデキがあったそう。4月になっても患部が大きくなっていないのと、猫の肥満細胞腫は(犬に比べ)良性の確率が比較的高いのを知っていたから。けれど万が一もあり得ます。だから慎重にすすめました。

 

 

 

肉球きらりさんは医療関係のお仕事をしているので病気にあかるい方。きっと心配もあったことでしょう。それでも結ちゃんとちゃたろに会いたい、と言ってくださりお茶会が実現!

 

 

 

ちょうど病理の結果が「良性」と出てみんな一安心。お茶会はうちのマンションの会議室で開催。住民は1,000円払えばだれでもレンタル可能。密室なので安全。重宝しています。

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結ちゃんはちょっと緊張モードでしたが、じっとおりこうに過ごしてほんとうにえらかったです。

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肉球きらりさん結嬢をなでなで♪

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マイ太郎さんが作ってくれたおそろいのシュシュでおめかし

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KISS

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ちゃたろも結ちゃんもはじめての場所でよくがんばっているね。すごい!

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マイ太郎さんスイーツごちそうさまでした。

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肉球きらりさんおみやげありがとうございました。

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結ちゃんが限界に達する前に結ちゃんとマイ太郎さんは帰宅。肉球きらりさんと私とちゃたろの3名が集会室に残ってしばしおしゃべり。

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ちゃたろ肉球きらりさんにスリスリ甘えます。

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見ていて切なくなるほどいっしょうけんめいに

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自分を必死にアピールしたんですね。

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「そうりゃそうですよ ぼくが家族を得るチャンスです」

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うん。ちゃたろの熱意はしっかり伝わったと思う。

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人慣れ途中の結ちゃん。推定6~7歳以上の中年猫ちゃたろ。良性とはいえ、再発する可能性をはらむ肥満細胞腫。私は肉球きらりさんに即答を求めるのはやめて、熟考をお願いしました。

 

 

 

ちゃたろを触っている間、肉球きらりさんが心配そうに「あ・・・・・・」と声を出す。

 

 

私 「どうしたんですか?」

 

 

肉球きらりさん 「ここにブツッと(できものが)・・・・・・」

 

 

私 「え?」

 

 

肉球きらりさん 「あっ! 乳首でした。ハハ」

 

 

私 「ハハ」

 

 

なんかこのやり取りだけで胸がいっぱいになりました。

 

 

ちゃたろをまさぐる肉球きらりさんのあたたかい手が、もうすでに「保護者」のような気がして。

 

 

きっと肉球きらりさんは真剣に考えてくれる。前向きに考えてくれる。だけどもうこのとき、すでに私の中で「結果」は重要じゃなくなっていて、うまく言えないのですが、私は肉球きらりさんが結ちゃんとちゃたろのために時間を作り会いに来てくれたことだけで充分だと思えたのです。

 

 

 

後日、肉球きらりさんが結ちゃんとちゃたろを家族として迎えたいと連絡をくれました。

 

 

 

いいお茶会でした。

 

 

 

ちゃたろ、わかる?

 

 

 

「わかりますよ ぼくわかります」

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「クンクン お風呂ギライのハハは 人間臭(獣臭)がほんのりします」

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「胸部が平たいので ハハの鼓動もよく聞こえます」

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「ぼくわかります 人間の手を知って 使いみちを突きつめました」

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「弱い者を抱くのが正しい使いみちですね ハハぼくにそのオチを言わせたいんですよね?」

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そうです。

 

 

ちゃたろあのさあ、ついでにもうひとつ。政略結婚? のような形で申し訳ないんだけど、結ちゃんと仲よくしてよ頼むね。Fさんちゃたろは猫大丈夫だって言ってたんだよ? ちゃたろとさぶがケンカしてから少し不安になってきた。ちゃたろに紳士の振る舞いを切望します。

 

 

 

すべてがうまくいきますように。

 

 

 

結ちゃんとちゃたろも。

 

 

 

ブログを読んでくださる皆さまのお心にある願いごとも。すべてすべて。

 

 

 

LOVE!

 

 

 

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1 ぼくと出会うまで

「みなさん こんにちは ちゃたろです このたびぼくに家族ができました 話せば長りますが お時間のある方は ハハの話を聞いてください」

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まず実葉までさかのぼります。

 

 

 

何度も書いているとおり、卒業猫実葉には数多くのお問い合わせが来ました。

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その中で私の3月22日のブログに登場した方が、保護猫ちゃたろの里親になります。

 

 

 

いちばん早くにお問い合わせをくださったおひとり暮らしの女性・・・・・・私はツイッターで「肉球きらりさん」と勝手に呼んでいます(笑)。由来はお会いしたときに肉球がキラッと光る小物を持っていたのがステキで印象的だったから。

 

 

 

肉球きらりさんはお引っ越しをはさむ関係で、実葉をすぐに引き取ることができませんでした。泣く泣くお断りしたあとも、実葉をずっと気にかけてくださり、実葉のご縁が決まったときはいっしょに喜んでくれました。そしてひと目、卒業前の実葉に会いたい、と。

