きみがいてこそ

今までにない具合の悪さを感じ、私はさぶを病院へ連れて行きました。

 

 

日曜の午後ということもあり、行きつけの病院がなかなかつかまらない。大巻先生とは連絡が取れなかったので、中島先生に診てもらうことにしたのです。

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病院では抵抗する力も見せていたので、途中で和んだり笑ったりしました。

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しかし検査をすすめていくうちに、さぶの体に起きている異変がとてつもない恐ろしいものであることがぼんやりとわかってきました。

 

 

症状や疑われている病名をここに書くことができません。

 

 

あまりにもショックでどう家に帰ったのかよく覚えていないほどです。

 

 

腎臓にさえ気をつけていれば、腎臓さえたいせつにしていれば……

 

 

そう信じてきたからぜんぜん消化できません。腎臓だけでなく、全身の検査だって折に触れやってきたのです。さぶは推定シニアの域だから。

 

 

なのにどうしてこんな突然の不幸が我が家を襲ってきたのでしょう。

 

 

これからどう生きていったらいいかわからないです。

 

 

べべと別れて日が浅く、べべを失った現実にすら直面しがたい状況なのに、なんでこんなことになったのでしょう。恨めしい気持ちでいっぱいです。

 

 

帰宅後、さぶを寝室に連れていき、寝室でふたり朝まで過ごしました。私は睡眠薬を多めに飲んで早めに寝ました。正直、起きていたくなかったです。

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腎臓の治療をすべてストップ。ごはんは無理のない範囲で少しだけ与えることに。火曜朝東京大学で精密検査を受けさせる予定です。

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いじりまわすのは本望じゃないけど、病名がはっきりしないと闘えない。適切な対処ができず、さぶをもっと苦しめることになってしまいます。

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明日1日だけがんばってね。

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朝の4時55分に目覚めたら、横にさぶがいました。

 

 

 

あたり前だと思っていたことがこんなにありがたいなんて。

 

 

心の整理がつかないけど、私の時間、エネルギー、思考、人脈、お金、持っているものをぜんぶさぶやうちのお子たちの闘病に費やそうと改めて決心しました。そしてさぶに極力負担をかけない方法を絶えず模索します。

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さぶはかわいいとか、好き、の一語では括れない存在です。

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どれだけこの家のために骨を折ってくれたか、どれだけ私を心配してくれたか、さぶはレギュラーメンバーひとりひとりをリスペクトし、うまく立ちまわり、多くの卒業生たちを育ててくれました。さぶの子育てに、強さとやさしさを感じ、私はさぶを見習って保護動物たちに接してきたのです。

 

 

さぶは体調がすぐれない中、ほたるの面倒も率先してみてくれました。

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ほたるがのびのび暮らしているのはさぶのおかげが大きいです。犬たちがほたるに吠えかかると、さぶがほたるをかばうから。

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「さぶ兄だいじょうぶ?」

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ポテチもごめんね。なるべくポテチが淋しくないようにするから。

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さっき、数日ぶりにメールをチェックしていたら、さぶが足元へ来ました。

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「(膝に)乗りたいの?」って聞いたら、私の目を見てお返事するもんだから、こうやってふたりでメールをチェックしたんです。

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なんか疲れちゃった。

 

 

自分なりに一生懸命やっているつもりなのに、うまくいかないね。イヤになる。

 

 

 

「みんな心配させてごめんな」

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「おれ 生きてるから」

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「いつもありがとうな」

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ちょっとさぶのそばにいたいので、もろもろごめんなさい。

 

 

 

ペットシッター「にくきゅうのおせわ屋」をはじめました

お留守番をがんばるかわいい家族が「お帰り!」と目を輝かせて出迎えてくれるよう、安心・安全に最優先で心を込めてお世話します。

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さぶの食欲、ほか

6年前に我が家を巣立ったひらめ改めうに家からプレゼントが届きました。

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鍋セットだ……鍋ばかりなので助かります。ありがとうございました。

 

 

うにの近況写真。食が細い以外はいたって元気です。

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かわいいなあ。愛されているのがよーくわかります。(うにの卒業記事

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食が細いと言えば、最近さぶはほとんど自分からごはんを食べなくなりました。さぶ用のごはんを大量買い。これ高いんですよね。ほたる、なにしてんの?