 

 

 

実葉を預かってくださっていたマイママさんに相談すると、マイママさんは快諾。「実葉ちゃんを思ってくださる方ならぜひ会いましょう」そんな風に仰ってくれました。

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「あら タナベさんたち わたしに会いに来たの?」

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3月末、車がなかった私は電車でマイママさんちへ。最寄り駅で肉球きらりさんと待ち合わせ。

 

 

 

改札口で会った肉球きらりさんはにこにこ顔で私に会釈。その顔を見て私もにこにこ返し♪

 

 

 

実葉~! 肉球きらりさんは実葉へのプレゼントを手に遠路はるばる来てくれたのよ^^

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「スリスリのサービスしなきゃ」

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「わ! おやつだ」

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実葉、お接待ありがとう。

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悶絶の後頭部パチ

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肉球きらりさんとお話をして、私は肉球きらりさんは保護猫と暮らすべき方だと思いました。くわえて、できることなら、今後もずっとご縁を持ちたいと欲が出るという・・・・・・。

 

 

 

そこで、マイ太郎さんの保護猫「結ちゃん」をオススメしてみることに。マイママさんもパソコンを持ち出していっしょうけんめい結ちゃんのよさ、かわいさをアピール。すばらしい営業力です。

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肉球きらりさんはもともと実葉へのお問い合わせの段階で、骨折の件もFIVキャリアも腎臓の問題も成猫であることも気にならないと言っていました。そして、2~3匹と暮らせる物理的なキャパシティのある方です。ならばぜひ結ちゃんと結ちゃんのお友だちになる猫を、とお願いしてみたのです。この時点でその「お友だち」がだれになるのかは決まっていませんでした。私はまだちゃたろの存在すら知らなかったのです。

 

 

 

 

結ちゃんを推した理由はいくつかありますが、実は結ちゃんはうちに来るかもしれない子だったのです。結ちゃんを保護したのはゆきちゃんの里親になってくれたまりおさん。結ちゃんはまりおさんの近所に現れた猫でした。まだ若く、遠目には人慣れしていそうな雰囲気だし、近隣住民が猫嫌いで結ちゃんが生きづらそうだから連れ帰ることに。

 

 

 

しかしキャパオーバーとのことで私が相談を受けていたのです。けれど相談を受けた私もキャパオーバー。だからマイ太郎さんが預かることになったのです。

 

 

 

保護直後の結ちゃん

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はじめまして。結ちゃん、あなた個性的な顔してるわね^^

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1月9日、私が指定した病院へまりおさんが結ちゃんを連れてきました。

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結ちゃんを病院に預けたあと、まりおさんとランチ

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ただだべっているわけではありません。たくさんの保護猫を抱え困っているまりおさんに「譲渡」について真剣に話をしています。まりおさんはメモを取りながら聞いてくれました。

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まりおさんと私が帰ったあと、マイ太郎さんが病院へ不妊手術を終えた結ちゃんを迎えに行き、結ちゃんはマイ太郎さんちにステイする運びとなりました。

 

 

 

繊細でシャイな結ちゃん

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だけど結ちゃんは結ちゃんなりに結ちゃんの速度で環境や人間に慣れようとしています。今もその途中かもしれませんが、マイ太郎さんたちとほんとうに努力しています。愛おしいです。

 

 

 

リビングへ出て、クネクネするようになりました。

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ありったけの勇気を振り絞って結ちゃんはちょっとずつ前に進んでいます。

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結ちゃんを支えるやさしいはっちゃん(マイくんも)

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このはっちゃん役を「ちゃたろ」にお願いしようと私は考えました。そして先日、結ちゃんとちゃたろが「お茶会」を開いたのです。どうでしょうか。皆さまいきさつが見えてきました?

 

 

 

お茶会の様子はまたの機会にUPします。

 

 

 

なのに数日前にうちのさぶとちゃたろが大喧嘩しちゃって(号泣)。仲裁に入った私はさぶに左肩を強烈に噛まれてしまいました。ちゃたろも意外と強いことが判明(汗)。大丈夫かな?

 

 

 

ああ。

 

 

 

肉球きらりさんにはもろもろ報告&提案済みです。

 

 

 

お届けまで時間があるので、この件はまた改めて書きますが、肉球きらりさんは、結ちゃんとちゃたろを家族として迎えたいと言ってくださっています。こうして、不遇だった2匹の猫たちは日の目を見ることができました。水面下で私もそれなりにがんばっていたのです。へへ。

 

 

 

肉球きらりさんが実葉に会いに来た日、プレゼントをいただきました。

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手紙は肉球きらりさんじゃなくて、犬や猫が書いたものだそうです(笑)。

 

 

 

譲渡は人と人の縁でもありますよね。ていねいにていねいにやっていきたいです。

 

 

 

もちろん「人」あっての保護譲渡ですが、私は常に保護猫たちに心を寄せていく所存です。

 

 

 

LOVE!

 

 

 

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