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ほかにも家にある缶詰やウエットなどの腎臓食に水を加えミキサーでドロドロにし、シリンジ食に作りかえています。時間と手間がかかります。

 

 

しかしそんなことはどうでもいい。

 

 

問題はそんなことじゃないんです。

 

 

はあ……

 

 

まあいいや。気を取り直して!

 

 

昨日703号室にお客さまが来ました。リルが笑顔でお出迎え♪

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「はじめまして~」

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卒業生ちゃた幸と(マイ太郎さん保護の)結ちゃんの里親肉球キラリさん

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プレゼントを持ってほたるとレギュラーメンバーに会いに来てくれたのです。

 

 

べべにも美しいお花をありがとうございました。

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私もちょうど、肉球キラリさんとお話がしたかったのでいい機会でした。ちゃた幸&結ちゃんを譲渡してから、ずっと気がかりだったのです。猫同士の相性が悪く、猫好きだった結ちゃんがちゃた幸を怖がるようになってしまいました。

 

 

何度も電話やラインでやり取り。もともとは私が「相性が合いそう」と踏んで勧めたのです。なのにぜんぜんダメ。このままではらちがあかないので、いっそどちらかを返してもらおうか? など、本当に悩みました。

 

 

肉球キラリさんは試行錯誤を繰り返し私以上に考えたと思います。想像すると余計に申し訳なくて、結ちゃんのことも不憫でした。

 

 

ですが! 【いっしょにごはん大作戦】をつづけた結果……

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なんと近ごろ、結ちゃんが脱皮!

 

 

ビビりを脱ぎ捨てキャラ替えしつつあります。同じ空間にいられるだけでなく、ちゃた幸と鬼ごっこができるまでに進歩。大きな大きな前進です。ちゃた幸も結ちゃんに意地悪しなくなったんですって。ちゃた幸は立派な紳士ですね。

 

 

虐待で5年以上身動きすら取れない狭い檻に閉じ込められ、猫同士のコミュニケーションを学ぶ機会がなかったのよね。どう仲よくすればいいか、わからなかっただけだよね。ちゃた幸がやさしいおっさんであることを私は知っています。

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相性問題をほぼクリアしたふたり。若い結ちゃんの誘いにちゃた幸がついていけず、結ちゃんがひとりで物足りなそうにしているところまで来ました。

 

 

直接お話しできて私も一安心。ありがとう! お疲れさまです。

 

ちゃた幸と結ちゃんの卒業記事はこちら

 

 

肉球キラリさんがいる間じゅう、素で動きまわっていた私

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点滴やさぶへのごはん、みんなへのごはんとおやつでヘロヘロに^^;

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「おかまいできず ごめんなさい」

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「ごめなさい」

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ちびは音の鳴るボールをもらってごきげん♪

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ほたるよかったね!

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人用のおやつや

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フードを39度に保温しておく保温器をいただきました。

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ほたるのちゅーるや(写真に撮り忘れたけど)ナナのドライシャンプーも

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ほたる夢中で食べましたよ。いっぱい遊んでもらって楽しそうでした。

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ほたるの暮らしぶりを見て、肉球キラリさん「かわいそうじゃない」を連発。

 

 

「ほたるちゃんぜんぜんかわいそうな感じじゃない!」

 

 

だそうです。

 

 

はい。むしろやりたい放題で……

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もちろん、ほたるにも得意不得意があるので、健常な猫さんより気をつけなければならない部分はありますが、いたって普通に生きています。シンプルですよ。

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あまりにも散らかっている保護部屋はお通しできなかったので、保護猫ポテチには会ってもらえませんでしたが、ポテチもこの通りのんびり過ごしています。

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「ごめんな せっかく来てくれたのに うちのがおれにつきっきりで」

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そうです。さぶにごはんを食べさせようと必死の私は、肉球キラリさんがいても、シリンジを持ってさぶを追いまわしまくり。余裕がなくて失礼しました。

 

 

さぶは明らかに私を避けるようになってしまったんです。悲しい。

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私から隠れてテーブルの下に避難

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さぶと私はあんなに愛し合っていたのに……

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さぶにプイされるのは身がちぎれるほどショック。べべもナナもリルも強制的にごはんを食べさせたし、あまぱんだって例外ではありません。けれどみんな私を嫌いになったりしませんでした。どうしてさぶだけは……

 

 

苦悩のあまり、悪夢まで見る始末。さぶに相手にされない辛さと、さぶが食べてくれない現実に押しつぶされそうな日々でした。(大げさじゃないもん)

 

 

食欲増加を期待して昨夜からペリアクチンを投与。数粒ですが、自分からカリカリ食べてくれました。食べるさぶの姿は神々しく、私は肩の力がほんのり緩みました。そしてさっき……ひさびさに膝に飛び乗ってくれたのです!!

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ブログを更新しようとしていた私は、書きかけの記事を放り出して、さぶと濃密なひと時を過ごしました。あああああ、神さまがいるならお礼を申し上げます。

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さぶを愛しています。いっしょに生きていきたいです。

 

 

今夜も一口でも食べてくれますように。

 

 

KISS!

 

 

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末娘リルの誕生日パーティ 14歳おめでとう!

ブログを連続投稿中。一つ下の記事の主役は保護猫ほたるですので、よかったらそちらもお読みください。ペコリ。

 

 

703号室の末娘犬リルが14歳になりました❤

 

 

子だくさんで保護動物もいるのでリルの誕生日は手抜きをしてきた気がします。

 

 

うちはべべの誕生日、ナナの誕生日に全員を主役にしてみんなまとめてお祝いをすることが多かったのです。けれど気がつけばリルも14歳。

 

 

決して若いとは言えません。まだリルの体が自由に動くうちに、楽しい思いをひとつでも増やしていきたい! お母さんはプランを練りました。

 

 

 【プレゼント】

 

チチからリルへプレゼントが贈られました♪

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アレルギー対策の良質なドライフード。食の細いリルはうれしくないかも。でも、体に合う食事をして長く生きてほしいのが親心。

 

 

カメラを構えると、どこからかほたる嬢がやってきます。写りたいみたい^^;

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【お出かけ】

 

気分は「旅行」ですが、実際は車で20分程度の公園へ。ごめんね。ナナをお留守番させているから、遠くへは行けないの。家を出る直前までナナも連れて行くか悩みましたが、ナナがいるとナナのペースになってしまうので、ナナが寝ている隙にリルだけこっそりぬけがけ。胸がチクッとしますね。

 

 

まずドッグランへ

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リル、自由に好きなところ行ってごらん!

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ドッグランにはたくさんのお友だちがいました。リルもごあいさつできましたよ。親ばかのお母さんは、リルをすっごくお利口だと思います。

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私のブログを読んでくださっているというシェパードの「花音ちゃん」ファミリーと偶然お会いしました。こんな格好ですが、花音ちゃんとの2ショット!

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花音ちゃんはめちゃくちゃかわいい性格で、ボールを追う姿にべべを思い出しました。ほかにも若い子がたくさんいたので、エネルギーをもらいました。

 

 

花音ちゃんファミリーの皆さま、またお会いしたら遊んでくださいね。

 

 

つづいて広い公園へ移動

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時間をかけ園内をぐるりと一周

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リル、空気がいいね!

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リルとお母さん

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う、ちょっと重い……

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大好きなチチと。チチとリルのデートに私がくっついて来ただけという空気感

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いや本当ですよ。ほとんど私ひとりで歩いていましたから(笑)。

 

 

リルの笑顔が愛おしい。爽やかな秋風が心地いいお散歩でした。

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【買い出し】

 

リルを703号室に送り届けたあと、その足でいちばん近いデパ地下へ。この日は総菜でいいとチチに言われていたので楽できます。好きなものをランダムに選んだあと、ケーキ屋さんをまわってお母さんの食べたいケーキをチョイス!

 

 

気になったのはこちら

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実際買ったのはこれ。プレートにリルへのラブレターを添えて

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【パーティ】

 

ピンクの首飾りをつけたお姫さま。いつに増して美しいです。

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今夜はリルがメイン。だけど全員で楽しみます。

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点滴組は点滴をお休みしてリラックスモードで参加

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ほたるも加わってにぎやかだね

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ほほ、なにが食べたい?

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かつおバーにするか?

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じゃーん! お惣菜を並べただけという……鍋から解放されてウキウキします。

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保護猫ポテチには新鮮ないわしのお刺身をふんだんにふるまいました。

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夢中で食べています。

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ポテチうまいかい?

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あっという間に平らげてしまいました。空のお皿を舐め舐め

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リルごはん

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むね肉のスライスを湯がいてニンジンを❤型にチョキチョキ。まるいボールはドライフードをコーヒーミルにかけ、ヨーグルト、犬用牛乳と混ぜて練ったもの。

 

 

ニンジンも残さず食べてくれました。えらい子です。

 

 

ケーキのクリームとタルトはリルとナナにも少しおすそ分け

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ピンクのおリボンでおしゃれして

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リル、愛しているよ。後まわしにしてきてごめんね。

 

 

14歳のお誕生日会、どうだった?

 

 

毎日100%はむずかしいけれど、メリハリをつけながら共存していこうね。

 

 

そばにいてくれてありがとう。

 

 

 

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私を照らす太陽 3 さようならの準備

家族募集中の保護猫ほたるは相変わらずお声がかかりませんが、本日のほたるネタはツイッターのみにし、ブログには16歳半で旅立ったべべについて書かせてください。

 

 

だいぶ時間が経ってしまいました。

 

 

興味のない方もいらっしゃると思うのですが、べべはこの家の中心だったので、どうしても最後の雄姿をここに残しておきたいのです。ごめんなさい。

 

 

「私を照らす太陽 1 最後のまんま/幸せの703号室」

 

「私を照らす太陽 2 クッションに転がる/幸せの703号室」

 

 

ご迷惑でなければ、順を追ってお読みくださいね。

 

 

前回書いたのですが、べべの終焉を予感した私は、休診日でお休み中だった中島先生に往診を頼みました。今淡々と書いていますが、このときの自分の気持ちを振り返るのが正直恐ろしいです。

 

 

最愛の我が子を看取るのは、ある意味地獄なんだと思います。

 

 

 

2017.7.19(12:46)往診開始

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中島先生をお呼びしたいちばんの目的は、ベベのおしっこが出ていないことへの懸念。先生がべべの膀胱を軽く圧迫したところ、おしっこが大量に出た!

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それだけで私は天へ舞い上がるほど気分が高揚し、万物への感謝の気持ちすらおぼえたほどです。先生ありがとう。ありがとう。べべ、おしっこした。

 

 

あとで知った話ですが、ベベの往診に来る直前に中島先生の愛犬ももちゃんが天国へ旅立ったのです。ももちゃんは前の飼い主さんが亡くなったあと、emi-goと中島先生夫妻が引き取り、病院の看板犬として育てていた大きな犬。

 

 

具合が悪そうなももちゃんが所在なく起き上がったり寝たりする姿が不憫で、私は病院の床でももちゃんを抱っこしてふたりで寝たこともあります。

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怪しくてすみません。けれどももちゃんが私の腕で安らかな寝息を立ててくれたのが私は忘れられないです。がんばり屋さんでかわいいんですよ。

 

 

ももちゃん逝ったか、逝ったか。

 

 

合掌。お疲れさま。えらかったね。

 

 

 

べべ公の体温は37度。自然と徐々に低くなっています。

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べべ公の賢い細胞さんたちが残されたエネルギーをどこに使うかを計算し、エネルギーの放出先を割り振っている状況。

 

 

自力で飲み食いできないべべ公に1本だけ補液をしてもらいました。

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先生が来たとき、べべの口の中にはシリンジで与えたごはんがじゃっかん残っていました。飲み込めていないのです。先生いわく、もう無理して食べさせないほうがいいとのこと。水は飲めそうなら数滴垂らして水分補給をさせることに。

 

 

「今のベベの状態」

 

 

「してはならないこと」

 

 

を私は先生に伺いました。

 

 

いくら弱っているのが目に見えていても、私にとってみれば闘病の延長です。

 

 

つい、なんでもしたくなる。あれこれ与えたくなる。構いたくなる。

 

 

しかし一方では、すでにその段階ではないと十分にわかっていました。

 

 

【先生の話】

 

①べべは長い闘病ですでにエネルギーのほとんどを使い果たしている。べべタイプの子はのたうち回ってもがき苦しむ余力すらなく、意識が薄らいで比較的穏やかな最期を迎える可能性が高い

 

②触診した結果うんちが腸に残っていないのでおそらく排便しない

 

③呼吸がとても安定していてべべなりに高いQOLを維持できている

 

④べべと同じ状態でも長くて1週間粘れる子もいる

 

⑤無理して食べさせない。飲ませない

 

⑥べべは私や家族の存在を認識しているゆえ、なるべくそばにいることで安心感を与えられる

 

⑦亡くなる前は「死ぬ直前の独特な呼吸」に入る

 

⑧息を引き取る瞬間まで私やチチの呼びかけが聞こえていると考えられる

 

 

先生の話を聞いた私はするべきこととやめるべきことを頭の中で再度整理。往診をお願いしてよかった。ますますべべを大切にしようと心に誓ったのです。

 

 

先生はべべの生命力と9年半の闘病の内容に本気で驚いていました。

 

 

「ちょ……ちょっと信じられないことです」

 

 

そんな風に言っていただきました。

 

 

べべの担当医は大巻先生なので、中島先生は今回はじめてべべを診たのですが、実は若かりし頃の中島先生は、病院一棟を借り行った9年半前のベベの大手術をガラス張りの手術室の外で立ちながら見学していたひとりだったのです。

 

 

中島先生は長年あのときの胃がんのジャックラッセルテリアがべべだと気づいておらず、自分が手術を見学したジャックラッセルテリアがべべで、べべが私の子だとemi-goに聞いて仰天したらしい。

 

 

まさかまさか生きているとは……!!

 

 

先生はべべの大手術の一部始終を目撃しているので、手術法などをスラスラ私に話しました。そうそう、そうやって助かったのです。私たちは答え合わせをするように、ベベの過去を思い出し、目の前のべべへの最善を模索しました。

 

 

麻布大学信田教授によるべべの大手術の記事はこちらをご覧ください。

 

「神の手/幸せの703号室」

 

 

 

中島先生を見送ったあと、私はべべの横に滑りこみました。

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おしっこ出てスッキリだね^^

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べべ、聞いた? 中島先生べべの生命力の強さにびっくりしてたよ。

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お母さん無性に鼻が高かった。べべを誇らしく思った。

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お母さんはべべが好き。宇宙一べべが好き。自分よりも誰よりもべべが好き

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笑顔がいいね。体温が下がったからお母さんがべべをあっためますよ!

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不思議なことに、べべはぜんぜん辛そうな顔をしませんでした。骸骨みたいに痩せてはいるものの、この上ないほど穏やかな表情を浮かべていたのです。

 

 

はっきり感じたことですが、べべは死を恐れていませんでした。

 

 

気丈にすべてを正面から受け止めていたのです。

 

 

べべの寿命と私の寿命が同じではない以上、これを目標に、私はやってきたのです。

 

 

だけどなんでこんなに苦しんだろう。

 

 

いっしょにいれて幸せなのに、さようならが迫ってきて胸が張り裂けそうです。

 

 

 

甘えん坊のべべ

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出しゃばりのべべ

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好奇心旺盛のべべ

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ボールに夢中のべべ

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カメラ目線をキメるべべ

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毎日会いたくてたまらない。

 

 

 

 

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おれら まだまだ生きるからな

うっ。豆さまよりおいしそうなお米が届きました。チチが大喜びです。

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どうもありがとうございました。いつもなにかとすみません。

 

 

さて、ブログを書いたら私はソファカバーを買いに行くのです。まだ使用1年半ちょいの新しいソファーですが、すでにマーキング跡が無数……やだよもう。

 

 

カバーだけ取りかえられるタイプにしてほんとうによかった。

 

 

次はどんな色にしよう。ほたるがなじむ色がいいかね?

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「わたしは黒いので 写真映えするよう 黒以外でおねがいします」

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はいよ。黒は毛が目立つしほかの色がいいよね。

 

 

ほたるは元気に走りまわっています。エネルギーの塊です。

 

 

こんな肌寒い日、保護されずもし外にいたままだったらと思うだけで胸が痛い。

 

 

うちに来てくれてありがとう。

 

 

ほたるは来週から家族募集をスタートします。ポテチは遅くても11月の第一週から開始します。私の要領が悪くなかなか募集サイトに掲載できていませんが、ほたるもポテチもご縁を求めていますので気になる方は早めにお知らせください。

 

 

お子たちのお世話の合間に余力でがんばります!

 

 

あ、そうそう!

 

 

以前宣伝した黒猫姉妹のゆりかちゃんのトライアルが流れてしまったようです。

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理由は先方のアレルギーとのこと。ゆりかちゃんは再募集しているので興味のある方はこちらをクリックしてご覧くださいね。

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次はうちのお子たちの話題を♪

 

 

慢性腎不全のナナはカラーなしで点滴をさせてくれるようになりました。

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前は激しく嚙みついてきたから、楽になったと喜んでいいのかな?

 

 

しかし「おりこうになった」「点滴に慣れた」のではなく、私に抵抗する力が前より弱まっただけに見えるのです。一生懸命食べているのに痩せていくし……

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同じポーズをしている保護猫ポテチはまんまるなのに……

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お子たちを死神に連れていかれたくない。チチと私は必死です。

 

 

どうかナナの16歳の誕生日を家族で祝えますように。

 

 

「心配しなくても おれら まだまだ生きるからな」

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うん。そうだそうだ! いいね!

 

 

昨日はあまぱんとさぶを東京大学病院の治験に連れて行きました。

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ナナはすでに治験中なので、今回は慢性腎不全の猫組を。あまぱんとさぶも4か月間、モニターリングをしながら新薬を投与していきます。この治験は今のところ犬より猫のほうが成果を出しているので期待しています。

 

 

菅原先生の細かなチェック

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真剣です。

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あまぱん白髪増えたな。でも体重も200g増えたもんね^^

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「おれこの病院来たことないよな?」

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さぶはね。

 

 

あまぱんは昔CT検査で東大にお世話になったことがあるんだよ。

 

 

無麻酔でCTを受けることができてかなり驚いたのです。すごくないですか?

 

 

あまぱんの東京大学通院記事はこちら↓ 値段も載せています。

 

 

「あなたとつき合う/幸せの703号室」

 

 

※ つづきはここをお読みください。

 

 

うちで東大にお世話になったのは、天国のべべ公、ナナ、ほほ、あまぱん、さぶの5頭。東大に通うようになって大学病院へのイメージが一変しました。半日がかりの通院はいろんな意味で力を消耗しますが、なんというか逆にエネルギーを補充できたりもするのです。私にとってはね。

 

 

絶えず病魔と対峙し、獣医学の伝統や歴史を背負い、日本の最先端を行く専門家たちと気さくに病気についての相談ができるのもうれしい。

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担当医前田先生

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治験担当米澤准教授

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さぶは怒って暴れたらしいです(笑)。

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あまぱんは肺の結節も検査してもらいました。少し大きくなってるけれど、基本的には以前と変わらないのでひきつづき様子をみます。

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うちで医療費がダントツにかかったのは9年半の闘病と大手術、手術を繰り返したべべですが、猫たちの中では実はあまぱんにもっともお金がかかっています。長く慢性腎不全と闘っているさぶや重度の水頭症のほほよりです。

 

 

意外でしょ?

 

 

あまぱんは慢性腎不全のほかに慢性風邪と肺の結節(風邪が起因)を患っていますが、風邪に関する治療や検査が思いのほか高い。

 

 

そしてほほとさぶはじわじわボディブロータイプ。

 

 

今更ですが、保険入っておけばよかったなあと。

 

 

腎臓のエコー検査の結果の比較(左さぶ、真ん中正常な猫さん、右あまぱん)

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腎臓の形→さぶのほうがあまぱんよりいい

腎臓の血流→さぶのほうがあまぱんより悪い

血液検査の数値→さぶのほうがあまぱんより悪い

 

 

大雑把に見れば同程度の慢性腎不全ですが、それぞれちがうようです。

 

 

特にさぶは3年半前の保護当初からずっと慢性腎不全なので新薬に望みをかけ腎機能の安定をめざしていきます。慢性腎不全では死なせません!

 

 

あまぱんとさぶを待つ間、お弁当を食べたり……

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散策したり……

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天気が悪いので車内でお昼寝なんかも。

 

 

待ち時間は半端じゃないけど、ひとりが苦じゃない私には有意義な時間です。

 

 

我が家のお坊ちゃまたち、帰りますよ。

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朝9時前に家を出て、帰宅は夕方4時過ぎ。お疲れさまでした。

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治験に関してですが、先生たちも早く世に出そうと努力をしています。慢性腎不全の猫さんは数が多いので、詳しいことを書ける段階になったらガンガン載せますね。セミントラやラプロスも非常にいい薬です。うちはさぶとあまぱんがセミントラを飲んでいます。ラプロスは姑のタマちゃんが飲んでいます。

 

 

ではでは、次回はほたるの姉妹樹々改め麦(むぎ)の卒業記事をお送りします。

 

 

Smile!

 

 

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